2005年01月01日(土曜日)
今年は癲狂院でのご挨拶となりますが、皆様、どうぞ今年もよろしくお願いいたます。
昨年は、門前雀羅な第七天でしたが、今年はぜひ! 再稼働させたいです。癲狂院はそのための助走、という形で先にスタートさせました。空間的に、ダイナミックに、そして魔的に.....それがコンセプトです。.....でもそんな風に論理的に考えているわけではなく、『ただ単にそうしたいだけ』.....と感覚的に作っているだけです。
さて、今年の酉年の年賀状、ご覧頂けたでしょうか。
......やっぱり改めて見ると、粗いです........。あの塗りは、スキャナに取り込む際、試しに軽く塗った時のもので、本当はそのまま使うつもりではなかったのです。去年のように、線画にテクスチャなどを適用し、加工してみたのですが、どうも格好悪くなってしまい、どうすればよいかといろいろ試した結果、元のスケッチを元に、素直な感じに済ます事にしました。
最初からそうつもりだったら、もう少し羽の感じを具体的に描き込んだのですが.......まあ荒々しいタッチも良い事に.....します。ちなみに、この輪郭線、白抜きの部分が、元のスケッチでは黒い線になっています。白抜きの線の周りの黒色は、スケッチではそれほど黒くなく、鳥以外の枠の部分なんかは、鉛筆で汚れた部分なんです.....。何度も書いては消したので、くすんでしまって......。最も黒い部分(=輪郭線)だけをPhotoshopLEでマスクを掛けて処理しました。その後、レベル補正により黒い部分をより強調させた.......という具合です。
この鳥、なんだかお分かりいただけます?......カラス、とりわけ、八咫烏(やたがらす)として描いたものです。三本足になっているでしょう? 八咫烏は日本書紀や古事記に登場するカラスで、道に迷った天皇を導いた....カラスです。でも最初は、その八咫烏で描いていたのですが、どうもポーズに納得いかず、もっと劇的なポーズがいいなあと思って悩んでいたところ、......カラス....カラス........!! そうだ、「マリア・カラス」! それで全ては解決してしまいました。
というわけで、八咫烏ではありますが、これはマリアカラスの化身.....のつもりで改めてポーズを変えて描いたものです。(下手過ぎてカラス&ファンから殺されそうだけど。)
実は.....マリア・カラスが大好きなんです.......。めちゃめちゃ美形だし、歌声はこの上ない至高のもの。.........でも波乱の人生だった....。ギリシャの海軍王、オナシスとの恋にやつれて、最後は声の出ない籠の鳥になってしまった.......。あまりに可哀想で、あの話を聞くのは辛い事です。もっともあんなくだらない男なんてさっさと見切りをつけて蹴りでも入れて分かれてしまえば良かったのに.......と個人的には思ってしまいますが.........。
カラスとオナシスは親密になり、カラスは夫と離婚して、オナシスと再婚しようと思っていたのに、オナシスは、あのケネディ大統領夫人、ジャクリーンと結婚したでしょう? オナシスにとってカラスはどうでもよくて、ただのうざったい存在にその後なってゆくのに、カラスはどうしても諦めきれず、子供が出来れば結婚してくれるだろうと目論み、やがてオナシスの子を身ごもりそれを喜んで伝えると、オナシスは.......堕ろせって冷たく言い放ったんだ......。泣く泣くカラスは堕ろすことになり、もうこの辺りでどうかんがえても二人の恋は破綻しているのは明らかなのですが、それが止められないのです。オナシスも、つき合うつもりなどないのに弄ぶ様な感じだったし......ああ、最低な男。晩年は孤独で、歌えない籠の鳥は、若かりし頃の自分の歌声を聴きながら過ごしたと言われています。
だから、描いたカラスは、威勢良く手を振りかざした様なポーズで天を向いて歌い上げているポーズにしました。
尻尾から続いて伸びているヴァイオリンのfホールをモチーフにしたツルバラは、栄光と華やかさを表したもの。右上、左上にある槍付きの車輪は、受難と神からの法悦を意味するために描きました。どちらの車輪が受難か法悦なのかは秘密.....にしても良いのですが、簡単に言えば、どちらも受難と法悦のつもりです。受難の先には法悦があり、それに向かい歌うしかないという意味を込めています。ま、右上が未来で左は栄光に隠れそうな受難の過去.....という感じ。
ちなみにタイトルに使ったフォントは「Vivaldi」。.......今年の年賀状には、オペラ、fホール....と、クラシックのコンセプトを密かに入れてみました。
ここまで思いを込めたのなら.......もう少し時間を掛けて描けば良かった.........。ちょっと後悔してます。だって1日で終わらせてしまったから.......。
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2005年01月05日(水曜日)
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050105k0000m040091000c.html
.......うわーん.....。・゚・(ノД`)・゚・
いつかそこに行って、ゴシックの夢を績ぎたかったのに........。
有名な建築家、J.H.モーガンが設計したゴシック建築様式の教会「横浜山手聖公会」が火災により焼失してしまいました。.......原因は何なんだよ.......放火だったら許さん! 犯人出てこい! (゚д゚#)ゴルァ
.......って新しく入ったニュース見たら、放火じゃないか!!!
また1つ素敵な建築が灰になってしまいました。個人的に好きな建物だったのですごく悲しいです。 古い建築物を残していくというのは難しいことなんですね。改めてそう思い知らされました。・゚・(ノД`)ヽ(゚д゚)ヨチヨチ
以前にも書きましたが、(おそらく)B'zの「IN THE LIFE」のブックレット内にも写っている教会です。......ゴシック様式といっても、パリ大聖堂などとは違い、規模も小さいし、フライングバットレスやリヴ・ヴォールトがあるわけではありませんが、装飾や雰囲気は部分的にゴシックです。やっとどこの教会か分かって今度横浜に行った時には是非寄ろうと思っていたのに...........。でも、同じく好きな「横浜海岸教会」は未だ健在だ。こんなことを言うのも申し訳ないですが、もしもの時のために......早めに見に行っておいた方がいいのでしょうか。
ゴシック建築と言えば、前々から気付いていたのですが、日本の近代建築(ここで言う近代とは明治から戦前まで)には、ゴシックの特徴を部分的に取り入れた建築がなかなかあるようです。ゴシックのみならず、ロマネスク、ビザンティン、ルネサンス...などをちゃんぽんにしたのがよく目につきます。とりあえず良さそうなところを取り入れちゃえ....というような感じだったのでしょうか.....?
それで、とりわけ意外な建築にゴシックぽさを見つけたのが、大学の建物です。東京大学の安田講堂や、早稲田大学辺りの建物はゴシックぽいと思ったのですがいかがでしょうか。どちらもゴシック大聖堂の鐘楼を思わせる様な高く伸びた作りですし、早稲田なんかは、尖頭アーチがあったり、ゴシック調と言えばこれ、っていう、あの、円を4つ、菱形の頂点に当てはめた四葉のクローバーみたいな穴の開いた装飾なんかも見かけた様な......。テレビ等でしか見た事無いので確信は持てないのですが、かなりのゴシック率だと思いました。........学生が羨ましいです。あんな素敵な建物を身近に過ごせるなんて。
大学以外だと、現在の東京国立近代美術館の工芸館(旧近衛師団司令部庁舎)にもそういう装飾がちょこっとあったのに気付きました。(写真に撮ってあるのでいずれ掲載する予定) あそこの庁舎は面白くて、ゴシックというよりも悪魔っぽいんです。五芒星(ペンタクル)の装飾がちらほらあったりします。近衛師団、五芒星、帝都..............帝都大戦を彷彿とさせる感じが.....個人的にツボ。.......ガーゴイルとかバフォメットとかの置物が欲しいね、あそこは。w 案外、黒魔術師でも居て、クロウリー直系の強力な魔力で敵国にダメージを与えようとしていたんじゃないかと思ってしまう......。そういえば江戸幕府も.....徳川家康には金地院崇伝とか、側近に名高い僧侶が数人居て、豊臣家を亡ぼすために色々と画策していたようだし.......案外あり得るかも。(ぉぃ)
ん、近衛師団司令部庁舎は、皇居からすぐ近くのところだから.......................................もしかして皇居はルシフェルの城=ルシフェリウムだったとか!? バールが魔界最高司令官/元帥だったし、アスタロトとベリアルが左大臣(占星術師)/右大臣(参謀)でしょ、メフィストが宰相で、バール陸戦隊、ベリアル竜騎兵団とか......となると帝都はパンデモニウム(伏魔殿)ってことに...........。
(.....また危ないネタを....というかもうゴシックとは関係ない話へ......)
