年末に再放送したBBC制作のロックの歴史の番組を見終えたら、次回放送の内容がこのノルマンディー上陸作戦の話でちらっと映っていた映像が興味をそそるものだったのでぜひ見ることにしました。
ドキュメンタリーなので、歴史家などが持論を力説しその間にちらっと再現映像が入るような固い内容かと思っていたのですが、これが大違いでした。ものすごい迫力のある再現映像!ほとんど戦争映画といってもよいくらいの出来で、思わず見入ってしまいました。再現映像の間に貴重な当時の映像やチャーチルやアイゼンハウアーの肉声などが流されました。
実のところ歴史は好きですがいわゆる軍オタではないので、太平洋戦争はともかくヨーロッパを戦場とした第二次世界大戦についてはさほど知らず、このノルマンディー上陸作戦のについても名前程度でした。なので見ようと思った…というのもありますが、密かにドイツ戦車が見られるんじゃないかと期待していました。w ちらっとですがドイツ(たぶん)IV号戦車とシャーマン戦車が登場していました。ドイツ戦車兵がシャーマン戦車に出くわして驚いているシーンでした。
この際なので書いておきます。ロンメルがたびたび登場しているのですが渋くてカッコ良い。本人とは似てないと思いますが、雰囲気が似ている様な気がしました。ねずみ色の軍服、鉄十字勲章が似合い過ぎ。司令部?の施設内でのシーンでは決まってロンメルの背後に掲げられた軍旗が映るシーンになっていました。軍旗はこれです→
ファイル:War Ensign of Germany 1938-1945.svg - Wikipedia
少し意外だったのがその司令部の雰囲気。軍服を着ていますがまるでOLみたいなお姉さんがいたりして、敗戦濃厚になってきた時期なのにこのオフィスの様な雰囲気は意外でした。受話器を取るロンメルが部長みたいなんだもの。w
ドイツ側はそんな感じで、連合国側はこれといって司令官とかは出ていませんでした。モントゴメリーやアイゼンハウアーの写真と当時の本人のコメントが流れていました。再現映像は、報道写真家で有名な、ロバート・キャパからの視点で映されている感じでした。一緒に戦艦に乗り込み上陸までの間、ひたすら船内で待ち続ける情景、そして遂に上陸…。上陸の際の戦闘がクライマックスでした。一斉に飛び降り舞うパラシュート、轟く爆音、塹壕から激しく反撃するドイツ兵、闇夜に光る炎…。そして夜が明け見えた惨状。
…グロな描写はないのですが、戦闘の凄まじさがひしひしと伝わってくる映像でした。なんだか軍オタっぽい視点での感想っぽい気もしなくもないですが、番組内容自体はきちんと上陸作戦の一部始終が把握出来る様な仕上がりになっています。単に自分が見入った箇所をコメントしただけです。w
あ、あとひとつだけ気になった当時の映像があります。上陸成功後のものだと思うのですが、海岸にたくさんの戦艦が到着しているのはさほど不思議ではありませんが、飛行船までもが集結しているのには驚きました。10機近くあったでしょうか。その光景が印象的でした。
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