Diary of a madman

癲狂院に置かれた或る一冊のノートブック
狂気の記憶が焼き付いた、深淵なる倒錯の記録の数々。
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2005年10月09日(日曜日)

..........放っておいた方が似合う気がします。このブログ。
だいたいブログの機能が活かされていないし、他人のブログを見てると、こんなに寂びれたのはないです。w
高濃度の毒電波雑記だから、当然かもしれませんが。

 最後の書き込みからもう1ヶ月程経ってしまいましたが、あの件に関しては実はずっと前に解決しました。
BBSに書き込んだらすぐに画像を変えてもらったし、その事には触れていないのですが、おそらくサイトに載せたメールアドレスは、まったく見ていないか機能していないメールアドレスなのだと思います。レスや対応から判断すると間違いないです。

 なので、今回の件に関しては気にしていません。それまでは結構凹みましたが。
ここ1ヶ月書き込みしていなかったのは、単に書きそびれただけです。
それに書いても書かなくても変わりませんし。そもそもサイト自体、更新してもしなくても同じですけど。

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2005年10月10日(月曜日)

 以下の文章はもう2ケ月以上前に書いておいたものですが、あれからあんまり進展してなかったりします。それでもようやく具体的に盛り込みたい要素を見つけられたし、方向性が何とか見つけられたのであとは作るのみです!


 癲狂院に素材工房、そして伏魔殿と....着々とリニューアルして、残すrは第七天のみとなりました。
今まで作ったこれら3つのトップページを眺めると、良く作ったなあと我ながら感心してしまいます。それまでの第七天と比べるとだいぶましになりました。前のデザインなんか見ると、あまりのクオリティの低さに、恥ずかしく思う程。そんな程度だったのに、それなりに人が訪れてくれた事を思うと、なんだか不思議に思えてきます。

 第七天...........もちろん正統派(?)ゴシックで飾りたいのですが、それが難しいのです。ゴシックというのは、とりわけ根源であるゴシック建築では装飾がかなり細かく、なおかつくどいほどに装飾過多になっています。 そういう部分もゴシックぽさを感じさせる要因の1つだと思うので、そうなると作るのに手間暇かかるのは間違いありません。 それに..........、最近、またゴシック関係の資料集めにネット検索を行い、いろいろな写真を集めて眺めていたのですが、ゴシック建築には縦方向への装飾がほとんどで横方向への装飾がない....のです。 縦方向の装飾を横に繋げた形になっている感じです。 ゴシック自体、天へと向かう力を象徴するように限りなく高く、上へ伸びる要素を持つものなので、当たり前なのかもしれませんが、テキスト周りのフレームデザインをゴシックぽく感じさせるにはどうしたらよいか思案中です。

 建築のみならず、アクセサリーの写真もかなり集めて試行錯誤しています。ゴシックアクセサリー、とりわけその中でもシルバーアクセサリーのものを中心に探してみました。ゴシック建築の装飾とは全く別物な感じですが、個人的には好きなデザインなので、この2つの雰囲気をうまく取り入れたデザインにしたいなあと思っているのですが...............難しい。難し過ぎる.....。 それが生み出せたら、それをそのままシルバーアクセサリーにして売り物に出来てしまいそう。(.....まあ売り物にはならbないかもしれませんが、それらをアクセサリーにしたいと実は密かに企んでいたりします。w )

 背景画像はもちろん、もうネタばれしましたが、(ゴシック建築の)ノートルダム大聖堂を真似て作った3DCG画像です。未だに制作中です。....まったく、内観のみとはいえかなりの作業量です。しかも資料があまりないし、設計図なんかがあるわけでもないので、数少ない写真から判断して作っていくしかないわけです。 判断を誤ると、不格好な作りになってしまったりパーツとパーツがうまく組み合わなかったりするので、骨が折れます。もうボキボキと。w STRATA VISION3d のモデリング機能は貧弱な上に使いづらく、たぶんそのせいでユーザーが増えない/離れた気がします。この機能でヴォールトとヴォールトの間の天井のモデリングが難しくて結構時間かかります。その上、オブジェクト数が多くなるとりドローに時間掛かるし.....。シェイプ登録などしてパーツごとに分けて作っていても、シェイプ数がすごいことになるし.....。止めとけば良かったと思ってももう半分以上作ってしまっているし......遂行するしかないって感じ。

 でも、当初に構想していたものより簡素化すると思います。

 本当は、こんなことやっていないで、当サイトは音楽サイトなのですから曲をたくさん作って載せたいのです。と言っても今の状態ではその姿はありませんが...。なので、簡素的にとりあえずざっとデータを載せて公開してから、残りのリニューアル制作に励もうかな.....とも考えています。 実際、サイトのアクセス数は激減してるし、やっぱりさみしいし、再稼働したいです。かといって肝心の第七天に時間をかけずに手を抜いて、他のコンテンツよりも見劣りするようだとみっともないし.......うぅ、結局どっちも全力を注いで作れ!ってことですね。でも今までけっこう曲載せてきたつもりだけど.....その割には反応なかったけど......。。・゚・(ノД`)・゚・。

 どのみちリニューアル後の激重デザインで、来る人も来なくなりそうな気がするけど。注いだ労力分くらいは来てほしいけど、やっぱり無理かな....。

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2005年10月16日(日曜日)

 このところよく聴いている音楽は、いつもとは違い最近の音楽。
......普段、オジーにヴァンヘイレン、サバスなど聴いていますが、やっぱり違うものも聴きたくなります。でも結局自分に合いそうなのを見つけられなくて、結局そのままいつものを聴く........みたいな感じになっていました。それでも以前から気になっていたバンドがあって、ようやく聴いてみようという気になりいくつかCDを買いました。

 それらのバンドはいつも聴いているジャンル(ハードロック、メタル)とはちょっと違い、ラウドロックとか呼ばれたりするジャンルです。とはいっても、あまりロックなどに関心のない人にはどれも同じに聞こえてしまうのかもしれませんが。


アマゾンで購入したCDはこれらです。

LINKIN PARK 「ハイブリッド・セオリー」 / 試聴はこちら
LINKIN PARK 「メテオラ」 / 試聴はこちら
EVANESCENCE 「フォールン」
SLIPKNOT 「アイオワ」 / 試聴はこちら
NICKELBACK 「シルヴァー・サイド・アップ」
coba 「ディア・モデストマン」

 最後だけ妙にジャンルが飛んでいますがw、それ以外の5つは前述の、前々から気になっていたバンドです。特にリンキンパークとエヴァネッセンスは、試聴する前から雑誌などで取り上げられた記事から判断しても、自分に合いそうだなと思っていたし、実際試聴して「当たり」だと確信できました。

 リンキンパークは、メロディがキャッチーですが変にメロディアスにまとまってしまうのではなくて、ラップが時おり入っているところがメロディとの対比でいうと無機質な感じで、その明確なカラーが抑揚のあるフックを生み出している様な気がします。 また、重厚なギターサウンドによる激しい部分と、ピアノやシンセ中心の静かな部分との、サウンドの対比もまたダイナミックで、そういうところが素晴らしいと思います。マイナーキーの曲が多いですが、それほど暗い印象はなく、どこか憂いのある様な洗練された雰囲気です。

