Diary of a Madman

癲狂院に置かれた或る一冊のノートブック
狂気の記憶が焼き付いた、深淵なる倒錯の記録の数々。
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ミニバラ成育状況 #1

まだもう少し園芸関係の話をさせてください。

ミニバラを育て始めて早半年になろうとしています。
今のところ8つの品種を育てていますが、その成育状況をメモっておきます。話のメインはグラウンブルーです。


グラウンブルー|セントラルローズ
 青系のミニバラです。手持ちのミニバラの中では最も病害虫に弱い品種です。以前にも書いた様に、花色、花姿、香り....全て気に入っているのですが、とにかく病害虫に弱いです。お店のサイトにも、上級者向けと書かれていましたが、確かにそれは頷けます。

 届いた時点に付いていた蕾は全て咲かせましたが、その後から....ちょうど3月末辺りから、葉が白くなり始め、うどんこ病の症状が出始めました。合わせて買った薬剤「アタックワン」を撒布したのですが、ほとんど効果がありませんでした。同じ薬剤を続けて使うと、耐性が付きやすく効きにくくなるそうなので、もしかしたらナーセリーの方ではアタックワンに含まれる成分の薬剤をメインに使っているのかも......と初心者のくせに邪推してしまいますがどうなのでしょうか。とにかく一向に治まらないので、ネットで検索して見つけた、「イソジン(うがい薬)がうどんこ病に効く!」というので、早速試してみました。イソジンと水を1:4の割合で薄めたものを手で直に葉に擦りつける様に塗ってみたのですが...........やはりこれも効果がありませんでした。アタックワンもそうですが、全く効いていない訳ではないのかもしれませんが、目に見えて効果があるようには思えませんでした。ちなみに後述のモーニングブルーもうどんこに罹ったのですが、こちらはイソジンが効きました。あまり酷い症状ではなかったからかもしれませんが。

 うどんこ病が治らない中、茎の地際を見てみると何やら茶色くなっていました。買った時はそんなことなかったのに.......もしかしてお店のサイトに書かれていた灰色カビ病??? ..........地際に発症してしまったものはその上は枯れる.....ということだったので、ショック。ネットでも検索してみると、立枯れ病の方が似ていそうだったので、ほんとに落ち込みました。立枯れ病も枝や茎が変色して、それらが一周した後、それから先が枯れる.....というらしく、うちのも気付いた時はまた1/4程度だったのですが、だんだん広がっていき、3/4以上になってしまい、これは立枯れ病なのだと思い、何か対策を打たなくては....と、立枯れ病に効くという「ベンレート水和剤」を買い、撒布してみました。うどん粉病などを初め、カビに関連する病気の予防と治療をしてくれるというので、まさに打ってつけでした。

 ベンレートを撒布してから1週間経っても茶色い部分は変わりません。一時期、浸食が治まったかの様に見えたのですが、やはりじわじわと広がっていく様に見えて..........3本植っている中で、一番伸びが良いものだったので、かなり落ち込みました。もし枯れてしまうのならそれは仕方ないし、まだ残り2本あるのだからそれを育てようと諦めたのです。しかしその後も枯れる様子は無く、ぐんぐん新芽を出していて、弱っている様子はありませんでした。ちなみに、うどん粉の方は、ベンレートとその前に買った「モスピラン・トップジンスプレー」が効いた様で、その頃にはすっかり治っていました。

 その後、6月に入り、鉢から根がはみ出る様になったので、植え替えをしました。それで分かったのですが、茶色く地際の茎が変色していたのは、根っこに近い部分だったから、だったようです。初心者ゆえの早とちりでした。ヨカッタヨ~・゚・(ノД`)ヽ(゚д゚)ヨチヨチ .....本当に杞憂でしたが、一時期は寝ても覚めてもグラウンブルーのことばっかりで、本当に心配していました。お気に入りの青系のミニバラだったので。


 植え替えした後も、相変わらず伸びもよく、嬉しい限りです。ただ、最近になってハダニが発生して薬剤などで対策しているのですが、なかなか駆除できずに困っています。グラウンブルーの可愛らしいところは、うどんこやハダニなどの病害虫に罹りながらも、懸命に新芽を出したり蕾を付けるところ。けなげというしかない程、頑張りやさんです。摘んでも摘んでも蕾を付けてしまうのですが、早く大きく育てて丈夫な株にするためにやむを得ません。
.........グラウンブルーは病害虫にさえ気をつければ、ぐんぐん成長して思いのほか立派な姿になるのではないでしょうか。立ち性ですし、葉も大きめですし、ミニバラというよりは、バラをコンパクトにしたバラ、という感じがします。

 青系のミニバラということですが、色は、蒼醒めた白色、という感じです。血の気の無い白とも言えるかもしれません。白色のバラでも黄色ぽかったりピンクぽかったりするものですが、これにはそういう色味というのがあまりありません。日光の下で写真を撮るとピンクっぽく写ってしまいますが、夜間の室内の蛍光灯の下では、うたい文句通り、シルバーブルー色に見えます。ネットで「ブルーヘブンに花姿が似ている」と目にしましたが、そういう感じにも見えます。とにかく立派な剣弁高芯咲きです。青バラが好きな人はぜひ育ててもらいたい品種だと思います。


 
 ...........形容するなら、脆弱のお嬢様、ってところかも..........ね? 病害虫に罹りながらも新芽を出しまくる、けなげさが、「べっ、別に病気になんか罹ってないんだからねっ! ほらこの通り新芽もぶくぶく出すもん! (....ハダニとうどん粉で死にそうだけど....)」って感じで、何とも言えません。w (ぉぃ

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