Diary of a Madman

癲狂院に置かれた或る一冊のノートブック
狂気の記憶が焼き付いた、深淵なる倒錯の記録の数々。

テレビ番組 アーカイブ
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柳生十兵衛七番勝負 島原の乱|NHK木曜時代劇

 番組開始から少し遅れてから見始めたのですが、すっかり嵌まってしまいました。

 いつもこの時間は同局の世界遺産の番組を見ていたのですが、新年度で曜日変更となったので他のチャンネルを回していたのですが、これといって見たいものが無くてNHKに回したら何やら時代劇をやっていたので、これもつまらないかも.......と思いながら眺めていたのですが、テレビ欄を見たら、「柳生十兵衛」の名前が.........!

 見ているとやがて眼帯をした十兵衛が登場。その風貌が堪らなくカッコ良い! 眼帯をしているせいか余計に隻眼が目立って、ギロリと動く目玉に凄みが感じられて、おまけにその重厚な眼帯もまたワイルドでカッコいい。ちょうど眉間にシワが寄る時の表情がとびきり良いのです。いかにも「ヤギュウジュウベエ」という感じです。

  七番勝負ということで、毎回誰か一人を斬っていくのですね。
まだかまだかと待ちかねて番組の終わり近くでいよいよ立ち回りの場面なのですが、もうこの場面が素晴らしい! 
特にハッとさせられたのがしのぎを削る際の.....刀同士がぶつかり合う音。重低音が効いていて、迫力満点。金属音というより、重金属音という感じです。すごい.....ヘヴィメタルだ!w 思わずメタリカのバッテリーのイントロが頭の中で流れてくる感じ。  とにかく刀のサウンドが素晴らしい。殺陣ももちろん素晴らしくてハラハラさせられるのですが、この重厚なサウンドが一層凄みを感じさせます。

 ..........前に大河ドラマで宮本武蔵やっていましたが、あれよりもこっちの柳生十兵衛の方が個人的には好きです。とにかく十兵衛はワイルド。あの隻眼のギロリと睨む目つきは.........さしずめ野獣の目つきといった感じ。刀を抜くのが、牙を剥くかのようにも思われます。

野獣十兵衛だ。w

というわけでおすすめ。
柳生、見るべし!w

柳生十兵衛 - Wikipedia

† 00:49 | トラックバック | Topへ▲ †

 録画していた、先週のNHK教育「トップランナー」をやっと見ました。
ゲストとして招かれていたのは、CLAMP。........まさにグッドタイミング、何でもテレビに出るのは初めてだとか.....そんなまたとない機会でしたので、もう見るしかない!という感じでしっかり録画しておきました。

 CLAMP.......。名前こそ以前から知っていましたが作品を実際手に取ったのは、HOLiCが初めてです。本当に最近では(......とはいってももう1年くらい前になってしまいますが)ひさびさのお気に入りクリエイターです。 以前は、どっちかっていうと女性向けの様なイメージがあったのでスルーしていたのですけれど、HOLiCのカバーイラストを見て、半ばジャケ買いしてからというもののすっかり嵌まっています。


 番組内で、仕事場が映っていたのですが、これがすごい綺麗な、スタイリッシュな仕事場で、けっこう驚きました。売れたからなのか、それとも今の漫画家は皆そうなのか分からないですが、かなり快適な空間であることは間違いありません。で、本棚には、ちょこっとしか映っていなかったのでパッと目についたものしか分かりませんでしたが、悪魔辞典に、万葉集に、哲学や宗教なんかの本もあったような.........、とにかく幅広い分野の本がありました。CLAMPのメンバーはみな趣味が異なるということをおっしゃっていましたが、たぶん、好みの分野も様々なのでしょう。....だからこそあれだけキャパシティが広く多彩な作品が作れるのだと思います。..........観覧者の質問の回答でも、いろいろ知っておく事は役に立つ.......みたいな事を言っていたので.....なるほどやっぱりそうなのかも....って改めて思いました。

 余談ですが、ずっと前の日記に同じ様な事を思っていて、漫画家のみならずクリエイターというのは幅広い知識を持つ事が大切なのかなあ.....と書いた事があったのですが...........やっぱりそうなのでしょうね。今まで他のクリエイターのインタビューや記事などを目や耳にしてきてやっぱりそう思います。その上で肝心なのが、オリジナルのスタイルを骨とし、様々な知識を肉とする.........事の様な気がします。ただ色々知っているだけでは単なる雑学王に過ぎませんし。


