なんとなく今年は、ゴシックに加えて、ルシフェルに嵌まりそうな予感です。
正月は、ゲームのラストバイブル1の曲をコピーするために、プレイしていたのですが、なんというか、改めて自分は悪魔とか堕天使とか好きなんだなあ、と....プレイして実感しました。年末に買った、コラン・ド・プランシーの「地獄の辞典」もそういうわけなんだと思います。
悪魔関係は、ルシフェル、ベルゼブブ、バール、メフィスト、ベリアル、アスモデ、アスタロト...などですね。神話が生まれて、人々が話をいろいろ付け加えて、魅力ある悪魔になった、そういう悪魔達の具体的なプロフィールが知りたくていろいろ物色しているわけです。サタンが大好き、なんてことを言い出したら、デモノロジーに傾倒しているヤツ、なんて思われそうなので、ここでは宗教の話や道徳的な話は別、ってことで。召還したり、頼みごとを聞いてもらおうだなんて思ってないので。(おい)
自分が感じる、ルシフェル達....。音楽でイメージすると、悲愴感のある重厚なハードロック/ヘヴィメタル、って感じで。邪悪、呪い、破滅、破壊、憎しみ、悲しみ、など、限り無く「負」のイメージがあるわけですよね。しかし、それとともにそれらを何か(作品など)で表現した時に、浮き上がってくる美しさや高貴さを、感じるんです。.........「負」には「負」なりの美しさがあるというか。
そんなわけで、悪魔が紹介されている本を買ってみました。中でもコラン・ド・プランシーの「地獄の辞典」は、何世紀も前に書かれたものですが、悪魔辞典では最もスタンダードな本ですよね。あのベルゼブブのイラスト、かなり強力。女神転生のベルゼブブもこれを真似ているのかな...? ディアブロのバールもここに載っているバールがお手本なのかな。ネコとヒキガエルの頭はなかったけど.....。
悪魔の紹介以外にもいろいろ載っていておもしろかったです。(史上最狂幼児虐殺将軍ジル・ド・レエが出てくるとは....その割には、時空の旅人サンジェルマン伯爵とか錬金術師パラケルススとか載ってなかったのが少し残念。)ま、他の本に載ってましたが....。ちょっと気になったのは、悪魔の名前が今の一般的な読みと異なるのがあったということです。サキュバスは「スクブス」になっていたし(感じ方がずいぶん変わってしまう気がする) あ、サキュバスのイラストがなかったなぁ、、見たかったのだけど。
しかし、ルシフェルを気に入ってる自分にとって、あれに載っているルシフェルのイラストには、微妙。なんであんなにカワイイ坊やなんですか! オマケにリボンの付いた赤い半ズボン? そんな〜〜〜〜〜〜。いや、あのクリクリした目のルシフェルもそれなりにいいですけど。なんか、「地獄の辞典」の解釈では、サタンあるいはルシフェルは皇帝ではなく、ベルゼブブになっているみたい。ソロモン王の場合だとルシフェルは皇帝になっているみたいですが。
でも、自分の持つルシフェルのイメージは、ちょっと他の人と違う印象を持っていると思います。ルシフェル=サタン、という感じじゃなくて、ミカエルと同一人物で、言わばミカエルを「光」たとえるなら、ルシフェルは「闇」みたいな....。まあ要するに「悪」なイメージはほとんどありません。実体のない、もっと根源的な悪のイメージとして、それがたまたま擬人化、あるいはそのままイメージに名称をつけたものがサタン、という捉え方をしています。
なので、ラストバイブルでの扱いに「悪」のイメージがあんまりなくて個人的に好きでした。戦闘前のセリフも好き。でもLB1のグラフィックはちょっといま1つ。LB2の方がかっこいい。というかLB2の魔獣のグラフィックはどれも良い!あ、そういえばLB2にはメフィストとバアル、ベリアルとか出てこなかった....。ディアブロには出てきてるけど。 ディアブロのバアルとメフィストは怖すぎ。邪悪なオーラがプンプンしてる。だけど(ディアブロに)ルシフェルが出てこないっていうのもうなずける。「悪魔」って感じではないし、邪悪さの中に高貴なイメージがありそうだし。
......そういえばラストバイブル1のルシフェルの曲はすごくカッコよくて大好きです! 前半はマイナーで後半はメジャーに転調するのですが、その辺りもよかった。あたかも光と闇を映し出しているかの様で。ルシフェルって言葉を聞くと、さっきも書きましたが、悲愴的なハードロックっぽさをすごく感じて。それにすごく冷たく感じる。.....もっともルシフェルは氷の牢獄に閉じ込められてるとか、ダンテの「神曲」では描かれているそうですが。
ルシフェル知るには、やっぱりミルトンの「失楽園」とダンテの「神曲」を読むしかないのですね。どっちも読むのが、辛そう.....。ううっ。。・゚・(ノД`)・゚・。
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.seventh-heaven.jp/diary/mt-tb.cgi/389