Diary of a Madman

癲狂院に置かれた或る一冊のノートブック
狂気の記憶が焼き付いた、深淵なる倒錯の記録の数々。
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園芸写真2008 #6 番外編:昆虫

 メインのミニバラの写真も掲載したし、園芸写真は終わり..........のはずでしたが、思いのほか昆虫の写真があったのでついでに載せようと思います。最後の2枚以外は、虫嫌いでも大丈夫.....なはず。いや、でも極端に虫嫌いな人はご覧にならない方が無難かもしれません。

 
<アゲハチョウ>

毎年見かけるチョウのひとつ。近づくとすぐに逃げてしまうので、撮るのに苦労しました。いつでも遭遇できるわけでもないので、カメラを手にしておらず撮り逃してしまったりとか。わりと近距離で撮影出来たものですが、ピントが微妙に合ってない.....。それでも満足です。こうしてアゲハチョウが庭にやってくること自体、幸せなことです。

 
<オオシオカラトンボ ♀?>

後述のオオシオカラトンボと体型が似ているので、たぶんオオシオカラトンボ。シオカラトンボではないと思います。メスは体の色が黄色なのだそうですが、オスも成熟しきっていない頃は黄色なのだとか。

 
<ドウガネブイブイ?>

コガネムシの仲間なのは分かるのですが、詳細な名称が分かりません。
夏の暑い時期、たまに地面にひっくり返ってじたばたじているのを見かける事があります。この写真のコガネムシもそうでした。地面というよりはレンガ張りの玄関ポーチでひっくり返っていました。周りがつるつるしたレンガに覆われているので、壁面に掴まろうとしても掴まれず落ちてしまったのではないかと思います。指を差し出してあげたら掴まってきたので、せっかくなので写真に収めました。背中はツルツルしているので「コガネムシ」ではないと思うし、色もにぶい緑色というか焦げ茶色というか....いわゆるガンメタル色だったので、たぶんドウガネブイブイではないかと思います。意外にかわいいですよ。


<クマバチ>

これもよく飛んでいます。ぶぅぅぅぅーんと大きな羽音をさせて、花から花へと飛んでいます。大きい体をしているので思わず逃げたくなりますが、おとなしいハチなのだと思います。


<クモ 不明:ウラシマグモ???>

あまり見かけないクモです。ジョロウグモよりも図太くて大きいクモでした。何度も撮ろうとシャッターを切ったのですが、どれもピンぼけしてしまいました。昆虫を撮るのって難しいですね。調べてみたのですがはっきりとした名称がわかりません。アシダカグモみたいな足をしていますがまだら模様ではないし、体も頭も大きいし、なにより屋外にいたので、違う種類だと思います。そんな中、似てそうなのがウラシマグモというクモでした。でもこれもはっきりと似ていないし...........。

 
<ミンミンゼミ? ♀>

逆さまに写真を撮ったのではなくてセミの方がさかさまにとまっていたんです。ベランダの柵にとまっていました。鳴かれるとけっこううるさい。w  産卵管が確認出来るのでこれはメスですね。たぶんミンミンゼミです。

 
<セグロアシナガバチ>

このハチもミツバチやクマバチと同じくらいよく飛んでいます。アシナガバチも人を刺すらしいので、見かけたら警戒しますが、むしろ向こうから避けていきました。近寄るとすぐ逃げてしまいます。この写真は真夏のスイレン鉢に水を飲みに来たアシナガバチ。体の中央が全体的に黒っぽいので、セグロアシナガバチなのではないかと思います。夏場はよく水を飲みに来ていました。暑かったからね。

 
<クロアゲハ>

写真を撮るのに最も苦労した昆虫です。アゲハチョウより出会う確率が低いのもあるのですが、アゲハチョウよりも警戒心が強いのか、近寄る前に逃げられてしまいます。かというと目の前をふわふわと優雅に飛んでいたりします。あわてて追っかけるとたちまち大空へ飛び去ってしまったり........舐められすぎです。写真が小さいのはかなり遠くから撮影したからです。
クロアゲハはアゲハチョウよりも大きく、存在感があります。またアゲハチョウはぱたぱた飛ぶ感じですが、クロアゲハは羽ばたく回数が少なく、大きな振りでゆったり飛ぶ感じです。でも遅くないんですよ、これが。

 クロアゲハよりも目撃する頻度が高かったのにも関わらず撮影出来なかった、「アオスジアゲハ」というチョウもいました。これは羽に一筋の鮮やかな水色の模様が入った黒いチョウで、これも近づくとすぐ逃げられてしまい、カメラを手にしながら弄ばされました。くやしい。

