Diary of a Madman

癲狂院に置かれた或る一冊のノートブック
狂気の記憶が焼き付いた、深淵なる倒錯の記録の数々。
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訃報続き・゚・(ノД`)・゚・ウワーン

 シクシク・゚・(ノД`)・゚・ウワーン
なんで次々死んじゃうんだよぅ…。ディオ爺ちゃんが死んじゃってだいぶ凹んでたのに、ついこないだにはスリップノットのポール・グレイも死んじゃったよう・゚・(ノД`)・゚・

 
 ディオ爺ちゃんは、去年末に早期の胃がんが見つかって治療中だと聞いてはいたのですが、早期だというし完治できるのではないかと思っていたのに…、残念です。

 ソロ作品は聴いた事はないのですが、在籍していたレインボウとサバスのCDは持っています。どれも好きです。よくオジー抜けた後のディオが入ったサバスは様式美っぽくて嫌だという人もいますが、オリジナルのサバスから聴きだした人間ではないので、単にスタイル違いというだけでどちらも好きです。…歌詞は誰が作ったのかわかりませんが、作品の方向性から見るとたぶんディオ本人だと思うのですが、あのゴシック・ロマンスっぽい作風は魅力的です。レインボウの「Kill the king」「Gates Of Babylon」、サバスの「Heaven and hell」…。レインボウは在籍時ちょうど他のメンバーにコージーもいたし、リッチーはもちろん、あの三人が超強力過ぎて名盤になるのは当たり前…というのは結果論でしょうか、上記の2曲は大大大好き。サバスの「Heaven and hell」は曲の展開が好きです。イントロの印象的なリフから始まり中盤テンポチェンジして速くなって急に静かになったと思ったら、クラシカルなガットギターのメロディでフェードアウト…。アルバム「Mob Rules」収録の「Turn Up The Night」なんかも好きです。炭酸飲料みたいにスカッと爽快な曲で、こんなサバスはサバスじゃない!なんて言われてるでしょうが、好きなものは好き。なんか歌の出だし辺りのメロディがアニメのドラゴンボールZのOP曲と似てる気がするせいかな…。


 スリップノットのポール・グレイは、ベーシストなのであまり気に留めてはいなかったのですが、スリップノットの作曲に初期から深く携わっていたらしいし、やはり残念です。スリップノットの音楽スタイルは、音楽ジャンルを明確に表す事が難しいくらいすごく個性的で、バンドメンバーもパーカッションが二人もいるうえに、ターンテーブルにサンプラーもいるし、そういう面でも超個性的ですね。個人的にはギター弾きだから、同じギタリストのジムとミックのプレイに耳が傾きがちです。複雑なリフやバッキングをかっちり合わせて弾いちゃうし、ミックは実は速弾きが得意中の得意なんだよなあ…。しかしこういうジャンルの音楽でベースとドラムがメインで作曲するっていうのはかなり意外です。…考えてみると、このバンドアンサンブル全体の一体感のあるリズムはそういう所以たるものなのでしょうか。

 スリップノットの今後はどうなるんだろう…心配です。


 心配と言ったら、このヘヴィメタルというものはもうずいぶん前に生まれたジャンルです。それより前のハードロック、ロックそのもの自体だいぶ長い歴史を刻んでいます。スリップノットは別にしても、年をとったミュージシャンが多いですし、他界したミュージシャンも少なくありません。去年はストラトキャスターと並ぶギター「レスポール」の生みの親 レス・ポールも亡くなってしまったし、今後次々といなくなってしまうのはさみしいです。

 ロックのファンには、健康志向のライフスタイルを送るロックミュージシャンを嫌う人もいるみたいですが、しかしやっぱり健康でなければ活動出来ないし作品も生まれません。かつてのミュージシャンにはドラッグやアルコールが当たり前でしたが、そういう類いのものときっぱり縁を切った人もけっこういます。オジーなんかは当時、狂人を地でいく凄まじさだったみたいですが、今ではタバコ、アルコール、ドラッグもやめて毎日運動するくらい健康志向だもん。鳩やコウモリを喰いちぎった人とはとても思えない…。でも元気でいられるならファンの自分も嬉しいものです。


R.I.P.

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