Diary of a Madman

癲狂院に置かれた或る一冊のノートブック
狂気の記憶が焼き付いた、深淵なる倒錯の記録の数々。
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マックを新調したら入れたいフリーソフト

 マックを新調したときには必ず入れるフリーソフトがいくつかあります。今回はそれらを紹介します。フリーソフトといってもシンプルなものからフリーとは思えない多機能なものまで多種多彩です。絶対なくてはならないものから、あるとちょっと便利、無くても構わないけど個人的には入れておきたいもの、色々あります。


#ユーティリティ関係

・MenuMeters
・SMARTReporter
・PatchBurn
.Temperature Monitor
・ClamXav
・LunaMenu
・Yahoo!ウィジェット
 
 「MenuMeters」は、デスクトップメニューにマックの様々な状態を表示するソフト。CPU、メモリの使用率やHDDへの読み書き、ネットワークの状況を表示してくれます。OSに付属している「アクティビティモニタ」というもっと詳細に把握できるユーティリティソフトがありますが、「MenuMeters」は常に状態をデスクトップメニュー上で把握できるのが良いです。同じ様なソフトに「iStat menus」があります。こちらの方がさらに多機能で表示されるデザインも秀逸でこちらを使いたいのが本音なのですが、対応OSが10.4以降なので、やむなく 「MenuMeters」を使っています。でもこちらも良いソフトです。

 「SMARTReporter」は、HDDの状態を監視してくれるソフト。名前の通り、S.M.A.R.T.情報から察知していると思うのですが、表示自体はいたってシンプルです。単にHDDに問題が出ればアイコンが変化する程度みたいです。要するにHDDが完全にダメになる前に予見してくれる、ということで入れているのですが、どこまで信頼できるのかはわかりません。

 「PatchBurn」は、マックに非対応のドライブを対応させてくれるソフト。後から自分で取り付けた内蔵ドライブでは、そのままだとDVD-RAMなどにOS側で対応してくれないので、重宝します。ただしOS10.4では何もしなくてもOS側できちんと対応してくれたので必要ありませんでした。

「Temperature Monitor」は、デスクトップメニューに温度を表示してくれるソフト。CPUや内蔵HDDの温度を表示してくれるのですが、買ったSATA HDDの温度表示はされません。SATA変換アダプタやSATAボードのどちらに繋いでも表示されませんでした。PCIボードからだと察知できないのは分かるのですが、変換アダプタでも表示されないので、もしかしたらHDD自体が「Temperature Monitor」と対応していないのかも。なので表示しているのはCPUの温度だけなのですが、それでも十分使う価値があります。

 「ClamXav」は、アンチウイルスソフト。マックとはいえウイルスに対して無防備なのはさすがにまずいと思い、今までノートンやウイルスバリアのような市販されているソフトを使ってきましたが、更新するのも面倒くさいし何気にウイルスバリアの更新費用が高い様な気がして止めにしていた中、「ClamXav」を知りそれ以来かならず入れています。「ClamXav」では付属の「ClamXav Sentry」という監視ソフトの併用で威力を発揮します。監視させたいフォルダなどを設定しておけば、フォルダ内に新しいファイルが作成される度にチェックしてくれます。.............しかし、この「ClamXav」はもとより今まで使ってきたアンチウイルスソフトでさえ、未だにウイルスを発見したことがないので、効果のほどはわかりません。

「LunaMenu」は名前の通り、月の満ち欠けを表示させるソフトです。デスクトップメニュー上にも表示されますが、デスクトップ上にも表示する事ができます。別に無くてもいいソフトですが、デスクトップを彩ってくれるので入れてしまいます。

