Diary of a Madman

癲狂院に置かれた或る一冊のノートブック
狂気の記憶が焼き付いた、深淵なる倒錯の記録の数々。

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 いつのまにかスクールランブルのアニメが終了していました。
.........結局、一度も見ないで録画しっぱなしのままでした。(ぉぃ

だって......ちょこっと見た時、播磨の声がイメージしてたのと違って軽い感じで、あの風貌でその声はジョークでしょう?って感じで、どうも一気に醒めてしまい、おまけにOP曲の脱力した感じが...........。

 まあ、あとでじっくり見よう。いつになったら見るか分からないけど。


 そんなことより、ネットをぶらぶら彷徨っていたら............播磨と沢近のXXXな絵が.........。どうやら同人誌(もちろん18金)らしいけど、なんか他にも見つけた..........。同人誌でけっこう出てるとするなら、やっぱりそこそこ人気はあるってことなのかな.....。というよりはネタにしやすい設定なのかもね。


 まあ、いつも思うのだけど、不良少年とお嬢様ってのは、財力も家柄もおまけに知力もw、最低値と最高値の極地に対極しているような、水と油のような間柄なのに、なぜか引き合うっていう.....実に不思議な、というか二律背反要素を結びつけるネタっていうのは、実は売れるネタなのではないかと、実は密かに思ってます.....。 このスクランに限らず、不良少年×お嬢様っていう設定は、他にも見受けられるし......。ああ、あれだ、悪魔と天使みたいな感じだね。 もっとも不良少年っていったって、スクランの場合、悪行を限りをしつくしているってわけじゃないし、ギャグっぽいし、全然そういう風には見えないけど。

 ま、互いに持ち合わせていない所に魅力を感じるっていうのはありえるけど、現実社会では、そう簡単にはありえない....よね。だいたいリムジンでお出迎えみたいなお嬢とどこで知り合うっていうの! だいたい同じ学校に居るわけねー。.....っていうのはまあ置いといて、境遇が全く異なるっていうのは、やっぱり惹かれるものなのかな......。


 それに加えて、この手には定番というか直球過ぎる、保健室と校舎の屋上とかもちろん用意してあって.....すごく王道って印象を受けます。......保健室と校舎の屋上なんて、秘密の聖域でしょう? すぐに誰にも立ち入れない世界を作り上げてしまう......。

誰かの手を連れてひそかに薄暗い廊下を足早に抜けて、機械仕掛けの時計のチャイムが響き渡りながらまぶしい屋上に駆け上がるのも、消毒液の匂いが漂いながらも理性が敷き詰められた保健室も、結果的には同じ聖域って気がします。(ぉぃ、よくわかんねーよ)

................実際に、播磨と沢近でそんな場面はなかったけど.........(あ、屋上はあったか)
まあそんな王道要素が盛り込まれていながらも反則的?なのが、当初の主役が、だんだん脇役に回って来てしまっているということ。 塚本はともかく、烏丸は、丸まる1巻分登場していなかったり.................播磨ばっかりだもの。


ううん、それでいいのです。 最初から不良少年とお嬢様の行く末が知りたくて買った様なものだから。

† 23:39 | トラックバック | Topへ▲ †

 今日放送してたコナンの映画をついつい見てしまったのですが、.........もう見られないな、と思ってしまいました。連載当初は割と年齢層が高めだったようなのですが、登場人物が小学生だからなのか、だんだんターゲットが低年齢層になっているのには気付いていたのですが、今回の映画のを見て、完全にシフトしているのに気付きました。(気付くの遅い) なんか見ていて恥ずかしくなるっていうか、もう推理はそっちのけでハリウッド映画みたいな感じになっていて個人的にはちょっと、って感じでした。 でも.......確かに子供が見るのにはきっと最高で楽しめるんだと思います。子供が操縦桿握って航空機を操縦してるんだもの.....。そんなのありえない.......。しかもエンジン1つなくして燃料もなくて......その状態で不時着しようだなんて........すごい設定。どっちかっていうと推理の方がおまけみたいなこの比重は、シリーズを追うごとに増していったことは気付いていましたが。 映画館のスクリーンで見るには、やっぱり迫力ある展開のほうがいいに決まってるし、第一わざわざ映画館に行ってまで、推理ものを見てどうすんの、って感じですもんね。確かにああいう内容が合ってるしウケもいいのでしょうね。 でも........大人には無理。

 最近は、コナンよりもコナンにやられ気味な怪盗キッドの方を応援してしまう..............。コナンはあのまま生意気なガキのままでいいので、キッドの方はさっさとビッグジュエルを集めてハッピーエンドになってほしい.........かな。以前は、コナン=新一、っていう感じで見られていたけど、今は、新一とは別人の、生意気なガキ、という風に見えてしまって.....。

 でも、どっちも魅力のあるキャラには違いない。

 前にも書いたかもしれないのですが、同じ話をまじっく快斗(怪盗キッド)とコナンそれぞれの行動から捉えたものを、それぞれの単行本に収めてみたりすると面白いかなあってよく思います。
 昔、TBSとフジテレビが共同で、とあるドラマを登場する二人の人物の視点で撮ったそれぞれ別の映像を同時に2つの放送局で流した事があるんです。一方は男の行動だけがずっと映っていて、もう一方は女の方だけ映っている。二人が会うシーンになれば、両方の局に映るシーンも同じ様な場面になるんです。ドラマのシナリオ上で重要なシーンが片側にしか映らなかったりするので、それを見逃すと展開が分からなくなってしまったりするのですが、そこが逆に面白いんです。テレビのリモコンをかちかちをチャンネルを変えながら見る、いわゆる「ザッピング」を楽しむ趣旨だったのですが、これをコナンとキッドに当てはめると、追う方と追われる方を同時にザッピングして楽しめる、かなあって。だってどっちも主人公なわけだし。