 話を戻して、仕事場(スタジオ)内には、ワインボトルがずらっと並べられていて.......なんでも昼間から飲酒OKなのだとか。..........どうりで、HOLiC内にやたら酒飲むシーンがあるかと思っていたけど.....やっぱり作者がそうだったのか.......。でもでも.......高校生がビール飲んだりするシーンはまずいだろ!って気がするのですが........まあ今時、高校生ともなれば普通にお酒を飲んだりするのかもしれませんが.........一応法律では禁じられているし...........仮にアニメになったらそのシーンは修正されてしまいますよね。(スクールランブルでも原作ではお酒を飲みまくったシーンがありましたがアニメではことごとくカットされた模様。) ..............そう、HOLiCの唯一嫌いなところはそこなんだよね.........。いや自分がお酒飲めないからだろう、と突っ込まれてしまうとハ〜('・c_・` ) って感じですけど。


 まあそれはともかく、4人(デビュー当時は6人だったらしいですが)でずっと続けて来た、というのもやっぱり凄いです。音楽で言えば、よく音楽性の違い...とかギャラの差(w.....なんかで解散してしまうでしょう? 15年以上もずっとやってこられたというのは、やっぱり「好き」だからなのでしょうね。...........クリエイターの多くの人が、いかに自分の好きなものに情熱を注ぎ込めるか......と自問しているのを、何度も耳にしました。(..........でももしかしたら、好みが違えど何か共通な部分があるからずっと一緒にやってこられるような......推測もできなくもないですが.....。)

 それと以外だったのが、作業の分業制。メンバーが、ストーリー、絵コンテ、作画....とそれぞれ担当別になっているようです。番組内でもお話されていましたが、厳しいスケジュールの下で、スピーディにこなしていく作業方法の結果なのでしょうね。4人のグループの漫画家なんてそうそういませんから特殊な形態なのかもしれませんが、ああいうのはアリだなと思います。 継続して大量に作品を制作できることが、クリエイターの寿命(といったら失礼かもしれませんが)を確実に伸ばすはずですから。いくら作品が良くても寡作だと人々の記憶から淘汰されていってしまうし.........生命線が細くなってしまう気がします。

 うぅ........長くなってしまいました。とりあえず番組の内容から感じた事をまとめてみました。
そうえいば、メンバーの誰かが、最近嵌まっていることで、真・女神転生、と答えていましたね。昔からメガテンファンぽい感じでした。何度も何度もやっても飽きない....とかおっしゃってたし。司会者から、何度も転生してるんですか、とか分かって言ってるのか分からないですが突っ込まれてましたね。ちなみにその方がHOLiCのカバーデザイン手掛けていました。..............................やっぱり、ね。

† 23:24 | トラックバック | Topへ▲ †

 新しく始まったNHKの朝の連続ドラマ「ファイト」。......県民ならばご存知の方もいらっしゃると思いますが、物語の舞台が何を隠そう、地元 群馬です。県としてもかなりプッシュしている様です。聞いた話では、ロケの多くが県内だったらしく、高崎競馬場とか某中学校とか県内のあちこちが映されている様です。番組はちょこっとしか確認していませんが(見たくないよ....)、なんだか群馬テレビ(群馬のローカル放送局)を見ている錯覚に陥りました。
 なんだか田舎パワー炸裂って感じで、県民としてちょっと恥ずかしい。だって、「〜だんべー」とか喋ってるんだもの。これ群馬弁なんですけど、今時この語尾で喋っている人ってそんなにいないはずなのに、思いっきり、しかも違和感感じる程誇張されている感じで「〜だんべー」なんだもの。

 かくして田舎パワー全開で群馬の力を知らしめるのかと思いきや........なんと歴代の朝ドラで最低視聴率を記録してしまったらしいですね。..........群馬のダメっぷりを知らしめてしまいました.........。うぅ.........。

ドラマのタイトルって「ファイト」だったよねえ......。本当、ファイト!って応援してあげたい........。

http://www3.nhk.or.jp/asadora/

† 22:03 | トラックバック | Topへ▲ †

 とりあえずこれで爆笑してください。www
http://www.geocities.jp/netazoo/danball/abiru.html

http://magic3.net/item/84

 あの番組は実は偶然にもたまたま見ていました。
......いくらなんでもこれはダウトだろ〜って思ってたけど、結果が分かりきっていたのなら意味ないし....かる〜く飴1コとかくすねてきた、とかそういうオチなんじゃないかな.....と思ってた自分が甘かった.............。

 段ボールごと業者を装って運び出してた.........って、これ、もはや万引きじゃないよねえ。窃盗だよ..........。
まあ、昔の事だし時効だと思って許してくれると思っていたのかもしれないけど、ちょっと罪の意識が足りないかもね。