 「Yahoo!ウィジェット」は、OS10.4から追加された機能のウィジェットとは違い、常時デスクトップ上に表示出来るところが良いです。(はっきりいってOS10.4付属のウィジェットは、使いづらくて全く使いませんでした。) Yahoo!ウィジェットで使っているウィジェットは、「Calendar+」、「EleeNo 」、「Yahoo!トピックス」、「Yahoo!天気情報」です。「Calendar+」はYahoo!ウィジェットの前身である「Konfablator」から使っていました。日本語表記や日本の祝日にも対応出来るようなのですが、Yahoo!ウィジェットに対応していないためか設定できないのが残念ですが、デザイン的には気に入っています。「EleeNo 」は時計なのですが、正方形の組み合わせて時刻を表示するユニークな時計です。

  
#アプリケーション1(作業するアプリの中でも使う頻度が高いもの)

・mi
・マカエレ。
.Expression 3.3
・bryce5.5
・絵箱

 
「mi」は旧称「ミミカキエディット」でおなじみのテキストエディタです。とにかく何でも開けてしまう柔軟さに多機能で、様々なモードを入れることによりさらに機能が追加される、本当に頼もしいテキストエディタです。自サイトのHTMLファイルもこれで作成しています。

「マカエレ。」は2chブラウザ。ずいぶん前からアップデートが途絶えているので、マックでの2chブラウザの主流ではないかもしれませんが、特に不満もないのでずっと使い続けています。

 「Expression」は、ドローソフト。本来ならば市販されるべきソフトですが、ありがたい事にこのバージョンはフリーで存在します。イラストレータには敵わないかもしれませんが、自分にとってはこれでも十分すぎるほどです。はっきりいってあとは腕次第。

 「bryce5.5」も同様に市販されているソフトのフリーバージョン。こちらは3DCG。bryceといえば、まだバージョンが2.0だった頃に買った事がありそれを今まで使ってきましたが、今ではこちらを使う事が多いです。

「絵箱」は画像ビューワソフト。多機能なのも良いですが個人的には何と言ってもラベルをつけられること。Finderのラベル機能と連動しているのも良いです。ダウンロードして貯まった画像ファイルを整理するのに、まず一通り目を通してからラベル付けして、その後フォルダで区分けしたりするのに便利です。

 
#アプリケーション2(使う頻度が上記よりは低いもの)

・FastSwitcherX
・DupScan
・Th-MakerXub
・GoodRenamer
・偽Dat2HTML LO
・Cyberduck
・iSquint
・iSwiff

 
 「FastSwitcherX」は、OS Xと OS9の起動切替ソフト。あらかじめ切り替えたいOSを設定し、切替ファイルをつくっておけば、システム環境設定を開いて起動ディスクを開いて使いたいOSを設定し再起動しなくても、これ1発で切替できます。OS9では動作しないかわりに、設定する際にAppleScriptを作成してくれるので、そのファイルを使います。OS Xと9を併用する自分にとって、これは大変便利です。

 「DupScan」は、重複した画像を検出してくれるソフト。資料目的でネット上からあちこちから掻き集めると、大量のファイルの中から同じ様な画像があったりすることが時々あります。神経衰弱で当てられるような数ではないので、そういうときに使っています。

 「Th-MakerXub」は、サムネイル作成ソフト。まだ使い始めて間もないソフトです。手持ちのFireworksにもパッチを当てれば同じようなことを出来ると思いますが、こちらはそれのみのソフトで軽いしドラングしてポンと出来てしまうので、今後も使ってみようかと思っています。

 「GoodRenamer 」は一括してファイル名を変更できるソフト。以前使っていたダウンローダでファイルを落とした際に、拡張子のあとに余分な数字などが付いてしまって、そうしたファイルを開く際に面倒なことになってしまったり、また、Windowsでファイルを扱う際に、拡張子が付いていないと不便なので、やはり昔作成したファイルで拡張子がついていないものが多数あったので、それらをまとめて修正できたのには感動しました。

 「偽Dat2HTML LO」は、2chのdatファイルをHTMLファイルに書き出してくれるソフトです。HTMLのテンプレートを自作出来るので自由度はかなり高いです。たとえばサイトに過去ログを載せたいという時に、サイトデザインに沿ったHTMLファイルに出来ますので、便利です。