 エヴァネッセンスは、女性版リンキンパークなんて表現されたのを目にしましたが、ちょっと違うかも。たしかにギターのリフのリズムや、静と動の明確なサウンドの対比など、似通っている部分もありますが、エヴァネッセンスにはラップはほとんど入っていませんし、ピアノやストリングスが多くアコースティックなサウンドが比べると多いと思います。こちらの方が普段ロックなどを聴かない人にはすんなり聴けそうです。リンキンパークもサウンドはハードながらメロディがキャッチーなので、こっちも聴き易いとは思いますが、とにかくどちらもお勧めです。


 スリップノットも以前から気になっていたバンドだったのですが、ボーカルに明確なメロディ(音程)のない、デスに近いものがあるようだったので聴くのをためらっていました。こちらは上の2つとは違って、すごく大きな範疇で捉えればラウドロックとも言えそうですが、エクストリームメタルとか呼ばれています。でも、向こう(アメリカ)では売れているし、日本にも夏フェスなどで度々来ていますし、メジャーな存在である以上その良さは確かなものに違いありません。
 なので、とりあえず試聴くらいはしようと思って、アマゾンのサイトで試聴してみたのですが、とある曲が「他の曲と比べると」異常な程キャッチーで、とにかくこの曲だけは聴きたいと思って購入を決めました。

 その曲は、「My Plague」というタイトルで、どうやら映画のバイオハザードの主題歌だったようです。それもあってなのか、サビの部分だけ妙に浮く程キャッチーなメロディになっています。これにすごく嵌まってしまって、延々とこの1曲だけを聴き続けたりしています。あとは、「Left Behind」、「the Shape」なども同様にキャッチーなので、これらが収録されている「アイオワ」は初めてスリップノットを聴くにはお勧めなのかもしれません。また、「My Plague」と「Left Behind」のプロモ映像のDVD付きです。「My Plague」プロモ内には、映画「バイオハザード」の映像らしきものが部分的に入っていますね。(...バイオハザードの映画は見た事ないんです.....)

 ちなみにこのスリップノット、知っている人には言わずもがなですが、メンバー全員マスクを付けています。ホラーっぽいものばかりで彼らのいでたちはゾンビみたいな感じです。おまけにメンバーが9人という大人数もあって、ちょっと怖い。w そんなビジュアル面から、際物(その時の流行や好みをあてこんで売り込む...という意味で)的な見方をされがちなのですが、実は皆実力の持ち主で、例えばギターに関して言えば、ダウンチューニングで激歪みなサウンドなのにリズムはタイトで輪郭も明瞭です。それに、「アイオワ」は2ndアルバムですが、3rdアルバムではそれまでなかった速弾きのギターソロが入っているそうですし、デビュー前にギターを教えていた事もあるということなので、かなりの巧者なのでしょう。

 そんなわけでスリップノットは個人的には大当たりでした。完全にまいっています。本当に凄い。夏フェスで日本に何度も来てるそうだけど..........、見てみたいかも。リンキンパークなんかも出てそうだし。
 夏フェスっていったらすっかり日本でも定着した感がありますが、未だに「Ozzfest」が日本で実現していない(....はず。ちょっと最近、音楽雑誌に目を通していないので....)んですよね。いろんなバンドが出ますが、名前の通り、オジーやブラックサバスが出るのですから、ぜひ見てみたいものです。他にも、マリリンマンソンなんかも過去に出ていたそうだから、ぜったい満足出来るはず。メタルの帝王オジーの名を冠したフェスだもの。


 ニッケルバックは......カナディアンロックのニューカマーと聞いていたので、期待していました。でも、ちょっとイメージしていたサウンドと違っていて今のところインパクトはいまひとつ...です。同じくカナダのバンドである、ハーレム・スキャーレムみたいなのではと勝手に思っていたんです。ハーレムスキャーレムは、いわゆるメロディックハードロックで、ハードなサウンドながら親しみやすいポップなメロディで日本受けし易いサウンドだったので、自分も好きでよく聴いていました。
 でも、ニッケルバックは、CD帯にも書かれていましたが、オーガニックなロック、という感じで、個人的には70年代ハードロックの良いところを継承しつつモダンなサウンドでやっている....そんな風に感じました。メロディがハーレム程キャッチーに聞こえなかったから、インパクトがいまひとつだと思っただけで、内容自体は凄く良いと思います。実際、ヒットしていますし。
 今回買ったアルバムは、ジャケットが印象的で、目から鉛の涙を流しているジャケです。このイメージから結構ハードでフックが効いたサウンドかな...と思ってしまったんですよね。あのジャケはリンキンパークなんかと同じジャンルみたいに思えてしまいます。


 cobaだけ邦楽でバンドでもなくソロですが、名前は知っていたものの特に気になっていたわけでもなく、衝動買いした感じです。たまたま、テレビ場組の「美の巨人たち」のエンディングテーマになっていたのを聴いて、良さそうだったので他のも聴いてみたくなったんです。その曲は「Dear modestman」というタイトルで、収録されているアルバムを調べてみたら、他にもタイアップされている曲がいくつもあったので、それなら中身も良いのではと購入を決めました。

 アコーディオン奏者ですので、ほぼ全編に渡りインストなのですが、それを忘れさせてくれるようなアコーディオンのエモーショナルなプレイでした。それまでじっくりとアコーディオンのプレイを聴いた事がなかったのもあってすごく印象に残りました。「ふいご(蛇腹)」で音量を劇的に変化できるので、それのおかげであたかも息づいているかの様なサウンドになるわけです。考えてみると、アコーディオンほど音量を多用に変化させ、またそれが特徴である楽器は他には見当たらない気がします。

 曲も、アコーディオンというと思いつく音楽がタンゴなのですが、収録されている曲には、そういうアクはなくてポップです。イージーリスニング的なものや、打ち込みを多用したサウンドや、和風なもの、沖縄民謡風など、多彩でした。中でも、琴との組み合わせは意外にもマッチしていて気に入りました。曲調も奇を衒ったものでもなく、全く違和感がありませんでした。


 というわけで、ほとんどが今まで聴いた事のないジャンルのものだったので、どれも新鮮です。ここ1ヶ月程ずっとローテーションしています。


 まだ発売されていなかったので買えなかったのですが、あともう1枚買おうと思っていたのがあります。もう発売されているので近いうちに買うつもりでいますが、山下達郎のCD。NHKで放送していたアニメ「名探偵ポワロとマーブル」のOP/EDテーマが収録されているもので、シングルカットもされているのでそれで良いかなとも思ったのですが、数年ぶりのヤマタツの新譜だということなので、せっかくなのでアルバムにしようと思っています。

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2005年10月19日(水曜日)

