Diary of a madman

癲狂院に置かれた或る一冊のノートブック
狂気の記憶が焼き付いた、深淵なる倒錯の記録の数々。
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2004年08月01日(日曜日)

.....事あるたびに思う事なのですが、内容が内容だけに公の場では言いにくいので今まで控えていたのですが、やはり書こうと思います。 時期的にもちょうど良いでしょう。


 「もはや戦後ではない」と言われてから久しいですが、私見では「未だに戦後である」と思ってしまうのです。何故かと言うと、未だに戦後処理が終わっていない/解決していない、と思うからです。...なんて言うと、ようやくほとぼり冷めてきたっていうのに余計な事を蒸し返すんじゃねえよ...なんて言う人もいるかもしれません。いや、確かに事務的には解決した部分もあるのかもしれませんが、精神的にはどうもいまいち解決していない様に思えるのです。また、未だに揉めている/解決していない事柄も残っています。....北方四島、尖閣諸島などの領土問題、靖国参拝問題、強制連行/労働者、従軍慰安婦の賠償問題、国歌斉唱/国旗掲揚の問題、歴史教科書などの歴史認識の問題......などなど、挙げてみるとだいぶあります。

 同じ枢軸国だったドイツ、イタリアから、なぜ日本はいつまでも解決できないのかと不思議に思われることがあるそうですが、.....日本国民の自分だってそう思います。しかし向こうとは事情も異なりますし、悪い日本人の気質も影響しているような気もします。

 もちろん戦後の政治家達は解決しようと努力はしたでしょうし、何もかもが解決していないわけでもないでしょう。でも、先延ばしにしてしまいずるずると今日まで問題が山積み状態になってしまったのもまた事実ははずです。


 もういい加減にはっきりしてほしいのです。やはり今のままではいけない気がします。余計な波風を立てるのが嫌だったり、あるいは近隣諸国がすぐに反応したりするので取りあげる事自体が、タブーのような雰囲気さえ感じます。でも、そのままだったとしたら、あまり良くない結果になりそうな気がします。時の流れにまかせ問題自体も風化させたいのかもしれませんが、それだとわだかまりは消えないと思います。


 そしてもうひとつ言うと......こんなことを言いって右翼だとか言われると心外ですが、近隣諸国に対してもう少しびしっと毅然とした態度で臨んでもらいたいと思います。いままですり抜ける様な感じで諸外国と交わしてきた様に個人的には見えるのですがもっと対等に向かい合っても良いのではと思います。(圧力を掛ける、という意味ではありませんので誤解なきよう) もっとも事あるごとに脊髄反射する国にも問題があるような気がしますが、それも元を辿れば結局は日本の問題とも言えるのかもしれません。

 今は中国の経済が急成長していますが、次回オリンピックの開催地も北京に決定していますし、その辺りがピークになりそうな気がしますが、それを考えると、それも危ういと思います。日本の企業も挙って参入してはいますが、それって眠れる獅子を覚ますだけのような気もします。エコノミストでもないし馬鹿者なので的外れだとは思いますが、その後の急成長した中国経済が日本に襲うような気がするのです。.....要するに諸外国に対して受け身な姿勢は、国際情勢の波に乗り遅れそうかな、って思うんです....。


 話はそれましたが、上に挙げた問題で、身近に感じた事があったのは、歴史認識の問題と、国歌斉唱/国旗掲揚の問題。歴史認識の問題というのは、いわゆる、南京事件での犠牲者数のくい違いなど(極端に言うと事件の有無の問題まで)のことです。歴史教科書によってもその認識が違うのですから困ったものです。自分は戦後生まれですし、当時のことは何かから見たり聞いたりしない限りその史実を知る事はできませんし、それが真実だと認識せざるを得ません。ところがその情報が、定かでないというのですから問題です。どう考えたって史実は1つしかないはずですから、どれも誰もが同じ認識になるはずです。何度も言う様にこちらには真実を知る由がないのですから解決してもらいたいものです。(ネットで調べても記述が見事なまでに違ってます。)

 国歌斉唱/国旗掲揚の問題は、実は学生の頃は全然知らなかったのです。しかも国歌である「君が代」の歌詞の意味さえ満足に教えてもらえなかったように思います。ですから、言われるままに歌って起立していたという感じです。.....断っておきますが、国歌を斉唱したりすることは悪いとは思っていません。なんてまた書くと右翼キタ━(Д゚(○=(゚∀゚)=○)Д゚)━!!!とかいって荒れるんだ......。でも、未だに歌うのを拒否するのは、ちょっと理解できません。かつての帝国時代の思想の解釈のままで受け止めているのだとすると、それこそ問題な気がします。

 靖国神社参拝問題も毎年の様に騒ぎになりますが、特に何も対策を採っていないということはあのままでよろしいという方向なのでしょうか。戦犯も他の戦没者同様に祀ってあるのが問題の様ですが、確かに諸外国が怒るのも分かります。遺骨自体はあそこにはないはずですからそれぞれ各地に墓地があるわけで、何もわざわざ合祀する必要もないのでは、という声も分かります。....なんとか上手い策を投じてもらいたいものです。戦犯だけを除くとか案があるようですが、遺族にとっては同じ戦没者でしょうし、難しそう....。戦犯はともかく、他の戦没者の中には、ほとんど国の被害者と言ってもよい人達もいると思うのです。無理矢理徴兵されて挙げ句の果てに自爆でしょう.....? 悲し過ぎると思います。 
 長野の上田市に「無言館」という、戦没画学生(芸術を志しながらも出兵により戦地で亡くなった(あるいは行方不明)方達)による絵や手紙などが展示してある美術館があるのですが、オープンしたての頃に見に行った事がありました。外の景色は穏やかなのに十字架の形をした館内の薄暗い空間にぽつぽつと飾られている絵はあまりにも悲しい表情をしていました。ああいうのを見ると、首相くらいは参拝してもよいのではないかと思ってしまいます。祀る、というよりは詫びるという感じの方が良いのかもしれません。

 あとは.....、愛国心。
これもまた口にすると災いの元になってしまう禁句のような言葉ですが、これの本来の意味をはき違えているような気がするのです。愛国心=国粋主義、のような図式をイメージしてしまいがちなのは、やはり戦前の影響なのでしょうが、あの時代の思想は、全てのものがねじ曲げられていて、プロパガンダとして利用された感じもありますし、その当時の思想のままを受け止めることは、それだと違う様な気がします。もう一度振り返り、本来の日本の素晴らしさを再認識することは、過去の悪しき思想などから払拭することにも繋がる気がします。

 いろいろ書いてしまいました。.....タブーな話題づくしでかなり危険な内容なので、また一層サイトへの来客数が激減、もしくは荒らし急増してしまいそう。でも断っておきますが、決してファシストではありません(ファウストの可能性はあるかもしれないですが。w)。他の書き込み諸々含めて読んでもらえればおそらく分かってもらえると信じていますが。

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 ようやく「Norton SystemWorks」を買いました。
今まで使っていたマックにも当然入れてあったのですが、そのバージョンではOS Xに対応していない上に、サポートも終了してしまったので、新しいのを買いました。(以前、古いバージョンのノートンで新しいマックを診断してしまい、起動できなくなってデータもお釈迦にしてしまったことがありましたが(って、ついこないだだけど。過去のNotebook参照)) 優待販売でシマンテックストアから購入したおかげで、半額近い値段で買う事が出来て嬉しかったです。

 これで新しいマックも安心です。
本当、今までノートンを入れていない状態は心配で気が気でない心境でした。初めてノートンを入れた時以来、何かトラブルがあってもきちんと解決してくれるし、なによりいつも密かにマックを見守っていてくれるので、とても信頼しています。

 ディスクユーティリティにウイルス防護の両方を兼ね備えている上に、他社ソフトのバックアップソフトなども付いているので、至れり尽くせりです。


 そういえば、このノートン先生、もちろん実在する人物で、ピーター・ノートンという方なのですが、意外なテレビ番組で見かけた事がありました。なんとその番組はNHK教育の「新日曜美術館」だったのです。確か、現代美術の画家である、奈良美智(ならよしとも)を取り上げた時だったと思います。村上隆と同じく海外でも有名な方で、今では絵1枚で5000万はするとか言われる程、評価も高まってきています。そんな奈良美智の絵が好きで集めている...というアメリカの実業家を訪ねるということになり、本人が姿を現した瞬間、「あれ、この人どこかで見かけた様な.....」と思っていたら、テロップが表示されて、「ピーター・ノートン」って書いてあるではありませんか。 後に調べてみたところ、この方、現代美術のコレクターでも有名なのだそうです。意外な一面をかいま見た感じでした。

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 ついでではないのですが、メールソフトも「Outlook」からOS X付属のメールソフト「Mail」(ネーミングがストレート過ぎる...)に変えました。

