Crypt

はじめに

 伏魔殿へようこそお越し下さいました。ここにはラストバイブルI/IIと、ゴッドメディスンのMIDIデータを安置しております。ラストバイブルI/II/IIIのMIDIを載せてしまった今ではほとんどゴッドメディスンのデータはオマケ状態です。これを省いて完全に100%ラストバイブルコンテンツにしても良いのですが、せっかく耳コピしたものですし、これまでにも検索して訪れて下さった方がそれなりにいらしたので、残しておこうと思います。

...ただそれだけのコンテンツなのですが、敢えて別にまとめて置いておきたくて、この伏魔殿を設置することにしました。
 総合コンテンツである「SEVENTH†HEAVEN」との対比の雰囲気/デザインにしようと思っていたので、赤色を基調としたゴシック風にしようとは思っていましたが、まさかここまで邪悪な感じになってしまうとは..思っていませんでした。

 ちなみに、背景の3DCGは、ゴシック建築を参考にして作ったものです。ペンタグラムをはめ込んだクリアストリーと竜頭のフライングバットレス....天井がないからフライングバットレスは必要ないのですが。テキスト周りの悪魔のかぎ爪の様な刺々しいフレームやペンタグラムやペンタクルを多用してしまって、ちょっとくどい感じになってしまった様な気もしますが.....。

 実を言うと、こういう雰囲気はオンラインゲームでアクションRPGの「ディアブロ」から影響を受けてます。あれはゴシックっぽくてラストバイブルと同じくらい好きなゲームです。そのディアブロIIのACT4の景観を少し真似て作ってみました。

 ラストバイブルなどの雰囲気とは全く異なるものになってしまいましたが、どうかお許しください。 ....とはいえ、ラストバイブル1のパッケージの背景には、大きな高窓(クリアストリー)やフライングバットレスといったゴシック建築の特徴とも言える大聖堂のようなもの(ガウディのサグラダ・ファミリア大聖堂みたい。あれはスペインにおけるゴシックリヴァイヴァルの建築の1つ)が描き込まれているので、あながち外れでもないかもしれません。

コンテンツの説明

CRYPT

このサイトについてのご案内。また、ラストバイブル、ゴッドメディスンの内容や曲について、個人的な主観で感想、考察を載せています。

LastBible @ CATACOMBS

1992年にアトラスから発売されたゲームボーイ用ソフト「女神転生外伝ラストバイブル」のほぼ全ての曲のMIDIデータを載せています。掲載している中では、原曲がゲームボーイ用ソフトである事(同時発音数3音+1ノイズ)と、これを耳コピした頃はだいぶ耳コピに慣れてきたこともあって、かなり完コピに近い形になったと思います。

LastBible2 @ CATACOMBS

1993年にアトラスから発売されたゲームボーイ用ソフト「女神転生外伝ラストバイブル2」のほぼ全ての曲のMIDIデータを載せています。こちらは原曲に沿ったデータと、それを少しだけアレンジしたものと2種類各曲にそれぞれ載せています。エンディング(曲の終わりの部分)を少し変えたり、音色を変えただけなのに、あんなに良くなるなんて! ......やっぱり名曲です。 ちなみに、そのデータをMP3にしたのもその凄さを知ってもらいたかったため....だったりします。

LastBible3 @ CATACOMBS

1995年にアトラスから発売されたスーパーファミコン用ソフト「ラストバイブル3」のいくつかの曲のMIDIデータを載せています。ゲーム未プレイですが聴く機会がありましたのでMIDIデータにしました。曲数がそれまでと比べると非常に多いので全てをデータにすることはできませんので、(あくまで個人的に)気に入った曲のみをMIDIデータにしています。(それ以外の曲が良くなかったというわけではありません。はっきり言って捨て曲無しの傑作です!)また、音色もGM音源ではとても再現不可能なものも多数あります。曲自体が気に入っていても再現する事が難しいものについても(データにしたものもありますが)見送らせてもらいました。なので多少偏りがある点についてはご了承ください。
 なお、音数も多い上、全体的に聴き取りにくいサウンドになっていたので、耳コピに関してはちょっと自信がありません。それでもかなりの部分は音採り出来たとは思っています。また、音色を似せるために多少トラックを重ねたりしたものもあります。

GodMedicine @ CATACOMBS

1993年にコナミから発売されたゲームボーイ用ソフト「ゴッドメディスン 〜ファンタジー世界の誕生〜」の曲を、半分程載せています。初めて耳コピしたものなので音取りがかなり怪しいです。すみません。 これを載せようかどうか迷ったのですが、せっかく作ったので一応載せていますが、ラストバイブル3のMIDIを載せることになったら消すかも。(なんて言ったら怒られる?)

