Diary of a madman

癲狂院に置かれた或る一冊のノートブック
狂気の記憶が焼き付いた、深淵なる倒錯の記録の数々。
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2005年08月03日(水曜日)

 録画していた、先週のNHK教育「トップランナー」をやっと見ました。
ゲストとして招かれていたのは、CLAMP。........まさにグッドタイミング、何でもテレビに出るのは初めてだとか.....そんなまたとない機会でしたので、もう見るしかない!という感じでしっかり録画しておきました。

 CLAMP.......。名前こそ以前から知っていましたが作品を実際手に取ったのは、HOLiCが初めてです。本当に最近では(......とはいってももう1年くらい前になってしまいますが)ひさびさのお気に入りクリエイターです。 以前は、どっちかっていうと女性向けの様なイメージがあったのでスルーしていたのですけれど、HOLiCのカバーイラストを見て、半ばジャケ買いしてからというもののすっかり嵌まっています。


 番組内で、仕事場が映っていたのですが、これがすごい綺麗な、スタイリッシュな仕事場で、けっこう驚きました。売れたからなのか、それとも今の漫画家は皆そうなのか分からないですが、かなり快適な空間であることは間違いありません。で、本棚には、ちょこっとしか映っていなかったのでパッと目についたものしか分かりませんでしたが、悪魔辞典に、万葉集に、哲学や宗教なんかの本もあったような.........、とにかく幅広い分野の本がありました。CLAMPのメンバーはみな趣味が異なるということをおっしゃっていましたが、たぶん、好みの分野も様々なのでしょう。....だからこそあれだけキャパシティが広く多彩な作品が作れるのだと思います。..........観覧者の質問の回答でも、いろいろ知っておく事は役に立つ.......みたいな事を言っていたので.....なるほどやっぱりそうなのかも....って改めて思いました。

 余談ですが、ずっと前の日記に同じ様な事を思っていて、漫画家のみならずクリエイターというのは幅広い知識を持つ事が大切なのかなあ.....と書いた事があったのですが...........やっぱりそうなのでしょうね。今まで他のクリエイターのインタビューや記事などを目や耳にしてきてやっぱりそう思います。その上で肝心なのが、オリジナルのスタイルを骨とし、様々な知識を肉とする.........事の様な気がします。ただ色々知っているだけでは単なる雑学王に過ぎませんし。


 話を戻して、仕事場(スタジオ)内には、ワインボトルがずらっと並べられていて.......なんでも昼間から飲酒OKなのだとか。..........どうりで、HOLiC内にやたら酒飲むシーンがあるかと思っていたけど.....やっぱり作者がそうだったのか.......。でもでも.......高校生がビール飲んだりするシーンはまずいだろ!って気がするのですが........まあ今時、高校生ともなれば普通にお酒を飲んだりするのかもしれませんが.........一応法律では禁じられているし...........仮にアニメになったらそのシーンは修正されてしまいますよね。(スクールランブルでも原作ではお酒を飲みまくったシーンがありましたがアニメではことごとくカットされた模様。) ..............そう、HOLiCの唯一嫌いなところはそこなんだよね.........。いや自分がお酒飲めないからだろう、と突っ込まれてしまうとハ〜('・c_・` ) って感じですけど。


 まあそれはともかく、4人(デビュー当時は6人だったらしいですが)でずっと続けて来た、というのもやっぱり凄いです。音楽で言えば、よく音楽性の違い...とかギャラの差(w.....なんかで解散してしまうでしょう? 15年以上もずっとやってこられたというのは、やっぱり「好き」だからなのでしょうね。...........クリエイターの多くの人が、いかに自分の好きなものに情熱を注ぎ込めるか......と自問しているのを、何度も耳にしました。(..........でももしかしたら、好みが違えど何か共通な部分があるからずっと一緒にやってこられるような......推測もできなくもないですが.....。)

 それと以外だったのが、作業の分業制。メンバーが、ストーリー、絵コンテ、作画....とそれぞれ担当別になっているようです。番組内でもお話されていましたが、厳しいスケジュールの下で、スピーディにこなしていく作業方法の結果なのでしょうね。4人のグループの漫画家なんてそうそういませんから特殊な形態なのかもしれませんが、ああいうのはアリだなと思います。 継続して大量に作品を制作できることが、クリエイターの寿命(といったら失礼かもしれませんが)を確実に伸ばすはずですから。いくら作品が良くても寡作だと人々の記憶から淘汰されていってしまうし.........生命線が細くなってしまう気がします。

 うぅ........長くなってしまいました。とりあえず番組の内容から感じた事をまとめてみました。
そうえいば、メンバーの誰かが、最近嵌まっていることで、真・女神転生、と答えていましたね。昔からメガテンファンぽい感じでした。何度も何度もやっても飽きない....とかおっしゃってたし。司会者から、何度も転生してるんですか、とか分かって言ってるのか分からないですが突っ込まれてましたね。ちなみにその方がHOLiCのカバーデザイン手掛けていました。..............................やっぱり、ね。

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2005年08月06日(土曜日)

期日ぎりぎりで7月の絵皿を、今日引き換えてきました。

スヌーピーキャンペーン

そもそもこのキャンペーンを知ったのが、7月を少し過ぎてからでした。セブンイレブンの店舗が近くにあるので時々利用していますが、その事に気付かなくて、今思うと幾らかポイントを捨ててしまっていたかもしれません。ある時、たまたま多く買った時に、数えてみるとポイントがそこそこ貯まってしまったので、せっかくだし30ポイントまで集めてみようかな....と思って、それから......はい、けっこうセブンイレブンに貢ぎました。w

 とはいっても、商品(セブンイレブンのお弁当関係のみ)100円相当で1ポイントなので、30ポイントは3000円相当....日頃よく利用している人にはあっという間に集められる数ですよね。