 新しいマックに買い替えた際に、一度使ってみたのですが、それまで使っていたOutlookの受信メールなどがMailの方に全てがインポートできなかったので、すぐに使うのを止めてしまっていました。ただ、一時的に使用したのにも関わらず、Mailの使い勝手や表示などがとても良かったので、近いうちに改めて移行しようと思っていました。

 なぜか昨日、再びインポートしてみたところ、全てのメールが上手くインポートできました。いらないメールを数多く削除してインポートする数を減らしたのがよかったのかもしれません。 個人の差出人からのメールなどは、どうしても捨てられない性分なので、それだけは確実に溜まっていきます。インターネットを始めてから、おおよそ6年程でしょうか、その年数分の個人メールは全て残してあります。

 もうメールのやりとりをしていない人のメールやサイトの感想メール(←本当に数少ないですが)なんかを見たりすると、懐かしい気持ちになります。...まあ、見たくもないメールもあったりするのですが、それはとりあえず残してあるものの、二度と見ないことにしています.....。


 そういえば、以前使っていたメールアドレス、COOLのメールアドレスでしたが、あれは不安定なメールアドレスでした。こちらから送ったのに相手に届いていなかったり、その逆にこちらへ届かなかったりしたことが、度々ありました。メールがネット上のトラフィックにより彷徨った挙げ句なくなってしまう...なんてことを耳にしていたのでそんなこともあるもんだなあ...と思っていましたが、振り返るとちょっと頻度が高かった様に思えます。 ネットショッピングした時にそういうことがあってトラブルになったことがあったり、知人とのやりとりはまだしも顔見知りでない人とのやりとりが届かなかったお陰で関係がこじれたり....など、いろいろありました。...いやあ、「こいつは、メール送ったのに返事を寄越さない無礼なヤツだ」....なんて思われた方、ちょっとそれは誤解なので、この書き込みをご覧になっていたら思い改めていただけると嬉しいです。

 そんなこともあったりしたのもサーバー変更の理由の1つだったりします。しかし、サーバー変更後の現在も、ネットショッピングやソフトの登録などの重要なメールの送受信には、サーバーのメールアドレスは使わず、利用しているプロバイダのメールにしています。使い分けている、というのもありますが。


 ....思わせぶりなことを書いてしまいましたが、それほどメールをばりばり使っているわけではありません。送るのを控えているっていうのもあるのですが、個人メールはほとんど来ないし。・゚・(ノД`)・゚・ ....遠慮がちなのはやはり改めるべきなのでしょうか。もしかしたらうざったがられているかもしれない...なんてすぐ思ってしまうんです。メールのレスも、もちろん初回は必ずしますが、その後も頂いたものに対して書こうかどうか迷ってしまったり、その結果送らずじまいになってしまうことが多々あります。なんだかそういう見極めの判断が非常に鈍いんだと思います。レスはいりません、などとはっきり言ってもらって全然構わないのです。
 はっきり言う、というと、感想なんかもそうです。
サイトや掲載した作品などを褒めて頂くことがまれにありますが、果してこれが本当なのかちょっと信じがたい気持ちになってしまいます。悪気は微塵もないのでしょうが、けっこう疑心暗鬼になったりします。....だって自分以外の人間が気に入る様にはとても思えないからです。それでも、この方は本心だな、となんとなく思えるメールもあるのも事実ですし、テレパシーでも身につけない限り真実の確かめようもありませんから、そう思ったりするのは意味のないことなのだとも分かってはいます。でも........。忌憚なくおっしゃっていただいて全く構わないのです。


 話を戻して、「Mail」についてですが、アップル製だけあって、設定なども簡潔で分かり易いし、使い勝手がスマートなのが嬉しいです。それともう一つ特筆すべき点が、表示されるフォントの素晴らしさです。OS Xに新しく大日本スクリーンのヒラギノシリーズが採用されたそうですが、このフォントのなめらかさと細かさの見栄えが良く、そして見やすいのが素晴らしいです。....それに「比べる」と、Windowsに使われているフォントは、どうしても見劣りしてしまいます。別にマックを贔屓しているつもりはないのですが、見比べたらおそらく誰もがマックのフォントの方が良いと思うに違いありません。マック(OS X)ではヒラギノフォントが標準でインストールされているわけですから、Webページも同様に綺麗に表示されます。見栄えの違いといえば、ガンマ値の違いにより、Macでは明るくなめらかな色調に対して、Winでは、若干暗くコントラストがかかったような感じに見えます。他にもGUIのデザインなど挙げたらきりがないですが。

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2004年08月02日(月曜日)

 11月の流通開始前にATMなどの機械が正しく認識するかどうかのテスト、「スルーテスト」の最中なのだそうです。

待ち遠しい!

あの印刷の表情はどうも「違う」気がするのは自分だけではないはず。一番メジャーな写真にしてほしかった.....けど、拝めるだけでも嬉しいです。


なっちゃん.....
ナレナレシインダヨ,ボケ(# ゚∀゚);y=ー(・ω・)・∴ターン

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2004年08月03日(火曜日)

.....実はだいぶ昔から気になっている事があります。
それは資生堂の広告などで使われている和文フォントのことです。
一目みただけで資生堂だと分かるほどの特徴的な字体でありつつ、明朝体とゴシック体を足して割った様な洗練された素晴らしさ! 調べても見当たらない事を察するとおそらく企業独自のフォントなのでしょう。和文フォントでは一番好きかもしれないフォント....売っていたら少々値が高くても絶対買ってそう。

 明朝体とゴシック体を足した様なフォント.....資生堂のものとは異なりますが、同じ様な感じのフォント(だと個人的には思う)は見つけました。
モトヤの「アポロ1」という「アポロ」シリーズのうちの1つなのですが、なんと個人使用に限りフリーなのです。

.....う〜ん、これでWebページが表示されるようにできたらなあ....。
ダイナフォントの金文体も好きですが、あれを本文に使うのは適していないし。まあMacではヒラギノを指定させればきれいな明朝体で見られるから良いのですが、Winでは.......ちょっと.....。

モトヤフォント
http://www.motoyafont.jp/

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2004年08月08日(日曜日)

 昨日、電車に乗っていたらゴスロリの格好をした女のコを見かけました。物珍しげに見るのはやめろ、って感じではありますが、実はリアルで見かけたのは初めてだったので、観察してしまいました...。

 見かけたのは高崎線で上野から高崎行きの列車で、既にホームに着いていて席もほとんど埋まっていて空席を探していたところでゴスロリの女のコを見かけたのです。ちょうど隣が空いていましたが、...さすがに座れませんでした。だって、目つきがなんだか怖いんだもの。前髪を目にかかるくらいまでそろえてある上に、上目遣いが怖い.....。それともメイクのせい? 『どうしてゴスロリの格好をしたやつは目つきが怖いんだ...』なんていうのをネットで目にした事がよくあったので半信半疑だったのですが、今回ではそれが当てはまってしまった様です。もちろん全員がそういうわけではないでしょうが。 いやあ...目が合った時は本気で怖かったよ。 その後も度々こちらを見ていた感じだし.......う、身につけていたスウォッチの時計が目当てだったのかも!? 文字盤が十字架風になっていてシンプルながら割と重厚なブレスレットな時計だから? でもあのスウォッチの時計はゴスロリに持ってこいのアイテムだと個人的には密かに思っています。(おまえの自慢話は聞いてねーよ)
 まあとにかく、そんなに怖い表情しなくても良いのに...と思ってしまいます。髪型とかもストレートなロングヘアも良いけど、シニヨンとかツインテールとかでも良い様な気もします(ってシニヨンじゃ千影だ。)。 でも意味のある黒髪は素敵でした。緑髪な髪は撫子に持ってこいだし。

 しかし、あれは完全に周りから「浮いて」いました。
ヘッドドレスも装着して完全武装、って感じだもの。....せめて車内では外せばよいのに...と端から見ていた自分はそう思ったりしましたが、まあ完全武装じゃないとダメなのでしょう。黒白フリルのヘッドドレスはある意味「ゴスロリ」のイメージを凝縮した小物とも言えるものですし。
 黒に銀色の縁取りをした小箱を手にしていましたが、あれは素敵でした。...実を言うと、ああいうのがあったりしたら良いな、なんて考えたりすることがあったんです。直線的なデザインでモノトーンの色調で適度にハードな装飾が施されている小箱....そんな感じのがあればぜひ欲しいところ。もしくはゴシック調の彫金を施したプレートを貼付けたもの、とかね。女のコが持っていた小箱は、ヴェルヴェットのような素材で立方体のようなかわいらしい小箱だったので、さすがにそういうのは身につけられないですが、方向性としてはそんなに外れてはいない、感じだったのでかなり細部までチェックしてしまいました。(ぉぃ)


 ところでああいう格好をして一体どこへおでかけするのでしょう。やっぱりゴスロリパーティ? 間違っても黒ミサとかサバトじゃないよね。サバトの首領は美少年の姿をしたルシフェルだから....案外あり得るかもしれない。w とはいっても通常はレオナール(山羊の悪魔)が取り仕切っているから違うか。


