Diary of a Madman

癲狂院に置かれた或る一冊のノートブック
狂気の記憶が焼き付いた、深淵なる倒錯の記録の数々。
« 去年購入した植物#2 | メイン | 去年購入した植物#3 »
スイレンの写真と育成

今年は見事に熱帯スイレン、温帯スイレンともに開花しました! 去年まったく咲かなかっただけにとても嬉しいです。まずは写真を。

<4月末>

植え付けは少し失敗して3月初めでした。温帯はそれでも構いませんが熱帯は早すぎました。下手をすると腐らせてしまうところでした。((((゚д゚))))) そのとき球根を見ましたが既に小さい葉っぱが出ていました。(温帯/熱帯ともに) 角鉢の方は温帯スイレン、丸い鉢は熱帯スイレンが植えてあります。まだどちらも変化無し。

 
<5月上旬>

温帯スイレンの方はにょきにょきと葉を付け育っていますが........熱帯スイレンは相変わらず変化無し。5月上旬ともなるとかなり暖かくなる時期なのに............。この時、実はすでに熱帯スイレンの開花は諦めていました。(´・ω・`)

 
<7月上旬>

ちょっと覚えていませんが、熱帯スイレンが動き始めたのは、かなり遅かったと思います。通常熱帯スイレンは6月辺りから生育期に入るらしいのですが、「そんなことねーよ」なんて思っていたことは記憶しているから(w、6月下旬辺りとかそれくらいかもしれません。

 
<7月中旬 開花まで>

同じ鉢に入れてあるホテイアオイも咲き、もう真夏の7月中旬だというのに、葉っぱは出てきたものの蕾なんて全く付けず、今年もダメかと諦めていたところ、いつのまにか蕾らしきものが!!!! 

 
<見事です>

やった!やったよー!!!!! 開花!!!!
熱帯スイレン サイタ---- Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。)!!!
<サイズ大>

スイレンについていたタグの写真は水色のような青さだったのですが、これは青紫色、ですね。それと熱帯スイレンは香ると聞いていましたが、確かに香ります。1つ咲いただけでもよく香ります。びっくりです。しかもこの香りが、女性ものの香水のような甘ーい香り。今まで嗅いだ事のある花の香りとはかなり異なります。鼻をクンクンさせ思わずうっとりすること請け合いです。

 
<7月下旬 花は3、4日で萎みます>

スイレンは1つしか花を咲かせないようで(例外も↓ありましたが)、夕方になると花弁を閉じ、翌朝再度開き、3、4日間咲いた後に萎みます。その頃には次の蕾が上がっています。

 
<8月上旬>

撮り貯めた写真のなかでも良い写りのものを1枚。


<温帯スイレンも開花>

熱帯スイレンは無事咲いたというのに、温帯スイレンはうんともすんとも。8月になってようやく開花しました。清楚な白! 落ち着いた色合いの温帯スイレンも捨てがたい!!...............でも花付きが悪く、今年はこの花のみでした。(´・ω・`)  ちなみに、熱帯スイレンは水面よりも茎をさらに伸ばして咲くのに対し、温帯スイレンは水面上に咲きます。

 
<9月中旬 珍しく2つ咲いた>

たまたま前の花の持ちが良く、次に上がってきた花と重なっただけだと思います。

 
<9月中旬 シンメトリーですね>

真上から撮った写真。けっこう左右上下対称ですね。ちなみにこれ以降、蕾の付くペースが遅くなりました。それでも11月中旬まで咲き続けました。大満足です。

 
-----------<育成について>---------------------

 今年は去年までの植え方をやめにしました。スイレンを植えた小さい鉢を水鉢に沈める事にしました。直に水鉢に植え込む方法とは違い、根を鉢内にとどまらせる事が出来、移動させるのもラク........ということだったので実行してみました。結論から言うと、この方が確かに育てやすい。ただし育ち過ぎて結局、鉢底から根が出てしまい、水鉢へと「にょきわさ」茂ってしまいました。w