 貼付台紙を見たら、7月だけではなくて、8、9月と続けて、絵皿、スープ皿、マグカップと続くようで、.........絵皿もいいけど、マグカップが欲しい!その間のスープ皿も.....ポイント集めてしまいそう。絵皿とスープ皿のどちらでも使えるポイントシールが貼られた期間が8月の初めにあったので、絵皿の期日に迫っていたのでちょっと買い込んだら、今度はポイントが余ってしまって..........(ばかだな。w) 現時点で10ポイント近くあるので........集められそうだし、.............集めるに違いない。w


 こうしてセブンイレブンに9000円を貢ぐのです.............。
なんて書くのは失礼ですね。実際、集める気がなくてもたぶん30ポイント近くにはなっていると思うので、別に無理して買っているわけではないです。それにセブンイレブンのお弁当は実際おいしいし。

 しかしあれだなあ..........これって女性の方が圧倒的に多いんだろうね.........。全く.何やってんだか。でもスヌーピーがカワイイんだから仕方無いよね.....。

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2005年08月09日(火曜日)

 最近はあまりサイトを拝見していなかったので気が付きませんでした。

http://kakiage.net/

ぐっとスタイリッシュになったサイトデザイン。
............やばいくらいに綺麗な書上さん。..........元群馬県民とは思えない.......。(どういう意味だよおぃ)
(ファン心理抜きで)なんだか更新される度に綺麗になってるような気もしないでもない........。

これだけ綺麗ならばもっとメディアの露出を高めてもデメリットはなさそうな気がするのですが.....。もっとバカ売れしてほしい......。時々、テレビ番組で書上さんの曲が流れていたりするのですが、惜しいです。これって売り込みの問題の気がするんだよな......。だって普通のシンガーソングライターなんかと違うもの。作詞作曲はもちろん、プログラミングにミックス....完パケに至る行程のほぼ全てをひとりでやってしまうんだから.........。他にいないよそんなひと。おまけに芸大卒とかいう肩書きもあるし。


 なんで売れないんだよぅ・゚・(ノД`)・゚・ウワーン
書上さんの曲を聴いてると、チャートを賑わせているxxxxなのは、なんだかxxxに聴こえてしまいそうな..............気もする。静かな感じなのはやっぱり損するのかな.........。でもリズムトラックが強力なグルーヴなのとかあるし......。何かシングルカット向けっぽいのを作ってアピールしたら良さそうな気もするけど.............でもそれだとスタイルから外れてしまうのかもね........。

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2005年08月11日(木曜日)

.............らしいです。というか自分もそう思う。

元はマッキントッシュのユーティリティソフトだったのに、ウインドウズにも乗り出したせいかどうかは知りませんが、ノートン先生はいつしか藪医者になってしまい、マックは今後診察してくれないようです。

 実を言うと、デュアルブートG4にしてノートンを新しく入れて最初に診てもらったときから変でした。診断すると、まだ大してソフトも入れてないし工場出荷状態に近いはずなのに、意味不明の重大エラーが多数検出されて、仕方無くCDからブートしてそれで診てもらったら今度は異常ないし.........。シマンテックのサイトのFAQにちょこっと書かれているだけでしたが、HDDにインストールしたノートンからの診断では、異常はないのに重大なエラーと誤って診断してしまうことがあり、その場合はノートンCDからブートして診断してください..........なんて書かれています。

 ..............。確かにその通りにすれば異常は出ないし問題なかったので、今度のOSではこういうのが仕様なのかなあと思いつつも少し心配でした。本当に診断が正しいのか信じられないし。そんなことがありつつも、今まで信頼して来たソフトなのでいずれは安定するかな.....と思っていました。

 ところが、その後ネットでいろいろ調べてみると、ノートンの診断のせいで却って状態が悪化するケースもあるとかで、OS X対応になってから、信頼度がいっきに堕ちてしまった様です。また、OS Xが10.3、10..4とバージョンアップしても、その対応が遅く、現時点でも10.4の対応版は出ていない様で、話によると今後のマック版の開発はないとか.............。

 ┐('〜`;)┌ ヤレヤレ
ちょうどノートンのアンチウイルスの更新期限が切れたので、これを機にノートン先生に診てもらうのは止めようと思っています。ピーター・ノートン先生は現代絵画のコレクションにさぞ忙しいのでしょうね。
......ただし断っておきますが、OS9の頃は良かったし、今でもOS9を使っている場合なら特に問題ない様な気がします。(ただしデュアルブートの場合は除く)


 それでその代わりに、何のソフトを使えばいいのか、ということになるのですが、結局シェアの低いマックですから、出ているソフトの数も少ないので、他に当たるとすればおのずと決まってしまいそうです。

TechTool Pro 4 特別乗り換え版パッケージ

ディスクウォーリア 3.0.....あれ、いつのまにか在庫切れ....。

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2005年08月12日(金曜日)

先週の「美の巨人たち」で取り上げていたのは...........山田かまち。
地元、群馬の人なので県民以外でどれくらい知名度があるのか分かりませんが、(って言ったって県民だって知らない人はいるでしょうが。)マイナーな存在には違いないはず。それに別に画家ではないですし。将来そうなっていたかもしれませんが...。

 美の巨人たち


 番組冒頭で、いきなりローカル臭さ100点の高崎駅前の映像が.......。 その後は、護国神社へ続く道が映って .....。いやあ、群馬テレビ(ローカル局です。県民でも見る人すごく少ない...はず)を見ているのかと思ったよ。w  確か広瀬画廊の近くに山田かまち水彩デッサン美術館があったような気がしますが、行ったのは随分前の事なので憶えていません。

 昔、親に連れられて見に行った事がありました。........ちょうどかまちが亡くなった歳と同じ位の時。 その頃絵画なんて全く興味がないし、はっきり言って連行されに行った様なものです。絵よりも飾られていたギターの方が気になって仕方無かった....という具合でしたし。なぜギターが飾られているかと言うと..........、晩年、ギターを弾くのに夢中になっていたのと、...........それで亡くなったからでしょう。この少年の名を知っている人はおそらく知っているはずですが、死因はそのギターによる感電でした。

