Diary of a Madman

癲狂院に置かれた或る一冊のノートブック
狂気の記憶が焼き付いた、深淵なる倒錯の記録の数々。

楽器/音楽制作 アーカイブ
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 もうこの話も5月頃の話なので、いまさら書く必要もなさそうですが、個人的に久々な話なのでやっぱり書いておきたくて。

 ギターはよく弾いていましたのでギターによるリフやらフレーズなどは、それなりに作っていたのですが、「曲」となるとここしばらく作っていませんでした。シーケンスソフトのVisionを立ち上げない日々がかなりありましたし。

 今までにストックしたものの中に、ある程度自分なりに「掴めた」スタイルの曲の断片がいくつも出来たので、それのせいもあると思います。それらのほとんどがキーボードを惹いて作った物です。その分ギターをあまり弾いていなかったこともあってギターが下手でした。(今でもそうだけど........前よりはだいぶまし) もともとギターが入ったのが好きなので、今までに載せてきた曲の多くは、もちろんあのままでも良いのですが、まだ作り込む余地があると思っています。


 それはまた今後曲が出来た時にでも話すとして、
実はその5月よりも少し前、4月辺りに、曲を使用したいという旨のメールが届きました。なんでも劇団を率いて公演している....という方でした。今まで自作ゲーム/Flashなんかはありましたが、劇のBGMっていうのは初めてだったので驚きました。パソコンを介して流れるっていうんじゃなくて空間で流される....っていうところや、何より同時にたくさんの人が耳にするっていうことが、嬉しかったしその反面心配でした。

 とりあえず既成の曲に少しアレンジをしてほしいということでしたので、そのアレンジをちょうどGW期間中にやってました。本当は4月末までを一応の締め切りに指定し合ったのですが、風邪引いて予定がずれちゃったので、仕方無く............。


 ひさしぶりにシーケンスソフトを立ち上げて曲をいじるなんてちょっと新鮮な気分で出来ました。.........が、音色関係で少しブランクの影響が出た気がします。アレンジ全体はそれほど拙くはないと思っているのですが、アレンジした結果のサウンドにちょっと不満が残りました。作り終えた時はそうでもなかったのですが。ストリングスの使い方は前より良くなった気がします。ストリングスなんてこれといって学んだことはなくて、クラシックの見様見真似(見よう見まね)....じゃなくて聴様聴真似、かな......そんな感じでぐだぐだやってきたから進歩があんまりないのかもしれないけど。

 ちなみに劇の公演は既に終了していて、後日メールをいただいたのですが、劇は大成功だったみたいです。(*゚ー゚)b ヨカッタネ
で.........提供した自作曲についてはその曲調からなんでもエンディングに使われたらしくて.........劇の終了後アンケートをとったらしいのですが、どうも一番人気があったとか....................。

 ( ・x・)ウーン...........
これは果して信じてよいものなのでしょうか。劇のBGMは自分だけではなくて他の方のも交えて使ったそうなので...........、案外全ての方のメールに同じことを書いたんじゃないかな..........って勘ぐってしまって。だってそんなに自分のが(聴いたことはないですが)他の方の曲と比べて良いわけが.....ないと思うから。それにもし本当だったとしてもそれって劇自体が感動した人が多かったから(って当たり前ですね)、それのせいもあるかな...........って。なんだか素直に喜べなくて。こういう時こそ素直に喜ぶべきなはずですよね??? 

 とにかく、自分自身では不本意とまでは言わないにしろ、満足出来ていないことは確かなので今後も頑張るつもりです。


 さて........サイトに載せている自作曲を改めて見ると、自分の意志で作って公開した、最後の曲は..........もう4年くらい前のかも。「MIDI-TUNES#2」の全曲、同人ゲームのBGMになる予定のものだったし、「MIDI-TUNES#1」の前半はやっぱりネットラジオ(というよりネット絵本)のBGMに使われた5曲に、個人的に頼まれた曲が3つ。

...........、なんか思うに、人から頼まれて作る方がラクな場合もあるかもしれない......と思っています。でも条件があってそれは頼む人が自作曲を気に入ってくれた上で頼む、ということです。いや......まあそんなの当たり前だろ、って突っ込まれそうですが、実際そうじゃなかったのもあったりします。頼まれれば、曲の雰囲気とかすごい漠然としたガイドラインが引かれるわけですよね? それに沿って作れば良いんですから、例えで言えばあるていど「わだち」があってそれに沿って道を作る様な感じかな。何も無い所から作るよりも方向を指し示すアイデアが最初からあるので、そのアイデアを自力で浮かべなくても済むわけです。でもでも、そこでもう1つ条件があって、出来上がった曲でなるべくOKしてほしいということです。多少の修正には応じますが、基本的な要素の変更は勘弁して下さい..........っていうことです。

 なんかすごいわがままなこと言ってますよね。自分の好きなもの=相手の望むもの、が一致すれば問題ないのですが。「MIDI-TUNES#2」の中の数曲は相手には不本意だったらしいけど、自分にしてみればそれが一番だったし結局その方が自分らしさが出てると思うんです。それをむりやり変えても、良くならないと思うんです。相手はどう思うか分からないけど。

 あぁ、そんな依頼人いないかなぁ.........。締め切り期限もゆとりを持ってくれて。(いるわけね〜)


ま、今までストックした中に良いものがあるのだからそれを出していけば良いか。書き下ろす時は頼まれる方がラクかもしれないけど

年内に1曲くらいは.........載せたいな。


(2006/9)

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果してこんなに古いネタを今更になって載せても良いのか悩みますが、せっかく書いてあったものなので載せました。しかしめっきり、第七天のコンテンツを更新してないな.........。なんとかしたいなあ........。

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imgSquier Hello Kitty® Stratocaster®


[ Squier® by Fender® ] | Fender® meets Hello Kitty®
Fender® Hello Kitty®

Fender Players Club - Hello Kitty®


 このところ、だいぶ遅れた話題ばかりで申し訳ないのですが、今回も5月くらいの話題でした。
ご覧の通り、ハロー・キティのギターです。フェンダーと言えばギブソンとの2大ギターメーカーですが、そのフェンダー内のブランドであるスクワイア(元々は別のギターメーカーでした)からストラトキャスターにキティ柄のピックガードをあしらったモデルが発売されました。ストラトといえば3シングルピックアップにシンクロナイズドトレモロですが、このキティギターは1ハムバッカーにノントレモロというストラトらしかぬシンプルなスペックになっています。値段も手頃で3万円程だったと思います。同じスクワイアのBulletシリーズのスペックと似ていますね。1つだけちょっと気になったのが、ピックガードのビス(ネジ)。あれがちょうどキティの口の周りに点々としているから、どことなく「のらくろ」っぽく見えてしまいます。