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あっという間に過ぎ去った年末年始。
年末は癲狂院のサイトの公開と年賀状の制作で終わってしまいました。年賀状は毎年、親のも全部引き受けているので、住所録、宛名の修正作業に追われるのでした。デザインは自分のを流用していますので、その点は楽ですが、果してあのような落書き程度の出来映えのデザインで良いものなのか.....少々疑問です。......まあ、親宛に届く賀状を見ても、オリジナルなものはごく僅かですし、大抵は文字のみ、既成の年賀状ハガキか、素材を使用したもの、のどれかですから、それらと比べれば、多少下手でもオリジナルなものは、見る価値があるのかもしれないので.......良いのかもしれませんが。
そういえば、年賀状を投函するとき、大ボケをかましてしまいました。未使用のこれから宛名印刷するハガキまでまとめて投函してしまい、幸い局が閉まった夜にポストに投函していたので、翌朝、即行で電話して区分けして未使用ハガキをとっておいてもらいました。......まったくほとんど徹夜状態で数日間やっていたので、もう思考回路がめちゃめちゃだったのでしょうね。 自分の年賀状には、ちょこっとメッセージを添えて出したのですが、なんだかとんでもないメッセージ&乱文だった様な気がします。 ........何て書いたのか憶えていないし.......ちょっと心配です。「一緒に世界征服しましょう」なんて書いてなきゃいいけど。w
年始は、親戚の家へ行く事は近年ではほとんどないので楽なのですが、送っていない方から年賀状が届くので、それの対応をしなくてはならず(もちろん親の)、それの作業で時間を割いてしまったし、予想外だったのが、帰省した弟からの曲の依頼でした。なんでも大学の卒業制作でBGMが必要だとかで、締め切りが近いのでさっさと用意してくれ.....だなんていうんだもの。仕方ないので徹夜で完成させました....。.......そんなわけで年が明けてもろくに寝られず、ゆっくり本なんて読める場合ではありませんでした。
でもまあ、それでも代わりに収穫もあったのでそれを思えば許せます。......後日公開&説明しますが、頼まれた曲は、以前作って公開していたある曲をリメイクしたものです。なかなか良い仕上がりになったので満足しています。それに年明け早々、久しぶりにキーボード(楽器の鍵盤です)の前に座って、いくつか良さそうなフレーズが作れたのでこれも結構満足でした。ギターも、去年のうちにピックや弦を買い込んで、弦も張り替え、新年の弾き始めをちょこっとしましたが、なんだか以前より上手くなっているような気がして嬉しかったのでした。.....去年、コツコツ練習していた成果が表れたのでしょうか。もちろんまだまだ下手ですけれど。
最近になってようやくオーディオインターフェイスを買ったので、これからはさくさくギターを録っていけそうですので、曲作りも楽しくなりそうです。
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2005年01月06日(木曜日)
昨年同様、年末年始のためにいろいろ本をアマゾンから注文したのですが、結局全然読んでません。
けっこう買い込んだのですが..........ろくに目を通してもいない状態......。
いちおう買った本を書いておきます。(誰も関心ないとは思いますが)
アート・ライブラリー ロートレック
エロスの美術と物語 -魔性の女と宿命の女-
江戸300年吉原のしきたり
天使になった男
少女地獄
セックスボランティア
スクールランブル
xxxHOLiC
...........相変わらずめちゃめちゃな組み合わせだ......。しかもなにげに怪しげなタイトルばかり.....。w
「エロスの美術と物語」というのは、アマゾンのレビューを見れば分かるのですが、はっきり言ってタイトルが内容と合っていません。サブタイトルの方が近いです。要するに、ファムファタルを取り上げた絵画を紹介している本です。サロメがメインで取り上げられていて、その他ユディット、メデューサなども載っていました。......ほとんどサロメ大集合本、って感じ。w ネットでサロメを取り上げた絵画をかなり見つけたと思っていたのですが......甘かった......。こんなにいたとは! 首、首、首の嵐。頭を掴んでいるものもあれば、抱いているもの、キスを交わしているもの、すごいことになっています。取り上げた画家は、モロー、ビアズリーがメインに、象徴主義/ラファエル前派のロセッティなどでした。 全く持って個人的ツボをしっかり押さえられていた内容で、激萌え。 後でじっくり見ます。
「江戸300年吉原のしきたり」は、.....まあ詳しく吉原の事が知りたかったのと、樋口一葉を理解するには、吉原は避けて通れないかな、と思ったので読んでみる事にしました。
ロートレックのは画集です。また詳しい解説も載っていたので、彼の人生や性癖が良く分かりました。w 西はムーランルージュ、東は吉原、って感じで.........あぁ倒錯してる........。
「少女地獄」.....タイトルが、ロリ臭くて、勘違いされそうですが、夢野久作の作品です。夢野久作といえば、「ドグラ・マグラ」が有名ですが、とりあえずこちらの方が読み易そうかなと思ってこれを先に買いました。.......狂人が書いた小説だとか言われていますが、そのミステリアスで退廃的な雰囲気がするのに惹かれます。........癲狂院の雰囲気は結構近いかもしれません。けっこうお勧めです。別にやばげなものではないと思います。
スクランとホリックはいつも通り。スクランはやっぱりどこか懐かしいというか少年の記憶を辿る様な....そんな気にさせてしまうので好きです。絵も......7巻の沢近のドレス姿に萌え。.....ほんの少しだけ天広さんの描く咲耶や千影に近いものを感じます。ホリックは、和のゴシックという感じで、和風+ゴシック+魔術の世界に浸りたいなら、絶対お勧め!! キャラの表情、衣装、装飾、背景、どれをとってもそのスタイルで描かれています。....ゴシック好きなら買うべきです。
残りの2つは、新聞等でも取り上げられていたものなので、きっと皆さんご存知でしょう。
............買ったリストを見て思うことは、非日常な世界/雰囲気に惹かれる/味あう為に読みたがるのかも.....ということです。まあ、最近はデカダンス+ロマンスみたいな世界にはまっているので、ムーランルージュ、吉原に興味があるというのもあるのですが、これらをまた創作に活かせればと思っています。
癲狂院のデザインはおそらくそうでしょうし、以前作った「Burgundy Night」はまさしくデカダンス+ロマンスのイメージで作り上げたものでしたし.........いつかは、吉原の世界を独自に解釈して、曲に....してみたいです。
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2005年01月07日(金曜日)
ということで、弟に頼まれた曲はこれです。
Preparation Original Mix
以前に公開していたものはこちら。
Preparation
......同じ曲です。後者のものは、友人にゲームBGMとして頼まれて作った際のものです。でも、私的に思い描いていたスタイルは前者の方でした。仮の段階の3トラック程の状態でも、既に前者の方のスタイルが表れていたのですが、もっと落ち着いた感じ、という要望だったので、穏やかな感じにしたのが後者です。
どちらが良い悪いというわけではないのですが、個人的には、前者の方がやっぱり、この曲には合っている気がします。....なんというか、近未来的というか、ベイエリアというか........明るく希望に満ちている様な....そんな雰囲気。日頃、ゴシック、ゴシックと言っていますが、別にダークなクラシカルなもの「だけ」が好きなわけではありません。(もっともゴシックは光&闇の融合だと思っていますが) こういう未来感のあるのも昔からすごく好きだったりします。.....だからピコピコした打ち込みサウンドも大好きなんだと思います。
この曲を含め諸々そうなのですが、メロディやフレーズには、その中に、向かうべきスタイルを備えているのだなあと、改めて感じました。それを上手く感じ取ってアレンジしてあげると、良い部分を出してあげられるのではないかと思います。だから、無理に違う方へ持っていっても.....(もちろん腕次第で良く仕上げられると思いますが)やっぱり、メロディが持つ本来の良さを出し切れない気がします。(別に....要望の内容が悪かったというわけではないのですが。)
それと、今までネットに掲載した曲の中では、初めてギターを入れてみたのですが、なかなか良い組み合わせになったのではないかと思っています。徹夜で半分寝ながら弾いていたので、冒頭部分がヨレているのは勘弁してください。 同じフレーズを2度弾いて、それを左右に振り分ける事をダブリングと呼びますが、それをしています。別に今日ではごく当たり前な手法の1つではありますが、やはり充分に歪ませたギターのダブリングというのは厚みが出るし、「左右の音の壁」みたいな感じで個人的に大好きです。.......この曲では、完全に同じフレーズは弾いていませんが、それがまた(・∀・)イイんです。相違により空間が生まれるし......というか、完全に同じフレーズをズレずにピッタリ弾ける腕はありません。orz
あとは、今回使ったMIDI音源は、最初はCS1x、SC88proのみだったのですが、N1の音色にして、内蔵のディレイ+コーラスのエフェクトを掛けたら随分と良くなったのはびっくりしました。もともとN1の音色は厚みがあるのですが、GM音色の方は抜けが悪いと言うか細い感じだったのですが....エフェクト掛けるだけでこんなに違うなんて......て感じでした。
ともかく、新年明けて早々、個人的に良いものが出来て、幸先良さそうな気配です。.........前にもどこかで書いたかもしれませんが、ギターのみでは迫力があるのに、打ち込みのサウンドにギターを入れると、しょぼくなってしまったりと上手くいかなくて困っていました。でも、何故か今回は上手く合さって驚いています。(この程度で?......なんて突っ込まれるとそうなのですが以前よりはマシです。orz) ......半音下げチューニング+EQを多少いじったのが良かったの? というかギターのせい?。いつも弾いていた方のは、中音域に集まる感じでなんとなくレンジが狭かった様に思うし....。今回弾いた別のギターは、その逆で中抜け気味のレンジの広い感じのだったから..........。ってそれが関係するのかどうかは試していないから分からないんだけれど。
ようやく.....スタートラインに立てた気がしています。いつもギターものの音楽を聴いているせいか、アレンジするとき、ギター無しのアレンジではどうも上手くいかないと思っていたのですが、やっぱりギターを入れるべきアレンジをしていたのだと確信しました。今回のアレンジでは、それほどパートは多くなくて、ギターのトラックを省くと、すごいスカスカになります。w それだけギターの力は大きいわけですね。