 17歳による死、永遠に少年のままだから、そのことが同年代の人を惹き付けているのだと思います。館内に展示されているのは絵だけでなく詩も多いです。良く言えば青春の輝き、悪く言えば青臭さ.......、そんな雰囲気です。番組でも取り上げられていましたが、館内にはノートが置かれていて、びっしりと来館者のメッセージが書かれています。...............申し訳ないですが、そういうのはダメ.....なんです。来館したのは同年代だったにも関わらず、ああいうのは受け入れられませんでした。前述の、青臭さで充満しているように見えて、ひどくつまらなかったんです。すごく好きだと言う人ももちろんいるでしょうしそれを否定することはしません。好みの問題であれは受け入れられなかった、ということです。

 実際、飾られている絵は、上手いと思います。子供の頃描いた動物の絵は特に上手いと思いました。各々の動物の雰囲気をよく捉えた色彩、動きのある線、..........番組でも同じ事を館長がおっしゃっていましたが、やっぱりそこが特筆すべき点なのでしょうね。(番組内では語られていませんでしたが、確か、井上房一朗もその才能を高く評価していたとか訊いた事があります。井上房一朗というのは、地元群馬の中堅ゼネコンの社長だった人ですが、いわゆるパトロンでもありました。)  とはいえ、あの美術館は、純粋に絵を見るということではなく、たぶん、瑞々しい青春の輝きを見てほしいのだと思います。


 館内2階(だったと思う)にはギターの側に氷室京介のメッセージが飾られています。なぜかというと、当時かまちと友達だったようで、一緒に集まってギターを弾いていたりしていたとか。............生きていたならどうなっていたのでしょうね。晩年は本当にギターにのめり込んでいたそうで、自作曲の譜面も発見されているんですよね。確か、世界に通用する音楽を演る、とか言っていたそう..........。絵もうまいし、きっと音楽にもその才能はあったはず。.........そう思うととても残念です。生きていたらもっと有名になっていそうな気がします。

 ちなみにかまちのギターは、確かグレコのストラトだったはず。ナチュラルフィニッシュのもので、そういえば最近はあんまり見かけない仕様かも。当時、フェンダーやギブソンは高嶺の花だったので、国産のコピーモデルがポピュラーだったようですが、中でもグレコのはクオリティが高かった..........とか。目の付けどころが鋭いかも。


 余談ですが、かまちのギターによる感電死のせいで、ギターを買うのをためらった過去があります。 本人には申し訳ないですが、本来、ギターによる感電死はありえないはず。確か、ケーブルが短いとかで2本のケーブルを強引に繋ぎ合わせた、線がむき出しになった部分が、真夏の暑さで汗だくになっていた体に触れて感電だったとか..............。

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2005年08月13日(土曜日)

another_bible.gif  最近プレイしていたのが、このアナザバイブル。一応、ラストバイブルのシリーズらしいですが、いわゆるシミュレーションRPGのような作りになっています。ゲームボーイ用ソフトだったのでプレイしてみたのですが、結論から言うと、やり込める様な要素はないし長くプレイできるものではないのですが、キャラデザとサウンドがいたく気に入ってしまいました。こういうシミュレーションRPGは、昔の三国志なんかのゲームで慣れているしそもそもそういうのは結構好きな方なので、楽しめました。

 このキャラデザがとてもポップでカワイイんです。これは絶対、描いたのは女性だよなあ...と思っていたらスタッフロールみたところやっぱり女性の方でした。ポップでカワイイといっても描き手によって千差万別ですが、このキャラデザは個人的には好みです。他のラストバイブルのキャラデザともかけ離れているし、ゲームのシステム共にほとんど別物なのですが、そんなことはどうでも良くて好きになれた作品でした。


................よく、ラストバイブルシリーズはメガテン(女神転生)じゃないとかメガテンのファンから散々言われて相手にされていない様なのですが、そもそもラストバイブルはメガテンとは別物なのだから違うのは当たり前なのに、それをどうしてわざわざメガテンの要素と比べて、「メガテンとは違う、こんなのはメガテンじゃない!」...なんて叩くのかよく分かりません。
 確かにラストバイブルの1と2には女神転生外伝と肩書きが付いているのですが、思うに、これってメーカーの売り方に問題があるような気がします。おそらくメガテンのファンが本家のシリーズのついでに買ってくれるのではないかと、肩書きをくっつけたような気がします。でも実際はマップは2Dだし、ゲームボーイ用ということもあってか年齢層を下げたような作りになっているし、そもそも舞台設定が異なるのですから、別物なはずです。結局、本家のファンからは相手にされず、新規のユーザーも獲得出来ず....というような結果になってしまったように思えます。調べてみると、ラストバイブルシリーズの発売日が本家のメガテン作品とかなりだぶっています。1と2はゲームボーイカラー用にリメイクされたようなのですが、ほとんどカラーになっただけのような仕様らしいのですが、メーカーには申し訳ないですが、それって本当に売る気があるの?と言いたいです。............本当、不遇で残念です。


人にはそれぞれ好みの違いがあるはずですから、メガテンと別物だったとしても、それが駄作というような図式には必ずしもならないはずです。昔、初めてラストバイブルを知ったとき、これが外伝なのなら本家はもっと充実しているのだろうな....とすごく期待していたのですが、メガテンの内容、グラフィックやサウンドを知った時に、すごくがっかりしてしまいました。........今でもメガテンは好きになれそうになくて、プレイする気が起きません。もちろんこれは好みの問題で、別にクオリティが悪いとは思っていません。個人的にはラストバイブルの方がずっと好みだということだけです。


