Diary of a Madman

癲狂院に置かれた或る一冊のノートブック
狂気の記憶が焼き付いた、深淵なる倒錯の記録の数々。
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4月購入リスト

プチアートローズ:ノアール4号プラ鉢入り
パティオローズ:ノビリティ4号プラ鉢入り
クレマチス:ロマンティカ3号ポット
ハイブリッドカラー:シュワルツワンダー1球入り
黒ゆり(クロユリ)2球植え3.5号ポット
アサガオ(イポメア):桔梗(ききょう)咲き混合


4月末に購入した草花です。

 母の日のためにと買ったのが「ノビリティ」だったのですが、今思えば選択を少し間違えた気がします。香りが強いものとか豪勢な雰囲気のとかにすれば良かったかもしれません。アイボリー色で花弁の端にピンク色のグラデーションが掛かる品種らしいのですが、付けていた蕾が開いたものはアイボリー色のみ。蕾の状態では確かに先端がピンク色がかっていたので間違いではないですが、あまり濃くは出ないのかもしれません。屋外に出して太陽の光を浴びていたのも原因の1つだと思います。しばらくは株を育てるために蕾がついても切り落とすつもりなので見られませんが、次咲かせるときは咲く直前に半日陰に移そうと思います。ちなみに花径は4cm〜5cmぐらいで、思ったより小さい印象。花弁数も少ないです。その分、花はたくさん付く様なので、とにかくまずは株を育てていきます。

 ノアールは以前から欲しかった品種です。剣弁でベルベットの質感の花弁で、かなりダークな赤色、ということで、多くの人がイメージするバラの中の1つを象徴する姿だと思います。いわゆる黒バラなのですが、「ノアール」はフランス語で「黒」を意味するんですね。最近になって蕾をつけ始めたのですが、切って株を育てようか、それともまずは花を拝もうか......悩んでいます。咲かせない方が成長は進むので、新苗の現状としてはその方が良いのですが...........やっぱり見たい.....見たいですよねえ。ここを我慢出来るかどうかがバラ育成の上級者か否か、とネットで目にしました。...........う〜ん。

 クレマチスとハイブリッドカラーは、単純に黒系の花ということで、在庫に在ったものを選んでみました。ハイブリッドカラーの方はかなり黒っぽいらしいですが、クレマチスの方は、濃紫色みたいです。このクレマチス:ロマンティカ、これもベルベットの質感を持つ花弁だとか。ダークな色彩は大人の色。あぁ.....早く花が見たい。クレマチスはポット苗で、カラーは球根の状態でしたので、これからこれから。ちなみにネットで画像を探してみると、ロマンティカの花姿はリンク先のよりも、もう少し見栄えのする感じです。


 クロユリ..........これも黒い花ということで買ってみました。黒百合......なんて書くと、妖しくも美しいイメージが沸きますが、はっきりいってそういうイメージはほとんどありません。まずユリの名前がついていますが実際はユリに近い仲間だそうで、咲く花もユリの様な大きなものではなく、3cm程度のちっちゃな花をつけます。俯き加減で咲くところはユリと一緒ですね。

 買った後に調べて知ったのですが、このクロユリ........臭いのです。花に独特のニオイがあって、誰が嗅いでもたぶん臭いと思うに違いありません。ネットで見た中に「お父さんの靴を脱いだ直後の蒸れた靴下」とかなんとか形容されていたのですが、まあそんな感じ。花は届いてから直ぐに咲いたので、嗅いでみましたが..............うっ、って感じ。学校のトイレに2週間近く、濡れっぱなしのまま片隅に放置させられていた、雑菌一杯の雑巾のニオイ......って感じかなあ。ベランダや窓際には置けません。w そんなニオイ故に、ふつう受粉はミツバチや蝶ですが、このクロユリの場合は、ハエ、だそうです。うっそ〜?と半信半疑でしたが、ふと窓越しで眺めていた時、体中をまっ黄色に花粉を付けて、花にしがみついていたハエを目撃しました。.........本当にハエが寄ってくる........。なんて花だ。それでもクロユリは意外に人気があるようで、すぐに売り切れてしまうらしいですが........たぶんみんな名前に惹かれて買ってるんじゃないかなあ......。ニオイの事は知らない人も少なく無さそうな気がします。


