Diary of a Madman

癲狂院に置かれた或る一冊のノートブック
狂気の記憶が焼き付いた、深淵なる倒錯の記録の数々。
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そういえば.....

 少し前に、モーグ博士が亡くなられたのを知って残念です....。

 モーグ博士といえば、シンセサイザーの生みの親。名器minimoogを始め、歴史に残るシンセサイザーをいくつも手掛けた人ですね。今年だったか去年の末だったか、日本でもモーグ博士とminimoogを取り上げた映画を公開していたり、数年前には、21世紀版minimoogとも言える「minimoog Voyager」が発売されたりして、再びmoogが持てはやされ出したというのに........。まだいくつもプランを抱えていたと言うし、残念です。

 ちなみに、日本では「ムーグ」という発音で定着してしまったようですが、本当は「モーグ」なのだそうですね。キーボードマガジンに載っていたご本人のインタビューで偶然知りました。キーボーディストはともかく、あまりシンセに詳しくない方面で取り上げられたりすると、今でも、ムーグ/ミニムーグとか書かれていたりするのを目にします。インタビューでは、ご本人はその事に関して、勘弁してくれ、という感じでちょっと参っていた様ですね。


 モーグのサウンドやminimoogを使った有名曲などは、あまり詳しくないのですが(機種に関してはキーボードマガジンのモーグ特集で多少知っていたりするけど)、敢えて挙げるとすると、ペリー&キングスレイ(略してペリキン)の「バロックホウタウン」。たぶんみんな知っている、ディズニーのエレクトリカルパレードの曲です。これすごく好きで、子供の頃エレクトーンでよく弾いていた曲です。もちろん当時、ペリキンなんて知らないし、当然moogなんて知るはずもありません。でもあの独特のサウンドで奏でられるポップな曲が大好きで、弾ける様になるまでよく練習しました。.........エレクトーンの発表会でも弾いたので、思い入れのある曲です。


............かつてエレクトーンを弾いていた事があるとはいえ上手くないので、moogを手に入れようなどとは思いませんが(値段もすごいことになっているし....)、実物を間近で見てみたいとは思ったりします。moogに限らず名器と呼ばれるシンセなども同じく見てみたいです。

 初期のシンセサイザーは、モノフォニック、つまり同時発音数が1音、和音が出せないにも関わらず、値段は安いものでも数十万、高いものは一千万近くしたとか言いますが、なんだかすごい世界ですよね。何と言うか、楽器なのにすごく崇高なイメージを抱かせてしまうような。発売された当時はすごいセンセーショナルな出来事だったのでしょうね。

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