Diary of a madman

癲狂院に置かれた或る一冊のノートブック
狂気の記憶が焼き付いた、深淵なる倒錯の記録の数々。
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2006年10月02日(月曜日)

 ここ1ヶ月、雑記の書き貯めをしています。
今はなぜかいろいろ書きたい時期のようで(?)、今まで放ったらかしにしておいたものを主にあれこれ書いています。もう20くらい書きました。あとさらにいくつか書くかも。週に2つか3つ公開していくとして月に10こずつくらい載せていくのが、自分にはちょうど良いかなあと思っています。最近1つの話題について長く書く様になってきているし、あまり見る人もいないでしょうし、時事的な話題も取り上げていないので、いいかな....と思って。

 しかしやっぱり書き留めておく、ということは良いようです。まだ老化していないとはいえ、記憶は徐々に薄れてゆくもの。何かピンと感じたもののことは、書き留めておくと後々どこかで何かで役に立ちそうな.........そんな気がします。もともとそんなつもりでブログを使い出したのですけれど。自動的にカテゴリー別、月別に整理されるし、検索機能も良いので、自分の資料/感情データベースには持ってこいなのです。自分以外の人にも見てもらいたい気持ちはもちろんありますが、そういう理由が第一にあるので、最近はどうでもよくなってきました。むしろ自分のアイデア帳とも化しているこのブログを、知り合いの人達は別にして第三者にはあまり見てもらいたくない様な気持ちになることもあったりします。

 最近はそんなアイデア帳のつもりで書いていることも多いので、時事的な、社会的な話題に対して書くことが少なくなりました。たまには書いてもいいかなとも思ったりしますが、なんとなくミーハーっぽいし、自分自身を見つめるだけでも精一杯なのに、周りの動向に対してあれこれ書くのも.........ね。別に他の人達が書くことについてはそうだとは思いませんが。

 とりあえず過去の分を書き終えたら、自サイトのデザインの創作などに移ろうと思っています。今後2、3ヶ月はラクできそうです。w

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2006年10月06日(金曜日)

5月末に買った本は以下のとおり。

あたりまえのこと/倉橋 由美子 (著)
よもつひらさか往還/倉橋 由美子 (著)
奉教人の死/芥川 龍之介 (著)
水晶幻想・禽獣/川端 康成 (著)
殉情詩集・我が一九二二年/佐藤 春夫 (著)
さくらん/安野 モヨコ (著)
少女セクト 1、2/玄鉄絢 (著)
脳病院へまゐります。/若合 春侑 (著)
賞賛語(ほめことば)・罵倒語(けなしことば)辞典 /長野 伸江 【著】


あとはいつものように、コナンとスクラン。


 レビューが遅くなってしまいました。(もう9月だっていうのに...)(*注:書き貯めていた記事です。)
「奉教人の死」と「少女セクト」は以前書きましたので省略。

 「あたりまえのこと」
「大人のための怪奇掌編」を読んでからというもの、すっかりフェイバリットの作家のひとりになった倉橋由美子の小説論です。前編と後編におおまかに分けられていて、どうやら書いた時期が異なる様です。前編は20年以上も前に書いてあったもので後編は最近になってかかれたもののようです。(体調がすぐれないなどの記述もありました)
 ともかくせっかくお気に入りになったのに故人となってしまったことは、残念でならないです。そんな倉橋由美子が遺した「小説を書く/読むため」の本です。「小説論」だなんて触れ書きでしたのでムズカシイ持論が展開されているのかもと思いもしましたが、いざ読んでみるとエッセイ風で事項別に述べられていたので、とても読み易かったです。

 前半は「小説論ノート」と題し、「恋」「女」「運命」「自殺」「狂気」などの項目ごとに持論を述べられています。何々の書き方は良くない...という感じで次々とそしてずばずばと、歯に衣着せぬ物言いで批評しています。これがどれもうなずく内容ばかりで面白かったですし、嬉しくもありました。というのは、前のレビューで「いちご同盟」に触れた時にこの本から引用しレビューしましたが、事実、自分が読んであまり面白いと思えなかった理由がそこにはずばり書かれてあったからなのです。これが本当に的を射るかの様に当てはまっているので、作者に共感してしまいそうな位でした。
 後半も事項別に持論を展開していますが、前半の「である」調に対して「ですます」調なので、なんとなく和んで読めます。w だって前半の雰囲気は圧迫感や冷淡ささえ感じる程でしたから。w  後半は「小説を楽しむための小説読本」と題して、批評に加えて今度は小説を読む際の指南をしています。「小説を楽しむこと」「小説を読むときのBGM」「人間がつまらない小説」「話がつまらない小説」など、前半に続いてこちらも膝を叩いてうなずいてしまう内容ばかりです。

 個人的に救われた..というか嬉しかったのは、「明治以後の日本で、とりわけ『美味』であるという条件を満たしてくれる小説はあまり多くない」中、谷崎潤一郎の「細雪」を挙げていたこと。(他には北杜夫「楡家の人びと」、トーマス・マン「魔の山」がお勧めとして挙げられていました) 谷崎については、語り手としてのうまさや名文のうまさとして、この本のあちこちで出てきます。ただ、谷崎訳の「源氏物語」はああいう風に訳する意図が分からない......と書かれていましたが。w  


そんな「あたりまえのこと」の批評内容にいくつも当てはまってしまった本がありました。(あくまでも個人の主観としてです) 
それが、「脳病院へまゐります。」です。

 文學界新人賞を受賞し芥川賞候補にもなったということや、谷崎潤一郎に傾倒する主人公が登場すること、究極の情痴文学という触れ込みだったことで、買ってみたのですが全く好きになれませんでした。

 タイトルからそうですがこの本は珍しく旧仮名遣いで書かれています。「〜でしょう」→「〜でせう」の様になっています。それと共に旧漢字も多用しており戦前の雰囲気を出そうとする意図によるものだと思います。そういう感じ......つまりこの「癲狂院」にも通じる雰囲気が味わえるかも....と思っていたのです。でも期待はずれでした。

 読み始めは良かったのです。ですが次第に登場する女の言動が、うじうじした言い訳っぽく感じてしまい、中盤辺りからそれが著者の言い分、終いにはその登場する女が著者自身に感じてしまって、萎えてしまいました。最初は著者の名前から男の作家かもと思っていたのですが、読後に知ったのですが女の作家でした。思わず納得してしまいました。話の展開も結局のところ主従関係のままこれから脳病院へいきますと言うだけで何も変わらないまま。ただ脳病院へいきたいとわめいているだけのように思えてしまいました。谷崎に傾倒しているという主人公の男は女に自身の性癖を押し付けるのですが、これも..........。具体的に書きたくないですが........その男は女に食糞させたりするのですが、個人的に感じたのは、単にスカトロ行為を書きたいだけだったのではないかと、インパクトの名目のみで意味はないのではないかと.......そう感じました。実際には難しい言動も言葉では簡単に描けます。とにかく物語からその部分だけが浮いてしまっていて、先ほど挙げた点などと共に読んでいくと、旧仮名遣いも単なるメッキのようにさえ思えてしまって........著者や気に入っている人には申し訳ないですが、本当に楽しめませんでした。