 朝顔は、小学生以来です。変化アサガオの1つだそうで、アサガオらしくない花姿だし、つる性なので、真夏の日よけ代わりにいいかなあと思い買ってみました。ようやく蒔いたタネのほとんどが発芽したところです。ツルが出る頃になったら、合わせて購入したネットに絡ませたいと思います。


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後日談

ミニバラのノアールは、結局咲かせました。蕾の頃は、かなり黒に近い紅色です。開花が進むにしたがって徐々に黒が薄れていく感じ....でしょうか。花弁は本当にベルベット状で、思わずなでなでしたくなります。ちなみにリンク先のデータはミスがあって、同シリーズの別の品種のデータになっています。強香じゃないしラベンター色でもありません。w 花径は5cm前後らしいのですが、まだ少し小さかった。株が小さいのもあるかな......。

 黒百合ですが、いろいろユリを調べていたら、「個人的にはこれが黒百合」と思えるユリを見つけました。「ランディーニ」というアジアンティックリリーの品種。画像はこちら。「ランディーニ」

 黒というよりは黒紅色という感じですが、雰囲気満点でしょう? ...........悔まれるのは気付くのがちょっと遅くて、ユリの球根の出荷時期(=販売時期)を逃してしまったということ。来年までおあずけです。(待てね〜)

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初めてお邪魔いたします。唐突ですがポインセチア レッドフォックス ダークスポティッド の育て方ご存知ですか?うちではクリスマスの可愛らしさはどこへやら、アマゾン原産みたいになっております。なおかつ説明書きに、日本国内での繁殖は禁じられておりますとかいてあり、なぜ??と不思議に思ってます。ご教授いただければ幸いかと

投稿者 ねこっち : 2007年06月04日 16:12


 はじめまして、ねこっちさん。
その品種はネットで検索しても出てこないのでどういう品種か分かりませんが、名前からすると斑入りのものでしょうか。ポインセチアである以上は、ふつうにポインセチアの育て方をすれば大丈夫だと思います。ポインセチアの越冬に失敗する人が意外に多い中、ねこっちさんは越冬できているようですし大丈夫そうですよね。


 アマゾンの原産......色の付いていた葉は落ちて、青々とした新芽がたくさん出てきている状態.....でしょうか。ちょうど今頃、剪定してあげると良いらしいです。今までそれを知らず春前に剪定していたのですが、それでもよく芽吹いて茂っています。

 ポインセチアの育て方をネットで調べれば必ず出てくると思いますが、買った時の様な鮮やかな色の付いた葉にするには、短日処理と言う、光の当たる時間を短く調整してあげる必要があります。もちろん処理を行わなくても育ちますが、色はほとんど付きません。9月中ごろから最低1ヶ月半程度、毎日夕方5時〜翌朝8時くらいまで、段ボール箱などですっぽり覆ってやる必要があります。鉢数が増えたり株が大きくなると、けっこう面倒です。出来ればそのまま冬まで短日処理を続けた方がより下部まで染まるらしいですが、自分にはムリ。w

 色づきもそうなのですが、葉の大きさも出回っている状態にするのはなかなか難しい.....ですね。うちの場合は今まで肥料をほとんど与えていなかったのが原因っぽそうですが。


 説明書きですが............たぶんそれは営利目的での増殖を禁止を意味しているのではないかと思います。個人の範囲内で挿し芽をしたりするのはOKですが、挿し芽で大量に増やして人に配ったり売らないで下さい.......ということだと思います。

 ポインセチアではありませんが調べたら次の様なページが見つかりましたので参考にしてみて下さい。

種苗登録品種の挿し木等による繁殖について
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Namiki/3863/houritu.html


ポインセチアの育て方
http://yasashi.info/ho_00003.htm


以上、参考になれば幸いです。今年もよく育つとよいですね。

投稿者 鼎 : 2007年06月05日 07:49


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