Diary of a Madman

癲狂院に置かれた或る一冊のノートブック
狂気の記憶が焼き付いた、深淵なる倒錯の記録の数々。
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さすが、巨匠!

 この間、朝日新聞に「家畜人ヤブー」を漫画化とかいう記事があって、誰がする気になるのかなあと思っていたら、予想通りというか、あの鬼才、江川達也でした。

 家畜人ヤブー、読んだことはないのですが話には聞いていますよ、はい。SFハードマゾ小説ですよねえ......................。
「ハード」は余分か。いやハードでしょう...多分。

 初めて「東京大学物語」を読み始めた頃は、まだわりと爽やかなイメージがあったのですが、巻を追うごとに本来の江川節が炸裂していくわけで....。思えばデビュー作の「BE FREE」から表面的な作風は変わってないの......ですね? ...まったくもぅ(溜息)、マンガ内の人物の言動がまるで一致してないところが、最低.........いや、最高ですw。大真面目なセリフを吐いているかと思えば、絵がとんでもないことになっているのが多々。
.........そこまで描いたのなら、ヤブーより描くものがあると思うのだけど。

 そう、サドの「ソドムの120日」(おい)

 やはりあの人しか描けなさそうな気がするけど.....あっ、山本直樹もいけるかも。オムニバス集の「フラグメンツ」っていう漫画があるのだけれど、あれに通じるものがサドにもあるような.......。って、もぅ、なんだか変態扱いされそう.....。

 しかし、ソドムの120日も実はちょこっとしか読んだことないのです。
澁澤龍彦編のソドムは登場人物紹介のみで終わってしまっているのしか出回ってないような。完全本は別の方の訳で、3000円ほどしたような気がする...........。

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