.....ゴスロリパーティで悪魔の少年と出逢うっていうストーリーでノベルゲームとか作ったら案外面白いかもしれない? それ系の小物...タロットとか水晶玉、エリクサー、絞首台の四葉のクローバーも盛り込んで、もちろん世界は黒猫に導かれるままに魔界と地上を行き来して、やっぱり基本はゴシックの大聖堂で決まり。サキュバスの涙、ヴァンパイアの生き血のハート、アスタロトの水鏡、魔界の青バラとか勝手に架空のアイテムなんかも用意しちゃったりして、もちろんベッドは黒バラ、あるいはペンタグラムの柄の漆黒の寝具で、周りにろうそくを灯し、サラ・ベルナールみたいに花を敷き詰めた棺桶でそのまま満月が銀色の涙を流す夜明けまでミステリアスな逢瀬は続く.......。(以下、妄想続くので省略。)


 そういえば同じ車両に浴衣姿のコもいましたが、ゴスロリと対照的だったのが妙な感じでした。なんか出ているオーラが別物って感じがしました。


たかがゴスロリ見かけただけでこんなに長い感想になってしまうとは...。確かにゴスロリは嫌いではないです。好きっていったら好きだと思いますが、あのレースのフリルがなければ....。「ロリータ」のデザインが、ね。普通にクラシックなドレスの雰囲気でゴシック調の模様にモノトーンとか、フリルが付いていてもせめてレースなしならば...萌えてるかも。深いまなざしと鋭い目つきは違うと思うし、その辺りも.......

すみません、ちょっと魔界へ逝ってきます。
y=ー(・ω・)・∴ターン

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2004年08月10日(火曜日)

 昨日、テレビ(アニメのコナン終了後)を見ていたら、いきなり聞き覚えのある曲が....と思うや否や目に飛び込んできた赤白黒のストライプ柄......そう!ヴァンヘイレンの新作(とはいってもベスト盤なのですが...)のCMだったのでした。

 復活ヴァンヘイレン.....最後に出たアルバムは、いつだったっけ....'98辺りでしたっけ?....と忘れてしまう程、待たされました。三代目ゲイリー・シェローンが脱退しその後のヴォーカルが決まらず、なんだか活動しているのかしていないのかはっきりしないまま6年の月日が流れてしまったわけです。

 ヴァンヘイレン....といえば、今までに数千万枚も売り上げている、アメリカンハードロックのモンスターバンドですが、なんとなく90年代に入ってから、二代目のヴォーカリスト、サミー・ヘイガーとの確執のせいで寡作気味になり始め、その後サミーは脱退、前述のゲイリーに代わるもアルバム1枚を出して(セールス的に問題があったとか言われていますが....詳しい事は不明)早くも脱退、その後音沙汰なし状態だったので、名前をご存じない方もかなりいるはず。エアロスミスやボンジョヴィなどと肩を並べる程のバンド「だった」のですが......。本国のアメリカの方では今でも人気は絶大なのかもしれませんが、ここ日本では、どうなのでしょう。周りで聴いてる人いないのですが。もう少し上の世代(30代)などだと、ちょうどハードロックやメタルがブームだったのでリアルで聴いていました、という方が結構いるようなのですが。

 個人的にはヴァンヘイレンといったらやっぱりギタリストのエディ。(エドワード・ヴァンヘイレン) 革新的な奏法、斬新なリフメイキングに絶妙なインプロヴァイズされたソロ、と、ジミ・ヘンドリクス以来のロックギターの革命児だとも良く言われています。あの人の作るリフは、本当に素晴らしいの一言に尽きます。単なるバッキングを超えたもう一つのメロディをヴォーカルのバックで奏でていると言う感じがします。ここでいろいろ語るととんでもない長さになってしまうので割愛しますが、とにかくギタープレイは素晴らしい上に曲も良いというのが本当に素晴らしい。

 そんなヴァンヘイレン、新作のベスト盤は2枚組で、新曲も3曲収録されているとか。.....ベスト盤って前に一度出しているじゃない.....。また買わせるの? ヴァンヘイレンのアルバム、ほとんど持っているし...新曲もなんだか昨今のヘヴィロックぽい感じでxxxだとか聞くし.....ちょっと迷っています。

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 他にも気になっている音楽がいくつかあります。

 洋楽だと、ニルヴァーナとオフスプリング。
ニルヴァーナは、90年代に「グランジ」ブームを巻き起こしたバンドで、既に解散してしまっていますが、先日、たまたま彼らの曲を試聴したのですが、これが大変気に入ってしまい、他のもいくつか聴いてみたのですがどれも良い感じで、購買意欲は頂点に達しました。w もちろんバンドは以前から知っていますし、ヴォーカル/ギターのカート・コバーンが猟銃自殺してしまったことも知っています。 だもんだから、けっこう「やばい」ことになっているのではないかと勝手に先入観が出来てしまい買わずじまいのままだったのです。アルバムはオリジナルだと3枚しか出ていませんので、おそらくいずれ全部買うでしょう。
 オフスプリングは、メロコアでしたっけ。....こちらは申し訳ないですが名前程度しか知らないのですがやはり曲を聴く機会があって、同じ様に気に入ってしまったわけです。ニルヴァーナもオフスプリングのどちらにも言える事は、メロディが良いという事です。いわゆるキャッチーな曲ばかりなので、....やはり売れまくって当然、ということなのでしょう。


 国内だと、意外かもしれませんが、山下達郎さん。
NHKで放送しているアニメ、エルキュール・ポワロのOP/EDどちらも達郎さんの曲になっているのですが、これが良くて! OPはなんだかいつもの達郎さんとは違う、ポップでノリノリの曲で、EDは、しっとりと王道のバラードで締めてくれています。あの人って、歌ももちろん上手いですが、ギターも上手いんですよね。それに何より「耳が良い」のには驚かされます。「音楽的な」良い耳のことなのですが、それは曲を聴けば確かにうなずけます。サンレコか何かの雑誌だったと思いますが、機材の電源の違いさえも聞き分けられる...とかなんとかおっしゃっていたような....。それって驚愕。周りのスタッフ達もそういう耳をお持ちらしいし、そういう方達と作り上げているのだから、良いに決まっています...よね。それにしてもきれいな奥さん(竹内まりや)に対して達郎さんときたら...、なんだか美女と野獣の組み合わせだ。w(....すみません。冗談です) ともかく収録されているアルバムは買うつもりです。

 他に国内で気になる様な人の作品はこれといってないんです...。ここ数年で買った邦楽CDって書上さんとあゆの2枚だけだもの....。だいぶ重症かもしれません。最近のB'zも昔のスタイルとは違っているので買う気になかなかなれないし.。もちろん書上さんの新譜は待ちわびています。あの人、どう考えてもアレンジなどの仕事よりもソロ活動に専念したほうが良いと思うんだけどな.....。音楽シーン的に見ても、同じ様な存在の人がこれといって見当たらないし、うまくチャートに乗る事が出来そうな気さえします。


 時たま、音楽番組をちらっと見たりするのですが、チャートにランクインしているアーティストの曲は.....なんだかいまいちピンと来ないんです。どっちかっていったらヴィジュアル系のバンドがたくさんいた頃の方がまだ(個人的には)良かったです。アルバムは持っていないのですが、そんなわけでラルクやグレイには陰ながら応援してしまいます。出来れば長く活動を続けてほしいと思っています。あの2バンドがいなくなったら、個人的には音楽シーンが「終わってしまう」感じがしてなりません。どちらも初期の頃の曲はけっこう好きだったし、いつか買うかもしれません。ルナシーも....ちょっと解散するの早かったし....残念です。ああ、気になっていたというならシャムシェイドもそうでしたが、やはり解散してしまいましたし。

 もちろん、R&Bやら青春パンクやアイドルなんかが悪いわけではなくて、個人的に好きな(あるいは好きになれそうな)アーティストがいない、ということだけです。1つのジャンルに偏っていないし、むしろ客観的に見れば良い状態なのかもしれませんし。


 もう少しいろいろチェックし続けていたらお気に入りのアーティストが見つかるのでしょうか.....。

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2004年08月14日(土曜日)

 サーバにアップせずに半年以上も前に書き留めておいた雑記があったので時期的に良いかなと思ったので載せておきます。(たぶんまだ載せていないと思うのだけど...)