もちろんまだまだ課題もあります。ベースがちょっと手抜きになっています。w ベースもまた問題で、重厚なギターを入れる時に、MIDI音源のベースを入れると、やはり上手く行かなくなることが多くて困っています。DTM音源だからかなあ.....? もう少し良い音源だと違うのかも.......でも高いし.....。安い弦ベースの方が良い感じになると思っているので、いつか試してみたいです。
もうひとつの課題が、フレーズ作り。.......中間のピアノのフレーズは、以前のバージョンではベースに使っていたフレーズです。今回もベースにそのまま使おうと思ったのですが、ベース音の問題もあるのか、どうもしっくり来なくて、オクターヴ上げたら良い感じになりました。.........なんだかいつも、どのパートに対しても、メロディックにしてしまいがち、みたいなんです。......要するにどのパートも主張しすぎになってしまい、バランスに欠いてしまうという感じ。ミックスもそうなのですが、メリハリってとても大事なんですよね。......分かってはいるのですが、どうも上手くいきません。 ......今回のベースはすごいよ。ルート音を2小節全音符だもの。w ただ単に「ブー」って鳴ってるだけ。w その代わり、レイヤーで原音+オクターヴ下+2オクターヴ下に重ねている音色にしました。.......ベース音域よりオクターヴ高かったから失敗したのかも.......。
........まあ、手応えは有り、ということで、今後が自分でも楽しみです。
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2005年01月08日(土曜日)
ずっと前に、癲狂院のページをモノクロにするつもりだったと書きましたが、これがそうです。でも....とあるテレビ番組「本当は怖い家庭の医学」で、黒十字が象徴的に使われていたので、それだと真似ていると思われるのが嫌だったので、別の色にすることにしました。この番組のサイトではそうでもないのですが、番組のオープニングCGムービーは、ゴシックホラーそのもの! 番組内でも、ガーゴイルと思わしき置物が巨大な注射器を手に抱えていたりするし、間違いなく「狙って」いるでしょうね。.....病弱な自分にとってあの番組は脅し番組にしか見えませんが。w
それなので、次の候補にしていた赤を試してみたのがこれです。 .....これもそれほど悪くない感じですが、他のコンテンツで赤を使う事にしているので、やっぱり他の色にしなくていけないので、結局、現在の緑色になったというわけです。 .......癲狂院の色は、当初は赤か黒のどちらかしか思いつかなかったし、それは個人的「ゴスロリ」のイメージで制作しようと思っていたのもあったりします。......ゴスロリ風なのも案外....というかばっちりマッチしていると思うので......誰か試してほしい......かな。ゴスロリって例の事件以降、どうも「リストカット」を連想させてしまうような.....イメージが大きいから、まあ病院って感じにすると、いいかな、って。コンテンツはネタだけにしてほしいですが。
各メニューのタイトル名も実は結構悩みまして、一応サイト名は精神病院だから、それにふさわしいのがいいかな、と思い、ネット上をかなり探してみたのですがなかなか良さそうなのが見当たらなくて、意外にこれで時間が掛かってしまいました。 何やら意味深な漢字は、薬品名の当て字です。明治期の雰囲気を少しでも言葉で表そうと思って、昔の当て字をいろいろと探ってみたのですが、舶来の薬品ばかりだったのだろうから、当て字にしたものがたくさんあるのだろうと思っていたら、これが全然無くて。古い医学書なんかも見てみたのですが.....明治期では既に遅過ぎた? 江戸末期辺りじゃないとダメなのかも........。画像にある薬品名は、左から、ヨードチンキ、モルヒネ、コカイン、青酸カリです。モルヒネは、ネットで出てこなかったので、本当に当て字があったのかどうかちょっと疑わしいのですが、本などでは見つかったし.......う〜ん。コカインがあるなら、マリファナとか、麻薬名でメニューにするのも有りかなと思ったのですが、他は見つからなくて......。あ、右に表記したのは、アンモニア、アルカリ、アルコールです。アンモニアは漢字が異なる当て字がありました。.....どっちが本物?
カルモチンは、大正末期から昭和初期にかけて、この薬(鎮痛剤/頭痛薬)の多量の服用による自殺が流行ったそうで、カルモチンマニアといえば、.....やはり太宰治ですよね。しかも、『連れだけが死んで自分だけは助かる』という得意技を度々使っていましたが。180錠から300錠程飲まないと逝けないようで、......一度にそれだけの量をお店で買うと、自殺するのがばれるので、あちこちから少しずつ買って、集めたらしいですが..........そこまでしてやるの.....って感じですけど。知りうる限りでは、他に、金子みすゞや、種田山頭火、山本夏彦辺りがカルモチンで自殺を図っています。(後者二人は未遂)
........とまあ、昔の薬剤名でダークでレトロなw、雰囲気を出そうと思っていたのですが、あまり見つからなかったので諦めました。
仕方ないので、それなら、残りは病名辺りしかないなあと思って、精神病の病名を探したのですが、あっても長ったらしい、しかも一般人は知らないものばかりでしたし、それらの病気を患っている人に失礼だと思って、それも諦めるはめに...。JEDO 医歯薬英語辞書
だいたい「癲狂院」の言葉自体、NGだと思うので、実は心配しています。放送禁止用語には指定されていないのですが(というか言葉が古過ぎて誰も使わないからなのかもしれませんが)、「癲狂」という言葉は.......もしかしたら「気xxい」なんかと同じレベルのやばさかもしれないと思うのです......。博識な方どなたか教えて頂けたら助かります.......。
まあ、そんな病院に管理人自らをぶちこんだのだから(管理人名は一応変えたけど。さすがに実名で載せる勇気はありませんでした。)、ネタにしてもかなり危険なサイトです。w それをグラフィックでいかに上品に魅せるか、というところに拘りすぎたので、あんなに画像サイズが大きい激重なWebページに..............。
病名じゃまずいってことで、「phobia」:恐怖症ならいいかな、と思って、これもまたネットで検索して、phobiaを集めたサイトがあったので、それから似合いそうなものをいくつかリストアップしたのが周りに書いてある単語です。.........結局1つも使わなかったのですが、まあ、どうでもよいphobiaがあるものです。本当にあるのかどうか疑わしいものまでありましたが見ていて面白かったです。The Phobia List Japan
あとは、上部にある黒い帯に十字の入ったバナー。これをメニューなどの背景に使う予定でした。はっきりいって現在のような細かな装飾にするつもりはなくて、もっと第七天のおまけ程度にしか考えていませんでした。その黒帯の十字は、個人的に、ハーケンクロイツっぽく感じてしまったので止めにしました。もしくは鉄十字にも見えます。黒背景に白色でふちどりを施した十字架っていうのは、けっこう邪悪な雰囲気があると思うのです。......邪悪さは取り入れるつもりはなかったし、もっと上品な感じが良いのかもと思う様になり、曲線を多用した装飾を考える事にしたわけです。
で、タイトルに使ったフォントは「金文体」というダイナフォントのものなのですが、これの効果は大きかったと思っています。この和文フォントでなければ思い描く雰囲気を表現できなかったと思っています。.......だって、画像を見てよ.....一番上の隷書体だったら、「本気で」危険な雰囲気じゃない.......? その下の明朝体でもNGでしょう。これらのフォントしかなかったら、癲狂院なんてタイトルにしていなかったと思います。3番目のモトヤフォントのアポロでまあまあOKってところ。でも金文体は、読みやすさよりもデザインに魅力があるので、それ自体がデザインになる感じなので、タイトルには持ってこいだと思って、これにしてみました。
...........でも、実はとある本の表紙に同じ様なデザインが施されていたんです。知らず知らずのうちに頭の中に残っていたんですね。次にその本を紹介します。
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2005年01月09日(日曜日)
『變態性慾ノ心理』/リヒャルト・フォン・クラフト・エビング という本があります。
もう随分前に買った本なのですが、そもそもこの本を買った動機の1つに、表紙デザインに惹かれた、というのがあります。CDのジャケ買いの様なものですね。その頃(といっても数年前ですが)はまだ今程、金文体は見かけませんでしたし、何より、この旧字体と金文体の組み合わせが、すごく素敵に見えてしまって。..........中身も......その頃、侯爵(誰だかお分かりですね?)の本を読んでいたので、その心理が知りたくて買ったのももうひとつの動機でした。
リンク先のアマゾンのページに書かれている通り、この本には、サディズム、マゾヒズム、フェティシズムの3つについて、著者が診察した患者を症例に挙げて書かれています。著者のクラフト・エビングは、19世紀の精神科医で、最初の性科学者なのだそうです。サドにちなんで付けられた「サディズム」の対義語として、作家のレオポルト・ザッヘル・マゾッホから「マゾヒズム」と名前をつけたのも、他ならぬこのクラフト・エビングなのです。
意外に本の値段も高かったし、なかなか興味深そうな内容になっているのかと思いきや...............、レビューにある通り、症例だけを並べているだけで、しかも同じものや近い症例も少なくないので、飽きてきます......。もっとタイトル通り、その「心理」について何か探れると思っていたのでこれにはがっかりでした。訳者も、原書にはある考察の部分はばっさり省いて単に症例だけを載せるつもりだったそうですし、原書はもっと辞典の様に分厚いもので、上の3つの倒錯以外に、「同性愛」の項目もあったそうです。 .........アマゾンにレビューがもっと早く書き込まれていたらなあ........買った時にはまだレビューが1つもなかったんだもの。まあ最初から表紙買いだったし仕方の無いところではありますが。
ちなみに、サディズムとか言っても、書かれている症例は、ローソクとか鞭とか緊縛とか(ぉぃ)使ったそういう類いのものではありません。w 犯罪的なものですね......。症例の中には、猟奇的なものもあって、猟奇的殺人や、性犯罪の様なのが多かったです。サドお得意の鞭打ち辺りならば、笑って済みそうですが(そういう症例もあったのですが)............血に飢えてxxx、悲鳴に飢えてxxx、墓場から死体を掘り起こしてxxxしたり、xxxを切り取ったり、挙げ句の果てにそれをxxxり、ちょっと書きたくない事柄ばかりで.....怖過ぎでした。((;・д・))ガクブルものです。
その点、マゾヒズムやフェティシズムは、けっこう笑えるのがあって、ちょっとほっとしてしまったり。(ぇ) 長い髪フェチとか、手袋、ハンカチ、ビロード、なんかのフェチなどなど.........ますます心理が分からない.........って感じなんだもの。w マゾヒズムはやたら靴で踏みつけられるのが多かった気が.......。いつの時代も同じ様な倒錯者がいるものだなあ...と何故か妙に納得。