 話を戻して、アナザバイブルのサウンド。ラストバイブルシリーズを担当していたヤナダさんではなく別の方だったのですが、けっこう好きな曲があって満足でした。フィールド曲の中で一番最初のマップなどに流れる曲は、ストレートなマイナーチューンで、個人的には古代祐三っぽいイメージを受けました。.........昔プレイした事のあるドラスレファミリー(ドラゴンスレイヤーIV)の雰囲気に似てたので......。あとは、戦闘の曲。これもストレートなペンタトニックによる作りで、すぐにギターによるメロディを意識していると気付きました。.............レスポール+マーシャルJCM900で弾きたい感じです。本当にカッコいい! ラストバイブルの戦闘曲もモードを取り入れてたりしてかなり頭を吹っ飛ばしてくれる様な作りでしたが、う〜、アナザのも良い! 早速耳コピしよう!...........というかギター抱えながらプレイしてたわけですけど。w  あとは.....店の曲とかも、ジャズっぽくて良いです。他のダンジョンや町の曲も、雰囲気がきちんと出ているし作りは良いと思います。強いて言えばもう少し構成を練っても良かったかも....と思います。OPやEDも悪くないし良いと思いますが、ラストバイブルと比べると、その点が気になりました。同時発音数がもっとあれば問題ないのでしょうが、3音だと、作りによっては「間」が出来てしまうので、迫力に欠けてしまうんですよね......。うまく転調していたりするところは素敵でした。

 余談ですが、何度も聴いていたうちに何かに似てるな〜と思っていたのですが、冒頭のフレーズが、パープル(ディープパープル)の「ハイウェイスター」のジョン・ロードが弾くオルガンソロの一部分に似てる! もちろん偶然だと思いますが、思わずにまっとしてしまいました。ハイウェイスターって、意外に戦闘曲でも通用しそうな曲ですよね。テンポは速いし、ギターソロにはリッチーお決まりの必殺フレーズがあるし......。ゲームの戦闘曲って、やっぱりああいうハードロックなんかを参考にしているのかもしれませんね。


 それと、先述のキャラデザ。仲間のキャラはもちろん魔獣のキャラデザもポップで好きです。.......こんなのありえない!ってきっとメガテンファンから言わせればそうなってしまいそうですが、ああいうポップなのもあったって良いじゃない。だいたいロキとかシヴァとか.....神話の中なのだから、どんな顔をしてたかどうかなんて分かるわけないし。そういうキャラデザの中でけっこう気に入ったのがルシファー。珍しくルシフェルではなくてルシファーになっていましたが、あの思いっきりジャニーズ系みたいな少年の顔がウケました。サバトに出かける時は美少年の姿で出るっていうし、これはあり得る顔かもしれない。あれは好きです。

なんとアナザバイブルの登場キャラ/魔獣の画像データが掲載されているサイトがあるではありませんか!即お気に入り。
魔女の森easy サイトトップはこちら


 そうそう、サウンドが気に入ったので担当の方がどんな人なのか気になったのですが、「まつまえまなみ」という方らしくて、まつまえ.........まつまえ、松前? それでふっと浮かんだのが松前公高さんだったのですが、ま、まさかね....と思いながらググってみたら、どうやらそのまさかで、松前さんの奥さんの様です。松前公高さんって同じくミュージシャンですけど、テクノ系の人でしたよね、確か。キーボードマガジンなんかによく出ていたので名前だけは知っています。ローランドシンセのフリークな方らしく本なんかも出していましたよね。


 というわけで、最初はあまり期待していなかったのですが多いに裏切られて、なかなか満足できた作品でした。

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2005年08月15日(月曜日)

 こんな日に書くのもタイミングが良いのか悪いのか分かりませんが、以前からブログにメモっておこうと思っていた人物です。

さよならメリーさん

 そのサイトをご覧になれば、特に説明する必要はないと思います。....それに、意外と知られている様なので、ご存知の方もいるはず.........。

 過去のブログに書いた様に、横浜は好きな所です。願いが叶うならそこに住んでみたいと思う程ですから。でも、昔はそうじゃなくて、あまり好きになれなかったんです。............特に理由は見当たらないのになぜか古くて暗いイメージを抱いていました。もしかしたらずっと昔、物心つかない頃に、横浜の暗い過去を理解出来ないまま、何かで知っていたのかもしれません。けれども、去年辺りにそのサイトを知って、実は初めて横浜の過去を知ったという感じです。他県の歴史なんて何か動機でもない限り、知ろうとは思わないはずですし、歴史の教科書にだってそんな記述はなかったでしょうし。

 ちょうど横浜が好きになりかけていた頃に知ったので、かなり複雑な心境でした。しかも、特に気に入った関内はまさにその歴史の舞台だったようですからなおさらです。そんな暗い過去を垣間見られる様な雰囲気は、ちょっと歩いた限りでは見当たりませんでしたし、本当に素敵な所だと思っていました。でも...........もちろん、そんな過去を知った後でも好きです。たぶんずっと変わらないはず。

 ...........誤解してほしくないのは、そういう暗いイメージがメリーさんのせいではないということです。なぜこの日に載せたか..........たぶん理由を分かってもらえると思いますが。


 戦争というのは、本当にあらゆるものに暴戻な仕打ちを与えてしまうのですね....。上記のサイト内に書かれている、「進駐軍を迎えるにあたって、日本政府は性の侵略ということを恐れた」、というのを例に挙げれば、第二次世界大戦でベルリンが陥落した時も、ロシアが不可侵条約を破棄して旧満州へ攻め込んだ時も、同じ様な事は起きたし、戦場である以上、もっと凄惨な状況だったに違いありません。実際、旧満州からの引き揚げ先だった北九州では、秘密裏に堕胎が行われていた、という事実もありますし.........。もちろん、日本だって同じ様な事を大陸でしていたことも事実。歴史の教科書ではきっと教えてくれないでしょうが、戦争というのはそういうものなのだと思います。

 震災の復興もままならないまま、空襲を受けことごとく破壊され尽くし、やっと終戦かと思いきや、今度は大量の兵士が進駐するなんて...........またサイトからの引用になってしまいますが、横浜はその犠牲となったわけですよね。マッカーサーがGHQの総司令官として、戦後日本の復興に貢献していたのと比べると、その明暗のコントラストは大きく感じます。