書き貯めてあったものがいくつもあって、これもその1つ。タイトル通り8月中に書いたものです。


 ここ数日間に、立て続けに悪夢を見ました。
............夢なんて見たのは久しぶりでした。以前はよく見たのですが、ここ1年ほど全く見ませんでした。人の夢なんてどうでもいいのは分かっていますが、結構恐怖だったし、夢の内容をはっきりと覚えているので、忘れるのは勿体無いないので、ちょっとメモっておこうと思います。


 1つめの夢の舞台は、真夏の時期の、のどかな田舎。どうやら小学生になってしまっていて、お昼休みか放課後に友達数人と校内で遊んでいる場面。肝心のきっかけをよく憶えていないのですが、確か、開かずの部屋に何かの拍子で入ってしまい、友達とふざけているうちに、何かに当たってその途端、黒い霧のような気体に包まれてしまったんです。

 黒い霧はすぐ消えてしまい、今のは一体何だったの?....という感じで特に何も変化はなく気にも留めず、教室に戻ろうとしたら、顔を引きつらせた先生達が立っていて、今すぐ校内から出てけ、って言うんです。まあ開かずの間に入ってしまったのは悪かったとは思いましたが、どうやらそういうレベルの話ではないようで、とにかく物凄い形相で、デッキブラシやモップなどで叩いて追い出そうとするのです。

 分けも分からずにとにかく追い出されて、仕方ないので家に帰ったのですが、家の前で親が出迎えていて、悲しそうな表情で立ち尽くしていました。どういうわけか家の中へ入れてもらえないのです。先ほどの先生と同じ様に、汚いものを追い払うかの様に、物干竿などで叩いてくるのです。「なんで、なんで入れさせてくれないの......!?」と泣きわめいても変わらず追い出そうとします。そして一言。
「感染るからもう家には居られない......」

 この言葉で、どうやら自分の身に何か悪い事が起きていることに気付き、仕方無く、近くの遊び場である神社へ行く事にしました。神社へたどり着く途中、同じく学校から追い出された友達に出会い、やっぱり同じ様な目に遭ったようでした。その後、結局追い出された友達全員が神社へと集まって来ました。みんなから話を聞いてわかったことは、どうやら治療不可能な感染病にかかってしまったこと、長くても数日以内に死んでしまう、ということでした。

 みんなしばらく泣いていました。..........為す術のない感染病に掛かってしまった以上、どうする事も出来ず、その日は神社で夜を明かす事にしました。どこからか漂ってくる夕食のおいしそうな匂い、笑い声、綺麗な夜空.........あまりにも辛い時間でした。

 いつしか泣き疲れて眠っていたのですが、突然のうめき声で目が覚めました。辺りを見渡すと、そこには目を疑う様な光景が..........。

 友達のひとりが、暑い暑いと悶えているのですが、足下を見ると、体が溶けているのです。みるみるうちに体全体が溶けてスライム状になってしまい、顔だけがその上に乗っかっている様な状態になりました。その状態で、苦しみながら這って助けを求めるのですが、もちろんどうしようもなく、これがいつか自分の身に起こる事なのだと思うと、もう見るのが怖くて逃げ出してしまいました。

 翌朝、悲劇の現場へ行ってみると、頭蓋骨が残っている以外には何もなく、ナメクジの這った跡の様な跡があるだけでした。

...............それからというもの、それぞれ友達の最期を目撃したくないために、境内のあちこちに散らばりその後を過ごすのですが、一日一日と、どこかで最期の声が聞こえるのでした。そしてとうとう自分の身にも起こる時が来ました。急に足が火傷をしたかのような物凄い熱さを感じたかと思うと、みるみるうちにその熱が上へ上がって来るのです。いよいよ上半身へその熱が来る............というところで、目が覚めました。


............もう、全身、汗でびっしょり。こんなに怖い夢を見たのは初めてです。しかもこういう内容も初めて見た夢だったのと、妙にリアルだったせいで、本当に怖かったです。・゚・(ノД`)・゚・コワカッタヨ- 


 2つめの夢はその数日後に見ました。こちらは初めに見た夢と比べればそれほど怖くはなかったです。というよりむしろ楽しめた感じです。(それでも途中怖かったけど)

 舞台は、どうやら近未来。とてつもなく巨大で高くそびえる塔の中に住んでいる様で、塔自体が都市を形成しているようでした。住居もあるし公園も、お店も、あらゆるものが塔の中にあるのです。ただしデザインや雰囲気は、現在の高層ビルのそれとさほど変わらない感じ。ただ規模がとにかく巨大で、1フロアの広さが数平方km程あって、階層は、確認出来る範囲は500階分ほどで、どうやら塔の真ん中辺りにいるよう。その上下にさらに階が続いている様です。一生、その塔の中で暮らす人も多い程、この塔では、インフラ、経済などのシステムが完全に整っている感じなのです。

 年齢は最初の夢と同じく、なぜか小学生。高学年?ぽかったです。学校では、魔法と科学を融合させた技術を教わる内容で、体育、国語、算数....などどの授業もその技術を利用したカリキュラムでした。ある呪文(いにしえの文章)を読解し、そこからある数式に当てはめると、ある現象を起こせたりするようで、いわゆる「魔法」の類いのようです。例えばそれは国語と算数の授業内容を応用したもので、それに理科の授業で教わった内容を応用すると、魔獣やマシンが生み出せたりするようなのです。

 そんなある日、この塔の中のある階層で、マッドサイエンティストが強力な力で魔獣を作り出しそれらを放ち、秩序を崩壊させ、この塔はおろか、この世界自体をも支配しようとしている、ということが授業で知らされ、このままではいずれこの階層も支配されるだろうということで、それに立ち向かうことに.........。(ありがちな設定だなあ...)

 仲の良い友達数人でグループを作り、まずは、情報収集、そして対抗するべく武器や、魔法を見つけ出し、会得することに。それぞれ得手不得手があるのようで、RPGで言えば、戦士や魔法使いみたいな感じで、それぞれ異なるスキルを目指すことにしました。それで何故か自分には、社会科と理科の授業を内容を活かす方面....回復系魔法使い.....プリーストみたいな感じ? この夢の行く末から判断するとどうやらそんな感じでした。他の友達は、戦士(それぞれ武器系と武術系)に、召還術師、魔法使い、で、自分を含めて5人パーティ。

 先にバラしてしまうと、なぜか自分だけその後ずっと単独行動で、最後のおいしい場面が見られませんでした。与えられた役目は、まずこの塔の歴史を知る事と各階の把握でした。出かける前に、まずは装備を整えるということで、自分たちが住んでいる階より、2、3階上にあるキュリオシティ(Curio-city)で買い物。大したお金も持っていないので、ろくなものが買えず、とりあえず調査するだけだったので、戦闘することはないだろうと、武器系は買わず、なぜかアクセサリーを買ってしまいました。ちょうどこの癲狂院のアイコンみたいなペンダントで、インセーンブレイカーという緑色の十字架でした。他の皆は更に上へ目指すというので、こちらは下へ向かう事に。