本当....考察の部分がなければ無意味なものになってしまう気もします。尤もその当時にはまだ、精神医学などの研究が進んでおらず、今では考えられない様な理由を元に判断を下している記述もありますから、省く理由もわからなくもないです。でも、それだとタイトルには反していますね。近年、おかしな事件が多発しているでしょう? 神戸、長崎、奈良....ついこないだだって......犯人が同じ名字でえらい迷惑なんだよ! (......同姓同名の俳優はもっと迷惑しているでしょうが。呪いたくなるでしょうね。) 本書に載ってしまいそうな犯罪は今でも起きています。それらを紐解く手がかりが何か見つけられればいいかな、とついでに思っていたので......残念です。
.......とまあ、癲狂院のデザインの元ネタはこの本だったりするかもしれません。本棚を漁って久しぶりに見た時にはびっくりしました。旧字体混じりの金文体によるタイトルの下に、その訳の英語表記は字間が大きくとられていて...............似てますね。真似るつもりはもちろん全然なかったのですが......。
ちなみに、この訳者についてぐぐってみたところ....とあるサイトにこの本についてのコメントが写真付きで載っていました。柳下毅一郎スペシャルインタビュー
『女のコが勘違いして買う様なオシャレ変態ものにしたかった』........そうだったの.......。無粋野郎が買ってしまったのは間違いだったのね........。orz そういえば女のコ向けの変態本、けっこう前に本屋で見つけたけど。淫蕩学校 サド×澁澤の最狂コンビの本なのに、こんなデカダンなイラスト付きで出ているとは......! どこかで読んだ憶えがあるなあと思っていたら、ソドムの120日の冒頭部分だったのですね。 こっちはもっとすごいことになっているけど。.......表紙が達磨じゃないの......ジェローム神父............最狂です。
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2005年01月10日(月曜日)
ここ最近、いつにも増してギターを弾いていたので、指がボロボロになっていたせいだと思うのですが、昨日いつものようにギターを弾いていて、ふと指板に目をやったら........うわ〜〜〜、赤くなってる!.......えぇ〜、ということは.......と思って手を見ると、血が結構出てた......。指板もいくつものフレットが真っ赤になってるし.......自分でもびっくりです。普段は指板を見て弾きますが、時々、手癖のフレーズやメカニカルなフレーズの練習なんかをしている時は、指板は見ないで、パソコンのモニタでネット見ながら弾いています。w ついついノッて弾いていたら........って具合です。
指を切る程弾いていたのは.....ひさしぶりです。ずっと昔、ギターを始めた頃以来かもしれません。よくチョーキング連発しすぎて、爪と指の間がぱっくり裂けてしまったことは何度もありましたが、流血はありませんでした。 この裂けるのも、痛い!! 手を水で洗ったりした時なんかはもう! 爪と指の間に針を刺す様な痛さです。 最近は、チョーキングをかなり多用しても平気になっていたのですが、代わりに指先の皮の厚さが減ってしまっていたのでそれのせいで切れてしまったのでしょうね。
他の方はどうなのか分からないですが、継続的にギターを弾いていると、指先が足のかかとなんかよりもずっと厚くて堅い皮になります。指先を何かプラスティックの様なもので覆われている様な、そんな気さえするほどです。.........ギターを弾き続けていると、一時期堅くなって、後は程よく柔らかくなるとかって、ギターの先生がそうおっしゃっていた様な気がするのですが、う〜ん、自分の場合は、けっこう堅いまんま。今回の様に弾きすぎて皮がボロボロになって薄くなってしまうののとは言っている事が違う様......。
それにしても、痛い思いをしたり血を出してまで、よくやるなあと自分でも感心....というかバカだなあとw、思ってしまいます。左利きで、手も小さく、それで右利きのギターを弾くなんて、今思えば止めといた方が時間の無駄にならなかったのではないかと思ってしまいます。何度もギターやめたくなった時期があったし。......思う様に弾けない、言う事を聞かない手に、もどかしさをよく感じました。
まあ、それでもどうにか最低レベルにはなっているのではないかとは思っています。(ぉぃそれって.....w) 一応それなりに速く弾く事もなんとか出来ますし、リフなんかのバッキングも前よりはだいぶまし。問題なのはピッキングの正確性かなあ。.....こういうところに左利きで右利きギターを弾くという環境に問題が出てくるんですね。やっぱり利き手ではない方は、感度というか手をコントロールするのに違いがあります。以前はそれがもっと酷くて、ろくにピッキングさえ出来ませんでした。ダウンピッキングはよくてもアップが本当にダメで、ひっかかりまくって、たどたどしいプレイになってしまって.......。しかも手がロックされたかのようにガチガチに固まってしまう様な手の振りで..........まったくあれには泣きました。
手の小ささもやっぱり、ね。普段、弾く時にはそれほど気にはしないのですが(だって元からその指のサイズなんだし)、改めて振り返ると、もう少しだけ指が長かったりすれば、弦をミュートし易くなるのに....と思います。歪ませていないクリーンな音ならば、ミュートしていない余弦の音はそれほど目立ちはしませんが、充分に歪ませていると、常時、余弦をミュートしていなければ、ぐちゃぐちゃになってしまうでしょう?(ギターを弾く人には分かってもらえると思いますが) それに間違えて違う弦をかすって弾いてしまった時も、ミュートしていれば大丈夫ですが、していないと、もろに鳴ってしまいますし。
.........原因が突き止めているなら、あとはその対策をすればいいわけで、.........ということは結局、練習ですね。w
でもしばらくは弾けない......。絆創膏を貼って弾いてたんだけど、痛い! 激痛が走る! 血がまた出てしまうし........。怪我してない残りの指のみ使って弾くしか.....ないか。
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もう結構前になるのですが、お世話になっているXREAの有料サービスの容量が1000MBになっていました。それまでは500MBだったのですが、料金変わらず1000MB! すごい! さすがXREA! 最高! ......タイトルに誇張して1GBなんて書きましたが、実際には1GB=1024MBですよね。まあともかく1000MBもあれば、もう容量で困る、なんてことは絶対ないでしょう。自作のmp3だって、1曲大きくても5MBくらいなら単純計算で200曲、写真だってばかでかいサイズで1MBだったとしたって1000枚。......自分は出来ませんが、アニメーションやムービーだってどんどん公開できますよね。
XREAって本当に自由なんだと思います。本当......ここに移転してきて良かったと心底思います。束縛も強制もされない、自由の身。.........あとはこの環境がずっと続く事を願うだけです。
って違う違う。
宝の持ち腐れにならない様に自分自身がずっと制作し続ける事を願うばかり.....
って願ってるだけじゃだめだよ。形にしないと。
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2005年01月13日(木曜日)
年末に.....、とあるソフトを買いました。
アドビの「Live Motion」というソフトです。
......おそらくご存じない方、多いでしょう。それもそのはず、既にバージョン2.0で開発終了してしまったソフトで、2004/11でサポートも終了してしまっています。去年の春頃に買うつもりでいたのですが、ずるずると延びてしまい、年末になってしまいました。価格ドットコムに登録されている、このソフトを取り扱う店も、購入を決めた頃から既に2店舗程だったのですが、誰も見向きもしないのかいつになっても変わらないので、そのこともあってずっと放ったらかしにしてしまっていました。 それでもさすがに年末辺りにチェックした際、ついに残り1店舗になってしまい、値段も安くなっていたので、もう後が無いと思い、急いで購入しました。.....案の定、その後売り切れになったところから、おそらく1本しか在庫になかったのでしょう。
ではなぜ、このソフトを買ったかというと.......、
実は、同社の「ImageStyler」の機能を受け付いたソフトだったからです。
ImageStyler....これもまたバージョン1.0で姿を消した幻のソフト.......元々、Webデザイン経験のないユーザー向け、という肩書きでのソフトで、値段も1万そこそこでしたので、ふつうのデザイナーからは全く相手にされず、Photoshopにも同様のレイヤースタイルが搭載されるようになったりして、お払い箱状態になってしまい消えてしまったのだと思いますが.......、自分にはなぜ相手にされなかったのかよくわかりません........。
このImageStylerは、各々のオブジェクトがPhotoshopなどのレイヤーとは違って、各々にレイヤーを持っているので....Webデザインに必要なロゴ、ボタン、バナーなどの「部品」が非常に扱い易いのです。Photoshopのようにペイントすることはできませんし、Illustratorのようにドローツールもありません。簡単な図形作成機能に、重複部分を切り抜いたり合成したり.....くらいしかできませんので、複雑なシェイプに施す場合には、他のソフトで作ったファイルを読み込む必要がありますが、それでもこのソフトには魅力があり過ぎました。とにかく部品を実際に手に取る様に扱えるので、直感的に制作できるところがなによりも素晴らしい点です。癲狂院の様々な装飾フレームは、ほとんどプラモを組み立てる様な..そんな感じでした。ImageStylerが無ければ、癲狂院のあの装飾は表現できなかったと思っています。(STRATA Vision3d + ImageStylerに、Photoshop Elements、Fireworks.....と手持ちのソフトを総動員させたのですが、使用率が一番高かったのは前者2つ。Vision3dは3DCGソフトですが、他の3DCGソフトでも可能な制作でした。)
機能が少なすぎず、多すぎず、という点も良かったのかもしれません。オブジェクトごとに用意されたレイヤーは4つまでしか使えませんし(オブジェクトを合成すればまた使えるレイヤーが4つ増えるので、実際にはもう少し使えますが)、先述の通り、描写能力はありません。
そんな自分に取っては魅力的なこのImageStylerもかなり前に開発終了したソフトですので、Mac OS Xには対応していません。クラシック環境では問題なく使えるので、現状では問題はありませんが、今後のことを考えると、やはり純粋にOS Xに対応したソフトであってほしいな、と叶うはずも無い願いを抱いていました.............。
がしかし! たまたまネットでLiveMotionが開発終了という話を知り、それまで名前しか知らなかったソフトでして、ImageStylerと同じ様に低いバージョンで打ち切られたというので、一体どんなソフトだったのだろうと調べてみたら.......なんとImageStylerの後継ソフトだったではありませんか!
