Diary of a Madman

癲狂院に置かれた或る一冊のノートブック
狂気の記憶が焼き付いた、深淵なる倒錯の記録の数々。
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あけましておめでとうございます

 あけましておめでとうございます
今年の年賀状は元のアイデアも含めると計3つ作りました。左から、自分用、親用、ラフスケッチを加工したもの。

サイトの方でそれぞれコメントしているので少々重複してしまいますが、元々は、右のデザインで決めていました。戌年なのでもちろん犬を取り上げたデザインにするつもりでしたが、可愛らしい犬....みたいなのは自分には無理だと思っていたので、狛犬辺りにしようかな...と思っていました。そこに去年試行錯誤していた、ゴシック調の雰囲気を取り入れようと思って、その結果が、西洋風の狛犬.....になったというわけです。

 リアルには描かないで、ゴシック模様の特徴的なラインを犬の輪郭などに用いて、紋章の様な感じにしようと思っていました。最初はとにかく犬のつもりで描いていたのですが、途中から獅子の様にしたくて たてがみ を加えたりした結果が、右のデザインです。完全に描き終えた状態ではないのですが、これで決まりにしようと思っていました。とりあえず寝かせておいて、翌日になって見改めたら、どうもしっくりこないのです。途中から獅子風にしようとしてしまったことや、絵を描くのはこの年賀状を描くときくらいなので調子が出ていなかったのも原因だったようです。ラインを決めてしまったため鉛筆で濃く塗りつぶす様に描いてしまったので、これを消すより新たに描いた方が良さそうだったので、新しく描き直す事にしました。

 ちょうど、グーグルで、ライオン、翼付きのライオン、獅子、狛犬、ガーゴイルなどの画像を手当たり次第見ていたところ、ふとしたきっかけで、ウィキペディアの(大天使)ミカエルの項目にたどり着いて、今度は天使や悪魔の彫像の写真を探すことになってしまって、その結果、パリのサンミシェル広場のミカエル像の前に鎮座している竜の像にたどり着きました。

 調べものをしているときはこういうことはよくあります。元の目的そっちのけで全く違う調べものをしてしまい、その結果、新たな発見をすることもしばしばです。これもインターネットのおかげです。

最初に描いたものを元に、その竜の像を参考にして描いたのが左のデザイン。最初の狛犬の絵でも尻尾はヘビにしようと思っていたもののそれだともう「犬」ではなくなってしまうと思って止めにしていたのですが、もうそんなことはどうでもよくなってしまい、とにかく描きたいものを描く事にしました。

 .........重装備の獅子になってしまいました........。角と尻尾、それに翼がある獅子なんて..........おまけに王冠と盾も装備させちゃって......これで炎を噴いたら、無敵かも.........。でもこれならきっと守ってあげられるはず。死神や悪魔だって一撃必殺。

 ちなみにフランスゴシックスタイルと書きましたが、それは半分冗談のつもりです。でも去年一年間、アミアン、ランスなどのフランスゴシックの大聖堂を調べていたのは事実ですし、それらの装飾はとても好きです。参考にした竜の像もフランスにあるのだし、たぶんどこかしらフランスゴシックぽさが表れていると願いたいです。


 実はここ数年、両親の年賀状にも自分のが使われているのですが、さすがにやりたい放題してしまったこんなデザインを気に入るわけもなく、別に新しいのを作ってくれ!....と言わんばかりの表情をしていたので、仕方無く時間もないのですが新しく作る事になって、結局去年と同じく、数時間ででっちあげるはめになってしまいました。

 前の絵柄の反動もあって、可愛らしい犬になってしまいました。犬はダルメシアンのつもり。翼と鍵は何となく付けてみたくなって書き加えました。鍵を持っているなんて......ペテロみたい?


 相変わらずスケッチがヘタだし、デザイン的な絵柄も無理だったりと、絵心ゼロなので、今後はその辺りが課題です。パソコン上での「塗り」もそうです。実は塗ってみようと試しに塗ってみたのですが、これがまるでだめで、やめにしました。こういうスタイルには、二次元的なキャラ絵の塗りは合わない様で、リアルな質感の塗りにしないとダメみたいです。

 でも、去年と比べれば少なくとも進歩はしているはず。去年のはソフトで線画をかなり加工した結果のものですが、今回は線画に関してはそういう加工は一切無し。メモ帳にシャープペンで描いたそのままのものに背景と文字をいれただけです。

 しょっちゅうとはいなかくても、月に1枚くらいは絵を定期的に描いていれば少しは上達するのかな.....。今度は人物画に挑戦したいです。

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