 うちのサイトはそういうネタを振る様なブログではないので、そのネタはその辺りにするとして......書きたかったのは、リンク先にあるフラッシュのパロディ元であるアニメのドラゴンボール。

 なつかしい〜〜〜。ちょうど小学校1年生辺り('85、86)だったと思うのですが、よく見ていました。このアニメのオープニング曲をいまでもずっと憶えていて、こんなネタから改めて聴く機会が出来たわけですが、頭の中に残っていたのと比べると、随分すっきりした曲だったんですね。

 80年代は打ち込みが流行りだして、この曲もその流行りの影響なのかドラムとベースは生ではない感じですよね。カッチリしすぎだし、抑揚の無いドン、ダン、ドドドド....みたいなのがいかにも、って感じだし。ドラムの音色がエレドラっぽくて、当時の自分でもあれはださいと幼心にも思っていました。しかも妙に曲に空白が随所にあって、ちょっとあれ、って拍子抜けしてしまいますよね。今時の曲って、とにかく隙間がないでしょう? 絶えずシーケンスが組まれていたり、薄くパッドでコードが鳴っていたりするし、........一番違うのはドラムかな....? よく聴くとハイハットが刻まれていない!!! それにこの妙にギンギンしたスラップベース。これって当時売れてたDX7辺りのFM音源なのかな.......。

 そうか.......リズムがまずいんだな.........。これを新しく差し替えれば、けっこう今でも通用する様な気がするけど......いや、メロディもいかにもって感じだし、初めて耳にしたら、だっせ〜って言われるのがオチかも.....。ドラゴンボールZの方は通用しそうな気がするけど......。

 でも確かに、たまに耳にする"80年代の音楽は今の音楽よりもメロディアスだった"ということは、結構当てはまっている様な気がします。今時、あんなに作り込んだ「キメ」フレーズ(イントロ部分)は聴かなくなったし、メロディの好き嫌いは別にしても、定番のコード進行に対するキャッチーなメロディのネタが残されていたし....。とかなんとか言っても、80年代の音楽なんてリアルタイムで触れる事は、多くなかったしむしろ少ない位だったからあまり決めつけられないのだけど....。(個人的には90年代前半〜半ば辺りが最もキャッチーでメロディアスだった気がします。)当時、音楽なんて聴く事はしなかったし、影響を受けたとすれば、ゲームかアニメの音楽だったし。アニメのOP曲で他に覚えているのは.........「エスパー魔美」くらいかな。あれはね...サビも良いけどBメロが最高に良いんだ!!! ♪ツイてないね 紙ヒコーキ 先生に命中〜っていうところね。当時もたぶんすごく気に入っていたと思うけど.....レコードを買うということに興味を示さなかったからなあ......。今の子供達(小学生とかね)は普通にCDとかみんな買うのかな...? 

 ゲームは、プロフィールにも書いてあるけど、やっぱりドラクエIIIとドラゴンスレイヤーIV。最近のドラクエは全然知らないんで比べようがないけど、あれは本当、すごく好きでした。裏面のアレフガルドのフィールド曲とか、塔の曲の、調性が感じられない浮遊感のあるのも好きだったし、なんといってもラスボスのゾーマの曲。あれは震える程好きだった! 近代のクラシックの雰囲気があって、それなのにダークさがあって....あれには衝撃を受けました。 ドラスレのほうは何と言ってもカッコいい!の一言に尽きます。よく歌いながらプレイしてたもん。爽やかで明るい曲調は特に良かった。去年辺りに曲を耳コピして、譜面に書き出した程だから。ドラクエの方は、エレクトーン習ってた時にロトのテーマとか弾いてたから、一番身近な音楽だったかもしれません。当時のスコアを今でもとってあるけど、ここ1、2年前にそれを改めて眺めだしてアナライズしてたりします....。今でもゾーマと塔の曲は難解です。ゾーマの方はドリアンのモードのような感じなのはいいんだけど、冒頭の和音がポピュラー音楽のコードの概念ではなくてクラシックの和声ぽくていまいち分からない.....。塔の曲は、スタイルは違うけど、ラヴェルとかサティのような調性を感じさせない作りの上に変拍子だから、凄い!

 .....そういえば古代祐三って今何か音楽手掛けてたりするの.....?  ゲームのことは全然知らないんで知るよしもないのだけど。

† 23:40 | トラックバック | Topへ▲ †

 以前見つけた、とあるサイトをネタに書こうと思っていたら、昨日の新日曜美術館でそれを取り上げていました.....。もうびっくり!