 キティって海外でも有名なのかな........? 国内のみの限定発売とかそういうものなのかと思っていたのですが、本国のフェンダーのサイトでも紹介しているところから見ても、海外でも販売されているようです。これってけっこう凄いことですよね.....。ちなみにキティはギターで、バッドばつ丸がベースで発売されています。

 とにかくインパクトがあるギターですし、女のコにウケそうですよね。ネタとして1本欲しいような気もしますが、男が買うんだったらやっぱりプレゼントとしてですよね.........。そういう人がいれば買うんだけど。つд`)ウウッ  で、一緒にギターを弾いて.....いつのまにか二人羽織の格好になってw、しまいには「押さえるところが違うんだけど.......。」みたいな。w シネ(# ゚∀゚);y=ー(・ω・)・∴ターン


 まあ仮に女の人にプレゼントするってことになったらやっぱりそれでも躊躇してしまいそう。そういうキュートなのもいいけど、自分だったら黒のSGとかにするかも......。つーか自分も欲しいんだけど。スモールピックガード仕様の黒のSGが悪魔っぽくて好きです。十字架インレイを施した、(ブラックサバスの)トニー・アイオミモデルも最高ですが。
Epiphone G-400(EB)

 実際、青のレスポールさえ見つけなければ、フライングVかSGにしようと思っていたので、それくらいSGの雰囲気も好きです。レスポールよりも軽いしハイポジションも弾き易そうだし。手が小さいからとAC/DCのアンガス・ヤングが愛用しているし、先述のアイオミも義指はめてるからSGにしたとか耳にしたことがあります。レスポールみたいにメイプル+マホガニーではなくオールマホガニーなので多少軽いサウンドになる....とか言われていますが、サバスのサウンドはヘヴィだしそんなっことなさそうですよね。


 これに続いてスヌーピーのモデルとか出てほしいかも。値段が手頃だったらぜったい買うんだけど。

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 写真は光栄堂楽器

 前にもお伝えした様に、4月末にギターを買いました。

 本当はフライングVが欲しくて色々ネットを調べて物色していたのですが、たまたま他ページを見たらこのギター画像が載っていて即お気に入りになってしまい、値段も手頃だったので買ってしまいました。

 理由はいろいろあって、フライングVも良かったのですが、ギブソン系のギターが欲しかったのでレスポールタイプでも良いかなと思ったことと、ギブソンのレスポールでもあまり見かけない青色のレスポールタイプだったこと..........ということで半ば衝動買いしてしまいました。


 Epiphone(エピフォン)というメーカーは元々、戦前からギブソンのライバルメーカーだったのですが、戦後になってギブソンの傘下になり、ギブソンのギターの廉価版も手掛ける様になりました。エピフォンのオリジナルモデルで有名と言えば、ビートルズのメンバーに愛用された「カジノ」などがそうですが、現在はどちらかというとギブソン直系のコピーメーカーみたいなイメージが大きい様な気がします。

 また......それらのコピーモデルが韓国や中国での製造ということもあって、とりわけ2chでは容赦なく叩かれています。嫌韓の人達が多いので......。おまけにギター自体にもちょっと問題がありまして、ギターのヘットの形状がギブソンのそれとは異なり、ちょっとアレに似ていてxxxヘッドとか呼ばれています。(さすがに自分のブログには書きたくない) 作りに関してもかなり酷評されていたので、避けていました。

 それでも買うことにしてみたのは、低価格で珍しい青色のレスポールだということと、買うことにしたお店を信頼してみようと思ったからでした。見つけたそのお店は光栄堂楽器というお店で、店長自らが1本1本、出荷前にチェックしてベストなセッティングしてくれる、という触れ込みでした。高価なギターだけでなく低価格のものまでも見てくれるということでしたし、レビューを見てもみな評価が良かったので、そこで買うことにしました。


 届いたギターは、写真よりも見栄えが素晴らしく、ブルーバーストのフィニッシュ(塗装)なので、ボディの真ん中へかけて徐々に薄くなっていくのでトラ目の木目と相俟って、南の海のような風合いさえ感じます。それを見ただけでも「買い」だったと思えましたが、ギターの作りも、ネットで叩かれている内容とは似つかない良い作りでびっくりしましたが、とても嬉しかったです。 フレット処理やブリッジ、トグルスイッチ、ベグ、ナットなどの各パーツも問題なく不具合は1つもありませんでした。

 また驚いたのが、チューニングが全く狂わないことです。ワイドなチョーキングを多用しても狂う事がなく、またチューニングする際も安定して合わせられるのには、本当に驚きました。アームが無いにしてもフロイドローズの様に弦をロックするわけではないので、チョーキングを多用すれば多少なりとも狂うかな...と思っていたのですが、全く狂いません。ロックしていない分、フロイドローズのようにレンチを必要とせずにチューニング出来るので、却って使い易いくらいです。 

 スケールはレスポールなのでミディアムスケールです。今まで使っていたアイバニーズのギターはロングでしたので、あまりストレッチせずに弾ける....と弾き初めはそう思っていました。が、アイバニーズの薄いネックとは違って丸みを帯びたラウンドネックなので、フレーズによってミディアムなのに弾きにくく感じる場合があります。ラウンドネックなので手にフィットするので、一長一短といったところです。それと少々意外だったのがテンションがきついこと。ミディアムスケールなので、弦のゲージは0.10〜0.46ですが、それなのにすごくテンションがきつく感じました。ブリッジやテイルピースを調整してみたのですが、テンションを緩めると逆にサウンドが悪くなってしまい、音質重視できついテンションで弾いています。


 サウンドについては.........さすがに低価格だけあってギブソンのレスポールの様な、重厚で粘りのあるサウンドではありません。普段アイバニーズの高出力ピックアップのギターを弾いていたこともあって、かなり低出力な感じがしました。ただ弾いていくうちに思ったのですが、低出力なのでピッキングの強弱が非常に付け易く、ギターの腕が如実に表れます。ちゃんとフレットを押さえてきちんとピッキングした音は、意外にも伸びがあって気持ちいい。なので常にそういうサウンドが出したい気持ち一心で練習するようになったので、腕も前と比べて上がったと自分では思っています。そういう意味では怪我の功名....といえるかもしれません。