 「Cyberduck」はFTPソフト。マックのFTPソフトといえば、長い間「Fetch」が定番だったと思うのですが、「Cyberduck」を知り試しに使ってみたところ、サイト内のファイル状況などが把握しやすく、またアップロード、パーミッションの変更などの作業もしやすいので、今後はこれを使おうと思っています。

 「iSquint」は、個人的にYouTubeの動画をQuickTimeで見られるようにするための変換ソフトとして使っています。iPodで動画を見られるようにするためのソフトらしいですが、簡単に言えばマックで見られない動画ファイルを見られるように変換する、という感じでしょうか。本当に重宝しています。Windowsでは見られるファイルもマックでは見られないものも少なくなくて、あれこれエンコーダやプラグインを探してきて試してみたものの結局見られない、ということが今までによくあったのですが、はっきりいってそんな面倒な事をするよりもとっととこのソフトで変換してしまった方が早いですし確実です。OS10.4以降だったら使いやすいFLV再生ソフトもありますしもっと多機能な変換ソフトもあるのですが、OS10.3ではこれを使うのが一番です。(探してみても他に手段は無いように思えます。)

 「iSwiff」はフラッシュファイル再生ソフト。拡張子「.swf」のファイルを扱う事が出来ます。ネットを見ていておっと思うフラッシュデザインなどを資料としてダウンロードしています。後述するWebブラウザ「Safari」の機能拡張プラグイン「SafariStand」をインストールすれば、OS10.3でもWebファイルをアーカイブ保存できるので、それを使う事の方がメインですが、こちらも時たま使います。なおこのソフトの使い道として、(自分はやりませんが)フラッシュで作成されたゲームを遊ぶというのも挙げられます。

 
#Safari関連

・SafariStand
・DownloadComment v1.2.1
・Safari2IE II

 「SafariStand」は先述した通り、WebブラウザのSafariの機能を拡張するプラグインです。個人的にはなんといってもWebファイルをアーカイブ保存できることです。アーカイブ保存はOS10.4以降のSafariではデフォルトで可能なのですが、OS10.3では出来ません。気に入ったサイトデザインや保存しておきたい記事などを保存するのに大変諜報しています。

 「DownloadComment」はSafariでダウンロードしたファイルの「情報を見る」で表示されるコメント欄に、ダウンロード元のURLを自動的に記載してくれるソフトです。資料目的でネットのあちこちから画像を落としてくることがよくあるのですが、後になって掲載元を知りたくなる事があります。そんな時に便利です。

 「Safari2IE II 」はSafariのブックマークをInternetExplorerのお気に入りファイルとして書き出してくれるソフトです。最近はIEで見る事は全くなくなりましたが、OS9でのIEはたまに開く事もあるので、OS Xと9でのIEのお気に入りファイルは共用できるのでその目的として使います。

 
 あとは............解凍ソフト「StuffIt 10.0J」、動画プレーヤー「Real Player 10」。どちらもOS10.3で最適のバージョンです。「Firefox2」も一応入れてあります。「Opera9」も入れようかと思いましたが結局入れていません。
 残念なソフトとして、「Books」。名前が非常にシンプルなこのソフトは蔵書管理、つまり所有する本のデータベースとして使います。同じ様なソフトは「Bookpedia」などがありますが、この「Books」、OS10.3対応の2.3.5を試しに使ってみたのですが、ISBNコードを入れてもデータが反映されませんでした。対して「Bookpedia」は難なくデータ取得可能。ただしシェアウェアです。

 
 以上、紹介してきましたが、使うOSが10.4だったら使うソフトがまた随分と変わったと思います。実を言うとここ最近のソフトの対応OSが10.4以降のものが多くなってきて、不便な思いをしています。「Firefox」もバージョン3では切られてしまいましたし、今後ももっと対応ソフトが減っていくのは必至ですが、今の環境が自分の制作環境として最も安定した状態ですので、これ以上変えないでずっと使っていくつもりです。


(2008/9/29)

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