 何についてかというとですね、タイトル通りです。 はい、「おたく」についてです。
去年、ヴェネチアで開かれたビエンナーレで日本が出展したのが、ずばり おたくの文化です。アニメ、ゲーム、フィギュア、同人誌......などなど、混じりっけのない100%ピュアなおたく要素です。時代も変わったものです。まさかNHKでおたくを(しかも美術番組に)取りあげるとは...........なんということか.....................。

とりあえずサイトをご覧になって下さい。おたく:人格=空間=都市
本気でおたくを文化として真面目に取り上げて、それを出展したようです。

 番組内でも細かく紹介されていたのですが、普段、クラシックな、もしくはアカデミックな美術を取り上げているあの番組の視聴者は、どう感じるか興味深いです。何かをむりやりカテゴライズしたり分析したりするのは、特にこういうものには無理があるような気がするので、これらを偏に文化だとか美術だとかそういう風に捉える事は難しいと思うし、説明するのも苦労すると思います。 おたくの要素の1つでもある「萌え」の意味についても取り上げていたのですが、これも同様に、説明する事は難しいと思うのです。 Don't think! Feel It!!って感じですよね..........。でも、「萌え」られないのにどうやって「萌え」を理解するんだ......なんて突っ込まれそうですが。w

 いや、自分自身、「萌え」の定義がよく分かっていませんでした。.........."架空のキャラクターやその特定要素に対する、疑似恋情を表す言葉"だそうです.........。そうだったの.........。ということは、ゴシックは萌えない、ランディも萌えられないし...........ちょっと使い方が間違っていたかも。う〜ん、あ、でも、サロメとマタハリには萌えられるかも。w もうとっくの昔に死んじゃってるけどね。 2次元の世界のキャラには萌えられないよなあ......これが萌えられると、立派なおたくの一員なの?


 他にも、おたくの部屋をミニチュアで再現したものや、海洋堂によるフィギュアなどいろいろ紹介されていました。ビッグサイトで毎年行われているコミケも取り上げられていましたね、そういえば。......また間の悪い事に、インタビューを受けた人が、おたくな風貌な人で........あーあ、これだからまたイメージ悪くなるんだ............。これがめちゃめちゃイケメンだったら受ける印象も随分違う気がする..........。なんというか、おたくの空間って"素人には窒息しちゃいそうな濃厚な香りが充満する空間"、ってイメージを浮かべてしまうんです。

 ああなると、すぐ、やばいイメージに繋がってしまうし(ロリだとか)。そうなると、実際、性犯罪や誘拐/殺人事件なんかを起こした人間がそういう要素を含んでいた事実があからさまになると、ますますイメージは悪くなる訳で.........なかなかイメージをプラスにすることは難しいから、こういう番組等取り上げられる事は良い事なのかもしれません。

10年後、20年後.........."おたく"がどう変貌していくか、少し楽しみです。.........まだ、少しだけだけどね。w

† 23:00 | トラックバック | Topへ▲ †

img ずっと前に、癲狂院のページをモノクロにするつもりだったと書きましたが、これがそうです。でも....とあるテレビ番組「本当は怖い家庭の医学」で、黒十字が象徴的に使われていたので、それだと真似ていると思われるのが嫌だったので、別の色にすることにしました。この番組のサイトではそうでもないのですが、番組のオープニングCGムービーは、ゴシックホラーそのもの! 番組内でも、ガーゴイルと思わしき置物が巨大な注射器を手に抱えていたりするし、間違いなく「狙って」いるでしょうね。.....病弱な自分にとってあの番組は脅し番組にしか見えませんが。w


img それなので、次の候補にしていた赤を試してみたのがこれです。 .....これもそれほど悪くない感じですが、他のコンテンツで赤を使う事にしているので、やっぱり他の色にしなくていけないので、結局、現在の緑色になったというわけです。 .......癲狂院の色は、当初は赤か黒のどちらかしか思いつかなかったし、それは個人的「ゴスロリ」のイメージで制作しようと思っていたのもあったりします。......ゴスロリ風なのも案外....というかばっちりマッチしていると思うので......誰か試してほしい......かな。ゴスロリって例の事件以降、どうも「リストカット」を連想させてしまうような.....イメージが大きいから、まあ病院って感じにすると、いいかな、って。コンテンツはネタだけにしてほしいですが。