 なお、ローが出にくいので、試しにBossのオクターヴァー OC-2を繋いで弾いてみたのですが、これがいける! Oct2=0、Direct=10、Oct=1.5〜2くらいにすると変に電子音ぽくならずにナチュラルに重厚感が出ます。なので常時ONにして弾いています。今までオクターバーの良い使い方がわからず放置していたのですが、今では欠かせません。オクターバーをONにするということは低音のオクターブ下が出るということで、疑似倍音成分付加のような感じなのか、ピッキングハーモニクスをしたとき、ザック・ワイルドがやるようなきゅうきゅう唸る感じが出易い気がします。 

 アンプは、ベリンガーのV-Amp2のBrit.HI-Gain(マーシャル)を使い、ゲインは5.5〜6くらい、トレブルとプレゼンスのレベルをかなり上げ、ミッドを削り、ローも高めにしたセッティングにしていますが、これでリフなどのバッキングを弾くと良い感じで気に入っています。リードではそのままでも練習ならば良いのですが、やはり細いしロングトーンも出にくいので、TS-5かアリオンのTubulator(ツブレーター)w を使っています。このツブレーター..いやチューブレイターはネットでも隠れ名器として評判がとても良いので、ギターと共に試しに買ってみたところ、これにもびっくりしました。(←さっきからびっくりしすぎw) 2000円程で買えてしまうのにこの素晴らしさ。チューブスクリーマー系のオーバードライブのようですが、TS-9よりも良いかも......。TS-5はなんでも回路が名器のTS-9とTS-808のそれぞれが混じっている....のだとか。以前に復刻されたTS-9を試奏したことがあるのですが、手持ちのTS-5の方が良く感じたのはそれのせいかも。TS-5も隠れた名器なのですが、チューブレイターも同じ位良いです。

 エフェクターは他にも実は買いまして、LINE6のEcho Parkというディレイとベリンガーのフランジャー。EchoParkは、ディレイタイプがたくさんあり、アナログ/デジタル/テープのシミュレーション機能もあり、それぞれに異なるモジュレーションもかけることができ、かなり多機能なディレイです。ディレイトリックでお馴染みの付点8分のセッティングもディレイタイプの1つとして用意されているのでラクにセット出来ます。ベリンガーのフランジャーは、ボスのフランジャーのコピーものですが、これ.......極端なセッティングをすると、エフェクター自体のノイズにフランジャーが掛かって、すごい効果音を出します。w ジュワジュワワワワヴィーン〜〜〜〜〜〜〜ゥワンゥワン〜〜〜〜、みたいな。w 


 久しぶりにギターを買いましたがとても満足しています。もう暇さえあれば弾いています。これでDAW関係も揃えてばりばり駄曲を作っちゃうもんね。.........いや本当は駄曲じゃないのが作りたいけど。つд`)ウウッ

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DAW

 もともとDTM (DeskTop Music)の歴は長いので別に区分けて考える程でもないのですが、DAW ( Desktop Audio Workstation)へ移行したいと前々から思っていてずっと検討しています。

 DTMはもともと「Desk Top Music」と呼ばれるその名の通り机上で或いはパソコン上で出来る音楽制作のことでしたが、現在はDAWとの差別化的に、オーディオ録音やミックスなどを行わないMIDIのみの制作がDTM、オーディオ録音やミックスダウンなど一連の作業もひとまとめに出来るものをDAWと呼んでいる場合が多い様です。(主観的ですが。) プロのレコーディングも今はDAWがほとんどのようです。なのでDAWは金額がピンキリです。....いろいろ見方があると思いますが、最近はDTMと呼ばれた物でもオーディオ機能が当たり前の様に付いているので、結局のところ区別するのは難しいですね。


 今まで、古いシーケンサーソフト「Vision」に執心していたせいで、随分と時代に乗り遅れてしまいました。ちょっと専門用語になりますが、ソフトシンセやプラグインに対応しておらず(ソフトシンセは裏技的にできる様ですが。プラグインは多少対応していますが。)、MIDIの打ち込みメインのシーケンサーソフトです。オーディオにt特化した上位バージョンの「Studio Vision」もありましたが、最近のDAWと比べてしまえばそのオーディオ機能もたいしたものではないのかもしれません。ただ、Visionをそこまで執心しているのはオーディオ機能うんぬんではなくて、MIDIシーケンス部分がとても使い易いからです。使い易い上にアイデアを出し易そうなインターフェイス/機能がとても素晴らしく、今でも手放せません。そもそもオーディオ機能は今までほとんど使っていませんでしたし、もしオーディオを扱うのならば、前述の通り最近のDAWソフトを使う方がハイクオリティで使い易いはずです。


 とにかく近年のDAWの進化はすごいです。今まではMIDI音源やエフェクターは外部...つまりハードウエアに頼らざるを得なかったのに、今ではソフトシンセ、プラグインといった全てソフトで済ませられるのです。登場し初めの頃のソフトシンセなんかはチープなサウンドそのものでしたが、今では普通に使えるハイクオリティなものばかりで、例えば入手しにくく価値の高いヴィンテージシンセのサウンドが低価格で手に入るというのは、まさしくソフトシンセ化による恩恵の1つなのでしょう。「MIDI」という規格も当時としては革命的だったのかもしれませんが、このソフトシンセやプラグインの規格....「VST」などいくつかありますが、これらも同様な気がします。

 音楽制作のすべての行程がパソコン内で済んでしまうということは、MIDI音源やエフェクター、MIDIインターフェイスなどを必要とせずに済んでしまうということです。もちろん従来通りハードのシンセや音源などを使う場合も今でも多いでしょうが、接続がMIDIではなくUSBで済んでしまう物も多いとか.....。そんなこともあってか発売されているMIDIインターフェイスの機種が最近少ない気がします。全てソフトで済ませられるなら、MIDIケーブル、オーディオケーブル、電源ケーブルの渦に巻き込まれなくなるのは良いですね。


 そんなわけで、まずDAW(ホストアプリケーション)ソフト選びにずいぶん前から迷っています。半年程前にもソフト選びに乗り出して、Cubase、Logic、Live、Tracktion,ProTools Freeの各トライアルバージョンを試用してみたことがあります。最近になってまた試用しようとサイトを見たら、CubaseとLogicのトライアルバージョンは無くなっていました。........ソフトの紹介ページと以前試用した記憶を頼るしかありません。Performerは元々用意されていないのかもしれませんがトライアル版は試していません。