 ま、何だかんだ言って、未だにコナンの単行本を買ってたりするし。w でも、そろそろ終わってもいいんじゃないかと思うんだけど........簡単には終わらせてくれないんだろうなあ。売り上げ凄いし、アニメも映画も絶好調だし.........。本人がやめたくなても周りがやめさせてくれない........みたいなことになってそうで怖い。 昔は、金田一の二番煎じというか後追いのマンガだったので、あんまり長続きしないんじゃないかと思っていたけど.....まさかここまで続くとはね.....。確かにストーリーもあるし、印象的なキャラが次々と出てくるし........。

 短編集に収められている、まだ駆け出しの頃の読み切り作品なんかを見ると、それらの要素の良い部分を全てコナンに収めた様に感じます。推理はもちろん、SFあり、ラブコメあり.........。ウケる要素満載って感じ。

 50巻手前で、黒の組織のメンバーが新しくちょこっと出てきた程度だし.........、まだまだ終わらないんだろうね。
ハ〜('・c_・` )

† 00:13 | トラックバック | Topへ▲ †

 『變態性慾ノ心理』/リヒャルト・フォン・クラフト・エビング という本があります。クラフト=エビング変態性慾ノ心理

 もう随分前に買った本なのですが、そもそもこの本を買った動機の1つに、表紙デザインに惹かれた、というのがあります。CDのジャケ買いの様なものですね。その頃(といっても数年前ですが)はまだ今程、金文体は見かけませんでしたし、何より、この旧字体と金文体の組み合わせが、すごく素敵に見えてしまって。..........中身も......その頃、侯爵(誰だかお分かりですね?)の本を読んでいたので、その心理が知りたくて買ったのももうひとつの動機でした。

 リンク先のアマゾンのページに書かれている通り、この本には、サディズム、マゾヒズム、フェティシズムの3つについて、著者が診察した患者を症例に挙げて書かれています。著者のクラフト・エビングは、19世紀の精神科医で、最初の性科学者なのだそうです。サドにちなんで付けられた「サディズム」の対義語として、作家のレオポルト・ザッヘル・マゾッホから「マゾヒズム」と名前をつけたのも、他ならぬこのクラフト・エビングなのです。

 意外に本の値段も高かったし、なかなか興味深そうな内容になっているのかと思いきや...............、レビューにある通り、症例だけを並べているだけで、しかも同じものや近い症例も少なくないので、飽きてきます......。もっとタイトル通り、その「心理」について何か探れると思っていたのでこれにはがっかりでした。訳者も、原書にはある考察の部分はばっさり省いて単に症例だけを載せるつもりだったそうですし、原書はもっと辞典の様に分厚いもので、上の3つの倒錯以外に、「同性愛」の項目もあったそうです。 .........アマゾンにレビューがもっと早く書き込まれていたらなあ........買った時にはまだレビューが1つもなかったんだもの。まあ最初から表紙買いだったし仕方の無いところではありますが。

 ちなみに、サディズムとか言っても、書かれている症例は、ローソクとか鞭とか緊縛とか(ぉぃ)使ったそういう類いのものではありません。w 犯罪的なものですね......。症例の中には、猟奇的なものもあって、猟奇的殺人や、性犯罪の様なのが多かったです。サドお得意の鞭打ち辺りならば、笑って済みそうですが(そういう症例もあったのですが)............血に飢えてxxx、悲鳴に飢えてxxx、墓場から死体を掘り起こしてxxxしたり、xxxを切り取ったり、挙げ句の果てにそれをxxxり、ちょっと書きたくない事柄ばかりで.....怖過ぎでした。((;・д・))ガクブルものです。
 その点、マゾヒズムやフェティシズムは、けっこう笑えるのがあって、ちょっとほっとしてしまったり。(ぇ) 長い髪フェチとか、手袋、ハンカチ、ビロード、なんかのフェチなどなど.........ますます心理が分からない.........って感じなんだもの。w マゾヒズムはやたら靴で踏みつけられるのが多かった気が.......。いつの時代も同じ様な倒錯者がいるものだなあ...と何故か妙に納得。

 本当....考察の部分がなければ無意味なものになってしまう気もします。尤もその当時にはまだ、精神医学などの研究が進んでおらず、今では考えられない様な理由を元に判断を下している記述もありますから、省く理由もわからなくもないです。でも、それだとタイトルには反していますね。近年、おかしな事件が多発しているでしょう? 神戸、長崎、奈良....ついこないだだって......犯人が同じ名字でえらい迷惑なんだよ! (......同姓同名の俳優はもっと迷惑しているでしょうが。呪いたくなるでしょうね。)  本書に載ってしまいそうな犯罪は今でも起きています。それらを紐解く手がかりが何か見つけられればいいかな、とついでに思っていたので......残念です。


.......とまあ、癲狂院のデザインの元ネタはこの本だったりするかもしれません。本棚を漁って久しぶりに見た時にはびっくりしました。旧字体混じりの金文体によるタイトルの下に、その訳の英語表記は字間が大きくとられていて...............似てますね。真似るつもりはもちろん全然なかったのですが......。