 ワイルド×ボードレール×ランボー×モロー×ロートレック→...
またしても行き着く先が同じ場所になった...。
つまりデカダンス、なものが好きだということ。

「デカダンス」という意味を知らずに、ワイルドやボードレールなどを知ってすごく好きになって、気付いたらデカダンスというキーワードにカテゴライズされた作品ばかりだったという結果。ゴシックを知った時と同じ。

 他のところでも書いていますが、好きなものが結局は1つのカテゴリーに集約されるというのは、すごく不思議な感じです。....でも、「自分の好み」でカテゴライズしたのだから、同じような作風のものばかりになるのは当たり前といえばそうなのかもしれませんが、上手い具合に「ある1つの地点へと引き寄せられて行く」感じがとてもするのです。

 どうも自分にはゴシック×デカダンスがぴったりらしい。
これにポップさを大さじ3杯、ファンタジーっぽさを小さじ2杯、オカルトっぽさを小さじ1杯少々加えまして....ぐつぐつとじっくり煮込み、堕落と背徳の香りが程よく匂ってきましたら(煮込み過ぎると危険ですのでほどほどに)できあがりです。

......ってぉぃ!
誰が召し上がるっていうの! そんなの。
狂い死にしてしまいそうだ。(自分は萌え死にしそうだけどw)


*今になって思うと、これが「デモネスク」かもしれません....。

 というわけで、行き着くところに辿りつきました。
背徳と退廃の美に憧れたら、堕ちる行き先は魔界しかないです。
で、ルシフェルに謁見して.....(この後いつものように妄想が...)

デカダンスという言葉で思い付くのが
マリリソマソンソ

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2004年08月15日(日曜日)

....といえばもちろんマリリンマンソン。
昨日は13日の金曜日でしたね。

 個人的にはデカダンスヒーロー。
もちろんロックミュージシャンであるのですが、醸し出す雰囲気、ルックス、演出などがどうも退廃な耽美さ、淫靡さを持っているような気がして本人のインタビューでもオスカー・ワイルドやデカダンスの話題が出ていたのを見たことがあったかと思います。 ジャケでも両性具有の格好をしたり、ボンテージスーツを纏って、赤色のカラーコンタクトして、もぅ、なりきっている感じが、ちょっと最初はコワかったのだけど、インタビューなどを読むうちにイメージがだいぶ変わりました。

 毎度世間を逆なでするようなことをしていて何かとお騒がせなのだけど、求めるアートの確信に基づいての言動なのかなあって思うんです。つまり...正直なところがすごいなあって。....ふつう、ああいうのはなかなかできないものだよ...。「私の跡を彼は継いでいる...」とメタルの帝王オジーはそう語っているのも同感。演っているスタイルは異なっても抱く精神は同じなのかも。マンソンの場合は、中性的なグラムロックみたいな感じ?

 しかし、メンバーも大変だよねえ。マンソンは好みのファッションがああなのだから平気かも知れないけど、マリリンマンソンのバンドメンバーになるためには...まゆげ剃りしなくちゃいけないんだよねえ........。マンソンは黒髪(以前は真っ赤だったけど)で他はみな軍服のような格好して金髪だ。 見ている分には、びしっと決まっていてまあいいのだけど、もしもやれと言われたら、やりたくは....ないな。

 そういえば、少し前にマンソンのバンドメンバーのひとり、ギターのジョン5が脱退してしまったそうなのですが、その理由が、BURRN!では「自分がドラッグなどをしないことがマンソンが気に入らなかった...」とジョン5本人が語っていたのですが...だとするとそれはさすがに残念なことかも...。あんなに馬の合う人はいないと思っていたし、何よりジョン5はけっこう好感だったし....。外見は凄いことになっていますがとても温和な人ですし....。


 本題に戻して......

 「己の確信に基づいて行動を起こす人」はとても好きで憧れます。もちろん確信犯はいけませんが。その行動が、仕事でも遊びでも人を愛することでも何でもよいです。自分が堅く信じて疑わない思いを抱いてひたむきに行動する姿はとても素晴らしく思えます。.....これは自分への願いの1つでもあります。そういう人になりたいといつも思っています。

 その例の1つとしてマンソンを取り上げてみました。彼の場合、必ずしも歓迎されるものかどうかは疑わしいかもしれませんが、その姿勢は見事な物です。自分の憧れる人はみなそういう人達です。それはネットなど身近な人でも同様です。....もし、この自分がどこかであなたを褒めていたなら、たぶん当てはまっています。少なからず何かしらの部分で憧れている人です。

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 アテネでオリンピックが開催され、世界中が沸き上がる日がこれから続きます。なぜか今年はやけにテレビを見て応援しています。.....プールに定期的に通う様になったから....かな? でも、前にも書きましたが、かなり「運痴」なんです。...本当に運痴で、体育の授業はかなり嫌いでした。だから、運動が得意な人は羨ましく思います。 あまのじゃくな性格故に、国内中でオリンピックの話題になっているというのに、妙に冷めた目でぼーっと試合結果だけをテレビで見ていた時期もあったのですが、近年はそういう気持ちではなくなりました。

 4年に1度しか行われないオリンピックへ向けてひたすら鍛練し続けるのでしょう? ....改めて考えると凄いなあと感心してしまいます。全ては金メダルのために。目標はあまりにも単純明快ですが、一般人から見れば途方もないレベルの目標なわけですよね。 しかも世界各国から精鋭が一堂に会する最高レベルの競技大会なんですよね......。あまりにも当たり前な話ではありますが、本当、全く別次元の世界の話です。運痴だからなおさら。(連発するのはやめれw)

 まあそんなかなりの運痴ぶりを発揮wしながらもスイミングスクールへ子供の頃通っていたので水泳だけは得意ですし、もちろん興味もあります。ですから、当然今回のアテネ五輪の水泳種目の試合もしっかり見ています。

 平泳ぎ100mを約1分で泳ぎきってしまうというのは本当に凄い。世界の頂点というのはそういう次元なのですね....。比べるのも無意味ですが1分なんていったら自分だったら50mくらいしか泳げていないよ。だからなおさら凄さを実感します。北島選手が金メダルを取れるのを楽しみにしています。さっきも準決勝の試合が放送されていましたが、いやあ、見ていて清々しい。カッコいいし素敵。


 で、そんなことを思いつつテレビを見ていたのですが、そこでもうひとつふと思う事がありました。水泳の男子も....脇毛を剃っている? 試合を始めるまでの間、軽く身体を動かしていたりしますが、見るとどの選手も脇がつるつる。脇だけじゃなくて全身もきれいにつるつるになっています。.....これって別に最近のことではなくて前からそうだったっけ? う〜、いつも試合結果とかちょこっとしか見ていなかったからかなあ.....。ともかくムダ毛がないのです。これってやっぱり水の抵抗を減らすためなんでしょうか。体毛があるのとないのでは差が出るものなのでしょうか。それとも見た目の問題? どっちかっていうと後者の理由の気がするのですが本当の所はどうなのでしょうか。確かに見た目はきれいだし悪くないと思います。

 水泳選手に限らず、普通の男でも脇毛を剃る人っているみたいですが、いつかそれが普通になっちゃったりする日が来るのでしょうか。....とか言いつつもちょっと自分もしてみたい気にもなったり....してます。別に毛深くもないし普通だと思いますが、夏はノースリーブを着たりすることが多いので、夏の間くらいは剃ってしまっても良いかもなあ....と思ったりします。

 ノースリーブはTシャツよりも自分に似合う様なのでよく着ます。本当はぴったりしたのが欲しいのですが、Sサイズでも結構ゆるめになってしまうんです。ノースリーブにすると、右の二の腕にあるオリオン座のように斜めの3つ星のような「ほくろ」が見えるし(実は気に入っていたりします。)、.....あとは片腕に銀の腕輪をはめたい(クレイシルバーで自作するのが野望だったりします)ので。

....でも、ブサだし.....意味がない様な気も.....します。
・゚・(ノД`)・゚・

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...という肩書きになっていたのですから、ゴシック狂の自分が素通りするわけにはいかないでしょう。

 というわけで、近々公開される「ヴァン・ヘルシング」という映画が気になっています。ゴシックアクションという肩書きを見る前から、CMや告知広告などからすぐにピンと来ていました。.....配色や使われるフォントでもう分かってしまいます。w

 トランシルバニア、ドラキュラ伯爵....なんて、ゴシックホラーの王道だ! だいたいタイトルの「ヴァンヘルシング」自体、ゴシックの雰囲気を感じさせる名前です。

 もちろんオフィシャルサイトをチェックしました。
......ディアブロと雰囲気が似てる......。

 ディアブロは、アクションRPGのネットゲームで、この第七天はこのディアブロの世界観やデザインがこの上なく大好きで作る作品にも大きく影響していると断言出来ます。ディアブロも中世ヨーロッパのダークな面を強調した作りです。最近になって、以前プレイ中に撮ったスクリーンショットを見ていたら、新たなる発見がありました。 ゲーム内に登場する建物にゴシック建築を象徴させるスタイルがあったのです。それは尖頭アーチと、円形を組み合わせたいわゆるゴシック調のモチーフ、そしてゴシックの大聖堂のクリアストリー(高窓 最上階にあるステンドグラスの窓)です。 これはまさしくゴシック建築の証。おもわずにんまりしてしまいました。


