Diary of a Madman

癲狂院に置かれた或る一冊のノートブック
狂気の記憶が焼き付いた、深淵なる倒錯の記録の数々。
« まとめてレポート#3 | メイン | 読書の秋 »
ゴシックは囲えない

 方向性は何となく頭の中で決まってはいるのですが、なかなかフレーム状にデザイン出来なくて苦戦しています。

 前にも書いた通り、ゴシックには横方向よりも縦方向への装飾が目立っていて、縦方向へのデザインを横へ並べただけというものが、今まで調べてきたなかではほとんどがそうだったので、参考になるものも少なく大変です。

 ゴシック調のフレーム......よくWeb素材などでもゴシックフレームと銘打ってあるもののほとんどは、ゴシックといえばゴシックなのでしょうが、...........単にレース模様でも、クラシックの額縁っぽいものでもゴシックフレームになってしまっているし、個人的には申し訳ないですが全然違うものにしか見えなくて........。

 海外のサイトで見つけたものの中に、ゴシック調のベッドやイスの写真があったのですが、これが多少参考になりそうでした。ゴシック建築に見られる「尖頭アーチ」をモチーフにしたものに、これもゴシックの特徴である「四葉飾り(quatrefoil)」をあしらったデザインで、囲ってはいなかったものの、ゴシックの特徴を上手く取り入れたところを見習いたいです。

 もちろん、先述の「本来」のゴシックらしかぬデザインが悪いわけでもなく、デザインとして素敵なものもありますから、ゴシックとは別の方面で参考にしようと思っています。

 それと.........どうしても取り入れたいなと思っているのが、フランボワイヤン様式。フランボワイヤンというのはフランス語で炎を意味するらしいのですが、このフランボワイヤン様式こそが、ゴシック最後の様式なのです。この様式が一瞬流行った後、ゴシック文化は衰退していってしまうのです。まさしくゴシック最後の炎。.......陽炎の様にゆらゆらと燃えるそのデザインは優雅ながらもどこか儚げな雰囲気も立ちこめているかの様です。ただ、取り入れたいと思っても、参考になりそうな資料がほとんどなく形も複雑なので、これは..........相当苦戦しそうです。


 とにかく、紙にいろいろ書いてデザインを練っています。いくつか大まかな形に出来たので、第一歩は踏み出せた感じです。タイトル周り、大/中/小...それぞれのフレームに適したデザインを決められれば、後は割と楽なのですが....。2Dでパス描きにするか3DCGにするかで、使用するデザインも変わってしまいますし.........。

 こんなことを言っても、ゴシックを知らない人には、自分がゴシックっぽくないと思ってもそう見えてしまうかもしれないし、実際そんなことはどうでもよいものなのかもしれません。作るのも大変だし作らない方が時間の無駄にならないかもしれません。自分でもその辺りを迷う程だし。...........作ってもリアクションないし............。

・゚・(ノД`)・゚・シクシク

† | TOPへ▲

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.seventh-heaven.jp/diary/mt-tb.cgi/450

癲 狂 院 [+] -Cruel Insane Asylum- Copyright© Yusuke Kobayashi S E V E N T H † H E A V E N メール
TopUp HiUpDownDown HiBottom