MAUSOLEUM

 それぞれの作品に関連したサイト、また女神転生には欠かせない悪魔辞典的なサイトを紹介しているリンク集です。ラストバイブルの海外向けの「レベレーション/DemonSlayer」(パッケージとタイトルが違うだけで同内容らしい)をググった時のついでで他も検索したものなので、海外サイトが多いです。しかもあんまり大した内容でもない所にも貼ったので.....内容は薄いかも。すみません。でもこれだけ海外のLBファンサイトをまとめてリンクしているのは当サイトだけでしょう。

 悪魔辞典も海外サイトには素晴らしいものがいくつもあります。紹介しているサイトの多くは、悪魔辞典のオーソリティである、コラン・ド・プランシー「地獄の辞典」に沿った記述を載せているものが多いです。それぞれの悪魔や、その悪魔の魔法陣など、イラストも豊富なサイトもあります。

 また、ラストバイブル関連サイトではもちろん国内サイトが充実していますが、海外に1つだけ、引けを取らない程充実したサイトがあります。中身はDemonSlayerですが事実上ラストバイブル1ですから、内容もグラフィック(パッケージは除く)、音楽も同じです。そのサイトは素晴らしく、取説の画像、攻略、イラスト、マップ画像、そして原曲MP3も数曲あるという......至れり尽くせりのサイトです。

 それと、ついでに述べておきたいのですが、海外サイトを一通り巡って感じた事は、LBの評価は決して悪くないという事です。どちらかというと良い評価の方が多かった気がします。アトラスUSAには掲示板が設置されているのですが、そこにはLBのスレもありました。英語が堪能な方、どうぞ工作員として乗り込んで盛り上げてみてはいかがでしょうか。日本のアトラスがダメでもUSAで.......!!!

閲覧について

 WindowsXP、MacOS X、のそれぞれのOSで動作確認をこちらで行った結果、最新バージョンのメジャーなWWWブラウザについては、どれも閲覧は可能です。(こちらのWebデザインの問題なのですが)ブラウザによっては動作が遅くなるものがありましたので、それを踏まえて推奨したいブラウザを表記しておきます。

 Windowsでは、標準で入っている、Internet Exploler6.0での閲覧が一番快適と思われます。一番動作が早く、快適に閲覧出来ます。こちらで確認した環境は、WindowsXP+IE6.0なので、他のバージョンによってはうまく動作しない可能性もあります。出来る限り最新のものをお使いください。
 Mozzila系のNetscape7.1Firefoxでの動作を確認した所、スクロールの速度/描写が遅くなる様です。お使いのパソコンのCPUによっても違いがあるかもしれませんが、こちらの動作確認ではIEよりも遅くなる状態でした。
 Operaに関しては、一部のJavaScriptによる動作が非常に遅くなるため、Opera用にコンテンツを用意しています。本来の意図したデザインとは異なりますが、快適に閲覧できると思われます。

 Macintoshでは、こちらもOS Xに標準で入っている、Safari が一番快適に閲覧出来ます。ナビゲーション(テレポートコントローラー)のメニューボタン(ハンマー)がロールオーバーしない点以外は問題なく動作します。
 Mozzila系ブラウザでも動作しますが、お使いのMacにより、動作が遅くなる可能性があります。OperaもWindows版のOpera同様に別にコンテンツを設けていますので、そちらでは快適に閲覧出来ると思います。

リンクについて

当サイトはリンクフリーです。
バナーをお使いになられる場合にはこちらをどうぞ。
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このバナー画像に限り、直リンクを認めます。もちろんダウンロードしてお持ち下さっても構いません。

HTMLファイルへリンクする事は構いませんが、その他の画像、MIDI、MP3データに直接リンクを貼る様なことはご遠慮願います。

 

女神転生外伝ラストバイブル

 ラストバイブル(以下LB1と略)は魔獣がアイテムを所持、装備できない点や、なんとなくLB2と比べるとスケールが小さいと言うか、ストーリーが短く感じたりしたので、最初プレイした時はLB2と比べると印象が薄かったりしましたが、曲をコピーするため改めてプレイしたのですが、ガイアマイスターのバアル、メフィスト、ベリアル達が出てきたりして、悪魔っぽいイメージがLB2より強く感じました。ボスはルシフェルで個人的にツボです。曲も大好きだし、戦闘前のセリフとか何故か好きだったりします。(魔獣達のために体張ってエル達と戦うんだもん)でもって、タフでめちゃめちゃ強いところがルシフェルっぽくて.......いいです!