 とにかくVisionのMIDIシーケンスっぽい機能/インターフェイスのものをにしようとあれこれ調べてみました。Visionそっくりというわけにはもちろんいきませんが、なんとなくProToolsFreeとCubaseが使い易そうに感じました。話によれば、Visionの開発元であったOpcode(オプコード)の開発陣は、ProToolsの開発元のデジデザインや、PerformerのM.O.T.U.へ流れたと言われている様です。Performerは試用できなかったので限られたスクリーンショットのみで判断せざるをえませんが、少なくともProToolsのMIDIシーケンス部分は確かにVisionぽい要素があると思えました。いつからだったかちょっと確かではありませんが、MIDIシーケンスが初めて搭載されたバージョンのProTools FreeのMIDIシーケンス機能はいまひとつでしたが、その後のバージョンアップで飛躍的に向上し、見た目もVisionのそれっぽくなった時があったように思います。そのFreeを使ってみたことがありましたが、その時はマックが古いG3でしたので重くて結局試用で終わってしまった経緯があります。

 CubaseはVSTプラグインやソフトシンセが多く使える点と試用した感じで良かったのと、StudioCaseという低価格でのバンドルセットが発売されているので、それに惹かれています。ProToolsは、使っているオーディオインターフェイスがたまたまM-AudioのDelta44だったので、M-Audioが出している、ProTools M-Powered というProToolsシリーズのものを使えることがわかりましたので、StudioCaseかM-Poweredのどちらにしようか主に迷っています。現在ではアップルから発売されているLogicはマックユーザーが多そうだし、それをいうならばPerformerも捨て難い。.........本当いろいろ迷っていますが、M-Poweredにする可能性が高いです。

 ただ、M-Poweredのトライアルバージョンはまだ試用していません。サイトにも載っているのでぜひ試用してみたいのですが、動作環境がOS10.4(Tiger)だというので、OS10.3.9の自分の環境ではインストールできません。StudioCaseを買うとしてもやはり動作環境が10.4以降ですので、この際なのでOS10.4を買うことにしました。


 あとは、ソフトシンセの購入も検討しています。手持ちの主なMIDI音源は、CS1x、N1R、MC-303、SC88proなのですが、どれも低価格の音源ですので、音質が悪いのは否めません。少ない数十MBのメモリにサンプリングした数百の音色を収めているのと、最近の数GBの大容量にサンプリングした音色を含めたソフトシンセではどちらが良いか言うまでもありませんよね。でも好きな音色ももちろんありますし、貧弱ながらも一応資産ですので活かしていきたいので併用するつもりでいます。調べてみると、ソフトに移行してもまたハードに戻った人も多い様で、名器と呼ばれたものにはソフトも敵わない様です。(あぁ、JD800とか01/wとかTX802とか...憧れる...) 
 同じ様に、ギターでも有名な真空管アンプなどをシミュレートした低価格のアンプシュミュレーター(モデリングアンプ)が台頭してきて、スタジオへ行かなければなかなか使えない大型アンプのサウンドが簡単に出せてしまう様にはなりましたが、実機が廃れてしまうことはありません。


 欲しいなと思っているのは、ドラムとベース音色。前々から手持ちの音源のそれらには満足できず、何か良い音源は無いかと調べています。 他には......まあ極論どの音色も欲しいのですが、アルペジエイターがたくさん付いているシシンセ音色が欲しいです。でもそれはどっちかっていうとハードのシンセの方が良いのかも。アルペジエイターはシーケンスフレーズや細かいリフ作りに威力を発揮すると思うので、その生成されたシーケンスにヘヴィなギターのリフを追従させて、ドラムとベースはハードな音色によるトラックにして........みたいなスタイルに憧れています。もしくはゴシックポップっぽく、張りとツヤのあるストリングスをバックにパッドっぽく流すか、あるいはアルペジエイターにより細かく刻んだシーケンスを流すとか........。クラシカルで重厚なグランドピアノの音色も欲しいですし.......あれもこれも............あぁ。


 そういうソフトシンセの中には、ループのためのサンプルネタが豊富に収録されている物もたくさんあるようで、手軽にハイクオリティな曲が作れてしまうわけですよね。普通はそれらを刻んだり加工して使うのですが、そのままでも使えてしまうのでそれらを単に組み合わせただけで自作曲ですとかいって、ネットに公開なさっている人も少なくない様ですが、それって...............ぃゃ、いわないでおこう......。


 ここしばらくはずっとギターを弾いてばかりでシーケンスソフトの使用はご無沙汰でしたが、今はDTMをやり始めた頃に戻ったかの様な気分です。制作意欲も沸いていますし、これを機にソフトを購入してばりばり制作に励みたいと思っています。

 

† 23:51 | トラックバック | Topへ▲ †

 先日届いた内蔵HDDを取り付けるのと同時にパソコン周りの掃除をしました。
MIDI機器などがパソコン周りを「さらに」囲っているので、それらをどかすために仕方無くほとんど全てのケーブル(MIDI、オーディオ、電源)をばらしそれから作業にとりかかりました。

 パソコン内にHDDを増設するのは以前あったので、難なく取り付けられるだろうと思っていました。が、取り付けるためにまず、HDシャーシを本体から外すのですが、その際、HDDに繋がっているフラットケーブルを本体に留めているケーブルクランプが外せず、いきなり作業が行き詰まってしまいました。一体どうやってクランプが留まっているのか分からなくて、一瞬ぶっ壊してでも外そうかと思ってしまう程でしたが、何の事は無い、単にクランプの端を押せばポンと跳ね上がるしくみでした。..........こういうのって多いんですよね.........、。

 肝心のHDD取り付けは難なく終了。フラットケーブルはともかく電源ケーブルのソケット部分は固いのは承知していましたがやっぱり固かった......。

 ドライブが認識されているかどうか怖いので、取り付け後の起動がなかなか緊張しますが、無事認識され、作業は終了。ちなみに取り付けたHDDは日立IBM製の160GBのもの。買った後に調べたら、何でも日立製のHDDは逝き易いとか.........今まで日立のが一番信頼できると(当時そういう評判を耳にしたし)思っていたのでこれにはびっくり。以前取り付けた時もやはり同じ日立IBM製で、現在まで何のトラブルもないので、自分には「?」です。とある記事では、やばかったのは昔の事で最近のはそうでもないとか書かれていたし.....一体どうなのでしょう。WesternDigitalのものは逝き易いと耳にした事はあるので、値段が安いのが魅力なのですがそれだけは避けています。SeagateやMaxtorなども良さそうですね。Seagateは以前からマックに採用されているHDDなのでこれでも良かったかも。

 また、同じ日立IBM製内蔵HDDをもう1つ買って、用意したHDDケースに組み込んで外付けHDDを数年ぶりに設置しました。近年は、MOやCD-Rでバックアップを取っていたのですが、最近のHDDは大容量なのに安いので、容量を気にせずどかどか入れられるのでラクです。地震などの何かの時に外付けだったらすぐに持ち出せるし、内蔵HDD+HDDケースだったらすぐに取り出せるし.....と思って、また外付けHDDを使う事にしました。これでバックアップも万全になりました。