img 各メニューのタイトル名も実は結構悩みまして、一応サイト名は精神病院だから、それにふさわしいのがいいかな、と思い、ネット上をかなり探してみたのですがなかなか良さそうなのが見当たらなくて、意外にこれで時間が掛かってしまいました。 何やら意味深な漢字は、薬品名の当て字です。明治期の雰囲気を少しでも言葉で表そうと思って、昔の当て字をいろいろと探ってみたのですが、舶来の薬品ばかりだったのだろうから、当て字にしたものがたくさんあるのだろうと思っていたら、これが全然無くて。古い医学書なんかも見てみたのですが.....明治期では既に遅過ぎた? 江戸末期辺りじゃないとダメなのかも........。画像にある薬品名は、左から、ヨードチンキ、モルヒネ、コカイン、青酸カリです。モルヒネは、ネットで出てこなかったので、本当に当て字があったのかどうかちょっと疑わしいのですが、本などでは見つかったし.......う〜ん。コカインがあるなら、マリファナとか、麻薬名でメニューにするのも有りかなと思ったのですが、他は見つからなくて......。あ、右に表記したのは、アンモニア、アルカリ、アルコールです。アンモニアは漢字が異なる当て字がありました。.....どっちが本物?
 カルモチンは、大正末期から昭和初期にかけて、この薬(鎮痛剤/頭痛薬)の多量の服用による自殺が流行ったそうで、カルモチンマニアといえば、.....やはり太宰治ですよね。しかも、『連れだけが死んで自分だけは助かる』という得意技を度々使っていましたが。180錠から300錠程飲まないと逝けないようで、......一度にそれだけの量をお店で買うと、自殺するのがばれるので、あちこちから少しずつ買って、集めたらしいですが..........そこまでしてやるの.....って感じですけど。知りうる限りでは、他に、金子みすゞや、種田山頭火、山本夏彦辺りがカルモチンで自殺を図っています。(後者二人は未遂)
 ........とまあ、昔の薬剤名でダークでレトロなw、雰囲気を出そうと思っていたのですが、あまり見つからなかったので諦めました。
 仕方ないので、それなら、残りは病名辺りしかないなあと思って、精神病の病名を探したのですが、あっても長ったらしい、しかも一般人は知らないものばかりでしたし、それらの病気を患っている人に失礼だと思って、それも諦めるはめに...。JEDO 医歯薬英語辞書  
 だいたい「癲狂院」の言葉自体、NGだと思うので、実は心配しています。放送禁止用語には指定されていないのですが(というか言葉が古過ぎて誰も使わないからなのかもしれませんが)、「癲狂」という言葉は.......もしかしたら「気xxい」なんかと同じレベルのやばさかもしれないと思うのです......。博識な方どなたか教えて頂けたら助かります.......。
 まあ、そんな病院に管理人自らをぶちこんだのだから(管理人名は一応変えたけど。さすがに実名で載せる勇気はありませんでした。)、ネタにしてもかなり危険なサイトです。w それをグラフィックでいかに上品に魅せるか、というところに拘りすぎたので、あんなに画像サイズが大きい激重なWebページに..............。

 病名じゃまずいってことで、「phobia」:恐怖症ならいいかな、と思って、これもまたネットで検索して、phobiaを集めたサイトがあったので、それから似合いそうなものをいくつかリストアップしたのが周りに書いてある単語です。.........結局1つも使わなかったのですが、まあ、どうでもよいphobiaがあるものです。本当にあるのかどうか疑わしいものまでありましたが見ていて面白かったです。The Phobia List Japan 

 あとは、上部にある黒い帯に十字の入ったバナー。これをメニューなどの背景に使う予定でした。はっきりいって現在のような細かな装飾にするつもりはなくて、もっと第七天のおまけ程度にしか考えていませんでした。その黒帯の十字は、個人的に、ハーケンクロイツっぽく感じてしまったので止めにしました。もしくは鉄十字にも見えます。黒背景に白色でふちどりを施した十字架っていうのは、けっこう邪悪な雰囲気があると思うのです。......邪悪さは取り入れるつもりはなかったし、もっと上品な感じが良いのかもと思う様になり、曲線を多用した装飾を考える事にしたわけです。

 で、タイトルに使ったフォントは「金文体」というダイナフォントのものなのですが、これの効果は大きかったと思っています。この和文フォントでなければ思い描く雰囲気を表現できなかったと思っています。.......だって、画像を見てよ.....一番上の隷書体だったら、「本気で」危険な雰囲気じゃない.......? その下の明朝体でもNGでしょう。これらのフォントしかなかったら、癲狂院なんてタイトルにしていなかったと思います。3番目のモトヤフォントのアポロでまあまあOKってところ。でも金文体は、読みやすさよりもデザインに魅力があるので、それ自体がデザインになる感じなので、タイトルには持ってこいだと思って、これにしてみました。