 キュリオシティの古本屋や図書館で調べたところでは、数千年前に、地上に大災害が起こり、地上から離れて暮らさなくてはいけなくなり、塔を建設したということらしく、この塔だけでなく各地にいくつか同じ様に巨大な塔があるようでした。地上に近い階層には、災害や疫病から防ぐ技術が残されているようで、とりあえずそれを求めに下へ下へ進んでいきました。

 人が住んでいる最下層より下の階は未知の世界で、現代の人々にはまったく分からないようでした。テレポートの魔法も会得していないし移動マシンを持っていない今は、1つのエレベーターを降りていくしかないので、それに乗ったのですが、下降する途中に上の方で爆発の様な衝撃が感じられたかと思った途端、いきなり急降下。なんとか止まり、扉を開けた先には、廃墟が広がる闇の世界でした。

 どうやら病院だったらしく、無数の病室、カルテらしき書類が散乱。少し辺りを歩き始めたら..............いきなり後ろから何者かによって羽交い締めされてしまい、振り返ると、包帯ぐるぐる巻きの人間が...............! さらに数人現れ、ゾンビ状態の人間や、なんと最初に見た夢の中に出てきた、スライム状の上に人間の頭部がくっ付いている状態のものまで.......。しかも、黒目と白目が反転してる....。怖過ぎ。ここからRPGじゃなくていきなりホラーに......。戦う武器は持っていないのでどうしようもなく、羽交い締め状態を振りほどき、逃げ出す事に。.............しかし、廊下の壁からいきなりにょきっと手が出てきたり、床から人の頭が出てきたりして、もうお化け屋敷状態。
 とにかくひたすら階段を上り、一先ず元の階層へ逃げる事にしました。それでもそこらじゅうから、ゾンビ達が現れ、なんとかして少しでも倒していかないと先へ進めそうになく、辺りを見渡すと消火器の様なものが階段の踊り場に備え付けられていて、なにやら十字架が描かれています。もしかして聖水? とにかくそれを取り出しゾンビ達に振りかけると、効果があるようで、じゅうじゅう煙を上げながらダメージを受けている様子。落ちていた鉄パイプに聖水を振りかけ、それを武器になんとか先に進み、やっとのことで元の階層にたどり着く事が出来ました。

 たまたま上の階層へ向かった友達も戻ってきており、話によると、上は上で魔獣だらけだとか。どうやら下へ向かっているらしく、先ほど降りた病院跡よりもさらに下の階層に、重大なアイテムがあるらしく、それを奪いたがっているらしいのです。どういうわけか、おまえが下へ行ったのだからそれを見つけてこい、ってことになってしまって..........再び下の階層へ向かう事に....。ただし武器が必要なので再度キュリオシティへ。病院の金庫室からくすねてきたお金で武器を買うつもりです。(泥棒じゃねーか....いいのか?w) 陳列されている武器の中で、効果がありそうなものがいくつかあって、ソウルイーター、ゾンビキラー、スカルスプリッター、などがあった中から、対ゾンビに最も効果のありそうなゾンビキラーにして、おまけにボトルタイプの聖水を数個買って、装備を整え、いざ最下層へ。


 その後のことは実は良く憶えていません。あまりに長い夢だったので途中で目が覚めてしまいました。惜しい......。ただ、最後のところだけは少し憶えていて、確か、再び友達と合流したのですが、既に中クラスのボス(?)を倒してしまった後で、ちょっと悔しかった。友達に混じって得体の知れない魔獣がいたのですが、どうやら魔獣合成や科学融合で、キメラを生み出していたらしく、しかもとてつもなく強そう。なんでも最初は道ばたをうろついていた野良猫を元にあらゆる動物や昆虫などを合成していったとか........。炎を吹きながら斧を振り回しているんだもの。他のみんなもすごく強くなっている感じだったし........なんか自分だけ弱っちいまんまのような気がして、残念でした.........。もう少し夢が続いていたらねえ。

 ...............という具合に、なぜかすごくリアルな夢を見てしまいました。しかもこういう内容は初めてでした。

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2005年10月20日(木曜日)

 デザインのカスタマイズをし尽くしたせいで自滅した、このブログを直すのにはちょうど良い機会ですが、今回のバージョンから、(新規の)インストールとアップグレードのファイルが1つにまとめられてしまったようで、アップグレードとはいっても、何となく新規インストールに近い気がします。

 スパムコメントの防止や、管理ウインドウのインターフェイス改善、デフォルトのデザインの改善など、いろいろと改良点があるようなので出来ればアップグレードしたいです。しかし、ファイルをダウンロードして見たところ、ファイル構成も少し変わっている様でうまくアップグレードできるかどうか心配です。

 今まで書いた記事は前もって書き出しておけば安心ですし、そこは気にしていませんが、かなりMovableTypeのタグをいじってしまっているのでエラーが出ないかどうかが心配なんです。詳しい事はわかりませんが、どうやらMTタグの入れ子や配置などに変更があるようなんです。..........自業自得なので仕方ないのですが、最悪の場合デザインの変更をしなくてはいけなくなるかもしれません。

 実のところ、デザイン面での修正はもうしたくありません。HTMLソースが複雑過ぎて、制作中はシンプルなソースから段階的に手を加えていくのでソースを把握出来るのですが、月日が経って何ヶ月もソースを見ないでいると、どこがどういう風になっているのかすっかり忘れてしまっているので、どこをいじれば良いのかすぐに判断出来なくて苦労します。

 だからといって、今回のバージョン3.2で思いっきり変わってしまったわけでもないので、1からやり直すことにはならないでしょうが、ためらってしまいます。

いずれアップグレードするつもりでいます。でももう少し先になりそうです。


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2005年10月21日(金曜日)

 2、3ヶ月前にちょこちょこと、ドラゴンクエスト(以下ドラクエ)の II、III、IVをプレイしていました。
III、IVは小学生の頃にまさにリアルタイムでプレイしました。特にIIIは、今までプレイしたゲームの中で一番印象深く、記憶に残っていたゲームでした。既に10年以上も前のゲームなので、現在では対応ハードを変えてリメイク版が出ていますよね。

 前にも書いたと思うのですが、IIIはゲーム内容だけでなく曲も大好きで、当時習っていたエレクトーンでも弾いていた事があるので、もうその思い入れといったら...........。当時は、音楽を聴く様な事はしていなかったので、唯一触れていた音楽といったらプレイしていたゲームのBGMだったわけです。うちはそれほどゲームをさせてもらえなかったので所有しているゲームの本数もわずかなものでしたが、そんな中でドラクエIIIを買ってもらえた事は、今振り返るととてもラッキーだったと思っています。
 これも以前に書いたのですが、従姉がドラクエシリーズを(その当時ではIIIまでですが)全て持っていて、ドラクエII、IIIのオーケストラ版のサウンドトラックをダビングしたカセットをくれたりして、よくそれを聴いていました。もう15、6年位前の話ですけど。w