 解説に、情痴文学の親玉として谷崎潤一郎、それに続いて近松近江や岩野泡鳴など挙げられていますが、それなら最初からそれらの作家の作品を読めば良いこと、良く分かりませんが褒めているつもりが却って解説者自ら他書を勧めている様にも思えてしまいました。


 「よもつひらさか往還」
読む前はタイトルを見ても「?」という感じでしたが、読むにつれてなるほど納得でした。これは「大人のための怪奇掌編」と同じように1話ごとに区切られていて、それが15話あります。「大人の〜」と異なるのは、1話1話ごとにストーリーが進んでいく点です。それぞれの話は、慧(けい)君という主人公がバーテンダーである九鬼さんという得体の知れない老紳士が作ったカクテルを飲んで、その後に幻想とも現実とも言えない世界へいざなわれてしまう、というプロットで構成されています。

 感想は........「大人の〜」のレビューとだいたい同じです。さすがという出来映えの作品です。精緻な文章やあらゆる分野から引用した文章により的確に表現されていて、幻想的な世界さえもありありと頭に浮かんできます。そういう文章表現などの技巧がまず素晴らしい。そしてわくわくさせる話の展開力.......九鬼さんのカクテルを飲まずともその世界へ逝けそうです。w まあ実際お酒は弱いのでカクテルなんてものには縁がないのですが、そんなことはどうでもよくなるくらい、ぐいぐいと物語の世界へ引き込まれてゆきます。

 作品を通して現れる、バーテンダーの九鬼さん、最初から異様な雰囲気でしたが話が進むにつれて人物自体が異様に。どうかんがえても人間ではない設定が次々と表れ、この九鬼さんを通して作品全体に妖しげな「もや」のようなものが漂っている様に感じました。

耽美でどこか退廃的でもあり乱堕的でもあり、デモーニッシュでもあり、からだとこころがとろけてしまうような狂酔さ。

 そういう設定なので、お酒好きの人にはなおさら好きになれるのではないかと思います。お酒に酔って脳ミソが宇宙へ逝ってしまう様な感じを見事に具象化させているのではないでしょうか。ちなみに「サントリークォータリー」という冊子?が初出誌ということになっています。酒造メーカーのサントリー....ですよね、たぶん。...........って今調べたらありました。

サントリークォータリー
バックナンバーを見てみると、確かに載っていますね。しかしよく見ると連載が15回で終わりにはなっておらず、確認出来たところでは、サントリークォータリーNo.76の22回。もしかしたらまだまだ続く予定だったのかもしれません。残りの分も読みたいです。


 「水晶幻想・禽獣」
読了しているのですがどういうわけかあまり感想を憶えていません.........。すみません。時間が経っていることもあるのですが、どうもピンと来なくて。思うにあまり好みのスタイルでは無かったのかもしれません。収録作品の多くが、何と言うか.....物語を手段として「思想」を表現している....そういう作風のような気がします。作品自体は悪くはないと思いましたし、やっぱり好みの問題だと思います。
 「禽獣」は、夏目漱石の「文鳥」と読み比べると興味深いですね。同じ小鳥を飼う私小説です。 「禽獣」は小鳥に加えて犬の話なども通して生物の死をみつめているようです。収録作品の多くが生や死を扱うものばかりで、どことなく死の引力に引きずられていくかのようなダークさがあります。淡々と話は進んでいくのですが、その不思議な引っかかりのようなものを終始感じていたのだと思います。
 「水晶幻想」は、収録作品の中でも一番不思議な雰囲気でした。犬を飼っている夫人と(主に人間の)生殖に関する研究をしているその夫、夫人の犬と交配させてもらうために家に訪れる令嬢が主な登場人物で、今で言うならブリーダーみたいなものでしょうか、犬の交配や夫の研究している生殖(・技術)の話などを盛り込むと共に、断片的で詩的な言葉を夫人の言葉として随所に散りばめています。この作品の触れ書きは「性をめぐる自由奔放な空想と溢れるイメージの連鎖を結晶化させた実験小説」とあります。そんな触れ書きから官能的な話かと思っていたのですが、まったく違いました。部分的に詩的な感じがしたせいかどことなく瑞々しく、水晶幻想というタイトル付けが読後になってわかりました。とても性的なのに全然いやらしくないのが不思議。


「殉情詩集・我が一九二二年」
この本を飼った理由は2chのあるスレに書き込まれていた詩が素敵で、それが佐藤春夫のものであると知ったからです。その詩というのは次のようなものです。

「水辺月夜の歌」

せつなき恋をするゆゑに
月かげさむく身にぞ沁む。
もののあはれを知るゆゑゑに
水のひかりぞなげかるる。
身をうたかたとおもふとも
うたかたならじわが思ひ。
げにいやしかるわれながら
うれひは清し、君ゆゑに。

 この詩は有名なのだそうですね。佐藤春夫というと申し訳ないですが今ではすっかり過去の人ですよね.......。でも文化勲章も授与されていますし、当時では知名度や人気があった作家だったようです。また谷崎潤一郎とも交流があって、谷崎の最初の妻を譲り受けたという「細君譲渡事件」も有名なようです。また、意外なところでは、絵心があったようで二科展に度々入選していたようです。

 詩というのは理解するのが大変で、買ったはいいもののなかなかページが進まず途中で放り出してしまうことがあります。ランボーのなんかは特にそうで、一体何を表現しているのか分かりにくくて苦労したことがあります。それでもどこか惹かれるというのが不思議です。ああ、でも「殉情詩集」はわりと分かり易かったですけれど。


 「さくらん」
これはコミックです。江戸吉原を舞台にした花魁のお話。................樋口一葉の「たけくらべ」を読んで以来、「吉原」について知る必要があるなと漠然と思う様になっています。なぜそう思うかというと.......わけもなくそう思うからなので何とも言えないのですが、もし挙げるとするならば、それは自分が「無粋」だから(今では「だった」であると信じたいですが)だと思います。それが吉原を知ることになぜ繋がるのかといわれると答えられなくなってしまいますが............。

 吉原を舞台にした又は取り上げた小説は数限りなくありそうですが、コミックというと........あんまりなさそうですよね。このコミックを知ったのは実を言うと随分前のことです。以前に「江戸300年 吉原のしきたり」という本をアマゾンで買った際に、関連商品として載っていたのでずっとカートに入れっぱなしにしてありました。

