Diary of a madman

癲狂院に置かれた或る一冊のノートブック
狂気の記憶が焼き付いた、深淵なる倒錯の記録の数々。
  2008
previous February next
 
S M T W T F S
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29  

2008年02月02日(土曜日)

 風邪を引いています。
いつもの風邪だとノドからくるのですが、今回はめずらしくお腹からきました。
夕食を食べ終わった直後くらいから、翕に膨満感がして身体の節々が痛くなりました。もちろんベッドで横になっていたのですが、熱も出てしまい、計ってみると38.2℃。この体温ならインフルエンザじゃないよなあ......と思いつつも関節痛と急の発熱だったので、翌日お医者で診てもらいました。

 血液検査までして結果はインフルエンザではないウイルス性の風邪、ということでした。熱も1日で下がって、それはよいのですが、お腹が..........。

 お腹が張ってしまって、何も食べたくないんです。ずっと満腹の状態というか。これには参りました。それの薬ももらったので徐々に良くなりましたが、今でも少し調子が悪いです。下痢も一時期酷かったですし、お腹をやられた風邪を引いたのは、もう子供の時以来かもしれません。

 それとどうもへんなのが、ふらふらすること。風邪を引いている時って、ぼーっとするというか動作するのがおっくうで、ちょっとふらっとすることがありますよ.....ね? あんな感じがまだ少し残っていて、気分が悪いです。熱はとっくに下がっているのですが、まだ完治していないのかなあ。

 これならいままで罹ったインフルエンザの方がましです。重篤にならなかったからそう言えるのですが、罹ったインフルエンザは高熱が出ても食べようと思えば食べられたし、寒気も布団に潜り込んでいれば大丈夫だったし、うんうん唸っていてもすぐに良くなったのですが、今回のこういう症状は、本当に気持ちが悪いです。気持ち悪いというよりも苦しい感じでしょうか。そういえばノロウイルスとか胃腸にくる風邪が大人の間でも流行ってるとか聞いた事がありますし、油断するとけっこう苦しむはめになるかも。

 そうなんだよなあ......高熱だけなら起きていられるんだけど、38℃前後だったら個人的には高熱じゃないし、まあ大丈夫なんだけれど、お腹はだめかも。


 先週は、法事やらいろいろあって忙しくて疲れていたし風が強く吹いた日もありましたから、たぶんそれが原因ではないかと思っています。ギョーザも食べていないし........。熱を出した日って、初めてニュースで取り上げられていた日ではありましたが。でもなあ生もの(刺身)を食べたんだよなあ。う〜ん。

 とにかくまだ少し養生します。お腹がどうもまだ気持ち悪いです。うぅ〜。

† | トラックバック | Topへ▲



2008年02月03日(日曜日)

 少し前にも雪が降りましたが、あの時はみぞれまじりでしたし、気温も若干高い事もあって積もるには至りませんでした。今日は積もりました。朝、カーテンを明けたら真っ白な世界。しんしんと降る雪。たまにはよいですね。.......積もるといっても、5cmくらいかなあ、今のところ。でもこれだけ積もると...............やっぱり作りたくなってしまいます。最初は単に雪玉を作っていただけだったのですが...............なぜかこんなことに。

 「ネコだるま」(招き猫タイプ) です。
我ながらよく出来た小学1年生レベルの雪だるまです。w 相変わらずすごいクオリティを誇っています。ネコに見えない。w
でも雪が冷たくて短時間で作ったので...........と言い訳にしておきます。まだ風邪も完治してないのに何やってんだ、という具合ではありますが............。
抱いている木の葉は小判のつもりです。黒い枝というのは案外ないもので、ちょっと探すのに大変でした。

 しかしこの雪で作るというのは、ヘラみたいなのが1つあれば、ぐっと細かい表情付けが出来る様に思えました。ある程度固めてしまった状態でも指先ではどうにもならないものも削っていけますし、次に雪が降る前にはヘラ用意です!