  取り付けたHDDも無事稼働したので、パソコン周りの機器を元に戻し、ばらしたケーブル類も繋ぎ直して、作業は終了。一息ついて音楽を聴いたのですが(最近は専らパソコンで聴いています。)、なんか音質が違う!.......ノイズは全く無いし、音像がすごくクリアでびっくりしてしまいました。

 別に何かケーブル類を変えたわけでもないので、どこに理由があるのかしばらく考えたのですが.......もしかしたらワイヤリングを多少変えたからかもしれません。

 ワイヤリングなんて呼べる程のことはしていないし大して知識もありませんが、それなりにケーブル周りには気を使っています。 だって、MIDI機器にパソコン周辺機器があれこれあると、そのケーブルの数も半端ではありません。なので、見た目の為にもきれいにまとめる必要があるのです。なるべく電源ケーブルとオーディオケーブルは近寄らせないで、やむを得ない場合は垂直に交差するように配慮しています。(←その方がノイズが乗りにくいのだそうです。)

 でも.....それだけであんなに変わるわけないし.....、あと考えられるのはケーブルタップのプラグを付け替えた時にたまたまノイズが乗りにくい方になった(=極性が合った)ということなのかな......。どっちかというとこっちの方が大きな理由かも。

 よく....コンセントの差し込み口って左右の口の大きさが異なっているものってありますが、あれって左がコールド(-)で右がホット(+)になっていて、プラグを同じ極性になるように差し込むとノイズが乗りにくくなるんですよね、確か。テスターを使って電位の低い方に合わせれば簡単なんでしょうね。

 くせ者なのが、壁のコンセントの左側が必ずしもコールドとは限らない場合があるんですよね....。電気配線した人が、そういうことをあまり気にしないで配線してしまう場合があるそうですから(電気が通ればそれでよいわけで......)、鵜呑みに出来ません。また、ケーブルタップなども穴の大きさが一緒のものは結構多いし、見た目では判断できない場合が多いです。やっぱりテスターを使って確かめるのが一番のようです。

 ノイズを減らす方法となると他にもいろいろあって凝れば凝る程大変そうですが(電源/オーディオケーブルを良いものにする、ケーブルは出来る限り短くする、音楽関連機器はノイズを出す機器とは別の電源から供給する、蛍光灯をやめる、などなど......)、

 とにかく音が綺麗になってびっくりしました。

† 01:23 | トラックバック | Topへ▲ †

 少し前に、モーグ博士が亡くなられたのを知って残念です....。

 モーグ博士といえば、シンセサイザーの生みの親。名器minimoogを始め、歴史に残るシンセサイザーをいくつも手掛けた人ですね。今年だったか去年の末だったか、日本でもモーグ博士とminimoogを取り上げた映画を公開していたり、数年前には、21世紀版minimoogとも言える「minimoog Voyager」が発売されたりして、再びmoogが持てはやされ出したというのに........。まだいくつもプランを抱えていたと言うし、残念です。

 ちなみに、日本では「ムーグ」という発音で定着してしまったようですが、本当は「モーグ」なのだそうですね。キーボードマガジンに載っていたご本人のインタビューで偶然知りました。キーボーディストはともかく、あまりシンセに詳しくない方面で取り上げられたりすると、今でも、ムーグ/ミニムーグとか書かれていたりするのを目にします。インタビューでは、ご本人はその事に関して、勘弁してくれ、という感じでちょっと参っていた様ですね。


 モーグのサウンドやminimoogを使った有名曲などは、あまり詳しくないのですが(機種に関してはキーボードマガジンのモーグ特集で多少知っていたりするけど)、敢えて挙げるとすると、ペリー&キングスレイ(略してペリキン)の「バロックホウタウン」。たぶんみんな知っている、ディズニーのエレクトリカルパレードの曲です。これすごく好きで、子供の頃エレクトーンでよく弾いていた曲です。もちろん当時、ペリキンなんて知らないし、当然moogなんて知るはずもありません。でもあの独特のサウンドで奏でられるポップな曲が大好きで、弾ける様になるまでよく練習しました。.........エレクトーンの発表会でも弾いたので、思い入れのある曲です。


............かつてエレクトーンを弾いていた事があるとはいえ上手くないので、moogを手に入れようなどとは思いませんが(値段もすごいことになっているし....)、実物を間近で見てみたいとは思ったりします。moogに限らず名器と呼ばれるシンセなども同じく見てみたいです。

 初期のシンセサイザーは、モノフォニック、つまり同時発音数が1音、和音が出せないにも関わらず、値段は安いものでも数十万、高いものは一千万近くしたとか言いますが、なんだかすごい世界ですよね。何と言うか、楽器なのにすごく崇高なイメージを抱かせてしまうような。発売された当時はすごいセンセーショナルな出来事だったのでしょうね。

† 13:51 | トラックバック | Topへ▲ †

img 先日、足鍵盤を手に入れました。エレクトーンやオルガンに付いている足鍵盤部分だけのもので、ペダルベースなどとも呼ばれているものです。メーカーはローランドで、PK-5A という機種です。音源は内蔵されておらず、ペダルベースタイプのMIDIコントローラーという感じです。外部のMIDI音源に繋がなければ音は出ません。

 なぜ、足鍵盤が欲しかったかと言うと、ギターのみだと歪ませたサウンド時に複雑なコードサウンドを構成しにくく、ソロ(メロディ)を練ったりする場合には、鍵盤と違ってバッキングとメロディを同時に演奏しにくいと思っていたからです。クリーントーンで複雑なコードサウンドは構成出来ますし、リードとバッキングを織り交ぜたフレーズも出来ますが、歪ませた場合はそうはいきません。
 3和音はともかく4和音を全て鳴らしたりすると、ぐっちゃぐちゃになってしまいサウンドが不明瞭になってしまいます。また、ギターのお供として定番のリズムマシンやシーケンサーに打ち込んだものをバッキングとして、メロディを弾いたりしますが、確かにそれでも構わないのですが、あらかじめ設定したコード進行でしか再生されませんので、特定のコード進行上でソロなどを考えたりする.....という場合には問題ありませんが、ギターで曲作りするときには、自由が効かないと思うのです。