 また去年は真夏の水温上昇を防ぐために日よけを、と、水鉢の南へ朝顔のネットを張ってしまいました。これにより日光がさえぎられたことと、水鉢に直接植え付けてしまったことによりさらに日光が株元へ当たらなくなり、結果ひとつも蕾をつけなかったのだと思っています。


 花付きですが、断然、熱帯スイレンのほうが良かったです。温帯スイレンは1回しか咲きませんでした。(蕾をつけたのもそれだけです) 花付きが悪いとはいえもう少し咲くものではないかと思うのですが.......となると原因はなんだったのでしょう。思いつくものとしては、熱帯スイレン同様の鉢に植え付けた事でしょうか。熱帯スイレンは球根型の株で、小鉢でも育つのに対して、温帯スイレンはワサビのような根茎を株として育ち、大きめの浅鉢が適していると、よくききます。熱帯/温帯ともに同じ場所に置いていたので日光の量は変わらないと思いますし、肥料にしても同様でしたから。


 熱帯スイレンを育てるにあたって使った資材は、水鉢はプラ製の直径45cm深さ24cmほどのもの(値段も1500円ほどだったかも。記憶は曖昧)、底に見た目と冬の保温も兼ねて白い砂利を1cmほど敷き詰めた上に、4.5号の陶器製の若干深鉢(実はミニバラのナーセリーのセントラルローズで鉢付きで買うと付いてくる鉢です。熱帯スイレン用に意外に使い勝手が良いかも?)に株を植え込みました。使った土は荒木田土と赤玉を7:3くらいで。水が汚れるのを防ぐために上部に同じ白い砂利を敷き詰めました。それを水鉢に沈めています。とにかく日光が大事だと反省していたので、極力ほかの植物は控えました。メダカのためにホテイアオイを2つ、育ち過ぎたらそのつど剪定していました。ちなみに球根の植え付けはかなり浅い方が良いと思います。わずかに目を出すくらいでも良いのではないかと思います。

 肥料は固形の化学肥料....マグァンプ小粒を6月辺りから1ヶ月おきに8月まで10粒ほど埋め込むように与えました。......でも思うに、肥料よりも日光の方が開花させるのには重要な気がしました。8月以降、肥料を与えるのはやめたのですが、あいかわらず蕾をつけ続け、11月中旬まで咲いていました。

 暖かくなると、肥料やメダカのエサなどで藻がかなり発生したので、その対処としてタニシを投入しました。効果覿面です。ヤマトヌマエビも同時に投入したのですが、あれは高温には弱いらしく残念ながら死んでしまいました。タニシが安くて強く、おすすめです。

 
 また去年からの冬越しですが、段ボールの上部を開けそこにポリ袋を1回折り畳んだもの(つまり4枚分)を貼り付けた箱を水鉢に被せ、寒い12月〜2月まではさらにその上からポリ袋を被せていました。時たま晴れた日に箱を開け空気の入れ替えなどをしました。(メダカも一緒に入れてあるのでエサやりなどのついでに) 

 今年の冬越しも去年同様、上部ポリ袋+段ボールの簡易温室にポリ袋をさらに被せた状態でチャレンジしてみます。温帯スイレンは何もせずに冬越しで来ますが熱帯スイレンはそうもいきません。本来なら熱帯スイレンは室内で冬越しするのが無難らしいです。が、ここ群馬南部、埼玉県境付近で南側のテラス(つまり地面に直に水鉢を置いている訳ではない)に上記の簡易温室で冬越ししています。

 今年は去年と違い、葉も残ったままなので却って不安です。きちんと冬眠しないと寒さに耐えられず腐ってしまうらしいときいています。よく室内に保管したのはいいが室温が高すぎて、まだ冬なのに中途半端に発芽してダメになってしまうというケースもあるようですが。逆にきちんと冬眠させればけっこうな気温まで耐えられるということらしいです。

 今年も無事冬越し出来たら、熱帯スイレンの育成に自信が持てるのですが........果たして!

† | TOPへ▲

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.seventh-heaven.jp/diary/mt-tb.cgi/759

癲 狂 院 [+] -Cruel Insane Asylum- Copyright© Yusuke Kobayashi S E V E N T H † H E A V E N メール
TopUp HiUpDownDown HiBottom