 ちなみに、この訳者についてぐぐってみたところ....とあるサイトにこの本についてのコメントが写真付きで載っていました。柳下毅一郎スペシャルインタビュー
『女のコが勘違いして買う様なオシャレ変態ものにしたかった』........そうだったの.......。無粋野郎が買ってしまったのは間違いだったのね........。orz  そういえば女のコ向けの変態本、けっこう前に本屋で見つけたけど。淫蕩学校 サド×澁澤の最狂コンビの本なのに、こんなデカダンなイラスト付きで出ているとは......! どこかで読んだ憶えがあるなあと思っていたら、ソドムの120日の冒頭部分だったのですね。 こっちはもっとすごいことになっているけど。.......表紙が達磨じゃないの......ジェローム神父............最狂です。

† 10:58 | トラックバック | Topへ▲ †

昨年同様、年末年始のためにいろいろ本をアマゾンから注文したのですが、結局全然読んでません。
けっこう買い込んだのですが..........ろくに目を通してもいない状態......。
いちおう買った本を書いておきます。(誰も関心ないとは思いますが)

アート・ライブラリー ロートレック
エロスの美術と物語 -魔性の女と宿命の女-
江戸300年吉原のしきたり
天使になった男
少女地獄
セックスボランティア
スクールランブル
xxxHOLiC

...........相変わらずめちゃめちゃな組み合わせだ......。しかもなにげに怪しげなタイトルばかり.....。w

 「エロスの美術と物語」というのは、アマゾンのレビューを見れば分かるのですが、はっきり言ってタイトルが内容と合っていません。サブタイトルの方が近いです。要するに、ファムファタルを取り上げた絵画を紹介している本です。サロメがメインで取り上げられていて、その他ユディット、メデューサなども載っていました。......ほとんどサロメ大集合本、って感じ。w ネットでサロメを取り上げた絵画をかなり見つけたと思っていたのですが......甘かった......。こんなにいたとは! 首、首、首の嵐。頭を掴んでいるものもあれば、抱いているもの、キスを交わしているもの、すごいことになっています。取り上げた画家は、モロー、ビアズリーがメインに、象徴主義/ラファエル前派のロセッティなどでした。 全く持って個人的ツボをしっかり押さえられていた内容で、激萌え。 後でじっくり見ます。

 「江戸300年吉原のしきたり」は、.....まあ詳しく吉原の事が知りたかったのと、樋口一葉を理解するには、吉原は避けて通れないかな、と思ったので読んでみる事にしました。

 ロートレックのは画集です。また詳しい解説も載っていたので、彼の人生や性癖が良く分かりました。w 西はムーランルージュ、東は吉原、って感じで.........あぁ倒錯してる........。

 「少女地獄」.....タイトルが、ロリ臭くて、勘違いされそうですが、夢野久作の作品です。夢野久作といえば、「ドグラ・マグラ」が有名ですが、とりあえずこちらの方が読み易そうかなと思ってこれを先に買いました。.......狂人が書いた小説だとか言われていますが、そのミステリアスで退廃的な雰囲気がするのに惹かれます。........癲狂院の雰囲気は結構近いかもしれません。けっこうお勧めです。別にやばげなものではないと思います。

 スクランとホリックはいつも通り。スクランはやっぱりどこか懐かしいというか少年の記憶を辿る様な....そんな気にさせてしまうので好きです。絵も......7巻の沢近のドレス姿に萌え。.....ほんの少しだけ天広さんの描く咲耶や千影に近いものを感じます。ホリックは、和のゴシックという感じで、和風+ゴシック+魔術の世界に浸りたいなら、絶対お勧め!! キャラの表情、衣装、装飾、背景、どれをとってもそのスタイルで描かれています。....ゴシック好きなら買うべきです。

 残りの2つは、新聞等でも取り上げられていたものなので、きっと皆さんご存知でしょう。

............買ったリストを見て思うことは、非日常な世界/雰囲気に惹かれる/味あう為に読みたがるのかも.....ということです。まあ、最近はデカダンス+ロマンスみたいな世界にはまっているので、ムーランルージュ、吉原に興味があるというのもあるのですが、これらをまた創作に活かせればと思っています。

 癲狂院のデザインはおそらくそうでしょうし、以前作った「Burgundy Night」はまさしくデカダンス+ロマンスのイメージで作り上げたものでしたし.........いつかは、吉原の世界を独自に解釈して、曲に....してみたいです。

† 00:17 | トラックバック | Topへ▲ †

 ブックマークを整理していたら、あぁ、スクールランブルのアニメが10月からスタートしていたことに気がついた。
.......気付くの遅いっ!......もう3週分も見のがしてしまった.......。テレビ欄の12chなんてほとんどチェックしてないし....、迂闊でした。というより最近見ているテレビ番組ってNHKのニュースと世界美術館紀行に美の巨人たちと.....えーと他はえーと..........大希林くらい? ここんとこテレビなんて全然見ていない気がします。マンガも読んでなかった......。

 早々にアニメ化したなんて、スクラン、絶好調なんですね。けっこう売れているのでしょうか。同じ名字の漫画家さんなので陰ながら応援してしまいます。以前にも書きましたが、いろいろ映画を知っている様ですし、マンガ内でも、キュビズムや塩の柱なんて言葉まで登場していたり、キャラの素描なども載っていたので、もしかしたら美術関係も詳しいのかもしれません。思い違いなのかもしれませんが、塩の柱っていったら、ソドムの町から逃げるロトとその二人の娘の遠くでロトの妻が逃げ遅れて塩の柱になってしまう、という話があって、絵画にもたまに登場するので........そうなのかな、って。