...........でも、実はとある本の表紙に同じ様なデザインが施されていたんです。知らず知らずのうちに頭の中に残っていたんですね。次にその本を紹介します。

† 21:36 | トラックバック | Topへ▲ †

 ブックマークを整理していたら、あぁ、スクールランブルのアニメが10月からスタートしていたことに気がついた。
.......気付くの遅いっ!......もう3週分も見のがしてしまった.......。テレビ欄の12chなんてほとんどチェックしてないし....、迂闊でした。というより最近見ているテレビ番組ってNHKのニュースと世界美術館紀行に美の巨人たちと.....えーと他はえーと..........大希林くらい? ここんとこテレビなんて全然見ていない気がします。マンガも読んでなかった......。

 早々にアニメ化したなんて、スクラン、絶好調なんですね。けっこう売れているのでしょうか。同じ名字の漫画家さんなので陰ながら応援してしまいます。以前にも書きましたが、いろいろ映画を知っている様ですし、マンガ内でも、キュビズムや塩の柱なんて言葉まで登場していたり、キャラの素描なども載っていたので、もしかしたら美術関係も詳しいのかもしれません。思い違いなのかもしれませんが、塩の柱っていったら、ソドムの町から逃げるロトとその二人の娘の遠くでロトの妻が逃げ遅れて塩の柱になってしまう、という話があって、絵画にもたまに登場するので........そうなのかな、って。

 そんなものですから、いつものように著者の素性が知りたくなってしまいます。ですが、今のところ全く持って謎な人状態。デビュー作みたいですし情報もないようなのです。天広さんと同様です。そんな秘密のある著者ゆえになおさら嵌まっていってしまいます。スクランの全部が好みというわけではありませんが、お金を払って見たくなったというのは事実なのです。......こんな読者は少ないでしょうが、作品よりも著作者の方を応援してしまう....感じです。自分でも何かしら創作しているから、気に入ったクリエイターには売れて欲しいと思ってしまうからかも知れません。

 ともかく、スクランのアニメ、見てみようと思っています。シスプリと比べれば、全く問題無しですし。w 大抵の電波なら耐えられる抗体になってしまいましたし。w ...って、そんなことを言ったら失礼ですね。ゴメンなさい。

 アニメっていったら、マリア様がみてる(マリみて)が気になって見ようと思っていたのに結局最後まで一度も見ずに放送は終わってしまいました.....。マリみては、同じようにアニメ化決定した時から知っていて、絵が綺麗だったので気になっていました。少女向け、っていうのが気にはなっていたけど(コバルト文庫から出ているんです....)。しかし実際のところ、男も嵌まっている者が多いらしいことは以前から耳にしていたし、シスプリの兄達の中にはマリみてへ流れていった様な話も聞いていたので、何となく分かる気がしました。天広さんの絵で描かれたシスプリのファンの4割は女性だったという結果があるようですし(http://d.hatena.ne.jp/otokinoki/20041021#p3)、それを考えると通じるスタイルがあるのかもね、って。それに、カトリックで、由緒ある......お嬢様学校っていったら、それってフェリス?....って感じでしょう? 生まれた星が凡人とは違う、無敵のお嬢様だもの。w 名台詞「ごきげんよう、お姉様....」でつかみはOKって感じだし。(余談ですが、フェリスの校舎はとても古く素敵な建物のようです。見てみたいです.....って辺りをウロウロして変質者と勘違いされてタイ━||Φ|(|゚|∀|゚|)|Φ||━ホ!!!!!されなきゃいいけど。w)

......でも流石に本等は買う気になれませんでした。もうだいぶ前になるのですが、本屋でいかにもxxx風の男がG'sマガジンを立ち読みしていたんです。うわ〜顔から服装まで完全にxxxだなあ、とちょっと引き気味になってしまう位だったのですが、手にしていた袋に、マリみての本が.........。『もしかして自分も買ったら、この人と同類になっちゃうわけ?......やっぱりやめとこう.....』と思い留めたのでした。(それ以前にシスプリに手を出した時点で既に自分も同類なんだけど...。)まあ別に、人は人、自分は自分、みたいにしていても構わないとも思いますが、あれを目撃してしまうとね.....。作品自体はきっと素敵なのだと思いますが。

 アニメで気になるといえば、「BECK」もそうです。長く続いている作品のようですしご存じの方も多いと思います。いわゆる音楽マンガ?....バンドを組んで....みたいなストーリーの様なのですが、マンガ自体は以前から知ってはいましたが実は読んだ事がありません。この前たまたまテレビを付けたらちょうどアニメをやっていて、なんか面白いかも.....って思っています。少し前に、このマンガの主人公が手にしている(?)ギター(テレキャスター)が、実際フェンダー・ジャパンから同じ仕様で発売されましたし、バンドマンに影響があるマンガなのかも......。