 あぁ、やっぱり自分には「萌えのこゝろ」が無いからいいものが作れないのかも.............。・゚・(ノД`)・゚・

† | トラックバック | Topへ▲



2008年02月04日(月曜日)

昨日の雪は、ちょうど雪だるまを作り終え写真を撮ったあとから、みぞれまじりになりやがて雨になり、正午を過ぎる頃にはだいぶ解けて少なくなってしまいました。残った雪も水っぽくなってしまいましたし、ちょうど雪のあるときに作れたようです。

その日の夕方には、ネコだるまも、ちっちゃくなってしまい「おばけだるま」になっていました。ちょっとかわいそうな気もしましたが、大気へ変わるだけのことです。写真には収めたしね。

† | トラックバック | Topへ▲



2008年02月07日(木曜日)

モニタ2台目、買っちゃった。

 中古のSHARP LL-T620。これの黒。
ASV液晶パネルが使われている16インチの液晶モニタで、解像度は最大1280×1024。1万ちょっとで買いました。

 届いたモニタを梱包から取り出してみて、先日買ったナナオのL567よりも汚れていて、選ぶのを失敗したかな、と少し後悔しそうになりましたが、製造がL567より前の2002年のものだと思えば、年相応の状態とも言えます。液晶部分の汚れというか擦れは、液晶パネルの品質によるものだと.......思います。ノングレアですが、つぶつぶ感のないさらっとした表面なので、そうなってしまうのだと思います。実際画面を表示すれば全く問題ありませんでした。

 その肝心の画質ですが、すばらしいです。............画質に関しては文句の付けどころがありません。最初アナログ接続で調整などをしてみたのですが、明るさを下げて暗くしても、全ての階調が表示されるしバランスよく表示できることに嬉しくなりました。その状態で少しネットを見て回ったのですが、今まで自分の見ていたのとかなり表示具合が変わっていて、本来はこういう見え方だったのではないか、と思わされるほどでした。他の方のCGを見てみても、改めて良さを発見できたり、また自分のサイトで問題点を見つけられたりと、もっと早くからASV液晶モニタを手に入れるべきだったと痛感させられました。

 暗くしてもうまく色が再現できる.......そういう感じです。これはL567でもそうはいきませんでしたから、さすが液晶のシャープと言えるのではないでしょうか。CG制作などをなさる方は絶対ASV液晶パネルが使われているモニタにするべきです。本当に目が疲れません。ギラツキもまったくありません。


 「画質に関しては」と断って書いたのには理由があります。唯一残念だったことは、モニタの向きの可変具合がいまいちということです。そういう点ではナナオのL567のような自由度のある可変は大変良いと思います。ナナオのアームにASV液晶パネルが使われているのがベストなのかもしれません。

.........そうなるとナナオのL887とかでしょうか? 先々週辺りから、Do-夢に2台あるんですよね.......L887。あそこは値段がちょっと高めだから微妙ですが。まあ元々購入するつもりはありませんでしたが。ちなみにLL-T1620はPC-NETにやはり2台出ています。実は今回のもここで買いました。少し前にもL565が出ていました。ちなみにバレンタインキャンペーンとかでチョコがおまけで付いてくるとかで、どうせ大したものではないと思っていたら、これがまともでちょっとびっくりしました。昔ほどとはいえ、モロゾフのでした。っていうか、PCショップからチョコ貰うなんて初めて。
 それとヤフオクでL567を買うのはやめた方がよいです。いつでも挙っているのでそういう意味では良いのですが、はっきりいって出品者が無償で新品パネルに交換できる事を知っていて、それを踏まえて出品してるという魂胆が見え見えです。落札者はその事を知らない人も.........いるのかも。2万以上でなくても中古屋で買えます。ただしなかなか出てこないのが悔しい。

 
 今後、新品モニタを買う時は、高くても良いものを選ぶ様にしたいと思っています。とりあえずLL-T1620とL567の2台で頑張ります。しばらくモニタの問題は解消されそうです。よかったよかった。

† | トラックバック | Topへ▲



2008年02月09日(土曜日)

聖少女 / 倉橋由美子

うわ〜〜〜い!!!
復刊だーーーっ!!!

 倉橋由美子の作品は、たくさんあるはずなのにどれも在庫切れで、新刊で手に入れられるのはわずかです。新刊で手に入るものは全て買ってしまいましたが、いまひとつ代表作を読んだという感じがしませんでした。デビュー作の「パルタイ」は幸い新刊で出ていますが、話の内容が少し古く学生運動というものを扱っていることもあって、少し自分には掴みにくい内容でした。もちろん、作者が持つスタイルは十分に感じられましたし、「買って良かった」と思える作品でした。でも、手に入れた作品の多くが、抽象的というよりは幻想的で、SFというと誤解されそうですがどこか空想的な内容を併せ持った感じで、それを構築された精緻な文章で綴られてゆくような、後期の、晩年に近い作品ばかりでしたから、「パルタイ」は少し違和感を感じていました。