 そんなものですから、いつものように著者の素性が知りたくなってしまいます。ですが、今のところ全く持って謎な人状態。デビュー作みたいですし情報もないようなのです。天広さんと同様です。そんな秘密のある著者ゆえになおさら嵌まっていってしまいます。スクランの全部が好みというわけではありませんが、お金を払って見たくなったというのは事実なのです。......こんな読者は少ないでしょうが、作品よりも著作者の方を応援してしまう....感じです。自分でも何かしら創作しているから、気に入ったクリエイターには売れて欲しいと思ってしまうからかも知れません。

 ともかく、スクランのアニメ、見てみようと思っています。シスプリと比べれば、全く問題無しですし。w 大抵の電波なら耐えられる抗体になってしまいましたし。w ...って、そんなことを言ったら失礼ですね。ゴメンなさい。

 アニメっていったら、マリア様がみてる(マリみて)が気になって見ようと思っていたのに結局最後まで一度も見ずに放送は終わってしまいました.....。マリみては、同じようにアニメ化決定した時から知っていて、絵が綺麗だったので気になっていました。少女向け、っていうのが気にはなっていたけど(コバルト文庫から出ているんです....)。しかし実際のところ、男も嵌まっている者が多いらしいことは以前から耳にしていたし、シスプリの兄達の中にはマリみてへ流れていった様な話も聞いていたので、何となく分かる気がしました。天広さんの絵で描かれたシスプリのファンの4割は女性だったという結果があるようですし(http://d.hatena.ne.jp/otokinoki/20041021#p3)、それを考えると通じるスタイルがあるのかもね、って。それに、カトリックで、由緒ある......お嬢様学校っていったら、それってフェリス?....って感じでしょう? 生まれた星が凡人とは違う、無敵のお嬢様だもの。w 名台詞「ごきげんよう、お姉様....」でつかみはOKって感じだし。(余談ですが、フェリスの校舎はとても古く素敵な建物のようです。見てみたいです.....って辺りをウロウロして変質者と勘違いされてタイ━||Φ|(|゚|∀|゚|)|Φ||━ホ!!!!!されなきゃいいけど。w)

......でも流石に本等は買う気になれませんでした。もうだいぶ前になるのですが、本屋でいかにもxxx風の男がG'sマガジンを立ち読みしていたんです。うわ〜顔から服装まで完全にxxxだなあ、とちょっと引き気味になってしまう位だったのですが、手にしていた袋に、マリみての本が.........。『もしかして自分も買ったら、この人と同類になっちゃうわけ?......やっぱりやめとこう.....』と思い留めたのでした。(それ以前にシスプリに手を出した時点で既に自分も同類なんだけど...。)まあ別に、人は人、自分は自分、みたいにしていても構わないとも思いますが、あれを目撃してしまうとね.....。作品自体はきっと素敵なのだと思いますが。

 アニメで気になるといえば、「BECK」もそうです。長く続いている作品のようですしご存じの方も多いと思います。いわゆる音楽マンガ?....バンドを組んで....みたいなストーリーの様なのですが、マンガ自体は以前から知ってはいましたが実は読んだ事がありません。この前たまたまテレビを付けたらちょうどアニメをやっていて、なんか面白いかも.....って思っています。少し前に、このマンガの主人公が手にしている(?)ギター(テレキャスター)が、実際フェンダー・ジャパンから同じ仕様で発売されましたし、バンドマンに影響があるマンガなのかも......。

スクランの話題だけのはずが、なにやらアニメのお話に.......。

スクールランブル(テレ東サイト内)
スクールランブル オフィシャルサイト
マリア様がみてる
BECK

† 19:01 | トラックバック | Topへ▲ †

 少し前の話なのですが、先月(vol.54)のCasa、何気なく本屋でぱらぱらとめくっていたら二人の建築家の特集が組まれていたので、買ってしまいました。(ニッポンのモダニズム建築100というタイトルにも惹かれましたが)

 この二人は共に建築家なのですが、共通するものは、群馬県だということです。それぞれふたりを群馬に引き寄せたのもまた同一人物、井上房一朗でした。房一朗は、当時、建設会社の井上工業(高崎の白衣観音像を建てた会社として有名)の社長の息子であり、芸術への造詣が深く、芸術家のパトロンでもありました。高崎市に群馬音楽センターという施設がありますが、レーモンドが手掛けた中で最高傑作とも言われています。戦後直後の貧しい時代に、房一朗は「人々の心に灯火を」と、群馬にオーケストラを結成させました。そして、演奏する場の設計をレーモンドに委ねたのです。コンクリート折板構造といって、V字型のような形の中にいくつもの襞の様にコンクリートの壁を形成しています。今まで何度かそこへ行った事がありますが、建物には目を向けていませんでしたので、あまり記憶にありませんでした。内部の写真が掲載されていましたが、改めてみるとその蛇腹のような構造が舞台から客席へ広がっていく様は素晴らしいです。レーモンドは他にも房一朗の邸宅をも手掛けています。(井上房一朗亭 現在は高崎哲学堂の名称)最近になって一般公開されるようになったらしいのですが、是非とも見てみたいものです。意外な事に高崎駅からすぐのところにあるんですよね......。
 ブルーノ・タウトは、桂離宮や飛騨白川の合掌造りの素晴らしさを世界へ紹介した建築家としても有名ですが、この人、実は一時期、群馬の少林山達磨寺「洗心亭」に住んでいた事があるのです。房一朗によって工芸品のデザインをまかされ、それらは軽井沢と銀座に井上の持つ店「ミラテス」で売られていたのだそうです。タウトの名こそ有名ですが、日本で手掛けたのはたった2つなんですね。しかも現在拝めるのはたった1つ、熱海の日向別邸のみ。