.....と、ドラクエは、自分にとってかなり思い出のあるものです。今もドラクエは根強い人気を誇っていますが、当時は発売されるゲームの本数も少なかった状況下で、なにより「RPGといえばドラクエ」というような図式が成り立ってしまう程、圧倒的な影響力と存在感、爆発的な売り上げ本数でしたから、小学生なんかにしてみればそれはもうすごい影響を与えられるわけです。ほとんど「ドラクエっこ」みたいなものです。


 とはいうものの、リアルタイムでプレイした事のあるシリーズは前述の通り、IIIとIVだけです。I は従姉がくれたのでプレイしたことあるのですが、途中でなぜか行き詰まりクリア出来ず未クリアのままです。・゚・(ノД`)・゚・ II は持っていなかったのですが、クラスの話題でよく耳にしていたし、友達がプレイしているのを見たりした事もあります。

 よく........、ドラクエシリーズの中で、IIとIIIはとりわけ名作だと言われるのをよくネットで目にします。リアルタイムで触れた当時のプレイヤーの、半ば懐古的な主観での感想なのかと思っていたのですが、どうやらそうでもないようで、新しい、若い世代の人達の中でも評価が高い様で、そんな作品をプレイした事のある自分はつくづく小学生の時にプレイ出来て良かったと思っています。

 でも、II はプレイした事がなかったのでどうしてもやってみたかったのです。もちろん他のシリーズもプレイしてみたいですが、なにより初期のシリーズであるIIなら、プレイ時間も少なくて済みそうだし、リメイクされてGB版も出ているので、プレイしてみようかな.....と前から狙っていました。


 そんなわけで、まずII からプレイし始め、ついでにIIIにIVもプレイしてしまいました。
 ます II 。
当時、II シリーズ中でも特に難しくてクリアするのが大変だ...というのをみな口にしていたので、ちょっと心配でしたが、まあ今のご時世、ネットで検索すればいとも簡単に攻略サイトが見つかる上に、万が一の時はそれで対処出来るのでそれほど問題でもありませんでした。

 実際プレイしてみて、案外すんなりと先へ進めたし、ロトの武具一式、紋章、見つけるのが難しいと言われていた、金の鍵、水門の鍵などもつまづくことなく見つかり、楽しめながら順調に進める事が出来たのですが、終盤やっぱり行き詰まってしまいました。

 最大の難関と言われる、ロンダルキアの洞窟。落とし穴がそこらじゅうにあるし、無限ループもむかつくほど用意してあって、おまけにモンスターは強いし、LV20未満で攻略するのはかなり難しかったです。とくにサマルトリアの王子が弱い....。ムーンブルクの王女並みの体力しかないし攻撃力はないし、あれには参りました。もっともムーンブルクの王女も攻撃力のあるモンスターの一撃を受けただけで死にそうなくらい弱かったですけど........王女だから許せる。(ぉぃ) サマルトリア王子は男のくせに軟弱で、だ め だ。オマエモナー(# ゚∀゚);y=ー(・ω・)・∴ターン

 ともかくロンダルキアの洞窟だけは、ちょっと攻略サイトを覗いて先へ進みました。で......先へ進んだはいいものの洞窟を抜けた、白銀の世界、ロンダルキアの大地に出てくるモンスターが強過ぎる! ギガンテスにタコ殴りされて死ぬし、アークデーモンのベギラマ、ほのおで瀕死状態にすぐなるし.........。2回目は運良くほこらまでたどりつけましたが、最初に洞窟へ抜けた時は、ほこらへたどり着く前に全滅。一難去ったらまた一難。ハーゴン城での最初の手下のアトラスが2回攻撃の上に攻撃力も強くて、かならず誰か一人死ぬし..困りました。LV20前後では厳し過ぎる....。ムーンブルクの王女なんてその時LV16くらいだったし、攻撃されれば間違いなく即死。レベル上げして倒しましたが、その後の手下(パズズ、ベリアル)なんかの方がずっと弱いような気がします。あっさり倒せてしまいましたし。

 ハーゴンとラスボスのシドーは回復する間があるものの連戦なので、ハーゴンはともかくシドーは手を焼きました。シドーを倒した時はローレシアの王子のみで残りの二人は死んでいたので、(ローレシアの王子は呪文が使えないので)運の問題だったかも.....。


 という具合で、クリアも出来たし充分楽しめました。組むパーティの人数が少ない程、ひとりひとりの役割が大きくなるわけですが、II の場合、ローレシアの王子が呪文を使えないのが個人的にはちょっと勿体無いと言うか魅力に欠ける気がしました。III 以降の主人公には、主人公の特権とも言える呪文を使えますし(ギガデインやベホマズンなど)、やっぱりああいう方が好きです。ローレシアの王子はただの戦士みたいな感じで......ね。その点、III は、職業という要素により、それぞれのキャラの個性が引き立ってはっきりしているので好きです。僧侶、魔法使い、戦士、勇者.....単純明快な役割分担でパーティも4人なのがバラエティに富んでいて、なにより団結して戦える安心感みたいなのがあって、個人的にはやっぱりIII が一番です。それでもやっぱりIII でもちょっと不満もあって、それはやっぱり戦士や武闘家のような肉弾戦のキャラに「たたかう」以外の攻撃方法がない点。何かキャラ専用の特技(戦士だったら剣技とか)があったらもっと引き立つと思うんです。

 う.......長くなってしまいました、分けて書きます。

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2005年10月22日(土曜日)

 III のリメイクもプレイしたのですが、これってメダル集めや新しいクエストが付加されていたりしてファミコン版をプレイした事のある人でも楽しめる内容になっていますが.....メダル集めは正直しんどいです。神竜を倒すのもレベル上げしないといけないし、とりあえずゾーマを倒すまでしかプレイしていません。

 それより楽しめたのがBGM。
ファミコン版のよりも曲が長くなっていたりしてすごく新鮮でした。特にアレフがルドの城のテーマ曲。 一番長尺にリメイクされているし、完全にバロック調になっていますね。あれは傑作! その代わりに、ゾーマの曲(「勇者の挑戦」)がいただけなかった.....。変にいじってしまっていて、ファミコン版のと比べると緊張感がなくなっているのが残念でした。そういえば、II の復活の呪文を入力する時の曲(リメイク版ではファイル選択画面)の「LoveSong探して」も同じくがっかりでした。変にコミカルっぽくなっているし、最後の「タカトコタカトコ」とダブルノートで駆け下りるフレーズ部分も、個人的にはxxxxx。期待していただけに残念です。
 この2曲は絶対オリジナルのファミコン版の方が際立っている気がします。今のプレイヤーはそれを聴く事が出来ないというのは残念です.....。


 それとひょんなことで、スーパーファミコン(SFC)のリメイク版のBGMを聴いたのですが、これはすごい!! 完全にクラシックのBGMになっているんですね.....。驚きました。 たった8音ポリの性能なのに、この重厚感と臨場感。このオーケストラのアレンジは当然、すぎやまこういち本人だと思いますが、さすがです。昔聴いたオーケストラのサントラと同クオリティだというのが本当に凄いです。