....サイトのデザインは配色からフレームのデザインまで似ています。(真似ていると言いたいわけではありません。) フラッシュも素晴らしい! 自分もFLASHを手に入れてこういう演出やデザインを第七天に取り入れてみたいものです。

ともかく公開が楽しみです。


以下のサイトへ赴いてゴシックの雰囲気を味わうべきです。

ヴァン・ヘルシング
http://www.vanhelsing.jp/

ディアブロ(Diablo II の拡張版「Load Of Destruction」のサイト)
http://www.blizzard.com/diablo2exp/

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2004年08月16日(月曜日)

 「オリジナルのゴシックを目指す」
これはもうずっと昔からの課題です。

 例えば、先に述べた様に、ディアブロは大好きです。ディアブロに使われているフォント「EXOCET」と「MASON」は英字フォントでは最も愛するフォントです。これを同じ様に第七天でも多用しています。ですから、スタイルが似てしまいがちです。
....ここで断っておきたいのは、実はディアブロIIのサイトデザインの雰囲気が第七天に通じるものがあると思われたのなら、それは一応偶然だということです。ディアブロ(I)とIIではデザインが異なります。まだIではIIのようにゴシックを前面に出した感じではありませんでしたが、それでもこの世界観にはまってしまい、そこからいろいろ自分なりにオリジナリティのあるものを自サイトに表現しようと試みていました。そしてしばらくして続編のIIが出た時に驚きました。....なんとなく自分が作ったものと似ている感じがしたのです。もちろん雰囲気であってデザイン自体が酷似しているわけではありませんでしたが、妙に不思議な気がしました。

 どうしても好きなものに引かれて行ってしまうものです。だけれども真似るわけにはいきません。また、いくら好きだといっても、自分ならこうする、みたいな部分がやはり出てきます。その辺りをいろいろ追求していく必要があると思っています。

 以前から何度も書いていますが、巷に溢れるゴシックはどれもそのダークな面のみが強調されています。個人的にはここの取り上げ方が大きく異なります。それがサイトに表れていて閲覧者に伝われば幸いですが、ゴシックの持つ二律背反をうまく打ち出したいのです。言うなれば、天使と悪魔が混じり合う感じ。しかしこれが難しい。神秘的になったり幻想的になったりするとゴシックのワイルドでエッジの部分が弱くなってしまいます。

 いろいろ考えていくうちに、とりあえず現時点でたどり着いたのがゴシック建築だということです。ゴシック建築といえば大聖堂です。もちろんキリストやマリアが崇拝されているわけで、間違っても悪魔を崇拝しているわけではありません。けれども、あの大聖堂の外観と内観は、暗く、複雑で尖った模様や装飾、重厚で重々しい雰囲気があります。また屋上にはガーゴイルが腰掛けていると思えば、聖人達の彫像もあるのです。内部の崇高なステンドグラスから差し込む光、天界へと導かれる様な感覚にさせる建物の高さ...など、自分が思い描く二律背反の世界をうまく混じり合わせています。....やはり全てのゴシックの根源だけあります。

 しかしここでもまた問題も出てくるのです。同様にゴシック建築をそのまま真似るわけにもいきません。しかしそこから離れれば離れる程、求めるゴシックからは遠ざかってしまうのです。そのままそっくり取り入れるのではなく、応用する必要があるわけですが、これが難しい.....。とはいえ、まだまだゴシックのほんの一部分を知ったに過ぎません。

 ゴシックの見果てぬ夢はまだまだ続くのです。

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 うわー

02:15:52

[ 雑記 ]

北島選手、やっぱり金メダルだ! 
思わずテレビの前で自分もガッツポーズをしてしまった.....。
おめでとうございます! 素晴らしい!

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2004年08月28日(土曜日)

 樋口一葉の「たけくらべ」を初めて読んだのは一昨年の秋。偶然にも一葉忌の日に読み終えたような気がします。それからというもの一葉の他の作品をいろいろと読みあさりましたが、やはり一番印象的に残っているのが「たけくらべ」です。やがて僧になる少年と遊女になる少女の淡い恋の話です。最後に少年が水仙の造花を吉原の格子戸を隔てて贈るのですが、それを少女は切な気に眺めるのです。閉じた扉はもう二度と開かないのです。僧と遊女になることは互いに決められていた運命によって、無邪気にはしゃいでいられた子供の空間は、吉原の闇に覆われてしまうのです。

 というわけで、今回の雑記は吉原について。
実は「たくけらべ」を読んだ時はまだ吉原の基本的なことしか知らず、遊女の暮らし振りは全くといってよい程知りませんでした。.....実際いろいろ調べてみると思っていた以上に悲惨なことになっていたようで驚きました。16、17歳で郭へ売られ、「あがる」までおよそ10年らしいのですが、あがるまえに死んでしまう者も多かったようで、記録によると20代前半がもっとも多かった様です。....考えてみればそれも頷ける話。今と違って暮らしは厳しいし、病気にかかっても治せる薬はあるわけもないし。(それにも関わらず、梅毒などの病気にかかってこそ一人前、というような風潮だったようです。梅毒にかかると流産・死産する確率が高くなり=妊娠しにくい ということから。また、髪の抜け落ちたやつれた表情が却って美しく見えたらしい。もっとも病気がそれ以上に進行して顔自体が崩れるようになってしまってはもはやお払い箱。当然のごとく追い出されたようです。その後の行方は言わずもがなですが.....。)病気になればそれだけ借金は脹らみ、位が上がって付き人が増えてもまたそれだけ費用がかさむわけで、ますます出るに出られなくなってしまう無限回廊.....。幼い頃からあらゆる教養を身に付け、その中でも特に優秀な者だけが太夫や花魁のように最高位の遊女になることが出来、たくさんの取り巻きを付けながら華やかに暮らせたそうですが、本当にそれはごく一部であって、ほとんどは先述通り酷い有様だったようです。

 しかし、この吉原、なんだかんだいっても江戸文化の1つとして欠かすことの出来ないものだけあって、吉原などの遊廓や遊女を取りあげた作品は数知れず。また、「男一度は伊勢と吉原」と言われたそうですから、それだけ羨望の的だったわけです。

.....と、いろいろ調べていたらひょんなことから(うそつけ)「今の吉原」のコンテンツに飛んでしまい、吉原のお店を集めた情報サイトだったのですが、パッと見てピンとくる泡姫の顔写真が目に留まり気になったのでちょっとお店のサイトへ飛んでプロフィールを見てみたのですが........う、黒薔薇の飾りが付いた黒のワンピ着てる写真が.......。ゴシックでデカダンスな雰囲気が素敵。雰囲気が他の泡姫とまるで違うし顔立ちも....。正直言うとかなり萌えです。....しかも名前が、B'zでもお馴染みのスタジオミュージシャンで有名なドラマーの名前と同じ.......。どうしてこういう結果になるのでしょう......。なんだか最近、こういう勘がやたら冴えまくっています......。ちょっとでも気になったもの(音楽、美術などなどなんでも)は調べてみると意外なところで.....というのが本当に多いです。でも泡姫ではね.......諦めるしかねえな。

 とはいっても、別に泡姫を卑下したりすることはありません。むしろ(少しばかり語弊があるかもしれませんが)凄いなあと思ってしまいます。他の風俗で働いている人達もまた同様にそう思います。多少なりとも覚悟を決めて働いているのでしょうから見上げたものだと思います。体力的にも精神的にも相当きついと思うし.....。特にソープなんかは本番OKなわけだから生なら病気の心配もあるし......。御指名を頂けなければお茶を挽くはめになってしまうし.....。って、お世話になったことはないので本当の所はどうだかは分かりませんが。 もちろん、ソープへ通う人も別に悪いとは思っていません。......なんて書くとまた荒れるんだ。w お酒や煙草を喫んだり、賭け事をしたりするのと同じの様に思えます。別に違法ではないし、いわゆる嗜好品などのように、人生に必ずしも必要なものではないが人によっては慾を満たすために時に必要だったりするかな、って。「全然違うだろ、ばか」とか言われそうですが、まあ言わせておいて下さい。どうせここは癲狂院なのですから。w  ......だいたい、風俗(・関連)営業がなくなったらこの世は間違いなくソドムの街になってしまうのだと個人的には思っています。溢れる慾を吸収するところがなくなると、間違いなく向かうところは決まっています。今以上に性犯罪が増えたらこの世もお仕舞いです。 江戸幕府も江戸をコントロールするために点在する遊女屋を吉原へ集めて幕府公式の遊廓にしたのですし、.......まあ、お役所の方の中にも通う人はいらっしゃるのでしょうから、おそらくこれからも消えずに続いてゆくでしょうね。風俗営業は暴力団の資金源になっているといわれていますし、大きくなり過ぎるのも困るしなくなるのも困る...という具合いでしょうか。