 全体の曲調として、LB2より凝ってる印象を受けました。3/4拍子、変拍子、モードなどなどによって独特の世界観を出している気がします。特にミクソリディアンのモードが多いのですが、他のモードのドリアンやフリジアン等も使われており、メジャー/マイナースケールで作られる曲調とは明らかに異なるモーダルメロディが、LB1,LB2の音楽の特徴だと言えます。特に多用されたLB1の雰囲気は、それの影響もあって、どことなく神話的で牧歌的、独特の古風さがある様に思えます。

 大きく3つのスタイルがあって、マイナーキーでの悲愴感のあるキャッチーなメロディ主体の曲、メジャーキーまたはミクソリディアンでの牧歌的な雰囲気の曲、クラシカルなハーモニックマイナー、もしくはそれを5度から並べたH-P5↓(ハーモニックマイナー5thビロウ)(=Phrygian Natural3)を使った怪しげな曲調......LB1のオープニング曲はこれら全てを含んだ構成で......まさしくオープニングにふさわしい曲だと思います。

女神転生外伝ラストバイブル2

 LB1よりもこちらのLB2の方を先に知りプレイしました。オープニング画面&曲で、「これいいかも!」とビビッときて、ストーリーが進むに連れて嵌まっていき、クリア時は本当に満足感で一杯だったのを憶えています。クリア後も飽きずに何度もやり込みました。.....もう10年近く前の話ですけど。w その時、妙に印象深かったのが魔界の曲。(....まああそこで経験値稼ぎを長くやってたから耳にこびり付いたっていうのもあるけど。w) でも一通りやり込んだ後はずっとプレイする事もなかったのですが、その魔界の曲だけはよく憶えていて、同時にLB2の曲全体も良かったことを漠然とですがずっと憶えていました。

 ふとネットでLBのMIDIを探そうと思って検索したら全然見つからなくて、MIDIどころかLBを扱ったサイトすらなくてかなりショックを受けました。音楽も内容も素晴らしかったと思っていたし、外伝とはいえ女神転生の肩書きを持つ作品だっただけにメジャーな存在だと思っていたのに......。なんだか女神転生のファンからは全く相手にされなかった様で、さらにショック。本家の女神転生シリーズはプレイした事も無いしよく知らないのですが、少し調べてみた感じでは、自分にはLBの方が良さそうに思えただけに、なんだか悔しくて。せっかくMIDIを扱えるのだし、他に誰も作っている人がいなかったので、それなら自分でMIDIにしようと思い立ったのが始まりです。

 コピーするために改めてプレイしたら、なんか思わず泣けそうになりました。けっこうキャラは死んでいくし.....。特にブランティカに行ったのに、望みを叶えられなかったエサウには、ウルッと。 それに全体的に悲しい雰囲気が漂っている様な気がして、明るい展開もなぜか悲しげに感じました。その分、方舟の曲があまりにも明るいのでそういうメリハリのある展開にもやられました。...でも、あの後の展開がもう少し長ければなお良かったかなあと思います。最後のダンジョンの魔界があれだけなのが、別世界でさらに物語が広がれば...........よかったけど..........でも満足。

 魔獣のグラフィックスもコンパクトに特徴を良く捕らえ上手く描かれている感じでかなり好きです。ラオウとかサキュバス、ナラシンハとか....。 あ、でもLB1のシヴァのグラフィックはすごくカッコ良かったです。ルシフェルよりもこっちのほうが邪悪でボスっぽいような....。LB1,LB2ともルシフェルには6枚の羽が描かれていますし、使う魔法も冷気系のブフ系だったことを踏まえると、やっぱり神話や悪魔辞典の設定を参考にしているのでしょうか。その点、(LB1の)バアル(バール)は、下半身が蜘蛛でないし、ネコやヒキガエルの頭がなかったのでちょっと残念でしたが。(バール好きなんです....。)