 感想ですが、結論から言うととてもよかった。とりあえず現行は1巻のみですが話は終わっていない様なので早く続きが読みたいです。独特の画風なので人によって好き嫌いが分かれると思います。 事実、自分も表紙を見て最初はあまり受け付けない感じでした。しかし実際読んでみると思うにこの画風がこのコミックには合っている気がしました。だって可愛らしい女のコだったら合わないでしょう? 剃刀を渡る様な生き方をしている女性を描くには、似合っています。 作中には吉原に関する用語が頻繁に登場します。禿(かむろ)新造などある程度は説明されていますが、羅生門河岸などの言葉が出てきてもそれがどういう場所なのかは分かりません。先ほど紹介した「江戸300年 吉原のしきたり」は、このコミックを読むのにちょうど良いガイドです。併読することでさらに内容を理解出来るのではないかと思います。

 大抵の女性はたぶん.....わざわざ読まなくたって観念的に理解できる/しているのだと思うんです。でも......男の場合とりわけ自分みたいなバカな男だとややもするとろくでもない考えを抱きがち。それでもってさも理解したかの様に振る舞ったりして周りに吹聴したり.........まあそれが勘違いというか無粋なわけで、そういうふうにはなりたくないんです。かといって理解するというのも男であるゆえに宿命的に難しい気もします。分かったつもりでいても女からはバカにされるだけでしょう。もっともこんなコメントをしている事自体、自殺行為なのですが。

 なので女性が描いた吉原というのはとてもすてきなことだと.......思います。おまけに映画化決定とのこと!! 嬉しいですね。


 「賞賛語(ほめことば)・罵倒語(けなしことば)辞典」
アマゾンで見つけて気になっていたので買ってみました。
.......が、アマゾンのレビューで評価されている程、自分には必要ではなかった様です。思うに類語辞典を持っていればそれで済む話だと思ってしまいます。あとはもう個人的な好みでしか評価できません。類語辞典と異なるのは、タイトルの様に褒め言葉と貶し言葉に分類して、しかも賞める/貶すというように人を評価する言葉に搾った点は良いと思います。ただ気になるのは著者の主観的な解釈、ウィキペディアに掲載されている事柄を引用している点(=正しい記述の保証はない所からのソースを引用している)...その辺りが気になりました。個人的には、作家の作品の中から実際にそれらの言葉を使って表現された文章を紹介しているのが、興味深かったです。


 コナンとスクランは............コナンの方はもう半ば惰性で買い続けている様なものです。連載当初から読み続けている人の多くがそう思っているはず。スクランは、少し話に変化が起きてきた様な気がします。最近1巻から読み直したのですが、ときたまハッとさせられる様なセリフが出てきたりして、何気に良いです。最初はそれも「ネタ」としての使い方かなとも思っていたのですけど、どうやら違うらしい??? それとハリマが隠れて徹夜で(..というかもう半ばバレてますが)マンガを描いて出版社に持ち込んでいたりする場面が度々出てきますが..........これってひょっとして作者本人の姿を重ねているのでしょうか。作者の経歴は知りませんが、スクランがデビュー作だとすると、なんとなくそう思えてしまいます。 もう少し描き込みが細かければなお素敵なのですが.......期待しています。


 また長々と書いてしまいました。1冊ごとに分けて書く方がよいかも。そもそもこの雑記を定期的にご覧になる方などいるとは思えませんが、見る立場で考えたら、好みがあるはずなのでまとめて紹介した本全てに興味を抱くとは思えません。ただ、現状ではどうせ自分しか見てないものだと思って、自分の記録として後の創作の参考になるように意図して書いています。なので少し感想としての表現を自分なりに言葉を選んで書いています。

 それはともかく、倉橋由美子の作品はお気に入りになりました。「さくらん」も大事に本棚に置いておきたいコミックです。他も期待はずれでもなく好きになれました。(コナンは微妙ですが) 「脳病院〜」と「賞賛語(〜辞典」を除いて。

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2006年10月07日(土曜日)

 今宵のお月様をご覧になりましたか?
月の光ってあんなに輝くものだったとは............。
澄んだ秋の夜空ということもあって、その中にたった1つの目映い月がしっかりと照らしているのです。
周りの雲も秋の雲。月の周りに佇みながらもゆっくりと動き、時にはそのおぼろげな衣で月をうっすらと隠してしまう.....。
まるで主役の月を周りの脇役の雲達がその存在を引き立てているかのよう。

満月の光ってあんなに強いものなのですね。まじまじと満月を眺めた....というよりは見つめていた....そういうことは今夜が初めてだったかも。昨日が十五夜だったみたいですが、十五夜の月は実は満月じゃないとかどうとか耳にしたことがあります。

 あぁ.....あんまり満月を眺めていると、歯が伸び(ry。w
まずいよ......。ただでさえ八重歯で耳もとんがり気味だというのに........これで紅い満月を見た時には.........乙女の血が欲しくなっちゃうじゃないか〜〜〜〜。(そんな設定はないけど。)
シネ!! ヴァンパイア(# ゚∀゚);y=ー(・ω・)・∴ターン

Werewolf......Vampire......Lycanthropy............。
この手の話はいろいろと調べてみたいかも。


 それらはもちろん、「月」を題材にした話や作品にはなんとなく憧れます。月自体が神秘的で美しいものである反面、狂気や獣人化の原因にもなったりするオカルトな面も持ち合わせています。........それにもう一つ。月明かりに照らされたものの美しさ。青白く映し出される女の肌。その時、満月は脇役へと変わるのです。月の光は魔力。月の涙を飲み干して女は変わってゆく........。なんとなくそういうイメージを抱きます。
シブトイヤツメ.....ハヤクシネ(# ゚∀゚);y=ー(・ω・)・∴タターン


 しかし本当に、今夜の満月は綺麗でした。大きく輝く月。本当にウサギが餅を付いてそうに見えたよ。あぁ〜そんなウサギがいるなら宇宙へ行ってみたい! ......って脳ミソだけは先に宇宙へ逝ってるけど。w

......こんなオチにするつもりじゃなかったのに.......。

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2006年10月11日(水曜日)



 7月から8月頭にかけて制作したものです。ネットの知り合いの自作ゲームのタイトル画面用に作りました。
.........当初は素材オーダーによる文字入れで、タイトル画面ではなくゲーム中に表示する文字の制作でした。それが結果的にタイトル画面まで作ることになりました。

 素材のオーダーなんて、コンテンツ自体が放置気味なので誰もオーダーする人なんていないのですが、本音を言えば実はあんまりオーダーされたくなかったりします。オーダーされたくないというのは、面識の無い一見さんのオーダーです。ですから間違っても今回オーダーしてくださった知り合いの方のことを指しているわけではありません。もう知り合って2、3年になりますからね。理由は、自分と依頼人の嗜好が合っていない場合や、そういう場合でさらに無茶な注文をしてきたりする人が多くて、その場合大抵、自分にしてみれば良くない出来になります。.........ただ、素材のオーダーがきっかけで現在もやりとりしている人がいるのもまた事実なので、難しいところです。だからこれからも出来たら少しずつ素材を追加していきたいな....とは思っています。そういう人にたくさん出会いたいから。