 もちろんギターのみでもリフは作れますし、どうしても、というわけでもないのですが、例えばマイナートニック中心のリフをそのキーのbVI△-bVII△-Im の流れに当てはめたかったりすると、その場合ギターのみではそのサウンドは分からないし、仮にその後のコード進行を、VII△-bII△なんて言う風にしたくて更にリフを考えたくなっても、シーケンサーなどではコード進行の設定をその都度変えなくてはいけないので、フレキシブルには対応できないと思うのです。

 そう常々考えていたのですが、足鍵盤というものは需要がないためか手に入れづらいようなのです。楽器屋にはないし、ネットで探してもほとんど見つからない状況で、製造しているメーカーもごくわずかなのが現状なので、足鍵盤を利用している人は..........ほとんどいないのかもしれません。それにもし使うといっても、(ハモンド)オルガンのためのオプション位にしか考えられていないでしょうし、バンドでやるならベースがいるので足鍵盤でベースを鳴らす必要もないわけですし。

 現在入手可能なのは、ハモンドのXPK-100と、ローランドのPK-5Aのたった2つのみです。この2機種についてネットで調べた結果、モノ/ポリはもちろん、オクターバー機能やドラムモードなどまであって、デザイン上から自分にはPK-5Aの方がよさそうだったのでこれにしようと思っていました。
 が、しかしネットで探して取り扱っているお店は2店舗だけで、最初に問い合わせた所はリスト表示しているくせに在庫無しで取り扱いしていないとかいうし、次に問い合わせたお店は在庫もわずかながらあるというので、ここにしようと思っていたのですが、問合せの際に品番の変更の事を教えてくれてそれでもう一度ネット検索したら、いつもお世話になっているサウンドハウスにあるではありませんか!

 どういうことかというと、この書き込みではPK-5Aと書いてきましたが、それまではPK-5という機種だと思っていたのです。実際ローランドのサイトにはそうなっていましたので、ちっとも疑いませんでした。ところがいつのまにか機能に違いはないもののマイナーチェンジしていたようで、PK-5Aとなっているのでした。(ローランドのサイトにもろくに製品情報が載っておらず、現行品なのかどうかも最初はわからなかったのですが、どうやら一応現行品のようです。)それで再度検索したら、サウンドハウスのページがひっかかって、しかも値段も一番安く、当初購入を決めていたお店の値段と5000円も安かったのでした。
 (二番目に問い合わせた、某楽器屋さん、ごめんなさい。すごく対応が良くて有り難かったです。中古のシンセなども多数扱っていると言うし、今度はそちらでお世話になりたいです....。)

 ネットで調べていた時に、ごくわずかですがユーザーとおぼしきコメントを見つけたりしたのですが、どうやらプログレ系の人がほとんどでした。とりわけRush。プログレはバンド名くらいしか知らないのですが、どうやらモーグのTaurus(アナログシンセのペダルベースとして名器です)を使っていた様で、それの影響らしいです。Taurusっていうと、かつてリッチーやイングヴェイもライヴの際に足下においていたと思うのですが、なぜかそれらのファンには遭遇できませんでした。(ただしTaurus所有のファンはいましたが。他の機材もコンプしている凄い人でした.....)
 
(後日確認したところ....、2年程前のギター雑誌に載っていたイングヴェイの機材に、PK-5がありました。)

 確かに........通常、バンドでやる場合にはペダルベースなんて必要ないわけです。でも! このローランドのPK-5Aは、ベース音域だけでなく全ての音域をトランスポーズできるので、鳴らすMIDI音源にレイヤー音色などにして中音域以上で弾けば、キーボードがいなくてもパッドを鳴らせたりできるわけだし(しかもPK-5Aにはオクターバー機能もあるからそれを使えば音数が倍に!! これにハーモナイザーなどでハモらせればっ......)、足で操作出来るMIDIコントローラーなのだから、サンプルを鳴らしたりなんかもできるはず...........。アイデア次第ではかなり使えるかも!


 ただ......唯一の欠点といえば、複雑なフレーズが弾けない、ということ。
イスに座って弾けば両足で弾けるけど、立って弾くとなるとどう考えたって片足のみでしか弾けない....。まあ、タコとかイカなら話は別だけど............。
 あ、あともうひとつ気になる点があった。狭い室内では、意外に場所をとります。w 思っていたよりでかい。しかもけっこう重い。(8kg)

 
 とにかくギタリストには意外におすすめです。

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 4ケ月以上も前に書いてあったものです。
「耳を治しておくれ」の続きです。


 言いそびれていましたが、症状が起きた時は、ドラムよりもギターの音でやられてしまいました。自分の出した音ではなくて、他のギターの人の音だったのですが、その人.....レスポール(ギターです)使ってるのに、前々からやたらキンキンした音出す人で、周りからもハイ難聴なのかもね....って言われていましたし。ハイ難聴.....たぶん高音域が聞こえにくくなっているということでしょうね。よく耳にしていたので、音楽やる人の間ではよくあることなのかも.....。で、そのギターの人、たまたまその時は、マーシャル(ギターアンプの代表的メーカーです)に繋いでいたんです。

 マーシャルといっても、最近のモデル、というか進化形(?)のJCM900などのマスターボリュームが付いているものではなくて、JCM800への過渡期にあったモデルだった気がします。もちろん100Wの。知っている人には説明不要ですが、マスターボリューム無しだと、好みの歪みを出すにはそれ相応のボリュームまで上げる必要があります。でも100Wマーシャルだと、ボリューム3か4辺りでも狭いスタジオ内では相当でかい。(........そういえば相当上げてた様な。) 

 他のギターアンプでもそうですが、スピーカーの真ん前は、本当に音がストレートに来るので、とりわけマーシャルの様なトレブルの効いたサウンド、なおかつパワーのあるマーシャルだから、狭いスタジオ内ではかなり危ないと思います.....。みんなマーシャルの真ん前から逃げるし。w そうじゃなくてもピーピー耳鳴りし出すのに。(実際、その時、周りも耳鳴りしていたみたい。)  なので、キャビネット(スピーカー)を壁側にわざと向けて音の直撃を避ける....みたいなこともするようですが、その時はしませんでした。それと昔のマーシャルはトーンコントロールがほとんど効かないんです。トーンコントロールノブが付いているにも関わらず、全く効きません。べつに故障とかではなくて、それが「仕様」です。w  マーシャルはフル10が基本だし.....。だからといってスタジオ内でボリュームもフル10に近くするなんてことは絶対危険なはず。

 前々からマーシャルはやばいとは思っていたし、自分でも多少は気をつけていたのですが.......迂闊でした。ただ、風邪を引いていなければ、その日の耳鳴りだけで済んだ気もしますし、実は、次の日も別のところでスタジオへ入ることになっていたので、風邪引いている上に、耳鳴りしている状態でさらに爆音出していたので.........今思えば、悪くなって当然だったと思っています。

