Diary of a madman

癲狂院に置かれた或る一冊のノートブック
狂気の記憶が焼き付いた、深淵なる倒錯の記録の数々。
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2002年09月03日(火曜日)

それで、もう1つシスプリで思ったことですが、シスプリには12人の妹キャラが登場しますが、この妹達、それぞれ個性が強く表れていますよね? で、その妹達の服装。制服、着物、ドレス、ゴスロリ、などなど、それぞれ着る服装が異なっているわけですよね..........。これら全て描いたっていうのはすごいなあって思ったんです。いろいろ資料を見たりしながら描いていったのかもしれませんが、それでもこの服装のバリエーション。自分は絵描きでもないし、ファッションなんかも疎いのでそう思うのかもしれませんが........。

 制服とか着物だったら、資料もたくさんありそうだけど、他のクラシックなドレスとかは、どうなの....? 今は着ない服装でしょう? やっぱりいろいろ描いてきた経験の賜物、なんでしょうか。それでも、いろいろな服装の資料とか持っているのかなあ。 千影のゴシックな服装は、意外に探すの大変そうだけど.....。シスプリって始ったのって99年頃からでしたっけ? そのころはまだゴスロリも流行っていなかっただろうし......。

ともかく、いろいろ指定されたのかもしれませんが、描いたのは天広さん本人でしょうし........やっぱり凄いなあって。

 あと、小物なんかもよく描けてると思います。背景もきちんと描かれていたりして、感心するばかりです。つまりそういうものもいろいろ見たり知っているワケですよね。動物とかもキッチリ描かれているし。 話はそれますが、以前、江川達也さんでも同じ様に思ったことがありましたが、それ以上かも.......。江川さんは、アシに建物とか景色などの写真を撮らせに行かせて、その写真を資料に描いていた様ですが、あれももちろんすごかった。ベタ塗り部分がほとんどないし、透明感のある仕上がりで、手間暇かかっているんだろうなあ。(ってアシスタントの仕事、なのかな?)

 あとは、別のところでもちょこっと触れていますが、青山剛昌さん。マンガも描いて、トリック/推理も考える、っていうのが、凄いなあって。

この人達の脳はどうなっているんだ〜。フルスロットルで回転してそうだよね。


 またまた話はそれるんですが、マンガって、基本的に話のストーリーも絵自体も一人で描く場合が大半ですよね。でも音楽の場合ってなると、作詞作曲する人って、漫画家のそれとくらべると少ないかなって思うんです。それに音楽にはアレンジャーもいたりして.......もちろんプレイヤーもいるわけで。
 音楽は分業制の様な気がしますが、絵とかは、基本的に仕上がりまで本人ひとりでしょう? (詳しく知らないので間違っているかもしれませんが)、すごいなあって。(連発してるな....。) まあマンガと音楽を比較なんてできませんから、どっちがすごいとかそういうことではないんですが、自分は作曲だけでもヒィヒィ言ってるので.......。w

 それで、やはり、幅広い知識や情報を持っているんだなあ....と思うわけです。結局いろいろ知らないとモノは作れない、と思うんです。もちろん経験や努力が大切なのはもちろんのことですが。絵は描けないから(昔は落書きばっかしてたけど)、より感動しちゃうんですよね〜、絵描きさんに。同人やってるひととか趣味で絵を描いたりする人も、同様、すごいなあ、って見る度思うんです。

..........という風に、前回のコラムとまとめると、漫画家やミュージシャンなどクリエイターの方達って、そういういろいろなことを知っていたり、雑学(?)に詳しい人って多いですよね。(というかほとんどがそうなのかもしれませんが....。)やはりいろいろ追求していく過程で知った、ということなんでしょうか。 

 なんか自分があまりにも知らなさ過ぎるんじゃないかな、って、ここんとこよく感じるんです。以前からも少し感じていたことなんですが、最近は特に.....。それで、前回のコラムや上記の様な感想を持つわけなんです。いろいろあるのですが、まず言葉とかの知識が拙いなあって。そりゃあ昔、いろいろ勉強したけど、肝心なところがすっぽり抜けてる様な気がするんだよなぁ。身に付いていないというか。日本語はあんなにキレイなのに、ぜんぜん使えてないし、慣用句とか忘れてきてるし、パソコン使う様になってから文字書く量が減ったから、いざってときに漢字をど忘れしちゃったりして.........。古文や和歌はあんなにかっこいいのにぜんぜん分からないし、知らないし、重症かなあ、やっぱり。.....あんまり本を読まなかったのが効いてるな〜〜。ボキャブラリーが少ないし、いろいろな表現をしたいのに言葉がないから表現できない、っていうのは、悔しいですよね。

 あとは、芸術関係。画家や絵を全然知らないっていうのがかなり恥ずかしいし、音楽やってる者としても、やはり名画と呼ばれるものは知っておきたいし、その良さを感じたいよねって思います。それはクラシックにも言えることで、ホントにちっとも知らないし。先代の音楽家が偉大な音楽を残してるっていうのに知らないっていうのは、失格でしょう、って思う.....。もちろんクラシックだけでなくて、ロックも然り。いまだにジミヘン、クラプトン、ベックとかあまり知らないんです。お前、それでロックできるのかと..........(鬱)。あとは、雑学かなあ。でもこれって学ぶとかそういうものじゃないけど........。自分は一体今まで何を見て来たんだよっ、今さら気付くの遅いんだよ、って思ったりもするけど.......今それに気付いたのなら、まだ手後れじゃないかもしれない.........? 頭でっかちも良くないけど、やはりいろいろと知りたいなあって、思うんです。

............まあ、脅迫概念にとらわれている様な気もしたりするけど、やっぱり事実のような..........。

 でもインターネットがある時代になって、それでも知識や情報は手に入りやすくなりましたよね。ネットがなければ図書館にでも行かなくては手に入らなかった情報も検索すれば大抵は見つかる.......随分ラクになったものです。最近はちょっとでも「?」なことがあると、すぐ調べたりするようになりましたし。


 そんなわけで、天広さんを知ったことは、久しぶりの衝撃でした。.........こんなに語ってるから、エディとかランディに次ぐ衝撃かも。
 
 また新たな扉を開けた様な気がします。あの繊細でキレイな絵を見てると、いろいろインスピレーション受けたりします。まだ書きたらない感じなのでまたどこかで書くかもしれません。

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