Diary of a Madman

癲狂院に置かれた或る一冊のノートブック
狂気の記憶が焼き付いた、深淵なる倒錯の記録の数々。
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ギターの話題

 去年は何も制作しなかったかわりにギターだけは良く弾いていました。レスポール(といってもエピフォンだけど)を手にしてからは、以前よりも「ギターを鳴らす」ことが上達した様な気がします。

 レスポールを弾くまではアイバニーズのRGくらいしかろくに弾いた事がなく、それまでレスポールと言うと重くてどっしりしているイメージがあったのですが、意外に小振りで重さも特に重いという印象を受けず、スケールもミディアムだし自分に合っていると思うようになりました。特にボディシェイプが気に入っています。ストラトやRGなどのシェイプの左側のツノ......あれが弾く際に、肋骨に当たってちょっと邪魔なんです。ボディ裏側がコンタードされているからそれほどでもないとは思うのですが、小柄は自分にはちょうどあのツノの部分が痛いです。

 それにストラップを付けて下げた場合.........あのシェイプだと小柄な人には似合わない気がします。ツノがある分ストラップは短めになるし、同じ高さでぶら下げてもレスポールやテレキャスみたいなシェイプ(ツノが無いシェイプ)と比べて高くぶらさげている印象を受けるのではないかと思います。......つまり演歌の流しみたいな雰囲気に。高く構えても似合う人はいるわけで、パープルのリッチーなんかは意外に高めですよね?でもかっこいい。やっぱり足が長いからなのでしょうか。ちなみに後述しますがフライングVが欲しい理由のひとつに。立って弾いた際にVだと、小柄でも高く構えても見た目にはあまり高く構えているように思えない........と思えるからなんです。ストラトのツノ部分がまるで無い形状だからかな.....。それに仮に低めに構えたとしてフィンがリングに難がある場合でもギターのネックを斜めにしてもVの形状からストラトやレスポールと比べて違和感があまりないようにも思えるのです。もちろんそういう持ち方でのストラトやレスポールなどの他のギターの見た目が悪いというわけではありません。平均的に見て小柄な人が持った場合に個人的にそう思うだけの事です。

 
 そうそう........最近は座って弾くよりも立って弾く事の方が断然多くなりました。慣れないうちは立って弾くと違和感があるしまともに弾けなかったりしますが、立って弾く場合、ギターを自由に傾けられるので、その都度弾きやすい体制で弾く事が出来るので、案外座って弾くより良いのではないかと思ったりもします。レスポールはシェイプも小振りなので膝に乗せたり抱えたりするのにも楽ですし。


 ただ未だに慣れないのがタッピングをする場合。奏法からしてどうしても右手が指板の方にいくので、知らず知らずのうちにピックアップセレクターを上へ上げてしまうんです。特に低音弦でのタッピング時に高確率でやってしまいます。エディ(ヴァンヘイレン)がピーヴィーのウォルフガングでのことだったと思うのですが、タッピングする際にセレクターを動かしてしまうのを避けるために、通常の配線と逆にしたとか聞いた事があります。レスポールタイプなどのセレクターは構えた時に上がフロントで下がリアですよね、あれが逆で上がリア、下がフロントに配線されているとか。真似してみようかなあ。ほとんとリアしか使わないし。
 話はそれますが、エディがデビューからしばらくの間1ハムのギターをメインにしていたっていうのはある意味的を射ているとも思えます。ギターを弾くのに慣れてくると色々なニュアンスを付ける事が出来てきて、弾く位置を変えるだけでブライトになったりメロウになったり変化をつけられるし、リア1発でも案外どうにかなるものです。エディが出てきた頃の世代ではないので、1ハム+フロイドローズのギターにはあまり馴染みがありません。クレイマーも今は消滅したようなものですし。(日本ではロックインが権利を買い取って販売し始めたとか2000年初め頃に聞きましたが、その後どうなったのでしょう。再販のギターも本家とも色々微妙に違ってたりしたようですし......) あのシンプルさがいいんだよなあ。シャーベルでは今でも出していましたっけ。(でもシャーベルも.....) 1ハム+1ボリューム+フロイドローズのギターに憧れます。セレクターもトーンノブもない潔さが良い!


 ........とか言っておきながら自分の演奏を振り返ってみると、バッキングは確かにリアがほとんどだけど、ソロとかメロディ弾く時はフロントもやってるなあ。思えばしょっちゅうカチャカチャ変えてたかも。タッピングは結局右手によるハンマリング+プリングみたいなものだから、レガートなメロディを弾くのに適している訳で、フロントの甘いサウンドでやるのも似合う気がします。あとはチョーキングをやハーモニクスを絡めたタッピングとか。チョーキングを絡めたフレーズは結構好きです。ペダルのフレーズでタッッピングしたあとのチョーキング+タップでビブラートをワイルドに掛けて.....みたいな。タッピングハーモニクスは恥ずかしながら未だにダメ。左利きだと右手のタッピングの一撃の命中率が下がる様な気がする.....けど、練習次第かなあ、やっぱり。通常のタッピングと違ってすぐに弦から離さないとハーモニクスが良く出ないでしょう? あれに苦労します。深く歪ませればいくらか楽だけど....。ハーモニクスによるメロディ弾きに憧れていて、ノーマルの(フラジオレット)ハーモニクスでメロディを練ったりすることはありますが、あれだと限界があるし、その点タッピングハーモニクスだと制限がないので未知の可能性があるように思えます。

 

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