 .......群馬県民でもなかなか知る人はいないのかもしれないですが、群馬県にゆかりのある二人の建築家、なんとなく県民として自慢したくなる話です。


 もうひとつの特集(こちらがメインですが)、日本のモダニズム建築を紹介していたのですが、こうしてみると、全国各所に素晴らしい建築が今も静かに構えているのですね。そんな建築達が、取り壊しの危機に遭っているそうです。老朽化や維持費、諸々の事情によりこれまでにも素晴らしい建築が消えていきました。仕方無いといえばそうなのですが、できるだけ残していってもらいたいものです。個人的に明治以降の近代建築はとりわけ好きなので、こういう話は哀しいです。まあ逆の考えでいけば、破壊と創造の繰り返しが行なわれているからこそ、文化の発展があるのだとも言えそうですが。

 ........ちなみに家で読み初めて気付いたのですが、........あゆが載ってました。丹下健三が手掛けた、国立代々木競技場に対して愛着があるそうで、短いインタビュー(というよりQandA形式)でしたが、まさかCasaで見かけるとは思っていませんでした。そういえば表紙の人物もどこかでみたような顔だと思っていたら、やっぱりあゆでした。むむむ......ヴィトンのコート羽織ってる...\980,000.....? ベルトだけで\280,000?.....うわあ。 そういえば少し前にまたルイヴィトンのお店がオープンしたそうですが、やはり手掛けたのは青木淳なのでしょうか.....そっちのほうが気になる....。とはいえ、誌面に載っていた鋲がびっちり打ち付けられた少し暗めのトーンの重厚なトランクケースは素敵でした。
 今月のCasaは安藤忠雄か.......また買ってしまいそうです。あの人大好きだから。

BRUTUS ONLINE [カーサブルータス]
BRUTUS ONLINE [カーサ ブルータス]vol.54 特別号 Bilingual Issue

ブルーノ・タウトについて
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† 22:09 | トラックバック | Topへ▲ †

 先ほどの「La vie en Rose」と「Labia n' Rose」は、日本で言う「ぎなた読み」に当てはまるのでしょうか。語句の区切りを変えることによって拘える意味が異なる....というのがぎなた読みですよね。「弁慶がなぎなたを持って....」というのを「弁慶が、なぎなたを持って....」と「弁慶がな、ぎなたを持って...」という風に読み間違えてしまったところから「ぎなた読み」と呼ばれるようになったそうです。


 先日、財団法人「日本漢字能力検定協会」が募集した漢字の変換ミスの例はなかなか面白かったですね。例えば「誤りの無いようにしなさい」→「誤りの内容にしなさい」、「渡しといて下さい」→「私と居て下さい」などなど。後者の例などは、下手すると告白になってしまいそう....。 この2つの例のようにうまく別の意味になるような変換ミスはそうそうあるものではありませんが、パソコン等の機械で文字入力する上で避けて通ることの出来ない部分なので誰しもそう云う目に逢っているでしょう。.....マックは特に酷いです。昔から日本語環境が最低だと言われ続けてきました。少なくともOS9.2までの日本語入力メソッド「ことえり」は最低。変換ははちゃめちゃだし、希望する漢字は出てこないし、おまけに使う人間の日本語力がないと、言葉の誤用もしかねない程......。ですから文章を入力することを必要に迫られている人は、ATOKなどの他の入力メソッドを導入するのが定番でした。それがOS Xになってからは以前よりだいぶまともになった感じで驚いています。対象/対照/対称....の様な言葉も変換窓に注釈が付くようになったりしましたし、なにより語彙が増えたことは何よりも嬉しいことです。......以前は自分の名前さえ変換しても出て来ず、仕方無く辞書登録していた程です。

 変換ミスで出てきた言葉を上手く使っているのは....2ちゃんねるですよね。ほとんどは揶揄するためにわざと変換して使っているのですが、それがまた妙に的を射ていて面白いのです。(中には非道いのもありますが) こういうのはパソコン/ワープロが登場したことによる事例なのでしょうね。そういえば、近年の日本語はその「パソコンやワープロの日本語」になってしまっていると訊いたことがあります。つまりパソコンなどで使えない/変換できない言葉は必然的に使うことができなくなり、自ずと本来書きたかった文章とは異なるパソコンやワープロによる文章表現になってしまうというのです。逆に例えば手書きでは書けない/書きたくない難しい漢字もパソコンなどでは簡単に表示/使用できるわけです。「鬱」なんて手書きじゃ普通書けませんよね。


 さて、話は少し変わってしまうのですが、言葉の言い間違いをしてしまうことがたまにあります。小さい頃は妙に言い間違えてしまう言葉は誰にでも1つくらいあったと思いますが、大人になったが故?に間違えてしまう言葉があります。妙に言葉が嵌まっていてついつい読み間違えてしまうんです。...また下品で申し訳ないのですが...キューバのカストロ議長っていますよね...........もう賢明なみなさんはお分かりだと思いますが、どうしても「スカトロ議長」って読んでしまうんです...。これ、個人的に爆笑なんです...。似合い過ぎて最高。あまりに自然過ぎるために、昔、人前でうっかり言ってしまった過去があったりします...。

 というわけで、前の書き込みはソープ繋がりで書きました。慰安ソープ...これもまた言葉が絶妙すぎる...。もちろんオーストラリアの水泳選手、イアン・ソープです。スカトロ議長といい、本人にばれたらお仕舞いだ...。スカトロ議長なんて、本当に今度こそキューバ危機になってしまうよ。会談の際の通訳の人がスカトロマニアでないことを祈ろう。w うっかり通訳し間違えたら、核が飛んできてしまう.....。

