黒執事 1 (1) (Gファンタジーコミックス) /枢 やな (著)
先日ちょこっと書いておいた「気になるコミック」がこれです。
一目瞭然ゴシック調のデザインなのでその手のものが好きな人にとっては、間違いなく興味を引くはず。本屋で見かけた時はキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!.......と心の中で叫んだのは言うまでもありません。
あいにくビニルで封がしてあったので立ち読み出来ず帰ってからアマゾンで検索..........レビューがいくつもあってまだ2巻足らずなのに密かな人気があるのかと期待しつつレビューを読んでみると....................、あまり良くない。も、もしかして「地雷」なのかな......? 作者には悪いですが、ちょっと躊躇してしまいます。絵柄は間違いなくツボなので、「表紙買い」でも構わないくらいです。
ストーリーがいまいちだとかレビューにあるようですが、一体、どんな内容なのかな........。四の五の言わずに今すぐ買ってこいっって感じですが。w
黒執事..........いつもの自動妄想モードがスイッチオンしてしまい、いろんなシチュエーションが浮かんでしまいました。以下、電波妄想脳内シアター。スルーして下さい。
お嬢:これから私、新しいコト始めようと思ってるんだけど、それには必要なものがあって。これ、お願いね。(お嬢、メモを渡す)
執事:さすが才色兼備なお嬢様。さっそくご用意しましょう。(メモを見る。と同時にお嬢、部屋を出る)
執事:........なになに、hotoshopとIkkustrator..。ホトショップとイカストレーター? さて一体何のことでございましょう。はっ!まさか.....お嬢様。 ホトってアレのことですかもしかして。.....なんていやらしい。一体何屋なんですか! となるとイカストレーターの方は一体....。ん、もしやスペルミス? イカストレーダーなのではっ。イカすトレーダーのことでございますね。ホトショップとイカストレーダー、なるほどつまり手練手管に長けた(人身売買専門の)トレーダーを見つけて秘密裏に女郎屋を経営して一儲けしようという話でございますな。さすがはお嬢様。さっそく手配いたしましょう。
数ヶ月後........
お嬢:すっかり忙しくて忘れていたけど、例の件、用意してくれた?
執事:もちろんでございます。順調でございますよ。安く買い付ける事が出来るとのことで、今からトレーダーと打ち合わせをしに出かけるところです。夕方には帰って参りますのでそれでは失礼いたします。(執事、玄関から出て行こうとする)
(ピンポーン♪)
執事、お嬢:どなた?
警察:警察ですが、違法な風俗店を経営..........タイ━||Φ|(|゚|∀|゚|)|Φ||━ホ!!!!!
執事:やばい、バレたか!お嬢様、裏の隠し扉からお逃げを! 私はここで食い止めます! さ、急いで!!!
お嬢:なに? 風俗店って!? なになになに? 違法な経営??? 一体なんなのよ〜〜〜
あれから数ヶ月後
執事:まったくお嬢様っ、あんな簡単な単語を間違えるとは.........わたくしは悲しいです。PhotoshopとIllustratorだったなんて........。
お嬢:(おめーも単語知らなかったじゃねーかっ)バカっ! お前のせいで私はお尋ね者に.........。どーしてくれんのよ! 逃亡資金も底をつきそうなのに。
執事:そこはご安心くださいませ。わたくしに策がございます。今度こそは失敗いたしません。
お嬢:..........う〜〜〜ん.........今度こそしくじったら東京湾の冷たい海の中だからねっ!
執事:間違ってもそんなことは決して。それではさっそく。
:
執事:あの女は逃亡の足枷になるな.....。悪いがここで置いてけぼりだ。.....あんなアホギャルな奴に傅いていてはオレまでバカになってしまう。もっと有能な人間に召し抱えられた方が得策だ。ったく、おまけにオレまでお尋ね者に。氏素性を偽るしか無いな。
数週間後
伯爵:まだ間もないがなかなかの仕事ぶり。嬉しいぞ。..........ところでそんなお前の働きぶりからぜひ頼みたいことがあるのだか.......。
:
執事:有能な主人に抱えられたのはいいが、こんな頼み事をするなんて........案外だらしないな。妻の浮気現場を押さえてくれだなんて。そういえばまだ奥さんにまだ会ってなかったが、若いな。(と写真を見る) なかなかやるなあの侯爵。しかし現場を押さえるのは難しいぜ。よし、この小型カメラ内蔵ネクタイでさらりと撮ってやるぜ、ふふ。
とあるホテルの前
執事:なんとかバレずに尾行してきたが、案の定ってわけか。同伴でないってことは待ち合わせか? 用心深いな.....部屋までは難しいな。かといって出来なければ執事役もクビだしな。........そうだ、浮気相手はこのオレがやろう。どうせクビになるなら浮気相手になってやるぜ! おっ、いいアイデアが浮かんだぞ。さすがオレ。さっそく実行に映すぞ。
数日後
(繁華街で伯爵夫人を尾行)
執事と雇ったTVクルー:すみませーんっ、いまちょっとしたアンケートをやっていまして……。あ、もちろん謝礼も出しますので! すぐそばにクルマを停めててそこでお願いしてます。
(やった〜、ノコノコ付いてきやがって。クルマに入れちまえばこっちのもの)
以下数十行、都合により割愛
伯爵夫人:よ、よくも嵌めましたねっっ
執事:まあ確かに色んな意味でハメたが........。この期に及んでまだ貴婦人振るとは。とにかく.....このハメ撮り、どうしようかな。
伯爵夫人:(旦那にバレたらやっとの思いで玉の輿になった努力が水の泡......) い、いくらよ?