 エレクトーンでドラクエを弾いていた時に使っていたスコアを今でも手元に置いてあるのですが、スコア内容は、ほぼファミコン版の3音(パート)を含んだ構成になっているので、曲の具体的な構成が把握出来ます。それを眺めていて気付いたのが、制限ある3パートを最大限に活かしている作りになっている事と、コード進行が巧みだという事です。

 他のゲームミュージックはあまり知らないし、せいぜい比べられるのはファルコムのドラゴンスレイヤーIV(古代祐三)か、ラストバイブル、もしくはJ-POPなどの歌ものなのですが、それらと比べるととにかくベースラインとコード進行が巧みなのです。........何と説明すれば良いのか難しいのですが.....とにかくベースをサウンドの底辺を支えるパート、というよりは、楽曲の中での和声を担う一部分としての扱い方の様な作りになっているような気がするのです。 

 またコード進行も、オーソドックスな進行ではなくて、やはりこれもクラシック方面からの見方で作った様な気がします。理論で言うと、ダイアトニックコードばかりだけではなくて、サブドミナント、その代理はもちろん、パッシングディミニッシュ、和声の流れを意識した様な、ダイアトニック以外のコード.....その辺りはポップスやジャズなどポピュラー音楽でもよく見かけますが、何と言ってもそれ以外の、なかなか理論的に解釈するのが難しいコード進行をふんだんに使っているということ。例えば、「塔」、「ジパング」、「勇者の挑戦」、「ダンジョン」、「幽霊船」など。

 ........引き合いにするのは無理がありますが、前述のドラスレやラストバイブルなどとは全く音楽の作り方が違うと思うのです。最初にコード進行を考えて、リズムを考えて、その後にメロディを乗せる..........のような手法ではなくて、もっと多角的に和声的な見方から雰囲気を作り出す.....そんな気がします。クラシックにはコードの概念がないということだし、そういうことから曲の出来に違いが出て来るのかもしれません。

 だからといって、ドラクエの曲が他の曲より良いとかそういうことを言っているのではありません。スタイルさえ全く異なっていますから....第一比べる事が出来ませんし。すぎやまこういちがハードロックっぽい曲を作るなんて言うのはあり得ないでしょうし、その逆もしかり。でも、敢えて言うとするなら、ドラクエの曲に見受けられる、曲の構築美、技巧さは、他のものより抜き出ている印象はあります。

 だいたい、すぎやまこういちという人は、グループサウンズ(GS)ブームの中で活躍していたというし、ポップス面でも、「亜麻色の髪の乙女」なんかのヒット曲も数多く手掛けているし.......クラシックもポップスもどっちもOKな人なわけですよね。だからドラクエのような、クラシックの気品さや重厚さがありながらもポップな音楽を作れるのでしょう? それになによりも敬服してしまうのが、ドラクエの音楽を手掛ける様になったのが、いわゆる中年辺りになってからというのが....本当に素敵です。別に若い頃に作ったわけじゃなくて、おじさんになってから作ったという事。今でも自称ゲーマーだとおっしゃっているし.....。


 話は逸れましたが、ともかく、II、III の音楽は名曲ばかりですが、 IVの音楽も良い!
 IV(これはオリジナル版....つまりファミコン版)も十数年ぶりにプレイしてみたのですが戦闘の曲がこんなにカッコ良かったなんて! IV はそれほどやり込んではいなかったもあったし、個人的にはIIIのアクが印象的で、IVの洗練された、けれどもどことなくきれいにまとまってしまったような感じがして、あまり記憶に残っていませんでした。
 ゲーム内容にも不満があって、キャラが多くなったのは良かったですが使える呪文がキャラごとに分散されてしまったり、第5章の戦闘では、勇者以外はAI機能によるオードコマンドになってしまうので、はっきりいって戦闘がつまらないんです。他のキャラがちっとも言う事を聞かなくて、奇行が目立つ。w リメイク版ではその辺りに修正でもされているのかもしれませんが、はっきりいってあれには参りました。III みたいに、船を手に入れてからの自由度があまりないし.....。

 でも、改めてプレイしてみて、曲がやっぱり良いのに気付かされました。もちろんIII の方が思い入れはありますが、IVでは戦闘以外に、塔、城なんかが印象的でした。とりわけ戦闘の曲はぴかいち! それまでの「いかにも」な戦闘、おどろおどろしさの雰囲気よりも、疾走感や悲壮感みたいな雰囲気が出ていて、メロディもアクがなく洗練されていて何となく「聴かせる」戦闘曲になっている気がします。 そしてやっぱり作りも一筋縄ではいかないのですね。ほとんどプログレみたいな感じですよね。変拍子の嵐で、展開も激しい。今まで聴いたゲームのどの戦闘曲よりも好きかも.......。


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2005年10月24日(月曜日)

img これが例のスコアです。発行日が1989年になってます。w 当時、エレクトーンを習っていたのですが、弾く曲がクラシックばっかりで、しかもあまり耳にした事のないのばっかりでしたので、弾く意欲がなくて全然レッスンが進まなくて。w そんな時に先生が「ドラゴンクエストっていうゲーム持ってる?」とか言い出して、エレクトーンと何の関係があるのかと思ってたのですが、次回のレッスンの時にこれを持ってきてくれて。..........当時は、ピアノやエレクトーンはクラシックを弾く為のものだと思い込んでいたので、まさか、という感じでした。こういうスコアがあるなんて夢にも思わなかったし。

 まあ、それ以降、宿題の範囲よりも先の部分まで弾ける様にしてきてしまうようになってしまいました。w あの時は、エレクトーンが自分の机のような感じだったし。教わった先生の中でも、あの先生は一番良かったかな......。まあでも、2、3年くらいで先生が変わってしまって、元のモチベーションに戻っちゃって、結局辞めちゃったんだけど。

 このスコアは、裏表紙の通り、III の全曲におまけで II が4曲載っています。(肝心の「LoveSong探して」が載ってない...。) エレクトーンのグレードにも対応しているので、このスコア内の曲でグレード受験したこともあります。グレードは8から5までなので比較的難易度は低め。とりわけグレード7、8のものが多いので、とっつきやすいかも。II の4曲はどれもそのグレードだったので、それをレッスンでよく弾いていたのですが、II はプレイしていないから曲をよく知らなかったので、ちょっと大変でした。それらの曲にとりかかると急にレッスンの進行が遅くなって.....。w 

 ちなみに、戦闘とゾーマの曲は、簡略化されています。ピコピコするシーケンスがばっさり白玉に代わっています。それ以外は多分原曲通りのノートになっているはず。

 このスコアのおかげで、ロトのテーマを学校で弾いて、ばかウケだったねー。でもロトのテーマって、弾き易いから誰でもある程度練習すればすぐに弾けると思います。........この前、IIをプレイしていて思ったけど、II の曲は全体的にゆったりしている感じで、弾き易そうですね。