スクランの話題だけのはずが、なにやらアニメのお話に.......。

スクールランブル(テレ東サイト内)
スクールランブル オフィシャルサイト
マリア様がみてる
BECK

† 19:01 | トラックバック | Topへ▲ †

 もうなんと言い表せばよいやら......。
今日の新日曜美術館は、なんとギュスターヴ・モローを取り上げていました。
.....1時間たっぷりと堪能できました。本当に至福の時でした。NHKに感謝したいくらい...です。


 ギュスターヴ・モロー...、Notebookで幾度となく取り上げているので、もうやめて、なんて言われてしまいそうですが.....ごめんなさい、本当に好きなので書かせて下さい。

 同じNHK教育テレビで放送されている「世界美術館紀行」では、以前ギュスターヴ・モロー美術館を取り上げていましたが、「美術館」という枠内で取り上げられたため、モロー美術館以外に所蔵されている、有名な、「ヘロデ王の前で躍るサロメ」、「オイディプスとスフィンクス」、「出現(水彩)」などは紹介されなかったのが残念でした。今回は美術館という枠はないし、その上放送時間も1時間(厳密に言えば50分くらいですが)ですから、内容の濃さが違いは言うまでもありません。(「世界〜」は30分番組)


 同じフランスでは印象派が時代の先端であり美術の主流であったのにも関わらず、モローは象徴主義という独特の美を追求していたのです。象徴主義という一応のカテゴリーはあるのですが、他の象徴主義の画家(クノップフなど)はまるで別物の様に個人的には見えます。.....「孤高の画家」とも呼ばれます。確かに私生活は俗世界とは隔離した世界を好んでいたようですが(かといって人嫌いとかなのではないし実際長年連れ添った恋人もいたし)、絵自体も同じことが言えるように思えます。

 モロー以前に、絵画の題材として神話や聖書の物語を取りあげるのは、当たり前のことでした。しかしモローの取り上げ方が独特なのです。
 サロメ....元は洗礼者ヨハネの斬首の場面のおまけのような存在だったのが、モローは、(破滅の)運命をもたらす女、すなわちファムファタルのように描くのです。「出現」では、サロメが指差した先には血を滴らせるヨハネの首がそこには「出現」しているのですが、背後のヘロデ王や楽器演奏者、死刑執行人には「それ」が見えていない様な素振りに見えます。誰も踏み込めない血塗られた聖域がふたりのためにそこにはあって、互いを見詰め合い、特にヨハネの首を欲しがる様なポーズをとり、きらびやかな宝石がちりばめられたヴェールを纏うサロメは.....妖しくも美しい。 「オイディプスとスフィンクス」も同様のことが言えると思います。通行人に謎解きをさせ答えられなかった者を殺してしまうスフィンクス、それを難なく解き退治したオイディプス.....ですが、モローのは、まるで男と女のような関係を思わせる様な雰囲気なのです。オイディプスの身体に抱きつく様な格好のスフィンクス、互いの目を見詰め合うふたりの姿は、訳ありの恋人の様にも見えます。張りつめた世界がそこにはあって、謎解きのゲームの駆け引きを演じているかのように見えます。

 それまでの絵画は聖書の内容を見る人に教えるための宗教画としての役割が強かったのもあるのでしょうが、モローの場合は、とにかくありがちな神話の世界ではないことは確かです。言われた通りに、台詞通りに、役を演じる舞台から抜け出し思い思い演じているかの様な劇的さが......本当に大好きです。


 ポースや表情もとても好きです。片手で蓮の花を掴み、もう片方の腕を力強く突き出し、うつむくサロメ、自分が八つ裂きにしたくせに竪琴の上にオルペウスの首を載せて抱き、優しげに俯くトラキアの娘.....、目を閉じた表情が多い様に思うのですが、あの表情が堪らなく好きです。のけ反るポーズもまた好きです。身を捩りうねるようなポーズが妙にリアルで、ぐっときます。
 それらと関連していると思うのですが、「クラシックな絵画」という感じがあまりしないのです。特に目の描かれ方は現代でも充分受けるものだと思えるのですが.....。見る人と絵の間に分厚いフィルターのようなものを感じないんです。描かれている人物などが活き活きしているからかもしれません。カッコ良くて綺麗で重厚で...ポップとさえも感じてしまう位です。

 そして、なにより緻密な設定...。宝飾、服飾、建築、植物....絵の中に描かれているあらゆるものがこれでもかとばかりに細部まで描かれているのには圧倒されます。サロメのヴェールなんかは本当に凄い.....。モローは1枚の絵を描く際に、資料収集によるリアルな描写、綿密な下書きを繰り返していたそうですから、これらの作業が、絵に幻想的ながらもリアルで生々しい表情を与えているのでしょう。