† 22:52 | トラックバック | Topへ▲ †

 樋口一葉の「たけくらべ」を初めて読んだのは一昨年の秋。偶然にも一葉忌の日に読み終えたような気がします。それからというもの一葉の他の作品をいろいろと読みあさりましたが、やはり一番印象的に残っているのが「たけくらべ」です。やがて僧になる少年と遊女になる少女の淡い恋の話です。最後に少年が水仙の造花を吉原の格子戸を隔てて贈るのですが、それを少女は切な気に眺めるのです。閉じた扉はもう二度と開かないのです。僧と遊女になることは互いに決められていた運命によって、無邪気にはしゃいでいられた子供の空間は、吉原の闇に覆われてしまうのです。

 というわけで、今回の雑記は吉原について。
実は「たくけらべ」を読んだ時はまだ吉原の基本的なことしか知らず、遊女の暮らし振りは全くといってよい程知りませんでした。.....実際いろいろ調べてみると思っていた以上に悲惨なことになっていたようで驚きました。16、17歳で郭へ売られ、「あがる」までおよそ10年らしいのですが、あがるまえに死んでしまう者も多かったようで、記録によると20代前半がもっとも多かった様です。....考えてみればそれも頷ける話。今と違って暮らしは厳しいし、病気にかかっても治せる薬はあるわけもないし。(それにも関わらず、梅毒などの病気にかかってこそ一人前、というような風潮だったようです。梅毒にかかると流産・死産する確率が高くなり=妊娠しにくい ということから。また、髪の抜け落ちたやつれた表情が却って美しく見えたらしい。もっとも病気がそれ以上に進行して顔自体が崩れるようになってしまってはもはやお払い箱。当然のごとく追い出されたようです。その後の行方は言わずもがなですが.....。)病気になればそれだけ借金は脹らみ、位が上がって付き人が増えてもまたそれだけ費用がかさむわけで、ますます出るに出られなくなってしまう無限回廊.....。幼い頃からあらゆる教養を身に付け、その中でも特に優秀な者だけが太夫や花魁のように最高位の遊女になることが出来、たくさんの取り巻きを付けながら華やかに暮らせたそうですが、本当にそれはごく一部であって、ほとんどは先述通り酷い有様だったようです。

 しかし、この吉原、なんだかんだいっても江戸文化の1つとして欠かすことの出来ないものだけあって、吉原などの遊廓や遊女を取りあげた作品は数知れず。また、「男一度は伊勢と吉原」と言われたそうですから、それだけ羨望の的だったわけです。

.....と、いろいろ調べていたらひょんなことから(うそつけ)「今の吉原」のコンテンツに飛んでしまい、吉原のお店を集めた情報サイトだったのですが、パッと見てピンとくる泡姫の顔写真が目に留まり気になったのでちょっとお店のサイトへ飛んでプロフィールを見てみたのですが........う、黒薔薇の飾りが付いた黒のワンピ着てる写真が.......。ゴシックでデカダンスな雰囲気が素敵。雰囲気が他の泡姫とまるで違うし顔立ちも....。正直言うとかなり萌えです。....しかも名前が、B'zでもお馴染みのスタジオミュージシャンで有名なドラマーの名前と同じ.......。どうしてこういう結果になるのでしょう......。なんだか最近、こういう勘がやたら冴えまくっています......。ちょっとでも気になったもの(音楽、美術などなどなんでも)は調べてみると意外なところで.....というのが本当に多いです。でも泡姫ではね.......諦めるしかねえな。

 とはいっても、別に泡姫を卑下したりすることはありません。むしろ(少しばかり語弊があるかもしれませんが)凄いなあと思ってしまいます。他の風俗で働いている人達もまた同様にそう思います。多少なりとも覚悟を決めて働いているのでしょうから見上げたものだと思います。体力的にも精神的にも相当きついと思うし.....。特にソープなんかは本番OKなわけだから生なら病気の心配もあるし......。御指名を頂けなければお茶を挽くはめになってしまうし.....。って、お世話になったことはないので本当の所はどうだかは分かりませんが。 もちろん、ソープへ通う人も別に悪いとは思っていません。......なんて書くとまた荒れるんだ。w お酒や煙草を喫んだり、賭け事をしたりするのと同じの様に思えます。別に違法ではないし、いわゆる嗜好品などのように、人生に必ずしも必要なものではないが人によっては慾を満たすために時に必要だったりするかな、って。「全然違うだろ、ばか」とか言われそうですが、まあ言わせておいて下さい。どうせここは癲狂院なのですから。w  ......だいたい、風俗(・関連)営業がなくなったらこの世は間違いなくソドムの街になってしまうのだと個人的には思っています。溢れる慾を吸収するところがなくなると、間違いなく向かうところは決まっています。今以上に性犯罪が増えたらこの世もお仕舞いです。 江戸幕府も江戸をコントロールするために点在する遊女屋を吉原へ集めて幕府公式の遊廓にしたのですし、.......まあ、お役所の方の中にも通う人はいらっしゃるのでしょうから、おそらくこれからも消えずに続いてゆくでしょうね。風俗営業は暴力団の資金源になっているといわれていますし、大きくなり過ぎるのも困るしなくなるのも困る...という具合いでしょうか。

