Diary of a Madman

癲狂院に置かれた或る一冊のノートブック
狂気の記憶が焼き付いた、深淵なる倒錯の記録の数々。
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製作過程

 癲狂院の雰囲気に自分でもなかなか満足しています。
ところが、構想当初は、狙っていた雰囲気が少し異なっていました。.......もっと「和」のテイストと「(本来の意味の)狂気」で押し進めるつもりでした。つまり、「癲狂院」の言葉通りの雰囲気です。......でも、それは制作途中で自然と変わっていき、上手く収まる所に収まり、今の様な感じになりました。

img 実際、背景などに使えそうなCGを作るために、写真を収集したりしたのですが、.......癲狂院の写真がほとんど見つからなかったんです。見つかった物は、なんだか普通の日本家屋の長屋みたいな感じで......病院って雰囲気ゼロのもので、イメージとかけ離れた物でした。ですから仕方がないので合いそうな写真を撮りにいくことに。
 ..........苦労しました。某所にある廃病院でもうだいぶ昔の建物です。この部屋の奥にひしゃげたベッドが横たわっていて.....だいぶヤバげな状態.........。怪現象が起こるとかで実際危険な場所なんです........。なんだか撮りにいってから具合が良くなかったり、人の気配がすることがあったりして、実はその後大変な事に......... (((((( ;゚Д゚)))))ガクガクブルブル


.........ってことになったら嫌なので、それは出来ませんでした。
この写真は合成です。しかも教会。w でも、上記の様に注釈を付ければ、そう思えてくる感じでしょう? 雰囲気満点。しかし実際、地理的には撮りにいこうと思えば行けるのですが、あまりよくない噂が立っているのは本当です。知っている限りでは県内に2カ所。どちらも精神病院だったところで今は廃墟。そのうち1つは門扉しかない状態。しかも戦後の建物なのでこんな感じではないです。
 でも、以前まとめて撮っておいた、横浜税関の建物なんかは使おうかな...とは思っていました。素敵な建物だったしこれならいけそう!と意気込んで加工したりするつもりだったのですが、これを癲狂院にしちゃうと、そこに居る人達に悪いかもしれないので結局止めにしました。なので、背景は現時点では、それほど意図したものではありません。暫定的。いずれ3DCGで用意するしかないと思います。

 そうやっていろいろと配慮をしなければいけない場合があって、もう一つ換えようと思っているのが、「Persona」の肖像画。個人的にはこれがぴったりなのですが、まあ、そのかなりえぐいものなので、嫌な人は絶対いらっしゃるでしょうね。それに..........。そう、あれを思い起こさせてしまうので......載せるのは止めにするかもしれません。実際、あの事件の前に、コンテンツのほとんどは出来上がっていて、公開できる状態でした。でもあのような結果になってしまったので、公開を遅らせていました。 他にも、癲狂院の元ネタが、最近起きた事件とちょっと関連性があったので、諸々含め、しばらくサイトを放っておきました。


 文章も当初は、戦前の様に、右から左へ書き、仮名遣いも歴史的仮名遣いにするつもりでした。これに関しては倫理的配慮は必要ないですが、実際以前のNotebookの文章をそう修正して眺めていたのですが、........とにかく読みづらい。しかも全然漢字が読めない。w 「丸谷君の遺言」というマックのフリーソフトで、歴史的仮名遣いに変換してくれるというものがあります。 これがいたく気に入ってしまって、癲狂院コンテンツ内のテキストは全てこれでいこうと思っていました。 でもこれほど似合うサイトはなかなかないはず。やってみる価値はあるとは思っています。 ..........というかかなりやりたい。書く方向は変えなければ、歴史的仮名遣いでも読めるし.............。日記にもこれを適用すると、自分の文章ではなくなってしまうので、自分の日記が他人のを眺めている様な感じにさえなります。


 でも、こればかりに手を加えている場合ではないので、結局このままになりそうです。
癲狂院が出来ただけ。残りのMaterialer'sHammer、Pandemonium、SeventhHeavenを載せなければいけません。前者2つはたぶんコンテンツ量や種類からしてそれほど時間はかからないと思っています。今回の制作で把握できましたし、さくっと作っていきたいと思っています。

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