 そこで「聖少女」。
初めて倉橋由美子の名前を知ったきっかけの作品です。前にブログで書きましたが、2chの文学版で「美しいと思った題名は」というスレッドに挙げられていました。
 タイトルからxxxxな内容ですが、作品紹介を見ても間違いなくxxxなのでしょう。判型違いの古い紹介文の方では拙いと思ったのか、幾分オブラートに包んで今風の文章に変えているような気がしますが.....................、
それならもっと早く、「援交」(の言葉も含め)が流行ってた時にその見出しで売れば、「パパ」の意味は異なりますが意外に話題になったんじゃないかと思うのですが.................。(でもそういう売れ方は本人は嫌いかもしれませんね。)

 でも、桜庭一樹とかいう人の見出しはいらないかも。若い作家や話題性のある作家による感想が巻末に載っていると、読後にそれを読むとげんなりしてしまいます。何というか.....売名行為の様に思えてしまうし、何より作家だからといって作品を評価するプロとは限らないからです。数ある文学賞.....例えば「芥川賞の受賞作品!!!」......みたいなのには興味が湧きません。なぜならそういう人達による選考だから。倉橋由美子自身が「あたりまえのこと」でも書いていました。それに誰も書いていないものを書こうとするあまり、変態的なのが多すぎて、それも好きになれない理由でもあります。文章にしたって、句読点は多いし日本語の奥ゆかしさが感じ取れないし、がっくりしてしまいます。そんななか、倉橋由美子の作品は、現代的でもありながら構築された文章がとても読み応えがあって、一文一文味わいながら読んでいける.....というのは少し大げさかもしれませんが、少なくとも自分には合っています。


 こんなに素敵な作品をたくさん残しているのに、ほとんどが在庫切れというのは本当に残念です。最近の芥川賞受賞作品なんかを見てると、今の時代の流れというのはああいうルックスが良い若い女性が描く日常を逸脱した世界.......なのかもしれないと思うと、過去を遡れば先人たちの残した作品にもたくさんあるのになあ........とさみしくも思いますが、逆にそれこそが誰にも知られない秘密を手に出来るのだ、とにんまりしてしまうのも事実ではあります。

 話によると来月も倉橋由美子の作品の復刊があるとか耳にしたのですが、これが本当ならば万々歳だーーーーー!!!


 ともかく内容が内容だけに公言しにくいですが、注文しよーっと。

 もし人に倉橋由美子の作品を勧めるとしたら......「よもつひらさか往還」(文庫版)かな。「大人のための怪奇掌編」もおすすめです。
今ちょっとアマゾンのページを見てみましたが「よもつ〜」のレビューのどれひとつも頷ける。本当にそうなのです。ぜひ手に取って欲しいです。


-------------------------------------------
売れているのかそれともあまり売れないからと元々あまり刷らなかったのか、もう在庫切れです。アマゾンでも3~5週間待ちになってしまいました。まだ発売されて2週間くらいしか経っていないのに.........。はやく増刷してくださいっ!!!!

† | トラックバック | Topへ▲



2008年02月13日(水曜日)

 暖かい季節に外へ出しておいた観葉植物などの寒さに弱い植物たちを部屋に入れているのですが、気づいてみたら足の踏み場もなくなりそうなくらいに溢れかえり、部屋はまるで植物園のようです。( ;∀;)

去年からネットで植物を購入するようになってからというもの、急に数が増えてしまい、いつのまにか植物がそばに無いと居られなくなってしまいました。植物の無い部屋など考えられないっっっ! 部屋を飾る小物でも部屋を彩る事はできますが、植物は生き物ですから育てる事によって日々変化がありますし、愛情を注ぐことができます。..........何となく自分の場合、飾りの為に買っているというよりは、育てる事自体が好きで買っているように思います。
 なので、飾るのは下手なままです。植える鉢も安ければ何んでもいいですし。確かに、装飾性に富んだテラコッタなんかに植えてみたいと思う事も無いわけではないのです。けれど、テラコッタは重量があるし扱いも気をつけなければいけないし.........あと......値段も高いし。w (それが一番の理由だけど。(´・ω・`)


 話を少し変えます。
今年は寒さに弱い植物をいくつか屋外で過ごさせています。全部は入れられないので。入れたら100%植物園になってしまいます。w 屋外に出しているのは、シコンノボタンと睡蓮鉢です。パキラも1月の初め辺りまで屋外に出していましたが、今は部屋に入れています。部屋の主です。w 
 シコンノボタンは東京あたりならば地植えで冬も越せるらしいのですが、東京よりやや寒い群馬南部でもたぶん大丈夫なのだと思います。でももしも枯らしてしまったら何年もかけて大きく育てた甲斐がなくなってしまいますし、なにより植物がかわいそうです。なので本当は部屋に入れたほうが無難なのですが、上記の理由から屋外に出しています。

