ドラクエや「Lovesongを探して」の良さを再認識した.......、と載せましたが、よくよく考えてみたら、それ以前から実はなにげなく興味あったんです。
「デジタルクリエイターになりたい!」っていう本がありまして、とにかくパソコンを使ってお仕事したい!って感じで、各業界で活躍されている方のインタビューなどが載っていまして、そこに古代祐三さんが載っていまして.......今でこそ、古代さんの凄さは分かっていますけど、その時は、「ゲームミュージック? ......ゲームのBGM作ってる人か.....そんなに凄いのかよ、大したことないんじゃないの?.......」と大変失礼な感想しか抱いていませんでした。まあ当時の自分は、ゲームミュージックに関心なんかなかったので、仕方ないといえば仕方ない感じですが。(もちろん今はそんなことはありません。)
その感覚を変えたのは、イースの曲を聴かせてもらったことでした。
WEB上で知り合った方から、聴かせてもらったんです。イース2のオープニングの曲だったんですが.....「かっこいいっ!!!」 あの1曲だけで、ガラッと見方が変わったんです。........なんだか今まで間違ってたな、って思い改めました。やはりいいものはジャンルは関係ないんですよね。そうは分かっていたけど、頭のどこかで変な価値観がまとわりついていたのかもしれません。
そんなわけで、それからは、昔、エレクトーンで弾いてたドラクエの楽譜を見てアナライズしたり、弟が持ってたゴッドメディスンとラストバイブルのBGMをコピーしたり譜面に書いたり、WEB上でいろいろ情報あつめてかっこいい曲を探したり、いろいろしてました。
それと、少なからず、子供の頃にドラクエIIIとドラゴンスレイヤーIVをプレイしていたことは非常に良かったと思っています。もちろん当時はドラスレがファルコムが手掛けただなんて知ってるわけないし、ドラクエだって曲目当てでプレイしたわけじゃないです。思い返してみると、ゲームしている最中にこの曲はいいなとか、感じていたのを思い出しました。それに鼻歌謡ながらやっていたような気も........。w でも、昔からこうわかっていれば、もっといろいろやったのに。まあ今さら悔やんでもしょうがないですケド。
とにかく、ゲームミュージックには様々な要素が詰まっているので、普段歌モノしか聴いていない自分にはとても新鮮でした。コード進行もありきたりな感じはないし、シンプルなコード進行でも結局同時発音数が少ないからリードメロディが、コードの構成音を上手く使いながらメロディラインを形成しているので、メロディラインだけでもコード感のはっきりした、なおかつシンプルである意味キャッチーな仕上がりで、そういうところがすごく勉強になりました。
また、3パート(リードメロディ、サブメロディライン=バッキングの場合も多い、ベース)だけで、そのスタイルが明確に表れているのもすごいと思いました。それぞれのパートがしっかりしているからこそ強力な曲になるんでしょうね、きっと。
あとは、モードの曲もけっこう多いなあなんて思いました。シンプルなコード進行&ループという状態ではぴったりなのかもしれませんが、2コード進行で、ドリアン、リディアン、ミクソリディアン......といろいろあって、こちらも勉強になりました。
いやあ.....また1つ、勉強になりました。
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