 ここでこんな本を紹介する事は、それらの存在を肯定させるように仕向けてしまう、と思われるならば卑怯なことなのかもしれないですが敢えて紹介します。
「セックス・ボランティア」という本なのですが、少し前の読売新聞の「よみうり堂」で紹介されていたのでご存じの方も多いと思います。紙上で紹介されるだいぶ前から偶然アマゾンで見つけていたのでずっと気になっていました。(実はまだ買って無い。).......リンク先のアマゾンのページをご覧になればお分かりになられると思いますが、障害者の性について語られている本です。脳に重い病気を持つ老人の障害者が年金をやりくりしてソープに訪れるという話や、女性障害者をお客とするホストクラブや障害者専門の風俗店....などなど表には出ない真実がいろいろと書かれている様です。......よく、風俗で働く人達は最低だとか、言う人もいます。人の価値観は様々ですからそれに対して考えを改めさせるつもりもありませんが、必要としている人がいて、その方達をお客とする、介護する人達もまた必要だということは確かなのでしょう。


 まったく、「たけくらべ」からこんなところまで話が進むとは.....いつも通り連想し過ぎな脳味噌のせいです。でも本当、次から次へといろいろ疑問が出てくるんです。風俗のお店って全国でどれくらいあるんだろうか、とか、どれくらいの男が利用しているのか、なんてくだらないことも。.....いや、周りにそういう人いないから、どうなのかなって。(もっとも風俗通いを自慢する人もそういないと思うし)

........。そういえば昔いた!
学校通ってた頃、彼は違う科で長く在籍していなかったからそれほど会うことはなかったのですが、いました。最後に会ったのが一緒にご飯を食べた時で、その時に話してくれたので憶えています。なんだかけっこう通い詰めているような感じで、裏を返している姫に電話番号教えてもらった、とかですごく嬉しそうでした。メモ書きなんかも見せびらかす程だったから.....。w でも....それって他の人にも同じように番号教えていると思うよ.....なんてことは野暮なので敢えて言いませんでしたが。 けっこういい人だったからいなくなったのは惜しかったです。音楽(キーボード)をやっていて、音楽理論も勉強していて、当時、お互いELTなどのavex系が好きなのもあって、一緒にバンドやろう、なんて意気投合していたのだけど。けっこう楽しく活動できたように思えるから残念なことです。でもまあ、あれだね、バンド活動しているうちにどうせボーカルの女のコをたべちゃうんだろうね。w .....あまりの授業の内容の酷さに見切りを付けて辞めてしまったのかも知れないけど。今頃どうしているかな.....。もしかしたら音楽の仕事でもしているかもしれないですね。


........振り返ると更新が滞った後の雑記はいつもxxxな内容だったような気もしますが、ま、いっか。(゚∀゚)アヒャ 先の猛暑で脳味噌が溶けたにちがいない。w
ちなみに.......タイトルがこの内容の全てを物語っているように思えたので付けてみました。もちろんフランス語の「La vie en Rose ( バラ色の人生/暮らし)」をもじったものです。Labiaの生々しさとRoseの華やかさが上手いな〜なんて自讃していましたが.......検索してみたらそういうサイトがあった......。やっぱり同じようなことを考える人、いますね。.....けっこう真面目に書いたつもりなのですが、ひょっとしてご覧の方々は大激怒、大嫌悪?

この8月の過去ログは検索ロボットを弾くように設定しておかなけえれば.......。さもないと、えらい目的で左や右の人もフェミニストの方まで検索サイトからおいでになってしまう。

.........殺られる前にやっておこう....。
カチャy=ー( ゚д゚)・∵. ターン ゴメンナサイデシタ.......チョーシニノリスギマチタ

† 22:49 | トラックバック | Topへ▲ †

今日、買ってきた2冊の本のことです。
少し前に話したCSSについての本と、コミッカーズです。


 まず、CSSの本。
毎日コミュニケーションズから出版されている「スタイルシート ステップアップ アレンジブック」という本です。

 ....まださわりしか読んでいませんが、今までCSSを間違って使っていたことに気付かされました。薄々と思っていたのですが、やはり当たっていました。自分の思っていた「CSSは装飾するものではない」は、「わかっていたつもり」だったということです。

 知人から、中途半端なCSSの使い方はマズい、と聞かされていましたが、これは本当です。中途半端に、あるいはCSSの本当の在り方を理解しないまま使うことは、本来の機能を果たせないままどころか、HTMLのみで制作したほうが効率的でさえありうる場合があるということです。

 HTMLとCSSの役割分担をしっかりと理解し、分割させることが、実は大事なことのようです。そしてタグに対するCSSの設定、これはHTMLのタグとの連携ですから、どちらもうやむやではいけないのです。しっかりCSSの使い方を理解すれば、HTMLとの連携により、今までのHTMLのみの制作よりも、もっと効率的で柔軟にWebページを作ることが出来る、ということです。逆にそこがうやむやだと、前述の様にHTMLのみの制作よりも面倒くさく、意味のないものになってしまうということです。

 つまり、HTMLとCSSのリファレンスを知っただけでは、本領発揮できない様です。それと例えば「リンクの下線を消すCSS」や「マウスオーバーするとリンク部分の色が変わるCSS」のようなものも、意味が全くないわけではありませんが、それのみの知識と利用では、まだまださらに価値のある使い方が残ってるのです。

 ....とにかくこの本にあるような実用的なCSSの使い方を紹介しているサイトは、以前にも書きましたが案外少ないものです。また上手い使い方をしている/知っている人(Webデザイナーなど)は、教えたがらないものだと思います。クールなサイトを見つけるために彷徨い、そのサイトのソースをアナライズして、自分のものにしていく....みたいな感じだと思うのです。 ネットでなければやはり本に頼ることになると思うのです。(周りに詳しい人がいれば別ですが。生憎、自分の周りにはいません...。)