 ここでこんな本を紹介する事は、それらの存在を肯定させるように仕向けてしまう、と思われるならば卑怯なことなのかもしれないですが敢えて紹介します。
「セックス・ボランティア」という本なのですが、少し前の読売新聞の「よみうり堂」で紹介されていたのでご存じの方も多いと思います。紙上で紹介されるだいぶ前から偶然アマゾンで見つけていたのでずっと気になっていました。(実はまだ買って無い。).......リンク先のアマゾンのページをご覧になればお分かりになられると思いますが、障害者の性について語られている本です。脳に重い病気を持つ老人の障害者が年金をやりくりしてソープに訪れるという話や、女性障害者をお客とするホストクラブや障害者専門の風俗店....などなど表には出ない真実がいろいろと書かれている様です。......よく、風俗で働く人達は最低だとか、言う人もいます。人の価値観は様々ですからそれに対して考えを改めさせるつもりもありませんが、必要としている人がいて、その方達をお客とする、介護する人達もまた必要だということは確かなのでしょう。


 まったく、「たけくらべ」からこんなところまで話が進むとは.....いつも通り連想し過ぎな脳味噌のせいです。でも本当、次から次へといろいろ疑問が出てくるんです。風俗のお店って全国でどれくらいあるんだろうか、とか、どれくらいの男が利用しているのか、なんてくだらないことも。.....いや、周りにそういう人いないから、どうなのかなって。(もっとも風俗通いを自慢する人もそういないと思うし)

........。そういえば昔いた!
学校通ってた頃、彼は違う科で長く在籍していなかったからそれほど会うことはなかったのですが、いました。最後に会ったのが一緒にご飯を食べた時で、その時に話してくれたので憶えています。なんだかけっこう通い詰めているような感じで、裏を返している姫に電話番号教えてもらった、とかですごく嬉しそうでした。メモ書きなんかも見せびらかす程だったから.....。w でも....それって他の人にも同じように番号教えていると思うよ.....なんてことは野暮なので敢えて言いませんでしたが。 けっこういい人だったからいなくなったのは惜しかったです。音楽(キーボード)をやっていて、音楽理論も勉強していて、当時、お互いELTなどのavex系が好きなのもあって、一緒にバンドやろう、なんて意気投合していたのだけど。けっこう楽しく活動できたように思えるから残念なことです。でもまあ、あれだね、バンド活動しているうちにどうせボーカルの女のコをたべちゃうんだろうね。w .....あまりの授業の内容の酷さに見切りを付けて辞めてしまったのかも知れないけど。今頃どうしているかな.....。もしかしたら音楽の仕事でもしているかもしれないですね。


........振り返ると更新が滞った後の雑記はいつもxxxな内容だったような気もしますが、ま、いっか。(゚∀゚)アヒャ 先の猛暑で脳味噌が溶けたにちがいない。w
ちなみに.......タイトルがこの内容の全てを物語っているように思えたので付けてみました。もちろんフランス語の「La vie en Rose ( バラ色の人生/暮らし)」をもじったものです。Labiaの生々しさとRoseの華やかさが上手いな〜なんて自讃していましたが.......検索してみたらそういうサイトがあった......。やっぱり同じようなことを考える人、いますね。.....けっこう真面目に書いたつもりなのですが、ひょっとしてご覧の方々は大激怒、大嫌悪?

この8月の過去ログは検索ロボットを弾くように設定しておかなけえれば.......。さもないと、えらい目的で左や右の人もフェミニストの方まで検索サイトからおいでになってしまう。

.........殺られる前にやっておこう....。
カチャy=ー( ゚д゚)・∵. ターン ゴメンナサイデシタ.......チョーシニノリスギマチタ

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 先ほどの「La vie en Rose」と「Labia n' Rose」は、日本で言う「ぎなた読み」に当てはまるのでしょうか。語句の区切りを変えることによって拘える意味が異なる....というのがぎなた読みですよね。「弁慶がなぎなたを持って....」というのを「弁慶が、なぎなたを持って....」と「弁慶がな、ぎなたを持って...」という風に読み間違えてしまったところから「ぎなた読み」と呼ばれるようになったそうです。


 先日、財団法人「日本漢字能力検定協会」が募集した漢字の変換ミスの例はなかなか面白かったですね。例えば「誤りの無いようにしなさい」→「誤りの内容にしなさい」、「渡しといて下さい」→「私と居て下さい」などなど。後者の例などは、下手すると告白になってしまいそう....。 この2つの例のようにうまく別の意味になるような変換ミスはそうそうあるものではありませんが、パソコン等の機械で文字入力する上で避けて通ることの出来ない部分なので誰しもそう云う目に逢っているでしょう。.....マックは特に酷いです。昔から日本語環境が最低だと言われ続けてきました。少なくともOS9.2までの日本語入力メソッド「ことえり」は最低。変換ははちゃめちゃだし、希望する漢字は出てこないし、おまけに使う人間の日本語力がないと、言葉の誤用もしかねない程......。ですから文章を入力することを必要に迫られている人は、ATOKなどの他の入力メソッドを導入するのが定番でした。それがOS Xになってからは以前よりだいぶまともになった感じで驚いています。対象/対照/対称....の様な言葉も変換窓に注釈が付くようになったりしましたし、なにより語彙が増えたことは何よりも嬉しいことです。......以前は自分の名前さえ変換しても出て来ず、仕方無く辞書登録していた程です。

 変換ミスで出てきた言葉を上手く使っているのは....2ちゃんねるですよね。ほとんどは揶揄するためにわざと変換して使っているのですが、それがまた妙に的を射ていて面白いのです。(中には非道いのもありますが) こういうのはパソコン/ワープロが登場したことによる事例なのでしょうね。そういえば、近年の日本語はその「パソコンやワープロの日本語」になってしまっていると訊いたことがあります。つまりパソコンなどで使えない/変換できない言葉は必然的に使うことができなくなり、自ずと本来書きたかった文章とは異なるパソコンやワープロによる文章表現になってしまうというのです。逆に例えば手書きでは書けない/書きたくない難しい漢字もパソコンなどでは簡単に表示/使用できるわけです。「鬱」なんて手書きじゃ普通書けませんよね。


 さて、話は少し変わってしまうのですが、言葉の言い間違いをしてしまうことがたまにあります。小さい頃は妙に言い間違えてしまう言葉は誰にでも1つくらいあったと思いますが、大人になったが故?に間違えてしまう言葉があります。妙に言葉が嵌まっていてついつい読み間違えてしまうんです。...また下品で申し訳ないのですが...キューバのカストロ議長っていますよね...........もう賢明なみなさんはお分かりだと思いますが、どうしても「スカトロ議長」って読んでしまうんです...。これ、個人的に爆笑なんです...。似合い過ぎて最高。あまりに自然過ぎるために、昔、人前でうっかり言ってしまった過去があったりします...。

 というわけで、前の書き込みはソープ繋がりで書きました。慰安ソープ...これもまた言葉が絶妙すぎる...。もちろんオーストラリアの水泳選手、イアン・ソープです。スカトロ議長といい、本人にばれたらお仕舞いだ...。スカトロ議長なんて、本当に今度こそキューバ危機になってしまうよ。会談の際の通訳の人がスカトロマニアでないことを祈ろう。w うっかり通訳し間違えたら、核が飛んできてしまう.....。

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 この辺りで話題を元に戻さないと......。レベルが幼稚ゾーンだ。w

 ずっと前に(5月)に書きたかったことです。おそらく「プールダユ」という言葉をご存じの方は居られないと思うのですが、この言葉を探すのにその頃ネットを駆け回っていました。そして捜し回った結果、またもや意外な展開になったのです。

 この言葉を見つけたのは、悪魔辞典の古典、19世紀フランスで出版されたコラン・ド・プランシーによる「地獄の辞典」という本の「イス(Is)」という項目の中に書かれていました。「イス」というのはフランス北西部の海岸に位置していたという伝説の都市で、今では水没してしまいその姿はないそうなのです。そのいきさつの物語がそこに書かれていました。


 「イス」はグラドロンという王が統治していたフランス西部ブルターニュ地方にあった都市で、大変栄えた都市でした。しかし同時にあらゆる贅沢や放蕩がはびこるようにもなっていきました。グラドロン王の娘、「ダユ」は特に酷く、自ら乱行の限りを尽くす程で(ローマ帝国の王妃メッサリーナと同じかもしれない)、王や側近で予言者のゲノレの言うことも聞かず、城を出ては城下町で毎日、下人の男達と交わるのでした。グラドロン王だけは天罰を恐れそんなイスを憂いあらゆる手を打ちました。それでも堕落は一向に収まることはありませんでした。

