この「日本語歳時記『大希林』」というのは、NHK教育テレビの毎週土曜夜8:45分からある番組です。番組名からもわかると思いますが、日本語の奥深さや、使い方など、楽しく学べる(?)教養番組なのです。
この番組を知ったのは、昨年末にこの番組のスペシャルがありまして、1時間半くらいでしたか、いろいろ総集編みたいな感じで、それに加えて演出した方なども交えて、日本語の大切さを語っていました。その特番かぎりだと思っていたのが、何と毎週放送しているではないですか! う.....不覚でした。しかし来年度からも引き続き放送するということで、これは見るしかない!ってことで、それ以来、欠かさず見てます。
番組は、弥勒さん(樹木希林)という文筆家と、その家に住み込みでお手伝いをしている、さつきさん(三木さつき:すみませんこの方存じませんでした)とのやり取りの中で、たいていの場合、さつきさんの間違った日本語の使い方などを弥勒さんから指摘されて、切り札として『あらゆることが載っている、広辞苑をも凌ぐ最強の国語辞典「大希林」(伝家の宝刀みたいですね。)」を引っ張りださせ、同時に解説される......といった感じです。
ほぼ10分間しかない非常に短い番組ではありますが、とてもためになります。ふたりのやりとりも爆笑できるし、とてもわかりやすく親しみやすくて、日頃、書く文章がめちゃめちゃな自分にとって、この番組は、見逃せません! 取り扱う内容も、わりと日常の会話の中で使われるようなものが多いので、教養はもちろん、実用度も非常に高いのです。オススメ!!
......と、感想を述べたところで、実はさらに述べたいことがあります。こんなことに嬉しがるのはたぶん自分だけだろうとは思いますが。
この「大希林」という番組のOP/EDの音楽に注目!
OPは、何とレスポール+マーシャルと琵琶によるツインリード!!出演している二人が弾いてます(弾く真似かな)。さつきさんの方がレスポールです。マーシャルのコンボアンプに片足のっけて弾いてます。年末のスペシャルの時には、なんとセット内にずっとレスポールが置かれていた!もちろん、ギブソン レスポールスタンダード。で、番組中ある場面で、さつきさんが後ろに置いてあったレスポールをおもわず蹴飛ばしそうになったのを、見逃さなかったぞ! スタンドが揺れて....「うわぁ、レスポールがぁぁ〜」っとテレビの前でひきつりそうになったのはこのオレです。EDも定番のロックンロールの音楽をこれまたギターと琵琶による演奏になっています。(*新年度になってからEDが変わりました)ギターサウンドはかなりギンギンって感じで、う〜んって感じですがそれでもOK。番組名からも、内容からも想像できない音楽なんで、驚く人もいるかも。(自分もそうでした。もっと雅な音楽かと思っていたのに、でも大満足!)番組最後で「サンキュぅ」(テンキュじゃないです)で終わるし、まあ個人的ににんまりしてしまうOP/EDです。
そしてもうひとつが、番組のセット。
コンクリート打ち放しの茶室のようなお家です。置かれている家具や小物はどれも古いけど素敵なものばかりで、そのマッチングがとても良い空間を生みだしています。......あのコンクリ打ち放しの茶室、どこかで見た覚えがあるんだけれど....。安藤忠雄の設計にあったような気がしたのですが、確認したところ確かに茶室を手掛けたことはありましたが、それとは異なる作りでした......。う〜む、でも絶対見たことのある作りだ。う〜〜〜、デジャヴなのかなぁ。 まあとにかく良いセットです。住んでみたいものです。
とにかく諸々含めてオススメっ!
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