 ライヴなんかは、空間も広いし音も散らばるので、PAスピーカーの目の前以外は、比較的大丈夫だと思います。でも狭いスタジオ内では音の逃げる場所がない上に密閉された空間なので、そんなところに100Wマーシャルをフルボリュームでやるのは..........ね。ときたまそういう状況でも大丈夫だっていう人がいますが、ちょっと信じられない.....。多少なりとも耳をやられている気がするのですが.......。弾いている本人はアンプを背にしているから、多少大丈夫とはいえいくらなんでも.....。

 かくいう自分もマーシャル大好きだし(フルチューブの30Wコンボですがうちにもあるし)、よく、自分も負けじと爆音出していた..........気もします。w  じゃじゃ馬なマーシャルは慣らすのに大変だけど、あのサウンドはやっぱり大好きだし、本当はアンプの側にくっついて弾きたいんだけど.......。それくらい大好き。別にマーシャルが悪いわけじゃないんですよね。(当たり前だ)  

 そういえば思い出しました。ジミヘン(ジミ・ヘンドリクスです)が最後のライヴとなったワイト島のでのライヴ映像を見た事があるのですが、ジミは、ストラト+マーシャルという、最もカリカリ、キンキンしそうなセッティングでしたが、演奏する前に、目の前の観客に自分の耳を指して「音でかいから耳気をつけてね。」なんて言っていました。当時(1970)から、マーシャルは、リッチー(ディープパープル)やピート・タウンゼント(ザ・フー)など、みんな使っていたし、現在に至るまで、ほとんどギターアンプの代名詞的な存在ですよね。もちろん他にも良いアンプはありますが。


なんだかマーシャルの威力を語った内容になってしまいました......。w 

マーシャル JCM800
今になってもこれじゃなくちゃダメ、という人はたくさんいます。少し前にそんな要望からリイシューされました。

ギブソン レスポール 彼が使っていたのはたぶんこれ。カスタムショップのなんだよね...。なぜか周りにはレスポール使ってる人が多かった。他にはゴールドトップのとか。........羨ましい。

 

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img これが例のスコアです。発行日が1989年になってます。w 当時、エレクトーンを習っていたのですが、弾く曲がクラシックばっかりで、しかもあまり耳にした事のないのばっかりでしたので、弾く意欲がなくて全然レッスンが進まなくて。w そんな時に先生が「ドラゴンクエストっていうゲーム持ってる?」とか言い出して、エレクトーンと何の関係があるのかと思ってたのですが、次回のレッスンの時にこれを持ってきてくれて。..........当時は、ピアノやエレクトーンはクラシックを弾く為のものだと思い込んでいたので、まさか、という感じでした。こういうスコアがあるなんて夢にも思わなかったし。

 まあ、それ以降、宿題の範囲よりも先の部分まで弾ける様にしてきてしまうようになってしまいました。w あの時は、エレクトーンが自分の机のような感じだったし。教わった先生の中でも、あの先生は一番良かったかな......。まあでも、2、3年くらいで先生が変わってしまって、元のモチベーションに戻っちゃって、結局辞めちゃったんだけど。

 このスコアは、裏表紙の通り、III の全曲におまけで II が4曲載っています。(肝心の「LoveSong探して」が載ってない...。) エレクトーンのグレードにも対応しているので、このスコア内の曲でグレード受験したこともあります。グレードは8から5までなので比較的難易度は低め。とりわけグレード7、8のものが多いので、とっつきやすいかも。II の4曲はどれもそのグレードだったので、それをレッスンでよく弾いていたのですが、II はプレイしていないから曲をよく知らなかったので、ちょっと大変でした。それらの曲にとりかかると急にレッスンの進行が遅くなって.....。w 

 ちなみに、戦闘とゾーマの曲は、簡略化されています。ピコピコするシーケンスがばっさり白玉に代わっています。それ以外は多分原曲通りのノートになっているはず。

 このスコアのおかげで、ロトのテーマを学校で弾いて、ばかウケだったねー。でもロトのテーマって、弾き易いから誰でもある程度練習すればすぐに弾けると思います。........この前、IIをプレイしていて思ったけど、II の曲は全体的にゆったりしている感じで、弾き易そうですね。


 なんていう話はその辺りにして、本題に。
実は、原曲通りのスコアが欲しいのです。出来れば....オーケストラアレンジされたスコアが欲しいのですが、こればっかりは無理でしょうね.....。とはいえ、ロトのテーマの1コーラス分だけですが、キーボードマガジンに掲載されていた事があって、普段買わないのに、それ目当てで買った事がありました。すぎやまさんの都合で1コーラス以降は割愛.....なんで書かれてたから、編集部としてはフルコーラス分載せたかったのかもしれません。ともかく、1コーラスだけでも拝めたのはなによりの収穫でした。

 というのも、オーケストラ風の曲を作りたいな...と思った時に、いざどうやって作れば良いのかさっぱり分からなくて、クラシックのCDなんかから参考にしようと思っても、例えば、クラシックの作曲家の中には、最初からオーケストラのフル編成の状態で頭に思い浮かぶとか言う魔人(モーツァルトとか...)がいるし、それってオーケストラ「アレンジ」ではなくてそのものなわけですから、参考になりにくいのです。 その点、ドラクエのオーケストラだったら、ファミコンの3音(パート)から派生して膨らませていったと考えられるので、そうだとしたら自分が普段、ベース+コード+メロディで出来た簡素な状態からオーケストラアレンジするのにすごく参考になるのです。.......ただ、あのひとはクラシック畑だし、案外フル編成でなくとも多少なりともオーケストラのスコアで作ってしまった後に、3パートにまとめた.....という可能性もありえるのですが。それでも少なくとも、3パートと十数パートのそれぞれのスタイルで比べられるのですから参考にはなります。

 それで......たまたまアマゾンで、ドラクエ(IIIとか初期の)のサントラを調べていたら、CDに楽譜付き(購入者のコメントに由るとそうらしい....)というのがあって.......気になっています。でも絶対、原曲の3パート分の楽譜に決まっていますよね。オーケストラのスコアを付けたって、他に誰がオーケストラで演るの?って感じだし、オーケストラのスコアだなんていったら1冊の分厚いものになってしまうだろうし.....ありえないですよね。 でもまあオーケストラでなくても普通のものでよいから原曲スコアが欲しいです。III はともかく、II と IV のが欲しいです.........。