......天罰が下る日が迫っていました。

 ある日、予言者ゲノレは王に言います。「王よ、イスの堕落は極限にまで達し、神の腕が振り上げられました。海は溢れやがてイスの都市はやがて消え去るでしょう....。さあ逃げましょう」王はただちに馬を用意し娘のダユを後ろに乗せ、ゲノレと共に逃げ始めました。そして神の手は振りおろされ、凄まじい勢いで波が都市を飲み込んでいきます。やがて王達の馬のすぐ後ろまで迫り、まさに飲み込もうとしたその瞬間、恐ろしい声が響き渡ります。

「王よ、もしも助かりたいなら後ろに乗っている悪魔を差し出すがよい。」

.......躊躇している時間はありませんでした。
美しき王女ダユはうねる波に消えてゆきました。(このダユが溺れ死んだ場所がプールダユと呼ばれているそうです)

 その後、嵐はやみ、空は晴れ上がりました。しかし、あの栄華だったイスの都市の姿はなく、辺り一面海になっていたのでした。


.....という物語です。なぜかこの話がすごく気になっていました。「王よ〜」のセリフは妙に好きだし、王女ダユも詳しく知りたい、何よりこのプールダユが現在の「ドゥアルヌネ湾」だということが書かれていたので、妙に真実味がある気がして、辞典内のイスの話以外にも気になるものがいくつもあったのですが特にイスの話は調べてみたい気持ちになっていました。そこで、とにかくグーグルで調べてみることにしました。初めはダユの英語表記がわからなかったので、日本語サイトのみに絞られてしまいましたが、検索したら意外な結果が。


......実はイスというのは「イース」だったんですね。そう、ゲームにもあるイースです。イースというゲームはプレイしたことないので内容は知らないのですが、ゲーム内にもダユのような少女が出てきているとか。.....しかし、そのゲームのイースも含めいくつかヒットした記事を読んだところ、どうも地獄の辞典に載っていた話と異なっていました。

 イースが同じように堕落した都市で結果的に水没したのは同じなのですがそのいきさつが少し異なります。
 話はこうです。もともと栄華を誇っていたイースの都市は海抜より低い場所に位置し、堅牢な水門により守られていました。そんなイースにある日、全身赤ずくめの美少年(あるいは王子としてイスにやってきた、という記述もありました)が王女ダユの前に現れました。ダユはこの少年が悪魔だとは知らずに恋に落ちてしまいます。(この悪魔は神による差し金だという記述もあり)やがて少年はダユに言います。水門の鍵を持ってきてくれ、と。すっかり心奪われていたダユは鍵の持ち主である父のグラドロンが寝ている間に鍵をくすねてきます。そして、悪魔の少年によって水門は全て開けられ、あっという間にイースは水没してしまいました。ダユは、それを悲しみやがて人魚になってその辺りの海に棲みつくようになったそうです。

 そして、その後の話があることも分かりました。
クラシックの作曲家のドビュッシーはみなさん名前くらいはご存じだと思いますが、そのドビュッシーがこのイースの伝説からインスピレーションを受け「沈める寺」というピアノ曲を作ったそうなのです。.....この曲は知りませんでした......。
 で、続きの話というのは、水没してから長い月日が流れたある日、漁師がその辺りの海で漁をし終え、錨を引き上げようとしたところ何かが引っ掛かっているようで、漁師が海に潜ってみると、教会の格子窓にひっかかっていたのです。しかもなんと、その教会内ではミサが行なわれており、多勢の人々が合唱していたそうです。その時もしもその漁師が答唱(司祭の聖書朗唱に会衆が定められた言葉を朗唱すること)していたならば、この沈んだイースの都市は浮上し、再びその栄華を誇ってただろうと言われています。

......なかなかドラマティックな話になっていますね。けっこうこういう話はそそられます。ドビュッシーがこういう伝説などに詳しい人だったのかどうかは分かりませんが、少なくともこの話はたしかに伝説として語り継がれていた、というのは本当ということになりますね。


 これでだいぶわかりました。けれどもまだ分からない点が3つ残っています。1つは海外サイトでこの伝説のコンテンツを見つけられていないこと、ドゥアルヌネ湾というのはどこにあるのか、プールダユ、という言葉は本当にあるのか、ということです。日本語サイトではこれらは分からなかったのです。(単語が分からないため)それでもダユ(Dahut)とイス(イース/Y's)の単語は分かったので、この2つで徹底的に海外サイトを検索することにしました。

 やはり海外はたくさん貴重な資料があるものです。
伝説の話が載っていたいくつかのサイトの中に特に詳しく書かれたサイトに、プールダユの単語を発見。"Poul-Dahut"と書かれていたのが.....おそらくプールダユだと思うのですが如何せんフランス語なので確信がありません.......。でもフランスのサイトで見つけたのですから間違い無いでしょう。英語訳もあったのでおおまかにはわかったのですが、ある部分だけイタリック体で記述してあった、何かの詩なのかもしれませんが、そこだけ英語訳でもフランス語のままだったので分かりませんでした。


 そしてそして、なんとこのイースの水没が描かれた絵も発見しました。
"Fuite de Gradlon" (英語表記は"The Flee of King Gradlon")というタイトルの絵です。Luminaisというフランスのリアリズムの画家らしいのですが、ちょっとマイナーな方だと思います。(日本国内ではヒット無し。海外でも検索数は少なかった) 今まさに王女ダユを振り落とそうとする場面が描かれており、背景にかすかに見える町並みはおそらくやがて水没するであろうイースなのでしょう。

 もちろんドゥアルヌネ湾のスペルも分かり検索していくと、現存する名前でした。確かにフランス北西部の先端に位置する半島の湾です。


 そして.....現在のフランスの首都であるパリは、イスのように美しく栄華を誇るようにと、Paris(Par-Is)と名付けたのだそうです。


......というわけで、たかがプールダユが知りたいだけだったのにこんなにいろいろ得られるとは思いもしませんでした。最後の方はほとんど執念で検索し、時間もかかったのですが、それに見合うものは手に入れられたと思っています。全く.....ピンと来たものは詳しく調べてみるものです。前にも書きましたが本当こういうケースは多いです。プールダユとイースの水没の絵を紹介できるのは.....第七天だけ....かな。


リニューアル後に検索で出てきたサイトをリンクするつもりですが、ここではそのいくつかを紹介しておきます。

ttp://www.bagadoo.tm.fr/kemper/villedys.html
イースの伝説が詳しく載っています。プールダユの単語が出てきたサイトです(フランス語です)
ttp://www.bretagnenet.com/strobinet/pub/trobzh/kearis.htm
ドゥアルヌネ湾、イースの伝説、Luminaisの絵が載っています。(....フランス語です)
ttp://www.mairie-quimper.fr/musee/htcoib/oe_373.htm
Luminaisの"Fuite de Gradlon"が載っています。大きいサイズを見たい場合はこちら
ttp://www.artrenewal.org/asp/database/art.asp?aid=806


今回も水泳つながりのプールダユ。
少々強引ですが、プール太夫とも書けなくもない。w あれは「たゆう」だけれど。

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 現在使用しているサーバは来月が更新月なので、この度予てから熱望していたXREAにサーバ移転いたしました。

 サイトをお持ちの方は聞いた事もあるレンタルサーバだと思いますが、自分も同じく以前から耳にしており、そのフレキシブルで自由度の高い設定が可能なこと、ドメイン&サーバの両方が簡単に取得できること、そしてなによりその値段が破格の安値だということ....と良い事尽くめです。

 はっきりいって単に500MBで年\2,400だけでも魅力的なのに、コンパネによる細かい設定が自分で行え、サーバの仕様もすばらしいのです。これ以上の物件はないのではないかと思っています。自信を持って他の方にお勧めできるサーバです!ただし、その魅力さゆえに無料サーバを取得するのは難しくなっています。新しいサーバが用意できてもすぐに定員に達してしまい登録が打ち切られてしまうからです。時々古いサーバの方でいくつか空きが出たりするのを狙う手もあるようですが。ちなみに広告免除サービス、ドメイン取得した場合は、常時無料サーバを利用(登録)できます。

 ドメインの値段も国内では破格な安値です。.com/.net/.orgなどは\990という安さ。.jpも\3,690という安さ。他社でseventh-heaven.jpを取得した時は\4,750でしたからだいぶ安いです。またドメインを1つでもそこで(ドメインなどの有料サービスはValueDomainというサイトで受けられます)取れば広告付き無料サーバ(容量は50MB)が利用できてしまうんです。年\2,400払えば、広告表示が免除されます。

 最初からここにしておくべきでした。
ちなみに今、今まで使っていたサーバからXREAのサーバへ移行している最中ですので、ちょっと心配です。きちんとseventh-heaven.jpのドメインがXREAのサーバに繋がるか、メールが受信できるか.....心配です。
 他のレンタルサーバでは、サーバのドメイン設定をしてくれますが、XREAは基本的にユーザが全て設定しなくなていけません。DNSの設定などは初めてなので少々不安です。その代わり設定の自由度が高いのですけどね。