 話を戻して.....................、
 オーダーされたのはこれが最初ではなく、もともとはゲーム内に自作曲を使っていただくことがきっかけでした。それのずっと延長線。ある曲についてもう少し長さが欲しいというので、長尺バージョンを作ったり、素材オーダーでも羊皮紙を使った巻物風の素材を作ったりしましたし、うちのサイトで素材ではない画像が他サイトで直リンされていた時には、良いアドバイスを頂いたり、お互いお世話になっていたりします。
 普段はめったにメールでやりとりしたりはしないんですけど.....そういうメールが来ると他の話題で盛り上がったり........してます。w  楽しいし何かタメになったりするのでありがたいです。普段のメールではずいぶんハジけちゃってて面白過ぎる人ですが、自分よりも.....たぶん一回り年上かそれくらいじゃないかと思うのですが、そんなこともあってか時には興味深いお話をしていただけるのですよ。 


 とはいうものの..........7月中にオーダーされてその後もあれこれとオーダーされた時は少し投げやりになってしまいそうでした。というのも、あの頃は、「ルシフェリウム」サイトデザインの制作中だったし不具合の解決に頭を悩ませていましたし.....、プライベートでは、まあ.....その...親の入院騒ぎがありまして、実を言うとそれどころじゃなかったり.....しました。周りには一切話しませんでしたが。このブログの更新もろくにできなかったのもそれのせいだったりします。

 でもまあ入院騒ぎも無事退院できたこともあって(その時はまだ直前でしたが)、なんだか心の変わり様と言うか、どうせ作るんだったら自分が満足出来る物にしようかな.....って思う様になって。いやもう本当、あの時だけは事のすべてをテキトーに済ませたかったのです。サイトデザインの不具合だってもうそのままにしちゃえとか、素材のオーダーだって自分に不満があってもオーダー内容そのままに沿った出来で作ればいいや.....って思っていました。この方からも他の方からも良く言われるのですが、作品作りに妥協しない人ですね、なんて言われます。当の本人はそんなつもりじゃないのです。負けず嫌いだとか偏執だったりするのもありますが、たぶん相手に恥をかかせたくないからっていうのが今考えてみると大きいような気がします。その気持ちに戻って、時間を掛けてでも良いものを作ろうかな.........って思い直しました。


 実際、そうして作ってみた作品の反応は良くて、今回のオーダーで言えば、当初のオーダー内容とはまったく異なる仕様になりましたし、サンプルで見せてもらったタイトル画面がさびしかったので、ここまでやったのだからついでに作ってしまおうと思って作ってしまいました。結局本来のオーダーではないタイトル画面の制作の方に時間が掛かりました。w  でもそれでよかったのです。ヴェルヴェティーンもルシフェリウムも今回の作品も、みなそれぞれ気に入ってくれた様ですし。みな自由に作らせてくれるのも本当に有り難かったです。これは.........本当に嬉しいことなんですよ。おまかせしてくれるということは、うぬぼれているかもしれませんが悪い物は作らないと信じてくれているからですよね...........?  自分としてもみな人柄の良い方達だと思っているし、出来ればこの関わりを失いたくない...と願っています。だからこそ、してあげたいと思うのかもしれません。


 でも少し大げさですね。プロでもないし日常のいたるところで見かけるプロのデザインと比べてしまえば、おそらく月とスッポンでしょう。もしお金をもらってもおかしくない出来だ.....なんて言われるとしたらこの上ない褒め言葉かもしれません。自分でも不満......というよりは次の課題がいつもあります。そういう課題をその人達が与えてくれるとも言えるかもしれません。「情けは人のためならず」ではないですが、結局は巡り回って.....自分のところに巡ってきてくれるのだと思います。


 .............すっかり作品の製作過程のメモを書くのを忘れてました。続けて次回書きます。
ちなみに記事タイトル、野球のバットのBatでした.....。先日の満月の空はけっこう画像の雰囲気に似てました。(もっと暗かったけど)

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2006年10月13日(金曜日)

 その後、またもやカーネルパニック。恐怖のスクリーン。もうやだ。

 もうどうにもらななくなったので、再度(って4度目くらいだぞ....)インストール。
今度はMDD付属のOSインストーラーからまず一旦、10.3をインストール+OS9インストールした後に、LiveMotionをインストール、M-Audioドライバをインストール、10.3.9にアップデート、その後に10.4のインストーラーで10.3へ上書きするタイプでインストールしました。

 うん.....何ともない。今度こそは大丈夫かな.....と思って。再起動。
試しにiTunesで音楽聞こうとしたら.....因縁の爆音ノイズが.....。で閉じようとしたら再び恐怖のカーネルパニック。おまえはオレをショック死させる気か。ああ....心臓に悪い。

原因をいろいろ考えてみると、どうやら、スリープさせるとスリープから戻ったときは何ともないのですが、次回システムを起動した爾後、サウンド関係がめちゃめちゃになっているようでした。

仕方ないので、M-Audioのドライバを2.0.1から2.0.5へ変えました。ディープスリープはできませんが、一度にディスプレイとHDD関係をスリープさせることは出来ます。ファンが止まらないくらいだと思います。まーこのファンの音がOS9起動時こそではないものの、それなりに気になるので出来ればディープスリープしたいところです。M-Audioも今後のドライバで対応するとアナウンスされているので期待します。


 ということで今の状態ではディープスリープこそできませんが、カーネルパニックは出なくなったしサウンドの不具合もないしLiveMotionも起動出来るし、これで良しとします。カーネルパニックの出し方も分かったし........ってそんな知識欲しくないけど。他人のマックにこっそり仕掛けてカーネルパニック出させることは出来るね。そんな特技いらねー。w


さてさて10.4環境がどうにか整ったことだし、スタインバーグの「StudioCase2」を買おうっと。DAWソフトにソフトシンセやプラグインがバンドルされたお得感のあるパッケージ。去年は読書の秋だったけど今年の秋は創作の秋だぞっ!(駄作の創作の秋だけど)

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2006年10月16日(月曜日)

  その後、スリープさせずに再起動などしていたら.......やはり恐怖のカーネル様が。

 .........ということは、やっぱりM-AudioのドライバとMDDの相性に問題があるのかも。
もう解決方法が見つからないので、M-Audioへメールで訊いてみました。サポートを利用するのは.......マックを使い出してかれこれ10年、初めてのことです。

 メールなんて送ったって返事なんて来ないだろうな〜と思っていたら、案外すぐに届きました。びっくりです。あんな長文メールなのによく対応してくれたと思ってます。どうもありがとうございます、M-audioのサポートの方。