 都響版のII、III、IV のサントラには、楽譜付き??? III のコメントに書かれていたけど、他は分からないし.....、メーカサイトにも特に書かれていないし........、不安。 もちろんCDも聴きたいけど楽譜も欲しいから............う〜ん....。とりあえず III のだけ買ってみようかな.................。

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 第七天のリニューアルも行いたいところですが、今はラストバイブル3の曲の耳コピ中です。 実はゲーム自体は未プレイです。でも曲だけは知っています。理由はちょっと割愛しますが。

 ラストバイブルは3で完結している上に、曲が素晴らしいというのを耳にしていたので是非とも聴いてみたいと思っていましたが、ハード(3のみSFC。他はゲームボーイ等携帯ゲーム機)を持っていないので聴く事が出来ませんでした。もちろん中古でハード/ソフト共に安値で購入できるでしょうが、なかなか踏み切れず.....。 でも運命なのか聴く事が出来たので、まあラストバイブル1/2の曲のMIDIデータをアップしているのだし、聴く事もできたのだから....MIDIデータにしようかなと思って現在、耳コピ中です。 曲数が半端じゃなく多いので、全部は無理ですので、気に入った曲のみをMIDIデータにするつもりです。.....大体15曲くらいは作りたいと思っています。

 現在5曲程耳コピしてMIDIデータにしました。SFCは、ゲームボーイの3音+1ノイズのような環境とは異なり、8音でサンプリング音源のPCM音源で出力はステレオになっているようです。なので、耳コピしていく量が必然的に増え、曲によっては音が入り交じる部分もあるため非常に耳コピしづらいので大変です。耳コピ....つまり聴いてどんな音が鳴っているのかを聴き取ってデータにしていくのですが、実は耳コピがあまり得意ではないかもしれません。以前よりはまともになってきましたが、今でもベース音などの低音域の音やぴったり重なった和音を耳コピするのが苦手です。.....それでもまあラストバイブル1の戦闘曲などの音がぎっしり詰まった曲も耳コピできたのだから、不得意ってわけでもないのかもしれませんが。 

 それはともかく、ラストバイブル3の音楽は非常にクオリティが良いのです。ネットでも当時の他のSFCのゲームサウンドよりも飛び抜けて良い....なんていうのも目にしましたし、耳コピしていく中でそれが眉唾でない事も確認出来ました。 推測ですが、かなりサンプリングした音を使っている感じです。ソフトに収められる容量には限りがありますし今とは比べ物にならない程容量は少ないはず。にもかかわらず、多彩な音色で奏でられています。特に印象的だったのが、当時(1993年)の影響もあるのか、UKテクノ系に使われ流行りだしたアナログシンセ系の音色が目立ちました。その頃から日本でも流行りだしましたが、キック(バスドラ)の4つ打ち....ダンス系ではお馴染みのビートですが、そういうスタイルの曲もあったし、それ系では定番のローランドのリズムマシンTR909/808風のキックがかなり多かったです。また、同時再生発音数が8という限界を超えた作りになっているようにも思えます。 これも推測なのですが、8音以上の音が鳴っていると思う部分があったりするのです。 聞き取ったデータから判断すると、サンプリングする時点で既に2音以上の音を鳴らしているのだと思うのです。
 例えばオクターブ。オクターブを重ねてサンプリングしてもどのキーでも当然問題なく使えます。またオクターブで重ねない場合でも異なる音色を混ぜてサンプリングしているのもあると思うし、あり得るなとは思っていましたが、2音で4和音を表現している部分。 例えば、M7(メジャーセブン)や-7(マイナーセブン)などは、P1,M3(m3),P5,M7(m7)の堆積で和音を形成していますが、これを1+5と3+7に分けると、それぞれ同じ形のP1+P5(パワーコード)になります。P5でないdimやaug、-7(b5)などでは無理ですが、基本的なダイアトニックコードでなら使えるので、P1+P5の状態でサンプリングし、それを左右に振り、鳴らしている音は2音なのに、実際は4音分鳴っている.....という具合です。もっともこういう(音の振り方)手法は、普通の曲のアレンジ等でも一般的だし、濁り易い歪ませたギターでもギターではお馴染みのパワーコードなので、結構おいしいネタだと思います。(左右に同じトラック、もしくはわずかにディレイを掛けたトラックを左右に振り分けた状態のダブリングは迫力が出ますが、平面的にもなりがちなので、あえて違うノートを弾く事により立体的に出来る、という意味合いで。)

 まあ音数はともかく、そういうサウンドをGM音色で再現するのは無理があるので、その点はどうしようもありませんが、それでもかなり原曲に迫れていると思います。 もちろん曲の中にも、定位がすべてセンターに集まってしまっていて聞き取りづらい曲もあり、倍音成分の多い音等は単音でも複数の音が鳴っているようにも聴こえる場合があり、どうしてもダメなのも.....あります。聴いた音源にもしかしたら何かエフェクトが掛かっていたのかもしれませんが、1つ1つの音に広がりが出ていてそれぞれが溶け込んでしまっているのが多くて......これ聴き取れないよ....。まあ耳が腐っているから....かもね。w 


 もちろん言うまでもなく曲自体も素晴らしいので勉強になります。....もともとラストバイブルを耳コピしようと思った理由の1つにモードによる曲が多かったという事。ドリアン、ミクソリディアン、リディアン、フリジアンなど、ロクリアンを除いた全てのモードの曲があるんですから! しかもシンプルな2コード進行のモーダルコードパターンの曲が多かったので、本当勉強になりました。モードなんて言っても知らない方には説明するのが大変になってしまうのですが、要するにメジャー/マイナーキーから派生したものなのですがそれらとは異なる雰囲気をもつものです。
 もしかしたらゲームの曲にはけっこう使われているのかもしれませんが、歌もの(普通のJ-POPとか)ではあまりないと思います。楽器もの(インスト)では結構あると思いますが。 とにかくモードは、理論自体は把握していてもなかなか曲らしい曲にすることもなかった上にあまり魅力も感じなかったのですが、このラストバイブルで感化されました。耳コピしてデータにして終わりにしないできちんと譜面に書いてアナライズした程ですから。 今までモードっていうと、ハイセンスっていうかジャズとかインストのロックギタリストがやる様なもので、雰囲気もそういうものになるのだと思っていたのですが、音使いで変わるもの。 ラストバイブルでは、モードを上手く利用して、古風だけど古くさくなく、どこか牧歌的で民族音楽っぽい雰囲気を演出していると思います。その上、メロディが分かり易くポップなのが、本当に素晴らしい!


.........うぅ....長くなってしまいました。しかもマニアックな内容に.......。
とにかく今週は耳コピに励む事にします。来週辺りからアップを初めたいと思います。

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