 同様に睡蓮鉢に植えてある、熱帯スイレンとホテイアオイも屋外です。屋外に出しているものは、そのままではなく、ポリ袋を繋ぎ合わせて大きなポリ袋にしたものを被せています。スイレン鉢は、段ボールの空き箱を利用して簡易的に温室にしてその中に入れてあります。段ボールで全て覆ってしまうと日光が当たりませんので、上部を切り抜きそこにポリ袋を二重に張り合わせています。12月ころから、さらにそれをポリ袋で覆う様にして、夜間はさらに上部のポリ部分を段ボールでフタをしています。今週は特に寒い日が続くようですので、シコンノボタンも段ボール+ポリ袋で覆ってしまいました。葉っぱが全て落ちてしまったので心配だったのですが、地際部分に赤くポツポツと芽が出ていますし、大丈夫のようです。
 パキラはポリ袋で二重に覆っていたのですが、それでも今年に入ってから霜にあたってしまい葉が落ちてしまったので、部屋に入れました。同じ熱帯地方の植物でもシコンノボタンと比べてパキラは耐寒性があまりにもないのですが、この辺りでも屋外で越冬できているような話も聞いた事がありますので、群馬南部ではちょうど越冬可否のボーダーライン上かもしれません。

 そんな対策のお陰でなんとか今のところ過ごせていますが、一番寒い時期がしばらく続きます。対策を施したスイレン鉢には枯れずにホテイアオイが部分的に茶色くなってはいますが青々としています。なので、その水面下に植わっている熱帯スイレンも大丈夫なんじゃないかと思うのですが、去年花が咲かなかっただけにちょっと心配です。鉢も四隅が浮いている形状だし..........大丈夫だよねえ?

† | トラックバック | Topへ▲



2008年02月17日(日曜日)

 「いつでも繋げられる」ということは「いつでも繋げてしまう」

 そんなの当たり前だろ、同じ意味じゃないか、なんて言われてしまうかもしれません。でも言いたいニュアンスが少し違います。

 昔はテレホーダイみたいな時限の定額サービスがあったおかげで、時限外では控える事が普通でした。ネットに繋げる夜11時になった途端にサービス加入者が一斉に繋ぎ始めるので、ネットもそれを境に重くなることもしばしばで、結局あまり繋ぐ事も無かったかもしれません。それに当時の1998年頃は、今ほどネットは普及していませんでしたから、情報量も少なかったので調べ尽くしてもそれほど時間はかからなかったのですね。

 しかし、「いつでも繋げられる」ADSL以後のブロードバンド化は、考えようによっては利害も裏腹の様に思えます。「いつでも繋げてしまう」ので、亊あるごとにネットに繋いでしまい、さらに関連の記事へ次々とリンクを踏んでしまい、1つの調べもので済むはずが気づくとずいぶんと寄り道していることが多くなりました。ネットで情報や知識が得られるのは良い事ですが、肝心の制作が後回しになってしまうことが多くなった様に感じました。

 先述のテレホーダイ時代は、そんな背景から時限外は制作などに完全に費やす事が出来ました。


 個人的な話ですが、ここ2、3年の自分は制作環境の整備の名目の為にパソコン周りに執着しすぎた感があります。もっともそうしなければ後々まずいことになるのも事実だったのですが、情報を得る為に闇雲にネットに時間を注ぎすぎたと反省しています。無駄にブログに投稿したりしたのは.........文章を書く事に多少慣れたからまあ良いのかもしれませんが、それでも注ぎすぎました。

 ............と、ネットのせいにしてしまいましたが、よくよく考えてみると、開発が止まってしまい、古いOS/環境でしか動かせないシーケンスソフトを使っている自分のせい、のように思えてきました。そのMIDI制作ですら、そんな環境整備のためにまともに使う事が無かったり。自分にプログラミングできる能力があったらきっと好みのシーケンスソフトを作っている事でしょう。そしてまた主客転倒に。

 結局、自分自身で脳に枷を嵌めてゆくのです。

† | トラックバック | Topへ▲


癲 狂 院 [+] -Cruel Insane Asylum- Copyright© Yusuke Kobayashi S E V E N T H † H E A V E N メール
TopUp HiUpDownDown HiBottom