アドビとしては、ImageStylerの後継とは位置づけていない様ですが、誰が見ても、ImageStylerと同じインターフェイス、機能を持っている事が分かると思います。......本当にそっくりなんです。ImageStylerに備わっていた機能は全て受け継がれていて......さらにマクロメディアのFlash、Illustratorに似た簡易的なパス機能も備わっていたのです!
実は、サイトをリニューアルするにあたって、装飾フレームを作る事に頑張っていたのですが、どうしてもImageStylerだけでは、簡素な形しか出来ず、パス.....ドローイングの機能を持つソフトが必要だなあと思っていました。illustratorは、ちょっとしたドロー機能だけが欲しいというのには高過ぎるし....という具合で、何か良いソフトは無いものかと考えあぐねていました。それに...なんとFlashの作成機能も備わっているというのですから! 願っても無いことでした。
もちろん、Flashが作れるといっても、本家を超える事は出来るはずも無いわけで、どうしても劣ってしまうのは承知しています。それでも拡張機能はしっかりしているようですし、制作者が自らプログラミング出来る余地もあるようなので、....多分普通にネットで見受けられる個人サイトでのFlash作品辺り位ならなんとか作れるのではないでしょうか。まだ自分はFlash初心者ですし機能が少ない方が却ってやり易いかもしれませんし。....というか、アドビが流行りのFlashに負けじと出したソフトなんですよね......。余談ですが、よく聞かれる話ですが、Web方面では、アドビはなぜかうまくいっていない....様ですね。マクロメディアのDreamweaverにGoLiveも押されがちですし.....。もっとも最近GoLiveの値段を下げて、売り上げが伸びているとか.........。高価なソフトが良いソフト、売れるソフトではないということに気がつき始めたのでしょうか???
そして、Mac OS X対応のソフトです。......ネットではImageStylerのファイルもLiveMotionの拡張子に変えてあげれば問題なく読み込める....とあったので、それも期待していたのですが、上手くいきませんでした。.....マック版では無理なのかもしれませんね。それでも言う事無しです。大満足。元は2、3万程したソフトが、1万ちょっとで買えたのですしね。
タイトル通り、最後の切り札、です。......あぁ、切り札といえばもう一つ凄いのを持っているんだった。現在使用しているマックがそうです。Mac OS X/9.2のデュアルブートの最終機種にしてG4の最終機種でもあるこのマックは、中古市場では、高値が付いているのだとか.....。(中には元の値段よりも高く付いている場合もあるとか) 未だにOS9のクラシック環境を必要としているユーザーがいらっしゃるということですね。最後の切り札にして両刀使い.........おまけに拡張性は抜群だし、スピードも冴え切っています!
G5ではないし、定番のPhotoshop/Illustratorも持っていませんが、私的には、この環境は最高の環境だと思っています。音楽制作(MIDI/Audio)も、グラフィックス(2D/3D)も、Webデザインも出来てしまう環境がそこにはあるのですから。恵まれ過ぎている.....とさえ思ってしまいます。
......あとは、自分次第.........ですね.......。
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2005年01月14日(金曜日)
.......ヘッドドレス、ローファー、オーバーニー.......じゃなくて.......
これ。
横スクロールでコンテンツを見せるデザイン
+++ SERAPHIM +++
Cielo - NAOTO TENHIRO WEBSITE
......で、手前味噌ながら自サイトの癲狂院。
各サイトをご覧になればお分かりになると思いますが、共通するのは、横スクロールのデザインが取り入れられているということです。横スクロール....というかサンプルのJavaScriptを使用している....という感じですが。ソースを見ると、みんな元はそのスクリプトなのではないかと思うのですが......。もちろん癲狂院は、そのサンプルのスクリプトを元に、2つのサイトのソースを参考に、見よう見まねで改変したものです。
このスクリプトがリニューアルする際に全てのアイデアの元になりました。
そしてリンクを貼った2つのサイトももちろん参考になりましたし、SERAPHIMは、その雰囲気がまさしくゴシックそのものであり、Cieloは.......この日記では言うまでもなく、お気に入りのイラストレーターの天広さんのサイト。サイトそのものはゴシックぽいというわけではありませんが、描かれる絵の中にはゴシックが確かに息づいています。
SERAPHIMを知ったのは....偶然。.....というか必然かもしれません。だって書上(奈朋子)さんのサイトのBBSに書き込まれていたのですから! たまたま書き込まれていたメッセージにサイトが記載されていたので飛んでみたら.......凄過ぎる......って感じで、即ブックマーク。全く....書上さんのファンはさすが良いセンスしてます。(もちろん自分以外ですが。w) もしも自分が女だったら、着てるでしょう、絶対。 ......で、そのいでたちでサバトへ直行!(黒ミサでもいいけど。)
もちろん着るわけにはいきませんが、服を眺めていると自分が思い描くゴシックの雰囲気に近いなと思いますし、サイトデザインも素敵過ぎます.....。
天広さんについては今まで散々感想を述べているので、辟易してしまうかもしれませんが、ポップとゴシックの絶妙なセンスが素晴らしいと思うのです。全ての絵がそうではないしそう読み取る人はいないと思いますが、レンテンローズやワールズエンド、あるいは、シスプリの千影や亞里亞辺りに、ゴシックぽさが確かにあると思います。
かちっとしたクラシカルな風合い、あるいは、構築されたクラシカルとでも言う様な感じが、すごく素敵に見えます。
それらゴシックと、この横スクロールのスクリプトに、何か関連性があるわけではないですが、偶然にもどちらも大好きなサイトだったということです。....それにこのスクリプトを使ったサイトを他は知らないし.....。
ともかく、このスクロールするスクリプトは、とにかくダイナミックに演出することができるので、Flashに対抗し得るものだと思います。Flashのことはまだよく分かりませんが、おそらくFlashでもこの演出は可能かもしれませんが、サイズは大きくなりそうだし、何よりテキストもFlashのファイルの一部になってしまうことにより、検索でも引っかからなくなってしまうでしょうから、このJavaScriptで表現するのが適しているはず。Flashでの表現が何でも良いというわけではありませんし。
........断っておきますが、Flashコンテンツに対抗しようと思って、癲狂院を公開したのではありませんしそれを意識して作ったのでもありません。元から、そういう空間的な表現がしたいと思っていただけです。でも.....Flashを制作出来る環境ではなかったからこそ、出来たのだと思っています。
これがリニューアル予定の第七天、並びに公開した癲狂院の基本デザインになった自作のサンプルページ。
ちょうど去年の今頃に作ったもので、X、Y軸に対応させるのは、JavaScriptを知らない人間には難しかったです.....。
Levitating#1
Levitating#2
......これくらい軽ければ良いのですが。w なかなかそういうわけにはいかないところがHTMl/JavaScriptですね。ちなみにこの2つのページの違い、お分かりでしょうか? #1の方は、固定しているテーブルの残像がゴミとなって残ってしまうでしょう? #2にはそれがありません。 原因を突き止めるのに苦労しました。対処するには、CSSで背景画像を固定してあげれば、何故か直ります。 理由は分かりません。でも直る代わりに、動作が鈍くなってしまいます。......諸刃の刃。
それもIEに限っての話。このスクリプトではMozzila系は動きません。ここでもまたSafariはおりこうさん。#1/#2のどちらの動きも同等に快適で、しかも#1でもゴミが出ない...........。Win:IEはこの上さらにPNGサポートしてないし........あぅ。orz
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2005年01月15日(土曜日)
書かずにいましたが、本とともにCDもいくつか買いました。
ニルヴァーナ/「ニルヴァーナ・ベスト」
TNT/「Till Next Time Best of TNT」
書上奈朋子「psalm 詩編」
ニルヴァーナは、以前に書きましたが、90年代、グランジブームを巻き起こしたバンドです。カート・コバーンの自殺によりバンドは解散してしまいましたが、今でも人気は衰えていません。これはベスト盤なのですが、カートの死後、バンドメンバーと、カートの妻のコートニーの確執により、激しい権利争いなどが起き、出ると言われながらもなかなか出なかったベスト盤......のようです。(ハードロックやメタル(HR/HM)方面の情報は結構知っているのですが、グランジ辺りはどうも疎くてあまり知りません。)
以前から聴きたかったニルヴァーナ。とにかく#5の「Smells Like Teen Spirit」で脳天ぶち抜き、って感じです。ニルヴァーナの代表曲として一番有名な曲ですが、とにかく素晴らしいです。他の曲も同様に、同じ雰囲気.....どこか憂いのある感じ......明るくても空元気ではない.......心の中に溜まり込んだ情熱を爆発させる様な、静と動のコントラストの効いたアレンジ.........。
よく....HR/HM方面には、ニルヴァーナ/グランジを極端に嫌う人がいたりします。ろくに演奏も出来ない、チューニングも狂っている......などと批判していますが、どう考えてもそういう風には思えないのですが.......。確かにHR/HMの構築されたリフやテクニックの要る速いギターソロなどはないかもしれませんが、だからといってギタープレイがなおざりになっているわけではないのに....。メロディだってフックの効いた素晴らしいものだし、コード進行も今までにはあまりなかった斬新な進行になっている曲も多いです。
そういえば、カートは、左利きで左用のフェンダーのジャガー(ムスタングだったっけ)を使っていましたよね。あれってショートスケールなんですよね....。ショートスケールとは思えないパワフルなギターサウンドでびっくりです。体格も小柄だったんですよね....。
自殺.......あんまりだな...と思います。子供の頃から辛い思いをしてきたのに.....。あんなに飛ぶ様に売れたのに、端から見れば何の不自由もなさそうに思えるのですが.......。残念です。
TNTは、80年代に売れた、北欧ハードロックのバンドです。これもベスト盤なのですが、当たり前と言えばそうなのですがどの曲もクオリティが良いです。.....よく北欧HR/HMは、透明感、清涼感のある、メロディックなスタイルだと言われますが、まさしくこのTNTには当てはまっています。iTunesに表示されるジャンルはヘヴィメタルになっているのですが、それはちょっと違う気が.......。確かにメタルっぽいのもあることはあるのですが、全編通してのジャンルとしては、ハードポップに近いHR/HMなのではないかと思います。バラードなどは普通のポップなもので静かなものですし、ギターのバッキングもメタル御用達のズクズク弾きでもないし。w 透明感のあるシンセサウンドも多く入っていますし。 とにかくメロディ、曲の良さでしょう!