......もうこの辺りでやめよぅ。話すと止まらなくなってしまいます。本当に好きなんだから。 だから今回の番組は本当に楽しめました。そういえば、ナレーターが「世界美術館紀行」の時と同じ人でした。.....もしかして同時に制作していたのでしょうか。話も全く重なりませんでしたし。「世界〜」の方はモローの人生と女性観(ファムファタル)を取り上げつつ絵を紹介していましたが、「新日曜〜」では、モローの神話の取り上げ方や、純粋に絵の紹介をしている感じでした。

......そういえば以前、日経新聞紙上に続けて大きく掲載されたモローの記事についてのコメントしてなかった.....。あれはモローの絵というよりファムファタルについて語られた記事でしたが。

 必ず書くっ。

「オイディプスとスフィンクス」(メトロポリタン美術館)
http://www.artrenewal.org/images/artists/m/Moreau_Gustave/
Oedipus_and_the_Sphinx.jpg

「オルペウスを抱くトラキアの娘」(オルセー美術館)
http://www.artrenewal.org/images/artists/m/Moreau_Gustave/
Thracian_girl_carrying_the_head_of_Orpheus_on_his_lyre_1865.jpg


「出現」(水彩:ルーヴル美術館)
http://www.artrenewal.org/images/artists/m/Moreau_Gustave/
the_apparition.jpg

「出現」(油彩:モロー美術館)
http://antimine.pe.kr/blog/image/Apparition.jpg

......世界で一番大好きな絵。一番大好きなサロメ。
「ヘロデ王の前で躍るサロメ」(アーマンド・ハマー美術館)
http://www.artrenewal.org/images/artists/m/Moreau_Gustave/
Salome_Dancing_before_Herod.jpg

† 23:21 | トラックバック | Topへ▲ †

 今日からNHKで新しくポアロのアニメが始まりました。
アガサ・クリスティが生んだ名探偵、エルキュール・ポワロ、灰色の脳細胞を持つ男.....。格好良すぎ! コナンドイルのホームズはわりと読んだことはあるのですが、アガサクリスティのは全く読んだことがありません。ですが、新しく始まったこのアニメ、実に楽しめました。

 だって、「死神コナン」(w のせいでかなり脳味噌をやられていたし...、久々に唸らせてくれそうな推理アニメの予感です。最近のコナンは、アニメオリジナルのものはひどいのもあるし、もちろん推理以外のストーリーなども考慮すれば、もちろん好きなのですが、推理をアニメで楽しむ、ってことはコナンでは出来なかったので、このポアロのアニメは、今後も楽しみです。

....思ったのですが、日曜日にポアロ、月曜日にコナン.....お互い火花を散らしそう。というかポアロを見た翌日にコナンを見ると、えらく幻滅しそうな悪寒。


 先週までのこの放送枠は、手塚治虫の「火の鳥」をやっていましたが、あれもなんだかんだいって最終回まで全て見てしまいました。原作からいくつかピックアップして放送したようですが、ああいう正統な(?)アニメを見るのも良いですね。

† 22:24 | トラックバック | Topへ▲ †

.....なんだかんだいって見てしまいました。先ほどの番組。

 いや....民放の番組でああいう題材を取りあげるというのは好きではないんです。芸能人が騒いでちょこっと真面目にコメントして終わり....みたいなのが、ちょっと。個人的には芸能人のコメントは....いりません。

 ま、それはどうでもよいこと。

 流れる曲どれもがwwwヘ√レvv──(゚∀゚)──wwwヘ√レvv─ピキーン!ーって感じで気分は最高でした。本当はあれを爆音で聴くべきなのだけど....。


 それにしてもモーツァルトの伝説ぶりはほんとうにすごいものです。ほとんどの逸話は知っていましたが、あのように考えられる常識の範囲内を完全に逸脱した、ほとんどネタにしか思えない話が事実なわけですから、まったくもって魔人。(以前のNotebookでも魔人魔人って書きましたが、ぜったい魔人に決まってます!w もしくはアポロン辺りから何か知恵を吹き込まれたとしか思えない......。)

 生き方も、まさしく伝説のロックンローラー。少し前の書き込みで、ベートーヴェンのほうが好みだって書きましたが、モーツァルトだってとっても好きだよ。だってクレイジーじゃない?何から何まで。あのトビっぷりは、魔人にしか出来ない芸当だと思ってます......。


Kiss the heaven ....and RIP.

(う゛、自分の脳内妄想では、死後のモーツァルトはルシフェルの下へ降りていったんだった....←過去のnotebook参照。)

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