執事:よくお判りで。ではこの辺で手を打ちましょう。
伯爵夫人:(つけこみやがって.....こんな大金なんて...........)わ、わかったわよ、その代わりそのカメラよこしてよね。(金を渡す)
執事:もちろんですとも。まああんたとはもうこれっきりだから安心しな。(カメラを渡す)
:
執事:今回はオンナがアホで助かった。その場で密にデータをコピーしていた事に気付かないなんて。これであの家とはおさらばだな。オレの普段の喋り方とは違うし、まあオレの声だけ加工しておけばバレないだろう。あとは顔さえ写らないように撮れば大丈夫。おまけにこれをネットで売りさばこう。この手口は結構いけるな。一儲けさせてもらおう。
半年後
執事:ふふふ、短期間でけっこういけたな。まあ最近は逆ナンばっかだけど。ホスト上がりのイケメン執事だからな。人にかしずく執事はやりたくないが金があり人脈に長けた家が多いからな。あとは芋づる式だよな。
(ピンポーン♪)
執事:だれ?
警察:警察のものですが.........
執事:((((゚д゚)))))(なに警察だと? 氏素性はしっかり隠したし偽名だ。前の件ではないはず。)......な、何の「誤」用でしょうか。
警察:ポルノ禁止法違反容疑で...........タイ━||Φ|(|゚|∀|゚|)|Φ||━ホ!!!!!
執事:( ゚Д゚)ポカーン そ、そういえば、自分の編集ばっかりでモザ掛けとくのをすっかり忘れてたっっ。くそっ、奥の窓から屋根伝いに脱出!
半年後
元執事:もう執事役は飽き飽きだ。オレにはやっぱり前の仕事が似合うな。そんなわけで今はバーテンダーだ。今宵も幻想なひとときを召し上がっていただこう。このカクテルを飲むと不思議な体験が出来ると言う噂でもっぱら評判がよくなってきた。時空や世界を変える事は私の手にかかればいともたやすい。さあ、極彩色の世界へ。(というか倉橋由美子「よもつひらさか往還」ネタからだけど)
客:ごくごく。.......................。
元執事:さっそく旅立たれましたね。蠱惑な世界を味わってもらいましょう。
3時間後
客:....................。
元執事:今日は覚醒るのが遅いな。
客:wwwヘ√レvvwwwヘ√レvv─────ピーッ。
元執事:((((゚д゚))))) あれ..........も、もしかして...........ぴしぴし(客のほおを叩く) .................し、死んでる! 売人から買ったこのクスリ.....安いっつうから昨日買ったものだけど........ヤバいやつだったのか? くそ、本日は閉店だぜ。明日も開かないけど。
タイ━||Φ|(|゚|∀|゚|)|Φ||━ホ!!!!!
そんなブラックリストに載ってしまう..........すなわち黒執事。なんかそんなイメージがちょっと浮かんでしまいました。「黒執事」の作者とファンの皆様、ごめんなさい。一切関係ありません。脳内シアターだから。
しかしレビューを見ると、何でも有りでストーリーもないようでは、意外にこんなしょうもない展開だったりして..........。真面目に考えると、闇の世界(魔界でもよし)と通じていて、その執事が関わると、摩訶不思議な出来事が起きる......みたいな。ゴシックホラーロマンスみたいな。おまけにミステリー要素も含ませて。執事と言えば目立たない立場でありながら、実は話のカギを握る、闇の立役者。そんな黒執事.....というか闇執事をキボン。
(2007/9)
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