個人的には、#6「Take Me Down (Fallen Angel)」、#2「Intuition」、#17「Electric Dancer」辺りがかなり好きです。#6はタイトルからしてダークなポップなものかなと思っていたのですが、いざ聴いてみたら、明るいポップな曲調でした。しかも歌詞が.......甘過ぎる.......。こういうの....ダメなんです、個人的に。他の歌詞も.........って感じですが、それは置いといて、曲は気に入りました。#17は、当時来日記念盤に特別に収録されたボーナストラックの曲のようなのですが、これは3連係のノリのあるハードな感じで、大好きです。3連係のテンポの速いのって良いですよね。
とにかく、リンク先のレビューにもありますが、HR/HMに先入観を持たれている方にはぜひお勧め! 多分、思っていたのと雰囲気が違う....って思われると思います。ライヴ収録のも2曲入っていますが、歓声から判断するに女性ファンがかなり多そうだった感じ。........分かる気がします。
そうそう、もうひとつ気に入ったのはCDのジャケットの絵です。両脇の天使(女神?)がバンドのロゴを抱えている絵なのですが、ブックレット裏面には、天使の顔が拡大されているのですが、その表情が素敵で.....萌えたね。w
そして、書上さん。ソロ2ndです。......もちろんずっと前から発売されたのは知っていましたし、買うつもりでいました。ようやく手にする事が出来ました。.....本当に、待ちわびていましたもの。
2ndということで、どんな感じになるのかと思っていましたが、やはり基本的には前作同様の「書上サウンド」。これだけは不変であってほしいと心から思っています。だって他にはありませんから。......もうなんと言って良いやら。鳥肌が立ってしまうんです。顔面が痲痺してしまう様な.....ぞくぞくする感じが.........もう......堪らないです。 前作と比べると、リズムトラックが前面に出る感じよりも、ストリングスとコーラスの巨大な音像でリスナーを包み込む方に比重が置かれている感じです。前作にもありましたが、コーラスにオリジナリティがとても感じられて、唸ってしまいます。......どこか呪術を唱える様な、或いは、ハードな感じだと、誤解を恐れずに言えば、お経の様な感じ。これと、素晴らしいストリングス、巨大な空間を思わせるリバーブのエフェクトにより.......私的に思い描く景色は、薄暗い、ろうそくの明かりがうっすらと灯された大聖堂の様な感じです。
その上、書上さんのキャラクターを思うと、..........どう考えてもモローの描くサロメにしか思えなくて。「ヘロデ王の前で躍るサロメ」の絵がぴったりだと、密かに思っているのですが.........。いや、絶対似てる!! いつかサロメのコスプレしたジャケにしてほしいな......。そういう意味では、今回のジャケットは、個人的にはちょっと、ね。 音像から見えてくるのはどう考えても大聖堂だし.....ああいう野外っていうのは合っていない.....気がしてしまいます。もちろん良いジャケだと思います。以前よりも綺麗になった様な気がするし。.....やばいね。本気で綺麗なんだもの。
それと今回は、日本語の歌詞の曲もいくつかありますが、これが良い! 昔、ラブサイケデリコを聴いた時、上手く日本語を流れる様に歌っているなあと感心しましたが、書上さんのは...比べる訳ではありませんが、それよりも素晴らしい! やっぱり書上さんの歌は最高! こんなに深みがあって、多彩な表現もされるし、...........曲も素晴らしいのに.......どうしてもっと取り上げられないのでしょう? 絶対、耳にしたら買いたくなる人はたくさんいるはずだと思うのですが。......それが実に残念です。
今回収録曲の中で一押しなのは、やはり、#4「愛されない恋人」。収録曲中、最もキャッチーな曲だと思います。シングルカットするなら間違いなくこれ! 他の曲も、前作と比べると、若干、キャッチーなメロディになっている様に感じましたし、コード進行も、どこかそんな気配を感じました。#3「Film de l'Amor」のような、アコースティックギターの入った、どこかフォルクローレ的な雰囲気のある曲調も今回は目立ちました。秋、冬......そんな季節感が確かに感じられます。#8「Esperanto」は、冒頭部分を聴いて、思わずファミコンを思い出してしまいました。サイン波の音色、リズムが、まさにファミコンの音源そっくり。w でもその後の、サイン波のシーケンスフレーズが、印象的で、やっぱり書上さんだ....って思わされるのでした。#9「Hora de verdad」.......収録曲中、最もアグレッシヴなサウンド。やっぱりこれ! 押し殺す様なボーカルに、メランコリックなギター、哀愁を帯びたストリングス、エッジの効いたリズム.......この組み合わせが良いです。
あ、また長く書いてしまった........。
どれも当たり過ぎて最高! お気に入り!!
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2005年01月16日(日曜日)
唐突ですが、マッキントッシュに付属のマウスは、昔から頑固一徹、1ボタンです。デザインが変わろうとも、ボタンは常にたった1つでした。もちろん現行のマウスも1ボタンです。
マックユーザの中には、マッキントッシュが持つスタイルに美学を見出そうとする人がけっこういます。.....自分自身、確かにマッキントッシュの素晴らしさに感服してしまうところはあります。優れたデザイン、OS、アイコン、.....一目でマックだと分かってしまうそのスタイルはプロダクトデザインの歴史においても、きっと名を残すに違いありません。
1ボタンマウス.....これも間違いなくそうでしょう。1ボタン、というよりもアップルのマウスが素晴らしい、という意味合いの方が強いかもしれません。.....本当に、アップルの製品は、デザインが優れています。どうでもよさそうなマウスにも優れたデザインを見出す事ができます。実際、アップルのマウスが壊れて、サードパーティ製マウスを使ったりしたこともあったのですが、やっぱりアップルのマウスが手に馴染むのです。利き手も関係無く、手の大きさにも関係無く、誰が手にしても手に馴染むデザイン......これは凄い事だと思います。しかもボール式のころからずっと変わらないデザイン。マックを使っている限りは、ずっと1ボタンマウスかな....と思っていました。
でも........、実は、マウスを新しく買い替えました。しかも今まで1ボタンマウスを使い続けてきたのに、買ったマウスは8ボタン(スクロールホイール含め)。w 以前使っていたG3の方のADBマウスが壊れかけていたので、新しくしようと思い、G4がある今、これからは、ぐっと出番は減るでしょうから、安いUSBマウスならいいと最初はそう思っていたのです。また、いろいろ制作している時に、1ボタンだと不都合が出る場合があって、それに対して不満が実は密かにありました。なので、G4に付属で付いてきた純正のマウスはサブのG3用にし、メインのG4用に新しいマウスを買う事にしました。
不都合というのは、カット/コピー/ペースト/複製の時に、いちいちウインドウメニューのプルダウンメニューから選択するか、キーボードのショートカットキーを押す煩わしさです。たかが....と思われるかもしれませんが、これを頻繁にする場合が結構多いので、その都度離れたウインドウへポインタを移動させたり、ショートカットキーのためにマウスから手を離すのが面倒なんです。 前々から、多機能マウスのことは知っていましたが、なんだか複雑そうだし却って使いづらいのではないかと思って敬遠していましたが、最近は、1ボタンよりも多少複雑でも多機能のマウスの方が良いかも、と思う様になりました。
それで、マウスを探し始めたのですが、あっさり決まってしまいました。以前、WinのノートPCのために、マウスが必要になった時に、見た目と安さで、ロジクールのマウスにしたことがあるのですが、その時サイトで一通りの製品を見て、なかなか気に入ったので、今回も最初からロジクールのにしようと思っていました。
多機能で、クラシック環境(OS 9.2)でも使えるものを探したのですが、どうせだったらコードレスが良いなと思って、その結果、MX700というマウスにしました。マウススペースが広く取れれば良いのですが、キーボードに楽器のキーボードを置いたり両脇にやはりMIDI機器を置いているので、なかなかスペースが取れないので、トラックボールも検討したのですが、直感でマウスの方が自分には向いてそうだと思ってw、結局コードレスオプティカルマウスにしたわけです。
MX®700 Cordless Optical Mouse
まだ届いてからさほど経っていないので、気持ちが変わるかもしれませんが、現時点ではとても満足しています。8つもボタンがあるので、通常の左/右/ホイールを除いた5個に、ショートカットをそれぞれカット/コピー/ペースト/複製/削除/をとりあえず割り当てました。.......はっきり言ってすごい便利。片手で1クリックでさっと出来てしまうのが本当にラクです。 コードレスというのも良いです。手枷を取り払ったみたいな、そんな感じです。(ぉぃ) ........1ボタンマウスにはもう戻れそうにありません。
まあ....不都合も多少はあるのですが、それを引き換えても満足出来る品でした。買った後に気付いたのですが、これ、右利き用でした。w でも、日頃左手はギターのフィンがリングで鍛えられているせいか、あんまり違和感がありません.....。だからそれは良いのですが、それより不都合なのはマウスの大きさでした。 アップルのマウスと比べるとだいぶ大きいです。しかも高さもあります。小さい手だと、マウスの先の方に指を持っていきづらいのでそこがちょっと、ね。でもまあ慣れてしまえば問題なくなってしまうでしょう。
作業が今までよりはかどると思うと......ちょっと変かもしれませんが、わくわくしてしまいます。
それと.......マウスとは全然関係無いのですが、このマウスのデモページに流れるBGMがいたく気に入ってしまいました。たった4小節のループですが、最高! 即行耳コピ! こんな感じのトラックにギターをああしたりこうしたりすると.......さらに好みな感じに.........。
MX™1000 Laser Cordless Mouse
ロジクールっていいかも!