 メリーさんについて安易に何か書くのは気が引けるのですが、敢えて書くなら.........、ほぼ一生娼婦だった(現在は郷里の介護施設にいるらしいですが)ということが、どれだけ大変で苦労をされたかと思うと、いろいろと考えさせられます。それと.......こんなことを言うと怒られてしまいそうですが、出来れば一目見たかったです。横浜に行ったのが遅過ぎました。


 それと、もうひとり、メモっておきたい人がいます。こちらはグーグルの検索数が少なかったのであまり知られていないのかもしれません。蟻の町のマリア、と呼ばれた方で、北原怜子という方です。蟻の町.....戦後まもなくの東京のとある場所に、戦災に遭い家も何もかもを失った人々が集まり、それが蟻の町と呼ばれていたのだそうです。終戦直後の厳しい状況下で、蟻の町の人々はとても苦しい生活を送っていたそうです。後に蟻の町のマリアと呼ばれる北原怜子さんは、....いわゆるお嬢様で、裕福な生活を送っていたのですが、とある神父と知り合い、それがきっかけとなって、蟻の町で、そこに暮らす人々と一緒になって廃品回収などを行い、一緒に暮らすようになっていったんです。でも......無理がたたり、若くして亡くなってしまいます。

 .......別にお嬢様だったからとかは関係無く、境遇の違いや周りの非難に気にする事もなく、外から手を差し伸べた、というより、自らが同じ境地に立ち、そこで戦後の復興に命を捧げたことが、なによりも素晴らしく感じます。この話は極端な例えかもしれないですが、今の世の中には、そういう優しさは生まれにくいし、ないがしろにされがちです。優しさにはいろいろ種類があって、形式的な優しさや、気に入られたいと思うための優しさ、偽りの優しさ.....いろいろあると思います。そんな中で本当の優しさというのを考えると、...............なかなか難しいのです。考え抜いて優しさを与えるという事ではないのかもしれません。............道徳の教科書に載る様な話、と言えばそうなのかもしれませんが、いろいろ考えさせられる話でした。


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2005年08月16日(火曜日)

 書きそびれていた展示会のレポートをまとめておこうと思います。

ゴッホ展 (東京国立近代美術館)
ラ・トゥール展(国立西洋美術館)
ドレスデン展(国立西洋美術館)


 ゴッホ展とラ・トゥール展は、午前中にゴッホ、午後はラ・トゥール、と同じ日にまとめて見に行ってきました。........ちょうどゴールデンウィークの間に行ってきたので、もう3ヶ月も前になりますね。普段、日本画や日本の画家の絵を展示している、近代美術館でゴッホ展をやるというのが意外でしたが、美術館へたどり着くと.......凄い事になっていました。美術館の敷地内にひしめき合う人だかり。おまけに2階の方まで.........。G.W.期間に来たのが失敗だったとこの時気付きました。(遅かった...。) それで、まずチケットを買うためだけに並ばなくてはいけないのですが、なんと最後尾が2階のテラス。うそだろ〜、って思わず言いたくなる程でしたが、見ないで帰るわけにも行かず仕方無く2階へ昇り並ぶ事に。.........この混み振りは、以前、横浜美術館で見た東山魁夷以上です。.....異常です。20分くらいしてやっと地上に降り立つ事が出来たかと思ったら今度は迷路の様にくねくねと長い列が.........。しかもこの日は日差しが強くかなり暑かったので、じっと待つのがかなり応えました。その間、周りを眺めていたのですが、個人的な推測ですが、日頃、美術や絵画にさほど興味のない人がゴッホというビッグネームに引き寄せられて見に来た....という感じがしました。というのも家族連れがかなり多く、年齢層も偏りなく幅広い感じでしたので。それと.............まあ、周りから聞こえてくる会話を聞く限りでは、あんまり美術への知識がないようだったし.........。だからといってそれが悪いというわけではないですよ。念のため。(第一、自分だってろくに知らないのだし。)

 結局、チケットを買うまで40分くらい掛かったと思います。.........それだけ人がいるという事は当然館内も凄い事になっているわけです。ゴッホ展と名前が付いていますが、もちろん展示全ての絵画がゴッホであるはずがなく、ゴッホメインの後期印象派の展示という具合でした。なので、モネやセザンヌ、などもあるわけなのですが、なぜか.....というか当たり前なのか、ゴッホ以外の絵はみなスルーしてしまうんです。(ゴッホの絵の背後の壁には側に色がつけられていて遠くからでも識別可能でした) セザンヌなどの絵だってめちゃめちゃ素敵なのに..........。その代わり、ゴッホの作品、日本の錦絵を模写したものや、ちょっとしたデッサンまで、どの作品の前も動かない程混んでいるんです。なので、順番はあまり気にせず、空いているところから見る様にしました。

 しかしやっぱりゴッホの作品には本当に素晴らしいものがあるのも確か。展示物の中に、ゴッホが色の組み合わせを考える為に、さまざまな色の毛糸を組み合わせた毛糸玉があったのですが、これが意外でした。それまでゴッホというといかにも天才肌という感じで、色彩等全て感覚でやっているものだと思っていたのですが、そうではないのだそうです。日々、いろいろ試行錯誤していたそうで、あのゴッホ独特の鮮やかな色彩も、考え抜かれたもののようです。 本当は絵具で色彩を試したかった様なのですが、絵具を買うお金がなかったために毛糸で代用したそうです。その残された毛糸玉の色の組み合わせは、まさしく「種まく人」などの絵に描かれているものを同じ。薄紫色と黄色。赤と緑、青とオレンジ、いわゆる補色の関係にある色を組み合わせたものが多かったです。