 もし今まで通りにwww.seventh-heaven.jpにアクセスしていて、新しいトップページおよび新しいNotebookの雑記が表示されたならば、そのサーバはXREAの方だということになります。

 ネームサーバの設定がネットに浸透するまで通常24〜48時間かかるそうなのですが、.jpを取得したところではネームサーバが変更されるのは早朝、というふうになっていたので......どうなんでしょう。明日の朝には切り替わっているのかな?それともそれから24〜48時間?
 強制的にXREAの方で変更できるらしいのでそうにしてみようかなあ......。

http://www.xrea.com/
http://www.value-domain.com/

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2004年08月30日(月曜日)

 昨日は、DNS設定が完全にサーバに行き渡っていないためか旧サーバと新サーバを交互に繋いでいる様な状態でした。今日はかなり安定してきているようで、だいたい新サーバに繋げる様になっているみたいです。

 メールも以前のアドレスをそのまま引き継ぐことにしました。でもそのアドレスは個人用にしたいと思っています。Web/リアルの知り合いの方々のための個人用ドメインメールを持っておきたいなあと前々から思っていたのが一番の理由なのですが....1ヶ月程前でしたでしょうか。ウィルスが蔓延していた時期があったと思うのですが、それ以来毎日10通以上今でも届くのです。どうしてこんなに届くのかと本当に辟易してしまっています。

....思うに素材サイト(Materialer's Hammer)の方で多数のページにメールアドレスを記載してしまっていたのが原因なのではないかと思っているのですが....。もっとも第七天の方でもトップページからリンク付きで記載していたのでそこからの経由もあるのでしょうが、素材共同組合(素材サイトのリンク集サイト)からリンクで飛んでくる方達が....こんなことを言うと申し訳ないですが不信感を抱いてしまいます。

 というのも、リンクで飛んでくる方が全てではない事はわかっていますが、マナーのない方、最低限のパソコンの知識がない方、.....多いのです。こんなバカなことまで先読みして利用規約を表記しなくてはいけないのかという程の違反使用していたり、送られてきたメールは、礼儀なんてものはかけらもなく、文章すら理解しにくいものまで.......あります。まあ、礼儀はなくてもよろしいです。文句を言うのも構いませんが、せめてなんとか理解できる日本語の文章で送ってきていただきたいのが....本音です。・゚・(ノД`)・゚・ (人の事を言えるのかと指摘されると反論できないかもしれませんが。) それでも荒らしに遭ったりしたことはありませんから、それくらいのことで腹を立てる方が間違っているのかもしれませんが。

 実際、メールオーダーしてきた方のアドレスからウイルスメールが今までに何度となく届いています。.......ウイルス対策をしていないのでしょうね.....。素材を利用する方の中で目立つのが学生の方達だということです。特に中高生(最近は小学生も多いのかもしれませんが)の方達が多いのですが、彼らで目立つのが前述した事例です。

 よく言われている「インターネットの普及に教育が追いついていない」、ということが表れていると思いました。


....話がそれてしまいました。つい日頃の鬱憤が。w
で、サイトに記載するメールアドレスを作ろうと思うのですが、どういうアドレスにしたらよいかなあって、こんな些細なことに結構頭を悩ませていたりします。
@の右はseventh-heaven.jpで決まっていますが、左の方は....webmaster、info、mail辺りかなあと思っているのですが......第七天的に一捻りしてもよいかなあと思っています。keeper、reaper、bringer、spitter(これは差出人に失礼か)どれもmail-〜にしてみると面白い。

 でもいろいろ考えた挙げ句、結局お決まりのwebmasterなんかになってしまう気もします.....。

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2004年08月31日(火曜日)

 実はあるドメインを.netで取得してしまいました。同名の.comと.co.ukが既に取得されていたのと、ドメインの金額が\990なのもあって、押さえてしまいました。

 今思えば、seventh-heaven.jpなんて個人的には嬉し過ぎることなのかもしれないなあと思ったりします。本当はseventhheavenのドメインが出来れば欲しかったですがこっちは主要なものは全部埋まっています。おそらく今後も空く事はないでしょう。世間一般的(特に英語圏)には2語以上の単語の名前でもハイフンを入れないのが普通なのだそうです。ハイフンの付いたseventh-heavenも.com/.net/.orgは取られてしまっていましたし、自分が取らなければいずれどなたかが取得されたでしょうね。

 それなのに、ほとんどリニューアルで更新停止しているのは申し訳なく思います。でもリニュ後の第七天は間違いなくseventh-heaven.jpにふさわしいデザインだと胸を張れるんじゃないかと内心思っております。

 とにかくseventh-heavenのサイト名は多すぎるので、自分のサイトが他のサイトの中に埋もれてしまっているように感じてしまいます。でも長くこの名前でサイトを運営してきましたし、新しいロゴもご覧頂けたでしょうか。十字架の背後に龍のシルエットが入れてみたのですが、なかなか良い感じになったと自分でも喜んでいます。w ですからデザインからロゴまで今まで全てseventh-heavenという名の下で作ってきたという程、愛着があります。

 新しいロゴで調子に乗ってサーバエラーのページにも付けてみました。
.....こんなところにまで凝ってどうするんだろう.......。500なんてうちではまず起こりえない状態だから見る人はいないはず。
http://www.seventh-heaven.jp/404.html
http://www.seventh-heaven.jp/403.html
http://www.seventh-heaven.jp/500.html


 新しく取得したドメイン.....なんとなく既にバレてしまっていそうですが、demonesque.netです。.....実は少し考えがありまして....今は敢えて秘密にさせていただきますが、今後、必ず使うつもりです。

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 今年は台風などによる天災が多いですね....。
被害に遭われた方々にはなんと言えば良いやら.....本当に大変だっただろうと思います。九州、四国、中国・近畿、北陸など....主に西日本の地域は本当に受難の年になってしまいましたね.....。

 幸い、こちらの方は特に被害と言う被害は出ておらず、ほっとしています。新潟県(群馬の北に位置する県です。念のため)で被害が出たのはみなさんご存知かと思いますが、その際も群馬は特に被害も出ませんでした。.....全ては新潟と群馬を隔てる三国山脈のお陰だと思っています。この山脈があるお陰で、新潟は豪雪地帯なのに群馬はそれほど降らなかったり、今回の様に新潟では激しい被害が出てもこちらは大丈夫だったり...します。防護壁になっているわけですね。

 うちの町は群馬の南部で平地なので土砂災害などはまずありえないですが、危険なのは河川の増水です。うちの町は2つの川の合流地点に位置するので、危険度2倍。戦前などはしょっちゅう堤防が決壊していたようですが、現在は上流のダムや河岸整備により危険度は限りなく低くなっていますので日頃は気にも留めませんが、各地で起こった災害状況を見ると憂いを抱いてしまいます。

 今も台風が日本を駆け抜けています。予想進路に当たる地域の方々はどうか気を付けて。悲しいのはご免です。

 そういえば、台風の「当たり年」とよく使われる「当たり年」という言葉は、実は、幸運に恵まれた年あるいは作物の収穫が多い年の事を指すのですね。

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 今月は1日、31日と満月が二度拝める月です。二度目の月を欧米ではブルームーンと呼ぶそうです。別に青く見えるわけではなく英語の慣用句の1つらしいのですが、このブルームーンを見ると幸運が齎されるのだそうです。今宵のお月様(日本においては。国によっては今月ではなく先月だったかもしれない)がそのブルームーンなのですね。

 月は好きです。確か占星術か何かの占いで7月生まれ辺りの人は守護星が月だったりすることもあってなんだか身近に感じます。都会の方では見えにくいし明るく感じないのかも知れませんが、田舎wの方では満月の月明かりというのはなかなか明るいものです。そこに雲がかすかにかかる朧月夜もまた幻想的でうっとり(?)してしまいます。

 今回サーバ移転のついでに、月の満ち欠けを表示してみました。タグを貼るだけなのでとても簡単です。いくつか表示具合があって、詳細な月齢が表示されるものや単に月の画像だけなどあります。月の満ち欠けというと.....やはりラストバイブルを思い出します。(本家の女神転生も月の満ち欠けのパラメーターがあるようですが。)それと、個人的なネタだと、部屋に飾っているビアズリーのカレンダー。月の満ち欠けのアイコンが載っています。

 そういえば、満月の日は事故が多いとか出生率がどうのこうのだとか、いろいろオカルトっぽい話があったと思いますが実際のところどうなのでしょうね。満月の夜に産卵する動物っていませんでしたっけ???.....そういう話があるとすると、完全に無視できない話なのかなぁ....なんて思ったりもしますが。

何はともあれ今宵は月の光に満たされてくださいまし。

コッチハアメデミラレネーヨ゙(# ゚∀゚);y=ー(・ω・)・∴次回は2007/6月でつ。
ソンナニマテネーヨ゙(# ゚∀゚);y=ー(・ω・)・∴スミマセンデチタ

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