 音楽に関しては、LB1よりもモードの曲が減って、なおかつシーンごとにうまくマッチした曲調の曲が多く素晴らしいです。LB1もとても好きだし良く練られた曲ばかりだと思います。ただ、LB2の方がよりポップでキャッチーなメロディ、曲に仕上がっているところが、本当に良く出来ていると思います。そういえばモードもミクソよりもドリアンによる曲が増えているのもLB1とは違う点かもしれません。

最近のゲームは知らないしプレイもしないので、もしかしたらLBはそれらと比べると大した事ない作品なのかもしれませんが、グラフィックスや内容、音楽など多くの要素が、自分には本当にぴったりで大好きです。

ラストバイブル3

.......実は未プレイです。でも音源を聴く機会がありましたので、MIDIデータにしてみました。なので、ゲーム内容についてはコメントできません。
 音楽についてですが、まずハードがSFCになって音色、音数が豊富になったことが素晴らしいです。SFCの音源はサンプリング音源のようですので、かなりサンプリングされた音色が使われていそうです。特に、ちょうど90年代半ばという時代背景もあってか、UKテクノ辺りから流行り始めた、アナログシンセ、とりわけリズム音源では定番の、ローランドTR-909/808系のキックなどが豊富に使われている様です。
 またあらかじめ2音以上の音を鳴らした状態でサンプリングしてそれを1音とすることにより音数を増やしている様な気がします。というのも、耳コピしてみて聴いた限りでは同時発音数が8を超えていると思われる箇所がいくつかあったり、P1+P5の2音、3度を省いた「パワーコード」を重ねる事により、4和音であるM7や-7を左右にパンを振っているアレンジ等が見受けられたからです。
 それと、これは聴いた音源にたまたま何かエフェクトが掛けられていたのかもしれませんが、音にコーラスが掛かっている様な、厚みがあり音に広がりのある音色が非常に多かったです。.....このおかげで音同時が混じり合って耳コピしにくかったのですけれど。 ともかく当時のゲームサウンドとしても、今になって聴いても、素晴らしいサウンドに仕上がっていると思います。

 曲については.....それまでのLB1/2と比べて大きく異なる点が、モードの曲が圧倒的に少ないという事です。意図的なのでは....と思える程(それまでのLBの曲と比べると)少ない気がします。だからといって曲のクオリティが低くなったというわけではなく、むしろ今までのGBの3音+1ノイズの環境では実現出来なかった構成の曲が非常に多く、本当に素晴らしいと思います。テクノっぽいリズムトラックで構成されているものや、メジャーキーの曲だと穏やかな曲調が印象的でした。.......それまでのLBシリーズと同じ作曲者らしいのですが、ちょっと信じられない程、スタイルが異なっている点が気になります。ただ、メロディがよりポップでキャッチーになった点は、それまでのLBの流れから判断すると自然な流れの様な気もします。

 正直な感想として、ゲームの曲のままにしておくのが勿体無いと思います。「普通に」曲として聴けるクオリティですし、実際未プレイにも関わらず気に入って耳コピしたくらいですから。 現在は中古でしか手に入らないことは非常に残念に思います。また、LBの作曲者はこのLBシリーズだけしか関わっていない様なのですが、これだけ良い音楽が作れるのなら今も音楽を作り続けていると思うのです。しかし、さっぱり情報が手に入らず分かりません。 何かしらの形でお目にかかれればと願っています。

ゴッドメディスン

  ゴッドメディスンってマイナーらしいですけどけっこう中身は良かったと思います。RPGの世界が現実の世界と繋がってしまった設定で、こちらと向こうの世界を行ったり来たりするストーリーが面白く好きでした。ただ、ゲームという面では、けっこうありきたりな感じで、特筆すべき点は見当たらないのですが、その分難易度は低く誰でも楽しめる様な内容だと思います。というか完全に小学生向けって感じ。

 音楽に関して言うと、.....先入観のせいかもしれませんが、コナミらしいなあと感じました。そつなくうまくまとめられている感じで曲調もポップ。エンディングのスタッフロールに流れる曲も、メドレー形式で最後は怒濤の転調の嵐。「こくぶちょう」や「地下宮殿」に流れる曲などがそうなのですが、リディアン的というか、IV△から始まる曲が印象的でした。また、絶えずBGMが流れているというわけでもなく、効果音的な手法で曲になっているものもあって、そういう箇所も「らしさ」を感じました。

 
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