 展示の中でトリともいえる、「種まく人」、「ひまわり」、「夜のカフェテラス」。確かこの3枚が並んで展示されていたと思いますが、とにかく圧巻。その展示室も超混雑。とにかく補色を意識した色彩の対比が見事で、あのうねるような筆致が間近で見ると本当に迫力があります。思った程、厚く塗られているわけではないのですが、生々しいタッチが拝めるのはやはり展示会ならでは、ですね。
 それらの晩年の作品はもちろん素晴らしいのですが、個人的には初期の、画家になろうと決心した頃に描かれたものも素敵でした。聖書や古靴、かなり暗いトーンで対照的な作品ですが、この重厚さが気に入ってしまいました。タッチも晩年とは異なる感じですが、それとは別に素晴らしい筆致なんです。


ちょうど見に行く前に、テレビでゴッホを取り上げた番組(新日曜美術館)や、BSで、かなり昔のものでしたが、ゴッホの生涯を綴った映画なども見たので予習ばっちりの状態で見られたので、あの混雑ぶりには参りましたが、とても充実した時間を過ごせました。...........ゴッホの生涯を知ってしまうと思わず同情してしまいます。生前に売れた絵はたった1点。耳切りや自殺などは有名ですが、他にもネタが尽きないほどいろいろあったりして、本当、報われない人生だったような気がして悔まれます。今日、沢山の人に愛されていることを知ったら、どう思うのでしょうね。

.............と、いろいろと書きたい事はあるのですがとりあえずこの辺りでやめにしておきます。

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2005年08月18日(木曜日)

 続いてラ・トゥール展。
実は、最近まで知らなかった画家です。日本にはかなり昔から展示されてきたことがあるようですし、全く知られていないわけではないのでしょうが、超有名というわけでもありませんよね....。しかし、海外ではフェルメールなどと並ぶ程、評価が高く、有名なのだそうです。

 そんなラ・トゥール。今後、まとまった数で展示される事はないだろう....とか囁かれていたので、それなら見なくちゃ!というわけで、見に行ってきたわけです。ラ・トゥールもラッキーな事に、テレビ(新日曜美術館)で取り上げていたのを見てから展示を見る事が出来たので、楽しめました。同日見たゴッホ展と比べると、物凄く空いていました。........まあ当たり前といえば当たり前ですよね....。でも見る側にしてみれば、空いている方が楽です。落ち着いてじっくり見られますから。

 展示室へ入ってびっくりしたのが、室内の暗さ。ゴッホ展のが明るかったせいもあるかもしれませんが、かなり暗いと感じました。さらにラ・トゥールが題材に取り上げたものが、暗い.....というか世俗的なものの中に潜む暗さ、みたいなのが多くて、そういう画風も相乗効果で、独特の雰囲気が出ていました。..........本当、ゴッホと比べると対照的かもしれません。

 その中で今回展示のトリ的な作品だったのが、「いかさま師」と「マグダラのマリア」でした。「いかさま師」ってタイトルも凄いですが、確かにいかさま師を描いています。カード(トランプ)をしているのですが、いかさま師が4人でグルになって、お坊ちゃんから巻き上げようという絵です。いかさま師の一人が、ひそかに背中にカードを隠しているところが描かれていたり、いかさま師のボスであろう女いかさま師が餌食のおぼっちゃんを見詰める表情、それとは対照的に嵌められている事に気付かないお坊ちゃんののほほんとした表情............それぞれ違った表情が描かれていて、なかなか面白い。

 「マグダラのマリア」は、少し前流行った(?)、ダヴィンチコードでよく取り上げられていた、マグダラのマリアです。イエスの母のマリアとは別の人物で、もともと娼婦だったのですが、イエスに悪霊を追い払ってもらって以来、信者になり、イエスの復活を最初に知ったのもこのマグダラのマリアであり、その際に「ノリ・メ・タンゲレ(私に触れるな)」と呼ばれた人で有名です。聖書に登場する人物なので、他の画家も多く取り上げているようですが、ラ・トゥールの描くマグダラのマリアは、かなりダークな雰囲気です。真っ暗な闇の中に小さなランプの灯で照らされていて、その表情も憂いのある様な、俯き加減で、何となく静寂感の漂う絵です。複数、マグダラのマリアを描いていて、今回展示されていませんでしたが、ドクロを抱えている絵もあるようです。.........ちなみドクロは悔悛の意味を表すもので、マグダラのマリアには必携のアイテムの如く、合わせて描かれる事が多いのだそうです。


 作品展数も少ないにも関わらず、かなりの数(とはいっても70点程だったと思います)が見られたというのは確かにラッキーなことなのかも。ちなみに、この展示が企画されたのも、西洋美術館がラ・トゥールの絵を購入した記念だったそうです。

 取りあげる題材や色彩などが、例えば印象派の様な綺麗な風景.....というようなものではないので、万人向けではない作風であることは確かでしょうが、他の画家があまり取り上げなかった俗っぽい世界を描いた絵は、何となく不思議な気にさせられました。

 そうそう..........ミュージアムショップでおもしろいグッズを見つけました。ラ・トゥールの描いた、マグダラのマリアには、ランタンを手にしている絵があるのですが、その描かれているものと良く似たデザインのランタンが売られていました。2種類あって、1つは銅製の小さなものと、もうひとつは鉄製の大きなもので、こちらの方が描かれているものによく似ていました。.............それで、なかなか気に入ったので買ってしまいました。家に帰った後、早速、窓辺に吊るし点火。.........久しぶりにロウソクの火を間近で見ましたが、なかなか風情があるものです。それからというもの時々点けています。...........真夜中の夜道を歩く時もこれを持ち歩けば危なくないね。w (.......却って危ない。w)

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2005年08月21日(日曜日)

