樋口一葉の「たけくらべ」を初めて読んだのは一昨年の秋。偶然にも一葉忌の日に読み終えたような気がします。それからというもの一葉の他の作品をいろいろと読みあさりましたが、やはり一番印象的に残っているのが「たけくらべ」です。やがて僧になる少年と遊女になる少女の淡い恋の話です。最後に少年が水仙の造花を吉原の格子戸を隔てて贈るのですが、それを少女は切な気に眺めるのです。閉じた扉はもう二度と開かないのです。僧と遊女になることは互いに決められていた運命によって、無邪気にはしゃいでいられた子供の空間は、吉原の闇に覆われてしまうのです。
というわけで、今回の雑記は吉原について。
実は「たくけらべ」を読んだ時はまだ吉原の基本的なことしか知らず、遊女の暮らし振りは全くといってよい程知りませんでした。.....実際いろいろ調べてみると思っていた以上に悲惨なことになっていたようで驚きました。16、17歳で郭へ売られ、「あがる」までおよそ10年らしいのですが、あがるまえに死んでしまう者も多かったようで、記録によると20代前半がもっとも多かった様です。....考えてみればそれも頷ける話。今と違って暮らしは厳しいし、病気にかかっても治せる薬はあるわけもないし。(それにも関わらず、梅毒などの病気にかかってこそ一人前、というような風潮だったようです。梅毒にかかると流産・死産する確率が高くなり=妊娠しにくい ということから。また、髪の抜け落ちたやつれた表情が却って美しく見えたらしい。もっとも病気がそれ以上に進行して顔自体が崩れるようになってしまってはもはやお払い箱。当然のごとく追い出されたようです。その後の行方は言わずもがなですが.....。)病気になればそれだけ借金は脹らみ、位が上がって付き人が増えてもまたそれだけ費用がかさむわけで、ますます出るに出られなくなってしまう無限回廊.....。幼い頃からあらゆる教養を身に付け、その中でも特に優秀な者だけが太夫や花魁のように最高位の遊女になることが出来、たくさんの取り巻きを付けながら華やかに暮らせたそうですが、本当にそれはごく一部であって、ほとんどは先述通り酷い有様だったようです。
しかし、この吉原、なんだかんだいっても江戸文化の1つとして欠かすことの出来ないものだけあって、吉原などの遊廓や遊女を取りあげた作品は数知れず。また、「男一度は伊勢と吉原」と言われたそうですから、それだけ羨望の的だったわけです。
.....と、いろいろ調べていたらひょんなことから(うそつけ)「今の吉原」のコンテンツに飛んでしまい、吉原のお店を集めた情報サイトだったのですが、パッと見てピンとくる泡姫の顔写真が目に留まり気になったのでちょっとお店のサイトへ飛んでプロフィールを見てみたのですが........う、黒薔薇の飾りが付いた黒のワンピ着てる写真が.......。ゴシックでデカダンスな雰囲気が素敵。雰囲気が他の泡姫とまるで違うし顔立ちも....。正直言うとかなり萌えです。....しかも名前が、B'zでもお馴染みのスタジオミュージシャンで有名なドラマーの名前と同じ.......。どうしてこういう結果になるのでしょう......。なんだか最近、こういう勘がやたら冴えまくっています......。ちょっとでも気になったもの(音楽、美術などなどなんでも)は調べてみると意外なところで.....というのが本当に多いです。でも泡姫ではね.......諦めるしかねえな。
とはいっても、別に泡姫を卑下したりすることはありません。むしろ(少しばかり語弊があるかもしれませんが)凄いなあと思ってしまいます。他の風俗で働いている人達もまた同様にそう思います。多少なりとも覚悟を決めて働いているのでしょうから見上げたものだと思います。体力的にも精神的にも相当きついと思うし.....。特にソープなんかは本番OKなわけだから生なら病気の心配もあるし......。御指名を頂けなければお茶を挽くはめになってしまうし.....。って、お世話になったことはないので本当の所はどうだかは分かりませんが。 もちろん、ソープへ通う人も別に悪いとは思っていません。......なんて書くとまた荒れるんだ。w お酒や煙草を喫んだり、賭け事をしたりするのと同じの様に思えます。別に違法ではないし、いわゆる嗜好品などのように、人生に必ずしも必要なものではないが人によっては慾を満たすために時に必要だったりするかな、って。「全然違うだろ、ばか」とか言われそうですが、まあ言わせておいて下さい。どうせここは癲狂院なのですから。w ......だいたい、風俗(・関連)営業がなくなったらこの世は間違いなくソドムの街になってしまうのだと個人的には思っています。溢れる慾を吸収するところがなくなると、間違いなく向かうところは決まっています。今以上に性犯罪が増えたらこの世もお仕舞いです。 江戸幕府も江戸をコントロールするために点在する遊女屋を吉原へ集めて幕府公式の遊廓にしたのですし、.......まあ、お役所の方の中にも通う人はいらっしゃるのでしょうから、おそらくこれからも消えずに続いてゆくでしょうね。風俗営業は暴力団の資金源になっているといわれていますし、大きくなり過ぎるのも困るしなくなるのも困る...という具合いでしょうか。