 それで、具体的な解決方法として、2つの内蔵HDDにそれぞれ10.3.9と10.4.6を別にして入れてあるのですが、その内の10.3.9がインストールされているHDDを外して、オーディオボードのDelta44以外のPCIボードも一切外してみて、それで同様の症状が出るか確かめてみて下さい........とのことでした。

 やっぱり........それしかないですよね。自分でもそれは薄々分かっていたのですが、なにせ狭いデスクなもんだからパソコン周りをがちがちにセットアップしてしまっていて、MDDの中を開けてみるには、前に置いてあるミキサーをどかして←それをどかすにはミキサーに繋がれている電源ケーブル/オーディオケーブルを全て外す←ミキサーへと繋げているMIDI機器もどかす..................┐('〜`;)┌ ヤレヤレ 


 出来ればしたくない作業です。でもするしかないし、やってみることにします。
開けるついでに前々から付けようと思っていたものがあるのでそれも付けようかなといま検討中です。それは、DVDのマルチドライブとメモリ。DVDドライブは、FDやMO、HDDの様に扱える、DVD-RAMに対応しているドライブのものにするつもりです。よく....マック対応のDVDドライブが無いと嘆くマックユーザーがいますが、実は付属のソフトがマックに対応していないだけで、ドライブ自体は対応しているんですよね。OS10.4だったら標準で対応。10.3.9でもフリーのソフトを使って対応できます。ちなみにDVD-RAMは標準でOS9/X共に対応しています。

 メモリは................後々購入予定のソフトシンセを動かすためにメモリを足しておこうかなと思ったのと、メモリとMDDの相性を考慮して。実は、G4でもとりわけMDDシリーズは、メモリの相性がシビアで、これのせいでカーネルパニックが出たりするんです。とりあえずMDDを買う時に調べてみたところ、サムスンチップならば動作が安定するとのことだったので、サムスンチップが使われているメモリを買ったのですが...............。標準で付いているメモリを外したほうが良さそうです。一度に同じメモリを複数買って取り付けるのが一番良いみたい。512MB+512MB=1GBってところかなあ.......。本当は1GB+1GB=2GBの最大までにしたいんだけど.......。


 まだドライブとメモリを買っていないから.........それを買ったらMDDを開けてみることにします。その際、数日間はパソコン使えなくなりそうだ.............。

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2006年10月18日(水曜日)

 お世話になっているプロバイダは、大手のKDDIのDIONをずっと前から使っています。といっても初めてネットを始めた時は、今はなきテレウェイ(日本高速通信)でした。スヌーピーがマスコットとして出ていたから.....選んだわけではもちろんありませんが、当時定額制で銀行引き落としのサービスを行っているプロバイダはまだあまり多くない中、テレウェイは一際目立っていました。それが当時のKDDに合併されて、NEWEBというプロバイダサービス名になって、確かKDDとIDOとDDIが合併してKDDIになってDIONに移行されました。

 ネットを初めて今年でえーと...8年目かな.....。今までトラブルというトラブルは一切無く至って快適でした。

 ところが今年になって一通の「重要」マーク付きの(いや単に親展だったかも)封筒がKDDIから送られてきて、何かと思いちょっとどきどきしながら開けてみたら、なんと自分の個人情報が流出した、という知らせでした。

 それが送られてきたのは.......いつだったかな...。春先か初夏の頃だったと思います。そういえばニュースでもやっていたなあと思い出してみたりして、自分の身にもとうとう起こったんだな....と何だか客観的に、というよりは軽視していました。流出した情報は、名前/住所/電話番号....。それに当初の通達ではメールアドレスも、ということでした。軽視していたというのも、まあ今時、その程度だったら流出したって既に知られてる事項ばかりですし、流出ってもねえ......という感じで、これといって怒る気にはならなかったわけです。

 8月頃に再度届きまして、今度は流出の経緯の報告書でした。ニュースでも流れていましたが、人為的なミスではなくて金銭目的の売買による最初から犯罪目的によるものでした。罪ある者は逮捕されたしKDDIでもきちんと善処したと思いますし、当初言われていたメールアドレスの流出も結局はなかったというし、個人的にはもう済んだことにしました。あやしいのやうざったいダイレクトメールも来ていないので何も変わりありませんし。


 それとは別に日頃使うパソコンのセキュリティが心配でした。というのも、使っているパソコンはマックなので、ウイルスはウインドウズと比べれば大した量ではないので、たぶん........自分を含めて多くのマックユーザーがそうだと思うのですが、ウインドウズユーザーと比べてセキュリティに関する意識があまりない人が多いと思います。事実、今までスパムでウイルスメールが来てもウインドウズのウイルスなので、仮に添付ファイルを開いても何も起こらないですから、かなり無防備/無頓着でした。

 それでも、一応ノートンのインターネットセキュリティを入れていた時期が3、4年ありましたが、新しいマック(G4 MDD)/新しいOS...OS Xになってからは、ノートンのOS Xに対するサポートが悪いのと同社のユーティリティソフトがOS Xでは不具合の絶えないものになってしまったおかげで、ここ1、2年はそういうセキュリティソフトは入れていませんでした。

 前述の流出のこともあるし、いくらルーターを介してのネット接続や、マックとはいえUNIXをベースにしたOS Xにより(たしかそうだったはず)、ウイルスの脅威に晒され易くなったというし、根っからの心配性に押されてw、再度セキュリティソフトを入れました。ただし今度はノートンではなく、Intego(日本の代理店はアクト・ツー)の「インターネット・セキュリティ・バリア」にしました。まあマックのセキュリティソフトなんて他に見当たらないので選択の余地すらないのですが。w

 そのソフトはパッケージソフトで、ウイルスバリア/ネットバリアというウイルス、ファイアウォールソフトに加えて、バックアップソフトもしくはスパムメール防止ソフトのどちらかが入っているソフトです。細かい設定はしなくて済む...というのに惹かれて導入しましたが、本当にラクです。インストールしてあとはほとんどそのまま。あとは定期的にアップデートするくらいで、普段は放ったらかしです。

 ...........考えてみると、これって安心感を買うって感じですよね。ユーティリティソフトも同様、定期的に診断することによって、重大な回復不可能な状態になる前に治せるわけですから。


 以上が個人的な話題でした。次に書くのは.........特に書くつもりはなかったのですが、また最近騒ぎになっているので少し話題に触れてみようと思います。
 
 

 Winnyなどのファイル交換ソフト(P2P)+ウイルスによる「超」個人的なファイルの流出ですが、あれ....すごく気の毒ですよね。セキュリティに対する認識が甘かった等、とどのつまり自業自得なわけですが、今まで一個人としての存在が、2chで祭りにされ、それを嗅ぎ付けたマスコミ....特に週刊誌ですね....に晒されてしまい、流出したファイルはどう考えたって回収不可能ですし、不特定多数のパソコンのHDDに取り込まれてしまい.....消さない限り半永久的に残ってしまう.........わけですよね。

