Diary of a Madman

癲狂院に置かれた或る一冊のノートブック
狂気の記憶が焼き付いた、深淵なる倒錯の記録の数々。
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Epiphone LesPaul Standard TL

 写真は光栄堂楽器

 前にもお伝えした様に、4月末にギターを買いました。

 本当はフライングVが欲しくて色々ネットを調べて物色していたのですが、たまたま他ページを見たらこのギター画像が載っていて即お気に入りになってしまい、値段も手頃だったので買ってしまいました。

 理由はいろいろあって、フライングVも良かったのですが、ギブソン系のギターが欲しかったのでレスポールタイプでも良いかなと思ったことと、ギブソンのレスポールでもあまり見かけない青色のレスポールタイプだったこと..........ということで半ば衝動買いしてしまいました。


 Epiphone(エピフォン)というメーカーは元々、戦前からギブソンのライバルメーカーだったのですが、戦後になってギブソンの傘下になり、ギブソンのギターの廉価版も手掛ける様になりました。エピフォンのオリジナルモデルで有名と言えば、ビートルズのメンバーに愛用された「カジノ」などがそうですが、現在はどちらかというとギブソン直系のコピーメーカーみたいなイメージが大きい様な気がします。

 また......それらのコピーモデルが韓国や中国での製造ということもあって、とりわけ2chでは容赦なく叩かれています。嫌韓の人達が多いので......。おまけにギター自体にもちょっと問題がありまして、ギターのヘットの形状がギブソンのそれとは異なり、ちょっとアレに似ていてxxxヘッドとか呼ばれています。(さすがに自分のブログには書きたくない) 作りに関してもかなり酷評されていたので、避けていました。

 それでも買うことにしてみたのは、低価格で珍しい青色のレスポールだということと、買うことにしたお店を信頼してみようと思ったからでした。見つけたそのお店は光栄堂楽器というお店で、店長自らが1本1本、出荷前にチェックしてベストなセッティングしてくれる、という触れ込みでした。高価なギターだけでなく低価格のものまでも見てくれるということでしたし、レビューを見てもみな評価が良かったので、そこで買うことにしました。


 届いたギターは、写真よりも見栄えが素晴らしく、ブルーバーストのフィニッシュ(塗装)なので、ボディの真ん中へかけて徐々に薄くなっていくのでトラ目の木目と相俟って、南の海のような風合いさえ感じます。それを見ただけでも「買い」だったと思えましたが、ギターの作りも、ネットで叩かれている内容とは似つかない良い作りでびっくりしましたが、とても嬉しかったです。 フレット処理やブリッジ、トグルスイッチ、ベグ、ナットなどの各パーツも問題なく不具合は1つもありませんでした。

 また驚いたのが、チューニングが全く狂わないことです。ワイドなチョーキングを多用しても狂う事がなく、またチューニングする際も安定して合わせられるのには、本当に驚きました。アームが無いにしてもフロイドローズの様に弦をロックするわけではないので、チョーキングを多用すれば多少なりとも狂うかな...と思っていたのですが、全く狂いません。ロックしていない分、フロイドローズのようにレンチを必要とせずにチューニング出来るので、却って使い易いくらいです。 

 スケールはレスポールなのでミディアムスケールです。今まで使っていたアイバニーズのギターはロングでしたので、あまりストレッチせずに弾ける....と弾き初めはそう思っていました。が、アイバニーズの薄いネックとは違って丸みを帯びたラウンドネックなので、フレーズによってミディアムなのに弾きにくく感じる場合があります。ラウンドネックなので手にフィットするので、一長一短といったところです。それと少々意外だったのがテンションがきついこと。ミディアムスケールなので、弦のゲージは0.10〜0.46ですが、それなのにすごくテンションがきつく感じました。ブリッジやテイルピースを調整してみたのですが、テンションを緩めると逆にサウンドが悪くなってしまい、音質重視できついテンションで弾いています。


 サウンドについては.........さすがに低価格だけあってギブソンのレスポールの様な、重厚で粘りのあるサウンドではありません。普段アイバニーズの高出力ピックアップのギターを弾いていたこともあって、かなり低出力な感じがしました。ただ弾いていくうちに思ったのですが、低出力なのでピッキングの強弱が非常に付け易く、ギターの腕が如実に表れます。ちゃんとフレットを押さえてきちんとピッキングした音は、意外にも伸びがあって気持ちいい。なので常にそういうサウンドが出したい気持ち一心で練習するようになったので、腕も前と比べて上がったと自分では思っています。そういう意味では怪我の功名....といえるかもしれません。

 なお、ローが出にくいので、試しにBossのオクターヴァー OC-2を繋いで弾いてみたのですが、これがいける! Oct2=0、Direct=10、Oct=1.5〜2くらいにすると変に電子音ぽくならずにナチュラルに重厚感が出ます。なので常時ONにして弾いています。今までオクターバーの良い使い方がわからず放置していたのですが、今では欠かせません。オクターバーをONにするということは低音のオクターブ下が出るということで、疑似倍音成分付加のような感じなのか、ピッキングハーモニクスをしたとき、ザック・ワイルドがやるようなきゅうきゅう唸る感じが出易い気がします。 

 アンプは、ベリンガーのV-Amp2のBrit.HI-Gain(マーシャル)を使い、ゲインは5.5〜6くらい、トレブルとプレゼンスのレベルをかなり上げ、ミッドを削り、ローも高めにしたセッティングにしていますが、これでリフなどのバッキングを弾くと良い感じで気に入っています。リードではそのままでも練習ならば良いのですが、やはり細いしロングトーンも出にくいので、TS-5かアリオンのTubulator(ツブレーター)w を使っています。このツブレーター..いやチューブレイターはネットでも隠れ名器として評判がとても良いので、ギターと共に試しに買ってみたところ、これにもびっくりしました。(←さっきからびっくりしすぎw) 2000円程で買えてしまうのにこの素晴らしさ。チューブスクリーマー系のオーバードライブのようですが、TS-9よりも良いかも......。TS-5はなんでも回路が名器のTS-9とTS-808のそれぞれが混じっている....のだとか。以前に復刻されたTS-9を試奏したことがあるのですが、手持ちのTS-5の方が良く感じたのはそれのせいかも。TS-5も隠れた名器なのですが、チューブレイターも同じ位良いです。

 エフェクターは他にも実は買いまして、LINE6のEcho Parkというディレイとベリンガーのフランジャー。EchoParkは、ディレイタイプがたくさんあり、アナログ/デジタル/テープのシミュレーション機能もあり、それぞれに異なるモジュレーションもかけることができ、かなり多機能なディレイです。ディレイトリックでお馴染みの付点8分のセッティングもディレイタイプの1つとして用意されているのでラクにセット出来ます。ベリンガーのフランジャーは、ボスのフランジャーのコピーものですが、これ.......極端なセッティングをすると、エフェクター自体のノイズにフランジャーが掛かって、すごい効果音を出します。w ジュワジュワワワワヴィーン〜〜〜〜〜〜〜ゥワンゥワン〜〜〜〜、みたいな。w 


 久しぶりにギターを買いましたがとても満足しています。もう暇さえあれば弾いています。これでDAW関係も揃えてばりばり駄曲を作っちゃうもんね。.........いや本当は駄曲じゃないのが作りたいけど。つд`)ウウッ

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