 ..........ふと気付いたのですが、最近....とはいっても一昨年辺りからになりますが、耳の具合がすっかり良くなりました。

 実は、振り返るともう6年も前のことになるのですが、その当時は、スタジオへ入ってよくジャムっていました。......バンドっていうわけではないですが、ドラムやベースなんかと一緒にいろいろ演っていました。思うに、たぶん人よりも音量の許容範囲が低いのだと思いますが、ドラムのシンバルやリムのカンカンした音が苦手で、スタジオ出ると、耳がピーピー鳴っていることがしょっちゅうでした。まあドラム以外にも自分の出していたギターの音でも、耳鳴りしていたこともありましたけど。w  人より耳が弱い(?)とはいっても、周りに聞いてみると、ピーピー耳鳴りがするのは当然の様で、最初は焦りましたが、耳鳴りも、翌朝には治っていましたし、そんなものなのかなあ...とあまり気にしなくなってしまったんです。

 しかし、ある日、いつもの様にスタジオで音出ししていたのですが、翌日になっても耳鳴りが治まらなくて、大変な思いをしました。その時はちょうど風邪を引いていて体調が悪かった上に、鼻水、鼻づまりが耳へ繋がる耳管の状態を悪くしていた事も要因だと思っていますが、何日経っても耳鳴りが治まらず、音量は小さくなったものの耳を塞ぐとピーと鳴ったままなのが分かりました。爆音による耳鳴りでは加えて、聞こえ方がなんとなくぼわっとした音が響く様な感じにいつもなるんです。その時も同様で、どちらかというとそっちの方が酷くて、例えば金属や食器がガチャガチャぶつかり合う音が特に耳の奥の鼓膜を突つく様な感じで痛くて、参っていました。風邪のこともあったし、4、5日経っても治まらなかったので、耳鼻科で診てもらう事にしたのです。

 事前にネットで耳の病気などを調べていたので、おそらく滲出性中耳炎なのではないかと思っていました。これは耳管の中の中耳と呼ばれる付近に字の如く、液体が溜まってしまう症状で、それによって聞こえ方が塞がれた様な、こもった聞こえ方になり、同時に音が響いて聞こえたり、聴力も落ちます。診察では、ティンパノグラムという機械で、鼓膜の振動具合を調べるのですが、これの診断結果でやはり滲出性中耳炎の症状が出ているようでしたが、それほど酷い症状ではなく、軽度だったようです。その後、聴力検査もしたのですが、..........これが驚かれてしまって(自分でも驚きましたが)、すごく聴力が良い結果になっているようで、平均的な人の可聴範囲よりも広いらしいです。耳の具合が悪いにも関わらずそういう結果だったので、安心してしまいました。

 ところが、その後出された薬を飲んでも、日にちが経っても良くならず、耳鳴りは治まりましたが、相変わらずガチャガチャする音に対しての症状が変わらず、悩んでいました。その後も何度か診てもらったのですが、中耳の状態はすっかり良くなっていると言うし、気のし過ぎなのでは....と言われてしまい、それ以上診てもらうのは止めました。確かに思いっきりガンガン響く感じでもないし聞こえが悪いわけでもないのですが、明らかに不快感のある状態が続いていました。


 それからというものの、すっかり音楽が嫌いになってしまい、音楽を聴く事も、スタジオで弾く事もなくなってしまいました。もっともスタジオの出入りは他の事情で入る事がなくなってしまったのですが、仮に入る様なことがあってもおそらく断っていたと思います。..........もうそれ以来、辛い日々が続きました。その後も日を改めて診てもらった事もあったのですが、相変わらずな結果で、.........なんとなく鬱状態だったと思います。ギターも埃をかぶったままで、弾く気はしないし、音楽も聴く気はしないし、ほとんどゾンビみたいな感じです。それまで大好きだった音楽だったから.........本当に辛かったです。毎日泣きたい気分でした。

 そんなのがずっと続いていたのですが(たぶん1年ほど)、ふと気付いた頃には、症状が治っていました。本当に少しずつなのでしょうが、確かに良くなっていったのだと思います。それを機に少しずつ音楽を聴く様になり、埃をはらいギターを再び弾きだす様になりました。それでも、少し長く聴き続けていたりすると、以前の症状が出てしまう事があり、ヘッドフォンで聴く事は極力避け、気をつけていました。その後、聴いていられる時間が少しずつ長くなっていった様な感じで、冒頭にも書きましたが、一昨年辺りからはすっかり元に戻った様に思います。


 ..........振り返ると、治って本当に嬉しかったです。あれほど苦しんで、もうギターを弾くことは2度とないと思っていた程でしたから。時たま、ランディ・ローズのポスターを眺めては、「ランディ、どうかこの耳を治しておくれ」.......なんて呟く程、精神状態が危なかったし。今ではヘッドフォンで(爆音ではない)大きな音量でも長く聴いても大丈夫だし、ギターもよく弾いています。あの時と比べるとだいぶ上手くなったよぅ。
 もちろん、何時間も(調子に乗って一日中とかw)聴き続けていると、やっぱりぼわっとする感じになります。でも......以前の感じとは違って、響いたりキンキン痛む症状はほとんどありません。いわゆる、耳の疲労感、というようなものだと思います。 もちろん、そんなに長く聴くことは極力避ける様にしていますし、気をつけています。そういえばそれ以来スタジオへ入った事がほとんどないのですが、それからというもの、耳栓も常備しているので、スタジオで周りが爆音で鳴らしていたってこれなら大丈夫だから......また入りたいです。

 改めて振り返ると、結局、自分の耳に起きた症状は一体何だったのか、よくわかりません。聴力が落ちたわけではないから難聴関連ではないでしょうし、でも耳鳴りはピーピー鳴ってたし.....。もしかしたらこの「聴覚過敏症」だったのかも.....。うん...これっぽい。異常に大きく聞こえる感じだったし......。


ばーちゃる耳鼻科
耳の調子が変だな、と思ったらここで調べてみて、当てはまる様なことがあったら、「すぐに」耳鼻科で診てもらうのを勧めます。

耳鼻科50音辞典
上記で紹介したサイトのトップページです。こちらもかなり詳しく、症例が豊富ですので、参考になるはずです。


長くなったのでページを改めて書きます。

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2005年08月22日(月曜日)