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2005年01月24日(月曜日)
先週一週間、パソコン周りの整理に翻弄していました。
やっと必要な機材も手に入れたので、パソコン周りの配置換えを行いました。
...実を言うと、買ったG4は今まで音楽制作には使っていない状態でした。以前使っていたマック(G3)は、G3でも初号機のもので、USBが装備されておらず、代わりにシリアルポートとADBポートが付いている従来のマックの装備でしたので、MIDIインターフェイスはシリアルポートに繋ぐものでした。G4にはADB、シリアル共にそんなものは付いていないので、従来の機材では繋げられない訳です。以前日記で書いた様に、モデムポートをシリアルに変換するコネクタが売られているので、それにしようかと思っていたのですが、シリアルポート自体がクラシック環境(OS9.x)までにしか対応しておらず、OS Xでは未対応であることを考えた結果、将来、今まで使ってきたシーケンスソフト「Vision」から乗り換えるかもしれない事をふまえると、遅かれ早かれ(シリアル接続ではない)USB接続のMIDIインターフェイスを買う事になるだろうということで、新たにUSB接続タイプのMIDIインターフェイス「EDIROL UM-550」を購入しました。
このUM-550は、5IN/5OUTのもので、欲を言えば、8IN/8OUTのUM-880が欲しかったのですが、ま.....予算上の都合ということで。・゚・(ノД`)・゚・ でも、5つで手持ちのMIDI音源は事足りますし、現状では全く持って問題はありません。
モニタースピーカーも、今まで使っていたものは、2本で1万円程の、どうしようもない「ただ単に音が出ます」程度のものでしたので、音楽を聴くのはもちろん、制作する上でのモニター環境としても到底使用に耐えうるものではありませんでした。とにかく、年末の書籍やソフトの上に、MIDI/Audioインターフェイス、スピーカーも買うということになると、それぞれに割り当てられる予算も厳しいし、だからといってまた安物だと損をする事になるので、選ぶのに苦労しました。
ここでご存知の無い方に少しモニタースピーカーについて触れておきたいのですが、この類いのスピーカーは、いわゆる一般のスピーカー=オーディオスピーカーとは目的が異なる訳で、名前通り音をモニターするためのスピーカーです。だからといって形が異なるとかそういうわけではなく見た目も普通のスピーカーです。ただ、音楽鑑賞する上の良い音を必要としているのではなく、クセの無い、素の音が出ると言うか、フラットな特性を持ちつつ正確にモニターする.......みたいな感じのものが多いと思います。そんな中で買ったのが、YAMAHAのMSP3。........結局、ヤマハのになってしまうのが最近少しうんざりしている気も......なくないです。必ず低価格帯にそれぞれ用意してあるから.......購買対象になってしまう....んです。
でも、実際、モニターしてみて、今までのxxxなスピーカーと比べてしまえば遥かに良いので、そんなこともどうでもよくなってしまうのですが。w 結局の所、あとは市販のお気に入りのCDと自作のを同じスピーカーで比べて音作りしていくことの方が重要な.....気もします。
そんな感じで、今まで簡素な小さいテーブルに載せていたG4をG3を置いているきちんとした机に移動させ、機材のセットアップすることになったのですが、これが大変で......ようやく何とかパソコン周りだけはセットアップが終わった状態です。
スピーカーも今までのより大きいし、マックは横置き(デスクトップタイプ)から縦置き(タワー型)になったし、そのままG3も併用することにしたので、マック2台をスペースは変わらない状態でセットアップしなくてはいけないのですから、それはもう知恵を絞るしかありません。なので随分前から、セットアップ図をあれこれメモ書きしていました。机の上に本棚にしていた2段のラックを載せる事にして、そこに収納.....なんて風にして、なんとか収まると思っていました。
....が、図面上には見落としがあるものです。いわゆる机上の空論に若干なっており、それを修正するのにえらい苦労したり、まったくへとへとな一週間でした。
セットアップも、音楽関係の機材がなければこんなには苦労しないと思うのです。なんといってもパソコンのキーボードの他に鍵盤の方のキーボードを置かなければいけないのがスペースの都合上、とても厳しいのです。例えば、スタジオなど完全に音楽制作のみの環境でしたら、パソコンのキーボードなんてどこかに追いやってしまっても不便はそれほどないのかもしれませんが、メール、Webなどごく当たり前に文章を打つパーソナルな環境である以上、2つのキーボードは共に使い易い配置をしなくてはなりません。61鍵の鍵盤(Yamaha CS1x:幅100cm、奥行き30cm)の手前にパソコンのキーボード(奥行き:約17cm)、その上、鍵盤の奥に液晶ディスプレイ、さらに奥に機材ラック(奥行き:45cm)という具合でして、脇にミキサー(約40cm四方)、G4、G3、スピーカー×2、........................。
本当、行き当たりばったりではまず上手くいきません。事前にじっくり煉らないと出来ないのです。それでも実際にセットアップすると不具合が出てくるのですから、もう本当に狂いそうになります。
さらには、セットアップの際に、手がボロボロになってしまいます。パソコンの端子、拡張ボードの差し込みとか堅いし、何故か手を切ったりするし、奥まで手を伸ばそうとして背筋痛めたり、頭はぶつけたり、まさしく満身創痍状態。それにMIDI機器っていうのは本当に嫌です。電源コードにオーディオケーブル×2、MIDIケーブル(場合によって入出力のために×2)........電源も....安い機材ばっかりだから、みんなACアダプターのばっかりで、10コ位あります......。これらアダプターをどうにかできないかと思っていたところ、こんなものを見つけました。T-AD4 これ、なかなかよいです。コンセント(タップ)が無駄にならないし。 タップも新しく用意しました。TAP-266ECO これは、6個口タップなのですが、個別にスイッチが付いていてなおかつ一括スイッチも付いているので便利なんです。
そんな死にそうなセットアップもパソコン周りさえ終わってしまえばあとは楽。終わった様なものです。....す、すこし休みたい..............。orz
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2005年01月25日(火曜日)
表示出来るだけ。w.......ま、一応動作もすることはするのですが、音が出ません。ソフトが立ち上がるだけに悔しいです。おそらくMIDIドライバーであるOMSがOS Xで動作しないことが原因なのでしょうが、でもOMSも立ち上がったし.........って、VisionもOMSもOS Xのクラシック環境で立ち上がっているから、厳密にはOS Xで動作しているわけではないから、そうなのですが.......。
最近のシーケンスソフトのインターフェイスと比べてしまうと、地味になってしまいましたが、いち早く直感的でグラフィカルなインターフェイスを装備したのが、このVisionでした。数年前までは、PerformerとVisionでこの世界を牛耳っていたというのに......この世は果敢なし、栄枯盛衰の浮き世なのですね。Performerは頑にMac版しかリリースしていないからか、以前よりも随分影が薄くなってしまった様に見受けられます。Visionはギブソンに買収された後、全ての開発が中止。おまけに5万程したVision、15万程したStudio Vision pro共にフリーソフトとして公開される始末。心境は複雑です。
おそらく......もう復活は望めないと思います。Visionの開発者もこぞってアップルに流れてしまったようだし、そのアップルが現在、Logic(シーケンスソフトです)を発売しているのですし.......。
数年前、初めてVisionの廉価版であるEZ-Visionを手にした時は、大袈裟かもしれないですが、夢を感じました。パワフルで柔軟なソフトで、頭の中に巡る音楽を績ぎだしてくれる様な.....そんな気がしました。毎年毎年、バージョンアップをし、その度に付加される新しい機能に心を躍らせたものです。
.......本当、多くの人がかつて使っていたのに......。好感が持てる、あこがれの人達はみなVisionを使っていました。スティーヴ・ヴァイ、古代祐三、小室哲哉、植松伸夫.......、いや、植松さんはいまでもVision+SC88proの組み合わせで制作を行っている様ですが。古代さんは、数年前の雑誌での確認だから、Visionが凍結する直前まで使っていた事は確か。Studio Vision+NordLead2の組み合わせがメインでした。小室さんも、それほど前の話ではなかったはず。(とはいっても'98とかその辺りの話ですがw) ヴァイはどうなんでしょう。アルバム「Fire Garden」のピアノ等は全てVisionによる打ち込みでした。......どう考えても人間が弾いているとしか聴こえない程のプログラミングの素晴らしさ。......あの人はギターのみならず全てにおいて天才.........。
そんなわけで、少しだけ夢を見ました。
結局OSを切り替えて立ち上げるしかありません。.....メールやブラウザがOS X専用の「Mail」と「Safari」だから、結構不便です。・゚・(ノД`)・゚・ MIDIドライバさえ何とかなれば全ては解決するのに!!! だって打ち込めるし、ソフトの操作もできるのに....できるのに........MIDIの出力が出来ない.........。あぅぅ....。・゚・(ノД`)ヽ(゚д゚)アキラメモヒツヨウダゾ
Vision フリーダウンロードできます。Mac版のみですが。