 最近話題になっている流出騒ぎは、どうやらSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)のmixiに本名で登録していたせいで特定されてしまったとか..........。元は交際相手のP2Pソフトのshare経由でウイルスに感染して流れてしまったわけらしいですが.........。ええと、前のWinnyで流れたケースもそうでしたが、今回もウイルスにかかったのは彼氏の方で、その彼女が被害を受けたってことですよね....???  写ってるのは彼女の方なんでしょうから。気の毒っていうには酷すぎる気がします。今回は本名も思いっきりバレてしまっているし、そのうえ付けられた名前がまた酷い.......。同情します。

 今の世の中は、本当に情報伝達がものすごく速いし大量に出回ってしまうので、ふとしたことでいきなり有名人になってしまうんですね。ネットなんてない時代だったら、まず大量に流れないし、騒ぎにもならないだろうし。仕事だって辞めなくたって済むはずでしょう。..............まあでも、流出してもそれがフツーの写真だったら問題なかったんだろうけど..........。いや実際どんなことになっているのか知らないですけど。

 仮にうちのパソコンのファイルが流れても........駄作の曲にCGに戯れ言........恥は掻くかもしれませんが誰も相手にしないから被害なんて被らない気がします。m9(゚∀゚)アハハ  ...........彼女なんていないし。ま、それは喜べないわけだけど。 (つд⊂)エーン  だいたい保存してある写真や画像っていったら、ゴシック建築や近代建築の建物の写真ばっかりだし、あとは絵画やデザイン関係とか。んなもん誰も欲しがらないって。w ちなみに、マックにはファイル交換ソフトはなかったはず。少なくとも以前調べた時は見当たりませんでした。なのでもちろんそういうソフトは使っていません。.........ということはあれだね、やばい写真を保存するならマックを買え!ってことですね。マカーマンセー!━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!


 それはともかく、mixiとかああいうSNSは気になります。mixiって確か既に会員になっている人からの招待でしか会員になれないんですよね?  いえ、何か創作関係で関係を築けたら良いな.......なんて思ってるので、ああいう内輪的なノリが自分には案外合ってるんじゃないかな........なんて、ね。でも、最近では2chを初め見ず知らずの人に招待しあっていたりして、もはや本来の形ではなくなっているそうですね。ガラス張りの世界にいるようなものなのかな.........。いまさら本気にしている人なんていないのかもしれませんしね。とはいえ招待されたことが無いので、今さらながら誰か招待してくれないかな〜なんて思ったりしています。


あれー、いつのまにかこんなに長くなっちゃった。そんなに書くつもりは無かったのに。

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2006年10月27日(金曜日)

 この1週間、例の不具合のため、ずっとパソコンをいじっていました。
また運の悪いことに、もともと調子が悪かったのもあったのですがキーボードに紅茶をかけてしまい、乾かすついでにいじっていたらキーのいくつかが反応しなくなってしまい、文字がろくに打てない状態でした。(リターンや十時キー、変換キーなど)

 そんな文字が打てない時に限って、掲示板に書き込みがあったり、返信しなくてはいけないメールがいくつも届いていたり.....、まったく間が悪すぎです。

 もろもろ後日に書きますが、不具合の方も先週の土曜日辺りまでまったく解決できず、やっと解決できたかと思ったら、今度は別のコンフリクトで不具合が出たりして、大げさですが予断を許さない状況です。今日、これで何度目かもう忘れましたが、OSを再インストールして状況を探っていき、今のところ.......今までチェックして不具合が出てしまった状況でも出ていない.....ので、これで本当に解決してくれれば良いです。

 ......本当それくらい今週1週間は参っていました。だって1週間何も変わっていないんだもの。ただパソコンをいじって動作をチェックしていただけ。何も創作なんてしていないし、なんだかすごく無駄に時間を過ごしたみたいに感じられてしまって。とはいえ、それだけ時間を掛けたからこそ原因を掴み、不具合を起きにくく出来たのですから、進展があったのは事実です。


 なんとか新しいキーボードも買ったし、こうして文字も打てるようになったので、メールなどの返信は順次行いますのでしばらくお待ちください。


 
............ああ、それとどうでもよいようなよくないような.......たいとる.....ああいうのが好きだったので真似てしまいました。某さん、あの文章は何気に萌えます。w

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2006年10月28日(土曜日)

 これで終わり(....にしたい)

 なんとか満身創痍になりながらも原因を究明し解決できたようなので、ひとまず仮セットアップをし終えて今書いています。

 注文しておいたDVDドライブとメモリが火曜日に届いたので、その晩から作業開始。パソコン周りのほとんどをバラし別のテーブルでマック本体を開け作業することにしました。

 内蔵HDDは、OS10.3.9がインストールされているHDDと、10.4.6がインストールされている、自分で付け足したHDDがあり、他に取り付けているものは、USB2.0のPCIボード、USB2.0ハブ、FDD、オーディオインターフェイスのM-Audio Delta44。メモリはデフォルトの256MB+512MB=768MB。
 トラブルは、10.4.6上でサウンドを再生しようとすると、カーネルパニックが現れる症状。10.3.9では起きない。

 M-Audioのサポートの回答は、10.4.6がインストールされているHDD以外は全て外した状態で同様の症状が起きるかチェックしろ、ということでした。ですので、まず早速そうしてみたのですが、................相変わらずカーネルパニックが出てしまい、変化無し。

 使っているG4のMDDは、ATA100とATA66が用意されていて最大4台のHDDが装着出来ます。今の状態はATA100にマスタ/スレーブ(実際はケーブルセレクトの設定をしています)として、マスタ(10.3.9)/スレーブ(10.4.6)のHDD構成でした。なので、試しにATA66の方へ繋ぎ変えてみたり、あるいはマスタ/スレーブの立場を逆にして10.4.6をマスタにしてみたりしてみたのですが、どれもダメ。試して2、3回起動もしくは再起動した後に、サウンド再生もしくはサウンドの環境設定パネルをいじろうとすると、カーネルパニックが出てしまいました。


 原因が特定出来ない中、実はさらにトラブルを増やしてしまう事態を自ら招いてしまいました。というのは、作業中にうっかり紅茶をキーボードにぶっかけてしまい、やめとけばいいのに乾かすついでにキーボード内のゴミ取りをし始めてしまい、うっかりやりすぎて内部を傷つけてしまったらしく、その付近のキーだけが反応しなくなってしまいました。。・゚・(ノД`)・゚・。  