 なんていう話はその辺りにして、本題に。
実は、原曲通りのスコアが欲しいのです。出来れば....オーケストラアレンジされたスコアが欲しいのですが、こればっかりは無理でしょうね.....。とはいえ、ロトのテーマの1コーラス分だけですが、キーボードマガジンに掲載されていた事があって、普段買わないのに、それ目当てで買った事がありました。すぎやまさんの都合で1コーラス以降は割愛.....なんで書かれてたから、編集部としてはフルコーラス分載せたかったのかもしれません。ともかく、1コーラスだけでも拝めたのはなによりの収穫でした。

 というのも、オーケストラ風の曲を作りたいな...と思った時に、いざどうやって作れば良いのかさっぱり分からなくて、クラシックのCDなんかから参考にしようと思っても、例えば、クラシックの作曲家の中には、最初からオーケストラのフル編成の状態で頭に思い浮かぶとか言う魔人(モーツァルトとか...)がいるし、それってオーケストラ「アレンジ」ではなくてそのものなわけですから、参考になりにくいのです。 その点、ドラクエのオーケストラだったら、ファミコンの3音(パート)から派生して膨らませていったと考えられるので、そうだとしたら自分が普段、ベース+コード+メロディで出来た簡素な状態からオーケストラアレンジするのにすごく参考になるのです。.......ただ、あのひとはクラシック畑だし、案外フル編成でなくとも多少なりともオーケストラのスコアで作ってしまった後に、3パートにまとめた.....という可能性もありえるのですが。それでも少なくとも、3パートと十数パートのそれぞれのスタイルで比べられるのですから参考にはなります。

 それで......たまたまアマゾンで、ドラクエ(IIIとか初期の)のサントラを調べていたら、CDに楽譜付き(購入者のコメントに由るとそうらしい....)というのがあって.......気になっています。でも絶対、原曲の3パート分の楽譜に決まっていますよね。オーケストラのスコアを付けたって、他に誰がオーケストラで演るの?って感じだし、オーケストラのスコアだなんていったら1冊の分厚いものになってしまうだろうし.....ありえないですよね。 でもまあオーケストラでなくても普通のものでよいから原曲スコアが欲しいです。III はともかく、II と IV のが欲しいです.........。

 都響版のII、III、IV のサントラには、楽譜付き??? III のコメントに書かれていたけど、他は分からないし.....、メーカサイトにも特に書かれていないし........、不安。 もちろんCDも聴きたいけど楽譜も欲しいから............う〜ん....。とりあえず III のだけ買ってみようかな.................。

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2005年10月26日(水曜日)

これを書いたのは....8月だったから、6月末か7月辺りの話.....。


 ドレスデン国立博物館展。

これは先月見に行ってきたもので、昨日辺りまで開かれていた展示です。ドレスデン展とは言っても、結局はフェルメールの絵を見るのがお目当てなわけです。もちろん展示作品の大トリ的扱い。事前に調べたところではレンブラントの有名な「ガニュメデスの誘拐」をはじめとした絵画や、宝飾、陶磁器など、様々な作品が展示される、とのことでしたのでかなり期待していました。

............実際見てみると、正直言うと、あんまり惹かれるものがありませんでした。まずとにかく展示物の数が多くて1つ1つじっくり見る気が起きないのと、絵画以外の分野の展示物が、個人的には楽しめなかったこと、それとフェルメールの絵が見たくて仕方無かったので...........という感じで、コインや陶磁器辺りはあまりじっくり見ませんでした。この展示会に限らず、必ず見に行った展示会はカタログを買って帰るので、後はカタログを見ればいいかな....と思ってしまって.........。


博物館展でしたので、ある程度は、そういう工芸品なども展示されるのは承知していましたが、思っていた以上に数が多い上に、絵画でも知らない画家によるものも多かったので、ちょっと期待していたのとは違いました。それでも、細かい装飾が施された武器(斧、ピストル、剣など)は、目を見張るものがありました。実用されたものもあったようですが、とにかく装飾が凄いのです。これは装飾のネタになるなと思ってじっくり見ていました。 あとは.........宝飾。あんなにダイヤモンドの輝きが強烈だったとは今まで思いもしませんでした。本当に突き刺さる様な輝きなんですね.....。


 でもでも!やっぱりフェルメールの絵は素晴らしかったです。この1枚だけでも元はほとんど取った様なものです。今回展示されたのは、「窓辺で手紙を読む若い女」でした。以前見た、「画家のアトリエ」と比べると、多少粗い感じがしました。それでもあの何とも言えない空気感はありましたし、横顔で静かに俯く女性の姿が印象的でした。また、色彩も決して明るくはないトーンで柔らかい光が窓辺から差し込んでいる.....フェルメールの特徴ですが、本当、この光や空気の捉え方が凄いです。写実的ではありますが、他の写実的な絵とは明らかに異なる雰囲気です。
 しかも!!! フェルメールの絵なのに、手前に柵もなく、間近で見られたのが嬉しかったです。以前のは1mぐらい離されて分厚いガラスの奥に展示されていたのに........本当にこんな展示の仕方でいいの?...とこちらが心配になってしまうほどだったのに。


.........というわけで、展示数が非常に多かったので、全てをじっくり見る、というわけにはいきませんでしたが、見たいものは見られたし、見てきたので、もちろん満足でした。

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2005年10月28日(金曜日)

 方向性は何となく頭の中で決まってはいるのですが、なかなかフレーム状にデザイン出来なくて苦戦しています。

 前にも書いた通り、ゴシックには横方向よりも縦方向への装飾が目立っていて、縦方向へのデザインを横へ並べただけというものが、今まで調べてきたなかではほとんどがそうだったので、参考になるものも少なく大変です。

 ゴシック調のフレーム......よくWeb素材などでもゴシックフレームと銘打ってあるもののほとんどは、ゴシックといえばゴシックなのでしょうが、...........単にレース模様でも、クラシックの額縁っぽいものでもゴシックフレームになってしまっているし、個人的には申し訳ないですが全然違うものにしか見えなくて........。

 海外のサイトで見つけたものの中に、ゴシック調のベッドやイスの写真があったのですが、これが多少参考になりそうでした。ゴシック建築に見られる「尖頭アーチ」をモチーフにしたものに、これもゴシックの特徴である「四葉飾り(quatrefoil)」をあしらったデザインで、囲ってはいなかったものの、ゴシックの特徴を上手く取り入れたところを見習いたいです。

 もちろん、先述の「本来」のゴシックらしかぬデザインが悪いわけでもなく、デザインとして素敵なものもありますから、ゴシックとは別の方面で参考にしようと思っています。

 それと.........どうしても取り入れたいなと思っているのが、フランボワイヤン様式。フランボワイヤンというのはフランス語で炎を意味するらしいのですが、このフランボワイヤン様式こそが、ゴシック最後の様式なのです。この様式が一瞬流行った後、ゴシック文化は衰退していってしまうのです。まさしくゴシック最後の炎。.......陽炎の様にゆらゆらと燃えるそのデザインは優雅ながらもどこか儚げな雰囲気も立ちこめているかの様です。ただ、取り入れたいと思っても、参考になりそうな資料がほとんどなく形も複雑なので、これは..........相当苦戦しそうです。