Vision Fan Site Visionの情報サイト。 フリー版のインストール方法なども載っています。
ちなみに...スクリーンショットに載っているシーケンスファイルは、曲名見ればだいたい見当付きそうですが、ジャズっぽい自作曲です。3/4拍子のワルツ形式なのですが、ハネています(シャッフル)。 なんだかフランスの....シャンソンみたいな雰囲気になっています。......シャンソンなんてほとんど聴いた事無いのに......。けっこうお気に入りです。本当は知人に頼まれたゲームのBGMにする予定でしたが、雰囲気が違う感じがしたので、別の曲(以前に公開済み)にしましたが。って、Muzieに載せたんだっけ。(もう全然放ったらかしだ.....。まずい.....。)
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2005年01月26日(水曜日)
日曜日、弟の卒業制作作品を見に、長岡へ行ってきました。ちょうど風もなくそれほど寒くもなかったのですが、雪はそれなりに積もっていました。なんだかやっぱり雪景色というのは綺麗なものです。それに雪の白で明るく感じるし、けっこう好きです。川(信濃川)がゆっくりと流れる両脇を真っ白に覆う雪景色を見ると、いつも東山魁夷の「たにま」が頭に浮かびます。
卒業作品ということで、学園祭の時とは違い、かなり真面目モードの作品でしたが、.........まあ率直な感想としては、素人臭さが微塵も感じられない出来だったということです。 自分も少なからずグラフィックスやら音楽などもの作りをしていますが、この「素人臭さ」が感じられないというのは、凄い事なのだと常々思っています。弟は建築や空間デザインを勉強していたので、作品はその手の作品だったのですが、CAD+Photoshopのイメージは、かなり上手いと思いました。........う〜ん、いや、本当、良く出来てる。色彩、レイアウト、CADイメージ、フォント......よく組み合さっていて.......突っ込む点は見当たらなかったし。
まあ、他の学生の作品も、同じ様な雰囲気.....というか、プレゼンなんかに提示するものはみんなああいう感じなのかもしれないですが(そもそもアートとデザインは趣旨が異なりますし)、それでもそういうのがきちんと作れるという事は「ものにしている」という結果の現れでしょう。
とはいえ、個人的嗜好から言えば、気に入るものはほとんどなかったのですが。.....当たり前っていったら当たり前ですけれど。どれも近未来的な、デジタルちっくな感じのするのが、空間デザインや工業デザインには多かったし、工芸デザインなんかには、彫金とかあったりしたから、お....とか一瞬目に止まるものもあったのですが........う〜ん......。 彫金なんかだったら、ゴシックなんかの様式の透かし彫りっぽい銀細工とかを期待していたのですが........無かったし.....。あそこはクラシックな雰囲気がまるでしない。別に悪いとかそういうのではなくてですが。 ああ、でもイラスト関係で、おそらくイラストレーターを使った作品だと思うのですが、花鳥風月をイメージした線画っぽいのがあってあれは素敵でした。.......それくらいか、な。
もちろん見習うべき点はけっこう頂いたし、とても参考にはなりました。
しかしあれだね.....ああいう大学は楽しそうですね。好き勝手にモノ作りしているわけではないでしょうが、あれだけたくさんの人間がみなモノ作りに励んでいるという環境は、センシティビティを鋭くしていなくても自ずと入ってくるし....ちょっと羨ましく思いました。
そうそう、ちょっと凹んだのは、せっかく作品のためにBGM作ったのに、結局使われなかったって事。....いやあやってくれたよ。(゚∀゚)アヒャ 時間が無くてムービーに出来なかったとか言っていたけど.......曲が素人臭過ぎて使いたくなかったのかもしれない.......。『コンナノ (゚㊖゚)イラネ ( ゚д゚)、ペッ 』って感じで。w ギターよれよれだったもんね。
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2005年01月30日(日曜日)
ミュシャ展
エミール・ガレ展
今日見てきました。最初にエミール・ガレ展が開かれている、両国の江戸東京博物館へ行き、その後、ミュシャ展の東京都美術館へ行ってきました。
江戸東京博物館で、エミール・ガレっていうのも何だか似合っていない様な気もするのですが(個人的には、庭園美術館辺りが似合ってそうな気がしますが...)、久しぶりに常設展の方も見てきました。
エミール・ガレは、ガラス職人だった人で、ご存知の方ならもちろん知っている、昆虫や植物などがモチーフにされた、有機的な装飾の花器やランプなどが一挙に展示されていました。このエミール・ガレが手掛けるガラスは、多層構造になっていて、........すごく表現できないのですが、とにかく普通のガラスの花瓶なんかとは違うのです。ガラスを付け加えたり、象嵌にしたり、削ったり、とにかく精緻で素晴らしい作品ばかりです。先週の「美の巨人たち」でも取り上げられていた、最晩年の傑作、「手」も展示されていました。エミール・ガレの作品を見たのは今回が初めてではなくて、以前、庭園美術館で開かれていた「ベル・エポック」で見たのが最初でした。あの時は、ガレだけの展示ではなかったので、ほんの数点だけでしたが、今回は本当にたくさんの展示数で、初公開のものも多数あったとのことで、大変充実していました。
驚いたのは、ガレが手掛けた家具です。.......ガレといえばガラス作品だけかと思っていましたが、木材を使ったテーブルや棚などの家具も手掛けていたんですね。知りませんでした。 この家具も素晴らしく、細かい象嵌が施されていて.....そのテクニックぶりに感動しました。 しかも、平面的/立体的にデザインされていて、家具自体があたかも空間であるかの様にも見えてしまう作りには本当に驚かされました。
そういえば館内の別ブースで、テレ東系列の「お宝何でも鑑定団」の公開収録(出張鑑定?)していました。エミール・ガレ展にちなんで西洋アンティーク関係の内容だったらしいです。若干当日空きがあったようですが、すごい人だかりでした。あれはすぐ閉め切ったでしょうね.....。
そして、都美のミュシャ展。ミュシャは人気があるので、人が多いのでは....とは思っていましたが、やはり予想通り凄い賑わい。中へ入っても人が全然動かないし......、牛歩状態。足を止めたくなる程どれも(・∀・)イイですものね。ミュシャは、画家でもありますが、どちらかというとポスターなどを手掛けたイラストレーターの先駆けみたいな感じに捉える人が多いと思います。実際、サラ・ベルナール主演の劇の告知ポスターなどは、ミュシャが手掛けた代表作でもありますし、あれこそがミュシャのスタイルでもあります。........本当、アールヌーヴォーの素敵な箇所を全て押さえているかの様な作風。華麗な草花の装飾、フレームに、デザイン的にカールした女性の髪など...あの、独特の線画が好きです。絵描きさんにもファンが多いのもうなづけます。印象的なシンプルなラインがまずあって、そこからパーツごとに細かく描かれている様な....そんな風に見えます。個人的には、すごくポップに感じます。幾何学というか.....本当、線画がはっきりを縁取りされたところがすごく印象的なんです。.......あとはとにかく綺麗。もうこれについては言うまでもありませんが。
どちらも、共にアール・ヌーヴォーの美術です。つまりガレもミュシャも生きた時代がほぼ同じだったということですね。お互い影響を受けた事は......なかったっぽいですが、共通する部分が随所に見受けられました。
そんな充実した一日で終わるはずだったのですが..........、実はミュシャ展を見終え、さあ帰ろうと都美の正門を出た瞬間、段差に足をもろにくじいてしまいました。........曲がってはいけない方向へ足首を曲げてしまい(内側にですね。)、瞬間、(骨の折れる音ではない..と思う)ボキボキっと鈍い音が.........。こんなのは初めてで、まともに歩く事が出来ず、救急車でも呼ぼうかと思った程痛くて.......。それでもなんとか足をひきずりながら上野駅まで到着し、運の悪い事に、遠い15番線の高崎線のホームまで行き......まあ、なんとか電車にも乗る事が出来て、家にもなんとかたどり着く事が出来ました。帰ってきてから足首を見たら.......なんだかめちゃめちゃ腫れていて.....もしかしたらやばいかも.......。何もしていなければ痛くはありませんが、ちょっとでも動かすと痛くて....ろくに歩けない状態。とりあえず湿布を貼って様子見です。
なんだか......結構凹みました。
それに実は、ミュシャ展......(異常な程)カップルばっかりで.....泣きたくなりました。あれってきっと彼女に連れられて彼氏は一緒に来ていたのだと思いますが........羨ましいです(羨まし過ぎる)........。独り身にはかなり応えます。あんなにカップルばかりだったのは初めてです。......しかも年齢層も自分と同じ年くらいのが一番多かった感じだし.....ああいうのは本当楽しそう.....。
思えば、年明けて、トラブル続きだったりします。.....日記には書いていませんが、MDレコーダーが突然壊れ、オーディオインターフェイスは不具合続きでOS9では使えないし..........、今年の不幸はこれで終わりにしてほしいと切に願います。....なんだかみじめな気持ちです.。.....本当、泣きたくなりました。ウワーン・゚・(ノД`)ヽ(゚д゚)カワイソーニ
それはともかく、とりあえずエミール・ガレ、ミュシャ共にお勧めです。ミュシャは、お絵描きする人には特にお勧め。きっと参考になる所があると思います。.......あ、でも一人ではいかないほうがいいかも.........。オメーニイワレタクネーヨ(# ゚∀゚);y=ー(・ω・)・∴ターン
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