 
<ニホントカゲ>

これは昆虫ではありませんね。まだ子供でしょうか。ちっちゃいトカゲでした。トカゲはあまり日なたにいないし、やはりすぐに逃げてしまうので案外撮るのは難しいものです。

 
<アブラゼミ>

茶色いまだら模様があるのでたぶんアブラゼミだと思います。セミも近づくとすぐに鳴き止んだり飛んでいってしまいます。さっきから逃げられてばっかりですが昆虫はみな逃げるものですよね、たいていは。その点、植物は逃げないから楽です。
 
 
<オオシオカラトンボ ♂>

シオカラトンボとの違いは大きさの他に、腰から下が細くなっているか、ほぼそのままの太さかどうか、みたいなのですが、写真を見た感じではオオシオカラトンボっぽいですよね? ちなみに体長が大きかったのはよく覚えています。鮮やかな青色。しかしどこでヤゴは育っているのでしょうか。たしかにうちの町には川が2つ流れていますが、そんなに近くではありませんし、近くに池があるわけでもなく.......ふしぎです。


<ツマグロヒョウモン ♀>

うちに良く来るチョウは、モンシロチョウとこのツマグロヒョウモンです。これは羽の端が黒いのでメスらしいです。アゲハなどよりはちょっとおっとりしているかも。わりと近くまで寄っても逃げません。

 
<ジョロウグモ>

どこにでもいるのでわざわざ撮る必要もないのですが、芋虫などを捕獲してくれる頼もしい昆虫なので、表彰として1枚。w これはけっこう大きかったジョロウグモ。クモをむやみに殺すと災いが起こるとか小さいころ聞かされていたので(w、大事にしています。綺麗なバラの花が咲いているよそで巣を張られても、スルースルー。半分飼っている様なものです。

 
<アキアカネ>

うちにも赤とんぼが〜〜〜!!! 近年少なくなったといわれる赤とんぼですが、見かける事が出来ました。これは赤とんぼの中でもポピュラーなアキアカネだと思います。そろそろ室内へ入れようと思っていたパキラにとまっていたところを撮影。久しぶりにぽかぽか陽気だった11月も下旬にさしかかる頃でした。

 
<ナナホシテントウ>

この写真のみ今年のもの。マツの盆栽で見つけたてんとう虫。クモと並ぶ頼もしい味方。これも大事に保護しています。まだ冬眠中ですね。たまたま暖かかった日だったので、移動してきたのでしょうか。最近また見かけなくなりました。
 

<ウスバカゲロウの卵:ウドンゲの花>

これがいわゆるウドンゲの花、ウスバカゲロウの卵です。ウスバカゲロウの成虫も幼虫もハダニを食べたりうどんこ病のカビを食べてくれるらしいので、これも大事に保護してます。シコンノボタンの葉の裏についていました。

 
 
-----------------ここからちょっと注意--------------------
 
<ヒメシロモンドクガの幼虫>

うちの庭にいるとは..........。今年初めて目撃しました。どういうわけかホテイアオイの葉に隠れていました。見た目から毒々しさ全開の幼虫。これが意外に足が速くて想像以上にのそのそと移動する様は、 (((((( ;゚Д゚)))))ガクガクブルブル 。 ドクガの成虫・幼虫ともに毒毛を持っているのが普通ですが、このヒメシロモンドクガの幼虫の毛には毒がないと言われている一方、徐々にアレルギー反応が出るとも言われているようです。とにかく近寄るな、ってことですね。ちょうど落ち葉を集めたビニール袋に投げ込んでおきました。...........が、翌日、袋を縛っていないことに気づき中を確認したところ、どうやら逃がした模様。w 今年も((((゚д゚)))))  .........まあ目撃したのはこの1匹だけじゃなかったから、どのみち今年もガクブルだけど。うちのツバキの木にいつかチャドクガが付かないかヒヤヒヤしてます。あれに居座られたら楽しい園芸も終焉だもの。


<ハマキムシ>

別に見せる必要もないですね。これが去年、タチアオイの葉っぱに大繁殖しました。ホースの水で吹き飛ばすと、うじゃうじゃ飛び出てくる光景は戦慄すら覚えます。タチアオイだけかと思ったら、写真の通りシコンノボタンにも取り付かれました。


 余談..........。戦慄を覚える、といったらそれ以上の出来事が実はありました。
花が咲き終わりほったらかしておいたプランターを、ちょうど春先に土を再利用しようとひっくり返してほぐそうとした時の事です。下から突然、ゲジが3匹勢いよくマッハの速さで飛び出てきました。中腰の体勢で顔を近づけて作業していたので、思わず尻餅をついてしまうほどでした。よりによってゲジ3匹とは..........それが目の前で3匹もなんて...........失神ものです。
 でもゲジはゴキブリなどを補職する益虫だったりします。たしかにあの速さではいかに素早いゴキブリとはいえ無理ですね。

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