 もうひとつのトラブル.......結果的には問題なかった様ですが、USB2.0のPCIボードをスロットから取り外す際に勢い余って隣りに挿してあったオーディオインターフェイスM-Audio Delta44にぶつかったらしく、Delta44のボードに付いている、ムカデ状のコンデンサー(?)の1つがふんぞりがえるように外れかかっていました。しかもムカデの足の1つがひしゃげていました。(((( ;゚д゚)))アワワワワ...........もしかしてこれもぶっ壊してしまったのか!!!!!??? 一瞬、全てを諦め、新しくオーディオインターフェイスを買おうと決心しかけましたが、とりあえず一か八か、外れかかったムカデの足をどうか折れませんように!!!!!!!と祈りながらもとに戻して、なんとか先ほどの記憶を取り戻してムカデの挿す向きを選びなんとか元に戻して、システムを起動すると.......................Delta44はおろかUSBボードも認識されていない!!!!!!!!! うわあぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜ロジックボードまでもやっちまったのかと、もうアワワワワ((((゚д゚)))))(((( ;゚д゚)))アワワワワ..........という感じで、「も、もしかして、ロジックボード修理?.........数万の出費???  (つд⊂)エーン 」と先ほどよりもさらに諦めかけたのですが、とりあえずもう一度PCIボードを挿し直してみたら、何てことないきちんと認識されました。ヨカッタヨ~・゚・(ノД`)ヽ(゚д゚)ヨチヨチ

 ここで、もう原因を特定できないし解決出来ないので、もう一度サポートへメールを送ることにしました。....その時点までは少なくとも異常が起きるのは、オーディオボードを挿してドライバをインストールしてからでしたので、問題があるとすればそのオーディオボードとしか考えられませんでしたから。

 もう別のメーカーのオーディオボードを買った方が良いかな......なんて本当に諦め始めてしまったのですが、一晩寝てもう一度試してみようと考え直して今度は徹底的に探ってみることにしました。確かにオーディオボード/ドライバを入れた途端にカーネルが出始めるのですが、ネットで検索してもそういうトラブルは出ていないようだし、ボード自体に問題がある確率は低いとも思っていました。実際、10.3.9上では問題ないのですから。ということは10.4.6上でのシステム自体かもしくは他のアプリか何かとのコンフリクトだと狙いを付けて、10.4.6のHDD以外は全て外して、OSを再インストールすることにしました。そっちのHDDはまだそれほど容量も喰っていないし、パーティションでシステムとデータに分けていたので、システムの方のパーティションを一度消去してからインストールすることにしました。


 新しくインストールし直した10.4.6+Delta44のみでは、カーネルが現れませんでした。何度も起動したりしてみたのですが一向にカーネルは現れなかったので、やはり他のものとのコンフリクトなのだと分かり、1つずつ追加してはサウンド再生/設定パネルをいじったり起動したりして、時間を掛けて探っていきました。

 で................実を言うと、この作業を始める頃に、1つの目星をつけていました。今までのことを思い出してみると、初期化してOSをインストールし直した後に決まっていつも、マウスドライバを入れていなことに気付き、まさかマウスドライバがサウンドに影響を及ぼすなんて........とは思いましたが、本当にまっさらのOSのみの状態で何も問題ないとするとそれしかありえなかったので。


 その後、検証していった結果、やはりマウスドライバを入れて再起動した後に、カーネルが現れ、原因は、マウスドライバとオーディオドライバのコンフリクトだとわかりました。原因が特定出来たところで早速アンインストールを行い、今度こそは大丈夫....確かにカーネルが出ません。これで今夜は祝杯だぞっ!!!!! とうかれていたらところに、カーネル様のご登場。また修羅場。でも今回は以前よりも多く起動しても大丈夫だったので、アンインストールソフトで消去しきれていないものが残っているのだろうと検索。ここで1つ疑問が。10.4.6上でのHDD内に残っていると思われる関連ファイルを検索するのに、なぜか10.4.6では見つけられなかったものが10.3.9からでの検索で見つかりました。拡張子から判断しておそらく初期設定ファイル。.................ああ、立ち上げているOS10.4.6の一部として動いているから検索出来なかったのかなあ...........。とにかくそのファイルを削除したら、それ以降今まで一切、カーネル様はお見えになられていません。やっといなくなったーーーーーーーーっ!!!!! モウ,デテクルンジャネーゾ ( ゚д゚)、ペッ


 マウスドライバが問題だったとはいえ、使っているマウスはロジクールのMX700というコードレスの多機能マウスでして、マウスドライバで8ボタン全てにショートカットを割り当てることが出来るので、コピペ/削除、拡大/縮小などの割り当てをしていて、これがすこぶる良くて欠かせない機能になっていました。それが使えなくなるのは出来れば避けたいので、またいろいろ調べたら、シェアウエアに汎用性の割り当てソフトがあることがわかり、早速ダウンロードして使ってみました。
 ....................割り当ててサウンド再生したら、またもやカーネルが。MX700を使っても割り当てソフトを入れない状態ならばカーネルは出なかったので、汎用性のものでも出るということは、一番確率の高い原因として多ボタンの機能割り当てに問題(コンフリクト)がある.........ということになりそうです。

 10.4.6では標準で2ボタン+スクロールホイール、左利き用(右利きの左クリックを右クリックにする)に対応しているので、普通にマウスとして使えてはいます。が、どうしてもコピペなどの作業をする時にキーボードでのショートカットは面倒です。ええ本当、多機能マウスに慣れてしまうと元に戻れません。ですので、どうしようかといろいろ思案中です。なお、この結果はM-Audioとロジクールへそれぞれ報告してみようと思っています。

 
 ..............本当、これだけ書きたい位に、へとへとになりました。最初にカーネルが出てからかれこれ1ヶ月くらい悩んでましたし。マックの内部をあれこれいじったおかげで、心臓に負担をかけたしw、手先はぼろぼろになるし、手の甲や腕に痣は出来るわで、本当に冒頭に書いた通り、満身創痍になりました。

 とりあえず、キーボードを逝かせてしまったので早急に新しいものを買おうと思っています。修理でも良いのですが、使っている「 Apple Pro Keyboard」はデザイン上、すごく汚れ易く、又汚れが目立つのです。ゴミが侵入し易く、真っ白のボディなので本当に目立ってしまいます。アップルの修理は高いって言うし、その間、代わりのキーボードは無いので何にも出来なくなってしまうし..........。また後日書きますが、このキーボード選びもまたくせ者でね..........、OS9とOS Xに対応している上にJIS配列に対応しているのがほとんどなくて、あっても機能的に今のと劣るものばかりで...........マックってこういうときにすごく苦労しますね。