 とにかく、紙にいろいろ書いてデザインを練っています。いくつか大まかな形に出来たので、第一歩は踏み出せた感じです。タイトル周り、大/中/小...それぞれのフレームに適したデザインを決められれば、後は割と楽なのですが....。2Dでパス描きにするか3DCGにするかで、使用するデザインも変わってしまいますし.........。

 こんなことを言っても、ゴシックを知らない人には、自分がゴシックっぽくないと思ってもそう見えてしまうかもしれないし、実際そんなことはどうでもよいものなのかもしれません。作るのも大変だし作らない方が時間の無駄にならないかもしれません。自分でもその辺りを迷う程だし。...........作ってもリアクションないし............。

・゚・(ノД`)・゚・シクシク

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2005年10月29日(土曜日)

 この頃、本が無性に読みたくなって、一度読んだものや、買ったまま未読だったもの、新たに買い込んだ本、とにかく本を読んでいます。....自分でも不思議な位、本が読みたい衝動に駆られています。

 そんなわけで、例の如くアマゾンで大量購入。


星の王子さま—オリジナル版 /サン=テグジュペリ (著)
椿姫 /デュマ フィス (著)
恋の罪 - 短篇集 /マルキ・ド・サド (著)
ドグラ・マグラ (上) (下) /夢野 久作 (著)
刺青・秘密/谷崎 潤一郎 (著)
河童・或阿呆の一生 /芥川 龍之介 (著)
サロメ・ウィンダミア卿夫人の扇 /オスカー・ワイルド (著)
吸血鬼ドラキュラ /ブラム ストーカー (著)

School Rumble Vol.10 /小林 尽 (著)
XXXHOLiC 7 /CLAMP (著)
名探偵コナン 51 /青山 剛昌 (著)

交響組曲「ドラゴンクエストIII」そして伝説へ・・・ /すぎやまこういち
SONORITE(初回限定盤) [LIMITED EDITION] /山下達郎


.................なかなかジャンルが飛んでいますが、どれも「ちょっと気になって買ってみた」....というのではなくて、ずっと前から欲しくて買った」ものです。アマゾンを利用するようになってからというもの、自分のアカウントのカート内がMy書棚になっています。w そこには、何かのきっかけで気になったものをとにかく放り込んでおいてあるのです。ある時、CDが聴きたくなったり本が読みたくなったら、このカート内をチェックしてその中から吟味して、買って満足(というと語弊がありそうですが...)できそうなものを選んで、それらをまとめて買い込みます。クッキーで90日間は保存されているそうですが、ちょくちょくカート内に放り込んでいるので、大丈夫です。


 他人の購入動機なんてどうでもよいとは思いますが、一応、後生の回顧の為に。w

 まず、コミックに関してはいつも通りなので特に動機があるわけではありません。.....アマゾンのレビューを見てみると、スクールランブルは、不満の意見が結構多いですが、確かに言われてみればそう思うフシもなくもないです。ですが、あの飛びっぷりがスクランの良さとも感じているので、今後を期待しています。 コナンは......正直言うと惰性で買っている感じもなきにしもあらずです。もう過ぎてしまったので今さらですが、50巻程度以内で終わってほしかったです。作者、出版社共にいろいろ思惑があるのは承知しているので我慢していますが.........さすがに..........xxxxxxxx。でも、作者が結婚したとかいうし(相手はアニメでコナンの役をしていた、高山みなみ)、ま、そんな野暮な事も結局どうでもよくなっちゃうんだけど。w そんな中一番お気に入りなのがやっぱりホリック。相変わらず絵が素敵で、「読む」という行為に加えて「眺める」ということも出来るので、本当満足しています。映画に続いて遂にアニメ化決定!? キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!ー 

 続いて、CD。これも以前に購入する旨を書いていたので特に書く事もないのですが......。ヤマタツに関してはレビューの評価が悪かったので、買おうかどうか結構迷いました。古参のファンにしてみるとどうやらxxxxらしいのですが、自分にしてみればヤマタツのCDは1枚も持っていないのだし、なにより「ポワロとマーブル」のOP/EDを聴いて素敵だと思ったのだから、やっぱり買おうと。ドラクエに関しては、先述の通り。


 それで、書籍。
上記のリストをご覧になって、「ああ、いかにもコイツらしい」とお思いになられると思います。届いた納品書を改めて見て、自分でもそう思いましたし。

 「星の王子さま」は、もうずっと前から本当に買おうと思っていた本の1つです。一応絵本ですが、「大人のための」絵本とよく言われる本です。オスカー・ワイルドの「幸福な王子」も一緒に買おうかなとも思ったのですが、ちょっと本数が多かったので次回に。

「恋の罪」(恋の駆引き)は、タイトル買い。作者がサドだろうが関係ありません。むしろ作者がサドだったからこそなおさら気になった、という感じです。.....よくサドというと、変態だの低俗だの散々なこと言われますが、それだけだとは思えないのです...。まだあまりサドの作品を読んだ事がないので今は理由を述べる事も出来ませんが、漠然とですが確かにそう思えるのです。

 「ドグラマグラ」は、読んだ者は一度は発狂するとか言われている作品のようです。もちろんそれは比喩でしょうが。前に同じ夢野久作の作品である「少女地獄」を読んで気に入ったので、いよいよこれに手を出した、という具合です。「少女地獄」というとタイトルが危なげですが、内容は全く異なり、.......いやある意味当たっていますが.........、展開が面白いと思いました。そう、危なげで怪しげな雰囲気が終始漂う中に繰り広げられるストーリーが良いのです。..............でも、ドグラマグラはちょっと勇気が必要でした。表紙カバーもすごいことになっているし、触れ書きも先述の通りですし........物語も精神病院に入院している青年が主人公らしいし..........。

 そんなことを言えば、芥川龍之介の「河童」も、精神病患者を取り上げたものですし、かなり危なげなところへ足を踏み入れてしまった気もします。でもまあ.....癲狂院の管理人には打ってつけでしょう?w ........仮に読むと狂うとしても、最初っからいかれているのだからこれ以上いかれないし。w (゚∀゚)アヒャ
 芥川龍之介の作品の多くは中学生の頃に読んだのですが、「河童」を含めいくつかは未読でした。本棚を漁って久しぶりに読み返したら他のも読みたくなってしまって。

「吸血鬼ドラキュラ」は、もはや言うまでもないですね。ゴシック文学を代表する作品。大きな十字架をばしっと載せた表紙カバー.........ゴシックの世界を象徴しているではありませんか。もう読むしかない!という作品です。


...............だいたいそんなところです。感想は後日。
読後に別人になったりはしませんから(w、ご心配なさらない様に。

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