 ...........前にも書きましたが、素材コンテンツ「Materialer's Hammer」の背景画像(これは素材ではない)を勝手に使用しているサイトがあるのですが、その後の経過について書いておきます。.........というか書いておきたい。

 1ヶ月程前に、そのサイトのサーバー元であるプロバイダへ、メールで連絡しました。その返答は、そのサイトの管理人へ注意喚起を行った、というものでした。.......正直、本当に注意喚起しているものか疑わしい気もしましたが(お金を払っている会員を手放したくはないでしょうから.....)、とりあえず静観することにしました。

 ところが、まったく削除する様子もないので、もう仕方ないので、自らサイトの管理人宛へ削除要請のメールを送りました。............しかし、返答もなければ削除もしないし.....完全に無視された感じ。「著作権侵害行為が継続されるようであれば、規定に基づいた措置を取るので、その場合は再度連絡してください」とのことでしたので、今日、再度プロバイダへメールをしました。


 今度こそは厳しい処置をしてくれるものだと思っていたのですが、完全に裏切られた結果でした。
前回のメールで「著作権侵害行為を行った弊社会員」と認めたはずが、今回のメールで、著作権侵害行為の有無は判断できないと否定されてしまい、挙げ句の果てに、その有無は、公的な第三者機関にて判断してもらい、その機関を通じて連絡してくれ...........なんていう有り様。結局、再度の注意喚起であっさり返されました。


....................「著作権侵害行為の有無は判断できない」なら、どうして注意喚起したのか理解に苦しむ........。こんな感じじゃあ、注意喚起したとしても、無駄だね。どうせやんわりとしか言っていないだろうね。だいたい公的な第三者を通じて.....なんて言ってきたということは、ほとんど、泣き寝入りしてくれよ、って言っている様なものです。実際侵害されているのは画像1枚だけだし。


 今回の件については、本当に怒っています。後になって否定するなんて..........悔しいです。おまけに文面もむかつかせてくれる。「何卒、何卒」......って...................。

 まったく、サイト開いててろくなことが起きないし..........、画像は使われるし、自作のMP3やMIDIは(許可なく)使われるし、起きる事っていったらそんなのばっかりなんだもの。しかもしょっちゅう起きるし.....。
もう本気でサイト閉じたいです。

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2005年08月23日(火曜日)

 ブログの流行りに伴い、無料ブログのサービスを提供している所が多くなりました。

 国内だけでも開設されたブログはかなりの量のようです。初期設定の状態で、既にCSSによる洗練されたデザインがあり、それを基本にさらにカスタマイズ出来る点、手軽に画像などがアップ出来ることや、コメントや、悪く言えば強制リンクのトラックバック、など多彩な機能が付いているので、HTMLを知らなくてもいきなり素敵なコンテンツに仕上げられる、というのがやはり魅力ですよね。

 そんなブログ、以前からそういう傾向でしたが、無料ブログの普及によりほとんど抱き合わせの様になっているのが、アフィリエイトですよね。いわゆる広告を表示してそれにより収入を得る、というものです。........もちろんそれ目的で本気でアフィリを導入して稼ぐ人もいますが、何と言うか、無闇矢鱈にアフィリでページを埋め尽くしているブログって、時々見かけます。

 きちんとコンテンツも充実していてその上にアフィリをやるのは別に構いませんが、なんだかそれが逆になってしまっているサイトって..........ちょっとうざったくなってしまいます。


 最近、お知り合いの方がサイトを復帰させるということで、まだ公開は先になりそうですが、特別にコンテンツを見せてもらいました。以前から、Webデザイン関係の情報に詳しくて、事ある度に教えてもらっていたりしたのですが、そんな方のコンテンツ、やっぱりそれらのコンテンツも充実していました。いわゆるソフトや雑誌、フォントなどの紹介やレビューのような形で載っていたのですが、それを見て、アフィリを導入した方がいいかなと思って勧めてみたのです。

 うざったいアフィリ+ブログを見ていてあまり好めないと思っていた自分が、アフィリを勧めるだなんていうのはおかしな話だと思われるでしょうが、その方のサイトはアフェリを導入しても嫌味が感じられない、まさに打ってつけのコンテンツだったわけです。


 実を言うと、かくいう自分も前々からアフィリをしてみたいと思っていました。.......でも、アクセス数もないし、ただでさえ鬱陶しいサイトデザインなのに、さらにアフィリなんてやったら、もう、目も当てられない惨状になってしまうでしょう?w それに前述の様なうざったいブログを見ると、仮にやってみたとすると自分も同じ様なことをしでかしてしまいそうですし。

 もちろん広告収入目的というわけではなくて.......紹介しているものをスムーズに閲覧者へ流したいと思っているのが理由です。..........実際、癲狂院のリンクページの中に所有している本の中でお勧めなものをアマゾンの商品ページへリンクしています。でもアフィリはしていません。アフィリをしたいと思っているのは、商品の画像が使える、ということなんです。(アマゾンのアフィリは商品の画像を引用してもよいことになっているようです。)

 実にどうてもよいような理由かもしれませんが、画像が貼りたいんです。例えばCDやコミックなんかでもジャケ、カバーイラストを、(もし中身と一致したものだったとしたら、)見せておければ..と思っています。決して自分だけではないと思いますが、そういう画像を見て内容も少なからず伝わるでしょうし、ピンと来る人はいるはずです。アフィリをしなくたって勝手に引っ張ってくればいいじゃん、って思われるかもしれませんが、それは著作権絡みの問題なのでどうしても避けたいのです。

................でも、一斉にそれらをアフィリにしたら、なんだかアフィリに必死、みたいに思われてしまいそうで嫌なんです。まあ、どっちみち誰も来ないし見ないのだから何したって結果は変わらない様な気もしますが。w (゚∀゚)アヒャ


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