 この本を読んだからといって、リニューアル後の第七天の見栄えが変わるということはあまりないと思います。なぜなら見栄えを良くすることが目的ではないからです。しかし、見えない部分(つまりソースや作業の効率面などの管理人に関わる部分)にかなり変化をもたらしてくれると思っています。

 さて、コミッカーズの話です。
もちろん、買った理由は天広さん目当てです。インタビューと絵が載っているのですから!....天広さんに限らず、尊敬するクリエイターのインタビュー、つまり発言は非常に興味深く、勉強になるものです。たまたまかもしれないですが、自分のお気に入りのクリエイターは、みな興味深い発言をされています。作品を目にして気に入ると次に知りたくなるのが、その作品の制作過程とその方の作品作りに対する考え方です。そしてそれを目の当たりにすると、やはり懐の深さを知らされることになるのです。

 だからクリエイターのサイトの雑記や日記などは、非常に拝見したいコンテンツなのです。たいていの方はご自分のサイトをお持ちで、だいたい雑記などのコンテンツがあります。また、インタビューなども例えば、自分の好きなイラストレーターは、MdNのようなCG雑誌に載ったことがありますし、制作環境など諸々、一応は把握できます。

 でも....この方、天広さんについては全くわかりませんでした。インタビュー記事なんて知らないし、唯一拝めたのが、画集の巻末インタビューのみです。ご自身のサイトだってプロフィールなんかは全くないし、自分にとってかなり謎な人。知りはじめの頃は、グーグルで検索しまくっていました。それでもごくわずかなことしか分からず...、特に制作や絵に対する考えなどに至っては皆無の結果。

 それが、数日前に発売された夏号のコミッカーズにインタビューと絵が載っているというのですから、買わずにはいられないのでした。

 しかもなんと表紙も天広さんのイラストだったのです! もう最高です。インタビューの内容は.....もちろんとても貴重で興味深いものでした。....やっぱりいろいろなことを考えていたりするものですね。それと、少しだけですが、天広さんのことが知ることができて良かったです。思い描くイメージと離れていなくて(たぶん)、それがなによりも嬉しかったです。

 ...あまり無知な自分があれこれ勝手に言うと誤解されそうで、何よりもそういう誤解がご本人を悩ませることになると思うので、敢えてどのようなことを言っていたとかそれに対して自分がどう思ったとかは書きません。

 でも1つ事実として言えることは、コミッカーズのように(マンガや絵描きのためのノウハウ雑誌なんですね。見る前はマンガかなにかの情報誌かと思ってました)クリエイター雑誌に取り上げられて、しかも表紙を飾ったということです。

今まで萌えイラストレーターとしか認識されていなかった呪縛が、少しずつ解けているように思えました。


 そういえば、小さくですが、お部屋の写真が載っていました。ギブソンのSGとフェンダーのプレシジョンベースらしきギターとベースが写っていました。なにやらバンドをされているそうです。SGは、1フレットのポジションにブロックインレイが施されていたけど、現行のギブソンのSGには、入っていないんだよねえ....。3フレットからだし...。うむむ、いつのなんだろう。 それにしてもバンドをやっていたとは!  

やっぱりお気に入りのイラストレーターなわけです。

† 22:14 | トラックバック | Topへ▲ †

 今日、本屋で久しぶりにHTML/CSSのリファレンス本を手に取ってみました。ある本を見て、HTMLはともかくCSSで表現できる可能性を知らなかったことに気付きました。

 例えば、ネットでも本でもCSSのリファレンスを見たら、それぞれのスタイルで出来ることは分かると思います。しかし、実際のWebデザインに使う時にそれだと基本的なデザインで終わってしまいます。下手をするとCSSの機能を表現するためのページになってしまいかねません。そこから先へ行くにはなかなか骨の折れることです。(少なくとも自分には) やはりこういうときには、そういうことを指南してある本を読むに限ります。自分が考えもしなかった使い方がたくさん載っているものほど役に立つものはありません。仮に使われている例のデザインが自分の好みでなかったとしても、その方法は使えるものです。もちろん、安易に本に頼らず自分で考えることも大事だと思っています。しかし幾らかのお金を払って新たな可能性を見いだせる情報を、大量に瞬時に知ることが出来るのは、魅力的です。

 ここまで褒めているのは、ネットでよく見るCSSの説明をしているサイトには全くそういう記述が見当たらないからです。例えば、a:hover { color: #000000; }はリンク部分をマウスオーバーしている時に黒色になるスタイル.....で説明は終わってしまい、その例もただ単にそれを表したものだけです。それが悪いとはいいません。初めは誰もが知らないのですから。調べ方が悪いのか、大抵のCSS解説サイトがこれで終わってしまっているのです。

 ...とかなんとかいっても、結局自サイトで使うCSSはa:hover { color: #000000; }みたいなのばっかりなのですが。(またそのオチかよ)


 もう1つはFlashの解説書。
これもいろいろあって、同じ様にただ単にソフトの機能を解説したものから、Tipsを多く収めたもの、実践的な作品を作る解説をしたもの....と値段は同じなのに随分違います。そこで、ここでも自分が知らないFlashの可能性を示した解説書を見つけました。......前々からFlashは魅力的で「いつか」は使ってみたいと思っていました。でも.....早く手に入れたい...と思わせる内容でした。

 しかし...お絵描きとPhotoshopで出来る一通りのことはマスターしておかないとその魅力的な可能性は実現できない....。

 やりたい(やるべき)ことが多すぎる.....。
自滅しなきゃいいが。w

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