Diary of a Madman

癲狂院に置かれた或る一冊のノートブック
狂気の記憶が焼き付いた、深淵なる倒錯の記録の数々。
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園芸写真2008 #5 ミニバラ#2

 写真の掲載数が多いので分けました。

 
<オーバーナイトセンセーション>

花と株の大きさのバランス、花姿、花付き、香り、病害虫にも強い、全て良しのオーバーナイトセンセーション。安心して育てられます。そういえば聞いたところでは、接ぎ木苗と挿し芽苗の2種類が出回っているのだそうですね。個人的には接ぎ木苗の方が安心出来て好みです。

 
<ニキータ>

地味な存在ながら唯一という意味合いでは「ユニーク」な品種のニキータ。オーバーナイトほど香らないもののそれなりに香ります。花姿はポンポンみたいな感じで色もレンガ色から紅色へ変化していきます。花付きは非常に良いです。枝もコンパクトながらよく伸ばします。

 
<モーニングブルー>

華麗というより清楚な雰囲気なイメージのモーニングブルー。写真の様な状態の花姿を拝める時間が短いのが残念なところ。すぐに開ききってしまいます。そんなわけだから「モーニングブルー」なのかもしれません。朝に見るのが一番です。

 
<グラウンブルー>

育てているミニバラの中でも最もメインのグラウンブルー。1年目の初めの頃はうどんことハダニの繰り返しで、脆弱な品種なのだと思っていましたが、夏以降ぐんぐんと伸び始めうどんこにも罹らず、実はけっこう病気に強いのではないかと思っていました。そして2年目の去年のグラウンブルーは、うどんこにまったく罹らずハキリバチなどの被害は受けたものの、ほとんど無敵の状態でした。おまけに花付きも以前より増してたくさんの花を付け、色合いも美しいシルバーブルーの色を保ち、香りもそこそこあり、本当に嬉しかったです。ちなみに去年もあまり剪定もせず伸ばして育てたところ、今ではミニバラの面影がすっかりなくなりました。樹高はフロリバンダの品種に匹敵するくらい伸び、1mはかるく超えます。
 後ろ3枚の写真は12月のもう中旬に入ろうとしていた時期に撮影したものです。振り返ると、他のミニバラよりも遅めに芽吹き、一番遅くまで咲いていました。写真は撮っていないのですが、ブルームーンなどと花瓶で切り花を飾っていたのですが、明らかにグラウンブルーが青く見えていました。ブルームーンも割と青っぽいほうですが、グラウンブルーはそれより青かったです。

 
<ハクサンのミニバラ>

ちっちゃなポットに3本植えされて200円ほどで売られているハクサンのミニバラシリーズ。値段や大きさから切り花感覚で楽しむもののようにも見えますが、2年目はそれなりに茂り花も咲き、先日強剪定も済ませましたが、だいぶ立派な株になっていました。あまり大きく伸びずコンパクトなのは確かですがきちんと花も付けますし立派なミニバラです。プランターをひとつ大きなのにしないと今年は窮屈になりそう........?
 後ろ2枚は12月に撮影したものです。オレンジの色が赤く変色し咲きました。本来の色ではありませんが、冬の花も意外に気に入っています。

 
<まとめ>
去年の生育状態をまとめると、うどん粉の発生、チュウレンジハバチの卵の産みつけ、ハキリバチの被害で大変でした。これらはミニバラを育て始めた一昨年で既に経験済みでしたが、それらに加えて一段と酷かったのがホソオビアシブトクチバの幼虫の発生でした。葉っぱが喰われているなと思って葉を裏返してみるとぶらーんと張り付いている、灰色のずんぐりと太った芋虫。踏みつぶしたりせず遠くへ放り投げていただけなのが災いしたのでしょうか。暖かい時期はずっとこの芋虫に悩まされていました。ハキリバチの丸く葉を切り取られたのと、そのハシブトのせいで、葉っぱはぼろぼろ、残った葉っぱもうどんこで粉を吹き、茎はチュウレンジハバチの卵の産みつけでぱっくりとやられて、5月後半から9月あたりまでは、ずっとそんな状態でした。なので蕾を付けても咲かせられず養生させている日々でした。掲載した写真の花はつまりそれ以外の時期に咲いたもの、ということです。

 うどんこは、サプロール、ダコニール、ベンレートの各薬剤で、それなりに防げたのですが、害虫に関しては上記の通り駆除に悩みました。オルトランとベストガードの粒剤を撒いてはいたのですがそれだけでは無理でした。やっぱり水和剤で散布しないと駆除できないのでしょうか。散布する場合、オルトランの臭いが気になりますし、なにより無闇に生物を殺したくないという気持ちがあるのです。なるべく近寄ってほしくない、忌避剤みたいなのがあれば良いのですが、無理な話でしょうか。調べてみると、ニームオイルや木酢液が虫除けに良いと知りました。今年導入しようかと検討中です。


 今年の目標は、病害虫の発生なるべく防ぐ事、かな。あとはオレンジ系のミニバラがひとつ欲しいなと思っています。もしくはミニバラではなく普通のバラ、ハイブリットティー(HT)系の名花と呼ばれる代表的な品種のものを1つか2つ。もしくは青バラの「青龍」を購入するとか。そもそもミニバラを育てようと思った理由は、「青龍」を育てようと思い立ったことでした。いきなり育てるのが難しい青バラを世話するのは無謀だと思い、コンパクトで育てやすそうなミニバラから初めてみようと始めたわけです。でも後に知りましたが、ミニバラは普通のバラよりも育てるのが難しいそうですね。なので、(ミニ)バラを育て始め今年は3年目、そろそろ手にするのも良いかな、と。

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