以前の記事で触れましたが、タブレットを先月買いました。
購入理由についてはそちらを参照していもうらうことにして、機種の選択理由をここで書いておきます。
ワコムのタブレットには、大きく分けてインテュオスとファーボがラインナップされています。前者は高機能で値段もファーボより高く上級向け、後者は逆に低価格で初心者向けという扱いになっているようです。どちらもそれぞれサイズの異なる機種が用意されていますが、ファーボではさらに付属されるソフトを用途別にパッケージしたものもあります。
タブレットを使うのは初めてなのでファーボで構わないと最初から決めていましたが、インテュオスのファンクションキーを割り当てられるトラックパッドに惹かれました。画像のズーム(拡大/縮小)、スクロールなども出来る様でしたので、これがあれば作業がはかどるかな...?と思いまして。今までお絵描きはしませんでしたがそれなりにCGソフトを使ってきた中で、よく拡大/縮小をしながら作業をしていたし、その都度メニューから拡大/縮小を選ぶのやショートカットキーを使うことに煩雑さを感じていました。
ファーボにも2ボタン1ホイールの様なものがタブレット上部に付いていて、サイトの商品ページを見ると、ホイールで拡大縮小ができるということでした。が....念のためにファーボのマニュアルPDFをダウンロードして見てみると、それらしき記述は見当たりません。心配になってきたのでワコムのサポートへメールしてみると、確かにフォトショップなどのソフトで拡大/縮小は出来る様なのですが、インテュオスの機能とは違うようでした。ファーボではスクロールホイールの機能として出力しているだけで、それをズーム機能としてアプリ側が捉えるかどうかであって、インテュオスの場合は、たぶんトラックパッド自体がズームさせる機能を持っているのだと思います。
PhotoshopとPainterのそれぞれにはファーボでも一応ズームできるということが分かりましたので、とりあえずタブレットの選択は後回しにして、付属されるソフトについて検討しました。インテュオス/ファーボどちらも「Photoshop Elements」と「Painter Essentials」のいわゆるレタッチ/お絵描きソフトの定番ソフトの廉価版は付属されていましす。............が、ラインナップのリストを見てみると..........インテュオスの付属ソフトのマック版のは、「Photoshop〜」はバージョン3.0、「Painter〜」はバージョン2.0でした。一方ファーボの方は、EXモデルは同じく3.0、2.0、アートマスターは3.0、3.0、コミックパックは無しでした。
それなら、コミックパックを除けばどれもだいたい同じ.........だと思ってそれならせっかくだしインテュオスにしようかなーなんて一度は決めかけていたのです。でもその前に一応それぞれソフトのメーカーサイトで詳細を調べてみました。
「Photoshop〜」の方は、マック版ではどのモデルもバージョン3.0止まりなので選択の余地はありませんが、「Painter〜」ではアートマスターのみバージョン3.0の他はすべて2.0になっています。3.0と2.0の違いをメーカーサイトで確かめてみたら、だいぶ機能に差があることが分かりました。
個人的には「Photoshop」と「Painter」を行き来するような使い方をするつもりでした。例えば塗りはPhotoshopの方で済ませて、線は敢えてPainterで描いて、仕上げの調整は再びPhotoshopで........みたいな。 また、絵を描く際もCGの描き方の本などで調べてみるとやはりパーツごとにレイヤ−で分けて描いている人が多いようでした。前景/背景はもちろん、前景でも例えば人物だったら、顔/両手/足とか....顔でも髪/目/口とか......。
なので、Photoshopのファイル形式であるPSDファイルとレイヤーの機能がそれぞれサポートされていることが重要でした。が、「Painter〜」2.0ではレイヤー機能はともかくPSDファイルのサポートが無し。これがサポートされていないとすると、何かと不便そうだな....と思ったし、ブラシの数もだいぶ違う様でしたので、バージョンは3.0じゃないとダメだと気付きました。
なので、タブレットの機能はインテュオスが良かったのですが付属ソフトの「Painter〜」が2.0でしたので、選択から外れることになり、ファーボのアートマスターにすることにしました。
大きさももA6とA5サイズで迷いましたが、自分の環境が液晶17インチで1280×1024でしたから、大きいA5の方がいいかなと思って。「がしがし」と描いていくタイプの自分にはたぶん大きいサイズの方が合ってそうだし。というわけで、A5サイズのアートdeマスターにしたというわけです。
ラインナップを見ていて思ったのですが、付属のソフトでマック版があるのは、フォトショップとペインターのみ。コミックパックなんてマック版のソフトが1つもないからマカーは買っても付属ソフトの恩恵は1つも受けられませんね。まあEXセットとかアートdeマスターのも上記の2ソフト以外はマック対応はないので、なんかアレだなーって。..........昔は画像編集に強いのがマック、なんていわれた時代があったけど.........今は.....ねえ。 (つд⊂)エーン
(2006/12)
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以上が、使用前の感想です。
欠礼状と年賀状といくつかタブレットを使って作成してみて感じたことは、思ったよりも使い易く、相対座標にもすぐに慣れましたし、ペンによるダブルクリックなどにもすぐに慣れることが出来ました。が、どうしてもこのタブレット面のツルツル感だけはなかなか馴染めません。勢い良く描く線は良いですが、慎重にゆっくり描く線だと思わずつるっとあらぬ方向へ描いてしまったりします。対策としては紙を挟んでおくとよいそうですね。インテュオスだとペン先にフェルト状のものやシートもマットタイプなどいろいろ選べるらしいですが。
タブレットを年賀状用だけにしないように、定期的に何か描いていきたいな..........と思っています。次こそは萌えキャラに挑戦だぞ!っと。意気込んでるうちに何か描かなくちゃね。
.........ガクブル((;・д・))ヤナヨカーン (^∀^)ガハク,ガンバルモンネ!
いや........確かに拙いよな......。何てったってイノシシ描こうとしてブタになってしまったし........萌えキャラ描いても何故かブタ子さんになってしまいそうでコワい。まともなのを描けるまでに、一体どれだけ作品供養しなくちゃいけないことやら。ハ〜('・c_・` ) きちんと供養しないと化けて出てきそうでコワいもん。w......ってそれは冗談ですが、まあ道のりは長いことは確かですし、来月になったらすっかり忘れてそうだし。w
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