ここでこんな本を紹介する事は、それらの存在を肯定させるように仕向けてしまう、と思われるならば卑怯なことなのかもしれないですが敢えて紹介します。
「セックス・ボランティア」という本なのですが、少し前の読売新聞の「よみうり堂」で紹介されていたのでご存じの方も多いと思います。紙上で紹介されるだいぶ前から偶然アマゾンで見つけていたのでずっと気になっていました。(実はまだ買って無い。).......リンク先のアマゾンのページをご覧になればお分かりになられると思いますが、障害者の性について語られている本です。脳に重い病気を持つ老人の障害者が年金をやりくりしてソープに訪れるという話や、女性障害者をお客とするホストクラブや障害者専門の風俗店....などなど表には出ない真実がいろいろと書かれている様です。......よく、風俗で働く人達は最低だとか、言う人もいます。人の価値観は様々ですからそれに対して考えを改めさせるつもりもありませんが、必要としている人がいて、その方達をお客とする、介護する人達もまた必要だということは確かなのでしょう。
まったく、「たけくらべ」からこんなところまで話が進むとは.....いつも通り連想し過ぎな脳味噌のせいです。でも本当、次から次へといろいろ疑問が出てくるんです。風俗のお店って全国でどれくらいあるんだろうか、とか、どれくらいの男が利用しているのか、なんてくだらないことも。.....いや、周りにそういう人いないから、どうなのかなって。(もっとも風俗通いを自慢する人もそういないと思うし)
........。そういえば昔いた!
学校通ってた頃、彼は違う科で長く在籍していなかったからそれほど会うことはなかったのですが、いました。最後に会ったのが一緒にご飯を食べた時で、その時に話してくれたので憶えています。なんだかけっこう通い詰めているような感じで、裏を返している姫に電話番号教えてもらった、とかですごく嬉しそうでした。メモ書きなんかも見せびらかす程だったから.....。w でも....それって他の人にも同じように番号教えていると思うよ.....なんてことは野暮なので敢えて言いませんでしたが。 けっこういい人だったからいなくなったのは惜しかったです。音楽(キーボード)をやっていて、音楽理論も勉強していて、当時、お互いELTなどのavex系が好きなのもあって、一緒にバンドやろう、なんて意気投合していたのだけど。けっこう楽しく活動できたように思えるから残念なことです。でもまあ、あれだね、バンド活動しているうちにどうせボーカルの女のコをたべちゃうんだろうね。w .....あまりの授業の内容の酷さに見切りを付けて辞めてしまったのかも知れないけど。今頃どうしているかな.....。もしかしたら音楽の仕事でもしているかもしれないですね。
........振り返ると更新が滞った後の雑記はいつもxxxな内容だったような気もしますが、ま、いっか。(゚∀゚)アヒャ 先の猛暑で脳味噌が溶けたにちがいない。w
ちなみに.......タイトルがこの内容の全てを物語っているように思えたので付けてみました。もちろんフランス語の「La vie en Rose ( バラ色の人生/暮らし)」をもじったものです。Labiaの生々しさとRoseの華やかさが上手いな〜なんて自讃していましたが.......検索してみたらそういうサイトがあった......。やっぱり同じようなことを考える人、いますね。.....けっこう真面目に書いたつもりなのですが、ひょっとしてご覧の方々は大激怒、大嫌悪?
この8月の過去ログは検索ロボットを弾くように設定しておかなけえれば.......。さもないと、えらい目的で左や右の人もフェミニストの方まで検索サイトからおいでになってしまう。
.........殺られる前にやっておこう....。
カチャy=ー( ゚д゚)・∵. ターン ゴメンナサイデシタ.......チョーシニノリスギマチタ
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