 ともかく、今は無事10.4.6でもサウンド再生できています。10.3.9のHDDもろもろも全て付けても問題ないし、起動/再起動を繰り返しても問題は今まで起こっていないので、今度こそ大丈夫だと思います。一度仕上げにディスクユーティリティの「ディスクウォーリア」で診断/断片化解消してもらった後の最初の起動時だけ、カーネルは出なかったもののフリーズしましたが、それ以降はまったく起きていません。なぜかディスクウォーリアで診断した後にフリーズすることは今回の件以外でも前からありましたけど。

今度こそ祝杯をあげるぞ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!(^∀^)

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2006年10月29日(日曜日)

........というのが先週の日曜日までのこと。
その状態ならば本当に安定していますのでそこで話は終わりです。

 ですが、やはりLiveMotionを10.4でも使いたくなって、ドキドキしながらインストールしてみました。.........インストール後の起動後....やっぱりカーネルが。その後システムを起動してサウンド/M-Audioのコンパネをいじる....のチェックの繰り返しの結果、4、5回に1回の割合でカーネルが出てしまいます。

 原因はわかりません。10.3に初めてインストールした時も多少カーネルが出たり、ソフトをきちんと終了できても何故か異常終了のエラーが出てしまったりしたことがありました。でもOSのアップデートでいつのまにかそういう症状はなりくなりました。なのでもともと不安定なソフトであり、ちょうどOS9.2からOS X(10)への過渡期に出たバージョンなので、多分OS X上で使うのはそもそも適していないのかもしれません。

 そんな状態でも済ませてしまおうと思っていたのですが、作業中うっかりタブレットのドライバをOS9.2の方へインストールしたのが原因だったのかわかりませんが、その後の動作がとても不安定になってしまい、もちろんドライバは取り除いたつもりなのですがカーネルは出続けてしまい、仕舞いにはシステムを起動できなくなってしまいました。..........それが火曜日。新しいキーボードも届いてようやく元に戻れると思っていた矢先でした。


 マウスドライバなどのカーネルの誘発を招くものをいろいろと入れてしまった後の動作不安定だったので、もう本当にキレイさっぱりにしようと思ってOSを再インストール。もうトータル10回は優に超えてそう。

 結果から書くと、その後のインストールの後に、懲りずにLiveMotionをインストールしたのですが、どういうわけか不具合が出ません。唯一出るのが10.3.9上でLiveMotionを使った後にOS10.4を起動した際にノイズが出るだけです。その場合は再起動すれば症状は出なくなります。その他は至って大丈夫のようです。何度も起動してはサウンドのチェックの繰り返しをしてみましたが、それ以外では全く出ていません。10.4上でLiveMotionを使ってもその後に問題は出ていません。もし今後、それでも動作が不安定になるようだったら、仕方ありませんが10.4にはLiveMotionをインストールしないことにします。

 
 
 それで最後のインストールから現在の状態に至るまでの経緯を自分のためにメモ書きしておきます。

G4 MDD付属のインストールソフト(DVD)のOS10.3をインストール
同じく付属のソフトでOS9をインストール
その後何もいじらずに、10.4にアップグレード。
システム環境設定でいじったのは、どう考えても関係なさそうなものばかり。省エネルギー設定で、コンピュータ/ディスプレイ共にスリープはオフ。ハードディスクのスリープもオフ。
└──────→以上の状態ならば一番動作が安定。.....まあ当たり前ですが。

不具合のチェックのためにサウンド(動画)再生するソフト、RealPlayer10とWindowsMediaPlayerのそれぞれをインストール。
└──────→今までチェックのためとOSインストール後にすぐ入れていましたが、一瞬これらの再生ソフトも疑いました。が、問題はないようです。動作は変わらず安定していると思います。

今までOSインストール後はシステム環境設定の「Classic」パネルで、「ログイン時にClassicを起動」にチェックを入れていたのですが、やめました。Classic>詳細設定で「起動時およびその他のオプション」でデフォルトの「機能拡張を使用停止」にして今まで使っていましたが、どうもLiveMotionのインストールがOS9でも使える、というのがどうも怪しい気がして。加えてスリープも「しない」にしておきました。またクラシック=OS9でのサウンド設定が「ライン接続」のままなのが、OS X+LiveMotionで不具合を起こすのではないかと邪推して、念のためにOS9にもM-AudioのDelta44のドライバをインストールしてサウンドの入出力をDelta44にしておきました。
└──────→問題はないようです。 動作も安定しています。

 以上の状態でならば間違いなく動作な安定しているはず。今までチェックした上での見解として、インプットデバイスのドライバとLiveMotionを除く他のソフトを入れてもたぶん問題ないはず。

それが分かっているので、敢えて最後のトライとしてLiveMotionをインストールしてみました。
OS9上にLiveMotionをインストール。(インストール先はOS9のアプリフォルダ)
その後にOS10.4上で再度LiveMotionをインストール(場所はOS Xのアプリフォルダ→その後1つ階層上のHDD上に移した)
└──────→10回程度起動+サウンド再生のチェックしてみましたが、初回の起動時にノイズが出ただけでそれ以降いまのところカーネルは出ないし、ノイズも出たりすることはありません。ただし、10.3.9でLiveMotionを起動した後に起動システムを10.4にして起動後にサウンド再生すると、ノイズが出てしまいます。

 ......これがよく分からない原因です。ただ、回避策は分かっていて、10.3.9でLiveMotionを使った後に10.4へ移行する場合は、その前に一度再起動しておく。あるいは、10.4でサウンドにノイズが出た場合でも再起動すれば出なくなります。


└──────→今の状態です。以前にLiveMotionを入れてカーネルが多発したのに今回出なかったということは、OS9にDelta44のドライバを入れて、そのHDDに収めているシステムのどちらもDelta44による入出力になっていることと、LiveMotionのインストールをOS9でインストールした後にもう一度OS Xでインストールしたこと.......なのではないかと思います。なぜ二度もLiveMotionをインストールしたかというと、OS9でインストールしたLiveMotionではどういうわけかOS10.4では起動できません。同じファイルが収められているのだと思っていましたが違うのかも.....。でも以前にインストールした時は起動できたような.....。アプリを保存する場所がOS9のアプリフォルダにしたせいかも。
 それと.....今まで単体でOS10.4にLiveMotionをインストールした時は、インストール終了間際に「Quicktimeの確かバージョン5.0以降だったと思いますが、とにかくそれを使用するのでインストールしてください」の旨のメッセージが表示されるのですが、OS9でインストールするとそういうメッセージは表示されません。その後のOS Xでもインストールでも出なかったような。(...いややっぱり出たかもしれません)ちなみにOS Xでのインストールでは、カスタムインストールにしてアプリだけをまず入れて、その後動作確認をした上で、他のファイルをまとめて入れました。


 
 もう.....今回こそ大丈夫なはず。これでダメならさっきも書きましたがLiveMotionは10.4では入れないことにします。
さーて、本当に今度こそ祝杯をあげるぞっ。お茶ドゾー(・∀・)つ且~~

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